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HOME ≫ ブログ ≫ 10日遅れの初入荷の静岡県遠州灘産のとらふぐ(天然)

10日遅れの初入荷の静岡県遠州灘産のとらふぐ(天然)

Vol.4173

いらっしゃいませ 


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(10月12日)は

今季初水揚げの

遠州灘産の天然とらふぐについて

お話しします。 


今朝

沼津魚市場から戻ると

ふぐとらちゃんがやって来ました。

「おはよう、親方🐡 

トラってことは

トラフグ?」 

「おはよう、そうだよ🐡」

「7,5k⑧ + 6,3k⑦

=13,8k⑮

ってことは

ふぐRUSHじゃん!」

ふぐRUSHとは

一度に10本以上の

天然とらふぐを卸すことで

“ふぐに魅せられし料理人”の自分の造語です。

「早く開けようよ。」

「はいはい。」

中を開け

とらふぐを見ると

ふぐとらちゃんが

「今日のとらふぐは

どこから来たの?」

と、訊いてきました。

「沼津の魚市場だよ。」の返答に

「それ、知っているんだけど・・・・・。

そういう言い方ばかりしていると

嫌われるよ。(笑)」

と、ふぐとらちゃん。 

「どこ産とか 

訊いてくれれば

分かりやすいんだけどね。」

「まぁ、確かに・・・。

で、産地はどこなの?」


「浜松の舞阪だよ。

遠州灘産って言った方が

ピンと来るかな。

今季初入荷だよ。」


「そうなんだぁ。

10月から解禁になるって聞いたことがあるけど

随分、遅くね。」

「遅いよ。

風が吹いて

波が高かったから

操業していなかったんだよ。」

「そうなんだぁ。

海の天気って

全然違うんだね。」

「風と潮に左右されるから

一筋縄ではいかないんだよ。」

「漁師の人達も

たいへんなんだね。」

「陸(おか)の天気とは別ものなんだよ。

沼津に来る漁師とも話すけど

農業とは比べ物にならないくらい

大変だね。

漁師と笑いながら話すけど

頼まれても

行きたくないっていうと

笑われるよ。」


「釣りの延長じゃないんだね。」

「そうだよ。

色んな意味で本気だし

だからこそ

自分みたいな料理人が

魚のことを

伝えるべきなんだよね。

そのために、市場に行く部分も

無い訳じゃないんだよ。」


「仕入れの次元を超えてね?」

「まぁ、そういう面もあるってことだね。」

「ふぅ~ん。

で、市場にフグがあった時の様子は

どうだったの?」



「👆ほい、これ👇」




「これって

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0920.jpg

どっかの駐車場?」

「市場だよ。」

「どういうこと?」


「自分が直接

浜松の魚屋に連絡を取って

魚市場着で送ってもらうんだよ。」

「そんなこと

出来るの?」

「市場便なんて言い方するんだけど

そういうのが

水産業界にはあるんだよ。」

「へぇ~。

宅配便みたいじゃん!」

「沼津の市場に届ける運送会社があって

荷物を受けてくれる問屋があれば

基本的には出来るよ。」

「何だか、面白いね。」

「かなり前だけど

こんなこともあったよ。

👆の画像をタップするか

クリックしてごらん。

「本当だ。

仕入れのルートって

色々あるんだね。」

「そうだよ。」


とりあえず

車に積んだら

魚市場のバックヤードへ行き

海水が出るホースを準備。


発泡スチロールを下ろし


安否確認をすると

全員無事となれば

萌え燃え・・・💖


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0765.jpg

海水を入れ替えると

こんな感じに。

そして、

【佳肴 季凛】に。

という顛末でした。 


スチロールから取り出し

締めたら

血抜きのため、海水へ。



まな板のとらふぐを見たふぐとらちゃんが


「今日のネットのニュースに乗っていたけど

この子達が

ここに来ているのかなぁ~。」

と、訊いてきたので

「それは分かんないけど

仕入れ先の魚屋さんが

映っていたよ。」

と、答えました。 


「マジで!?」

「本当のことは分かんないけど・・・。」


卸し終えたら


いつものように


女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

水洗いしてくれ

「おはよう、真由美さん♬」



「ふぐとらちゃん達、おはよう。」

「手袋をしているってことは

冷たいの?」

「そんなことないよ。

お客さんのところに行くのに

魚のにおいがすると困るから

手袋をしているんだよ。」

「そうなんだぁ。

たいへんだけど

頑張って~!」

「ありがとうね♬」



卸し終えたら

自分が手直しをし

真由美さんが拭き上げ


今季初の遠州灘産のとらふぐの仕込みが

終わったのでした。

「この間は福島のとらふぐを仕入れていたけど

他の仕入れ先もあるの?」

「あるよ。

三重県の安乗(あのり)ってとこからも

仕入れたりするよ。」

「三重のは、もう仕入れたの?」

「まだだよ。

っていうか

まだ漁に出ていなんだよ。」

「仕入れる予定は?」

「予定は未定だし

週明けに漁に出るとか

出ないとかって聞いたよ。」

「そっかぁ。

さっき言ってたみたいに

そう思うと

漁業ってたいへんなんだね。」

「そうだよ。

しつこいけど

だからこそ

声を出し続けるんだよ。」

「親方、頼むよ!」

「ほいよ~。」 


初操業とか解禁日という報道を

とかく目にしますが


漁期中の様子も取り上げ

水産業の課題などを

少しでも多くの人に

伝えて欲しい限りでなりません。



「明日はお弁当があるんだね。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君


★☆★ 【コエタス】 ★☆★

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