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バスツアーの日に、総出で仕込み

Vol.4197

いらっしゃいませ 


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(11月5日)は

バスツアーの日の仕込みの様子

についてお話しします。 


今朝は

沼津魚市場に行って来たのですが


バスツアーのお客様が見えるだけでなく

定休日前なので

仕入れは、ごく僅かでした。 

とは言え

仕込みはてんこ盛りなので

悠長なことは言ってられません。


【佳肴 季凛】に戻り

出汁を引くなどの段取りをしたら

盛付け開始です。



「おはよう、親方🐡

仕込みてんこ盛って書いてあったけど

そんなにあるの?」

と、ミニふぐちゃん。



「おはよう🐡

昼はバスのお客さんだけにして

夜は休みにして

仕込みをやらなきゃならないくらい

てんこ盛りだよ。」

と言うと

「マジで?」

「だから

終日、お詫びを出しておかないと・・・。」

「それなら

僕達からも

ごめんなさい🙇」

「それに、仕込みの量からして

何時に終われるか

わかんないくらい。」


「え゛っ・・・。」



「唯一の救いが

バイト2人の参戦かな。

欲を言えば

ふぐとらちゃん達も参戦してくれると

ひっじょぉ~に

助かるんだけどなぁ~。」



「いやぁ~

僕達は不慣れだから

まぁ、そのぉ・・・。」 

と、案の定の返事。


最後の小鍋の盛付けを

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せると




「真由美さん、おはよう♬

今日はめっちゃハードみたいじゃん。」



「そうだよ。

ともかく、頑張るよ。」

そんなやり取りを尻目に


冷蔵庫から

【鰯の丸煮】用の

真鰯(まいわし)を出すと


「仕入れは少ないって言ってたのに

どうしてイワシがあるの?」



「これは冷凍のだよ。


昨日から

解凍しておいたんだよ。」



「そうなのぉ!?


冷凍なのに

鮮度良さそうだから

不思議だったんだよぉ。」

「沢山水揚げがあって

鮮度がいいうちに

冷凍してあるから

こんな感じなんだよ。


で、今日の葉青森産。」 



「丸々しているから

脂はありそうな感じだけど・・・。」

「多分あるよ。

真鰯に限ったことじゃないけど

数がある時の魚って

質も良いし

お値打ちだから

生よりも良い時があるんだよ。」

「だから

見た目もいいんだね。」


「そういうことだよ。」


「へぇ~。」 


鱗(うろこ)を取り

頭を落とし

はらわたを抜くと

内臓脂肪MAXのメタボ状態。


小鍋を盛付け

御席にセットし終えると


真由美さんが

水洗いを始めてくれました。 


そうこうしていると

バイトのホールスタッフが出勤し

ふぐ皮の下処理を始めてくれました。


「◎◆¥☆さん、おはよう♬」



「おはよう、ふぐとらちゃん♬

いつもブログで見ているよ。」



「ありがとう。

ふぐ皮の掃除が

出来るなんて

すっげぇじゃん!」



「真由美さんほどじゃないけど

親方が手直しをしてくれるから

ある程度まではね。」


「そうなんだぁ。」

「ふぐとらちゃんも

やってみる?」


「あ゛っ・・・

え゛っ・・・。」 



真鰯を包丁し終えたら

アイス用の

シャインマスカットの皮を剥くため

湯通しし

氷水に落としたのち

ざるに上げておきました。 


焼いてから出汁を取るため

頭の下処理もしたかったのですが

泣く泣く中断し


真由美さんと

掃除を始めると

//

お片付け~ お片付け~

さぁさ 二人でお片付け ♬

\\


そうこうしていると

もう一人のスタッフが出勤し

シャインマスカットの皮剥きを

始めてくれました。



「◇$▲※ちゃん、おはよう🐡

今日は手伝い

それともバイト?」


「バイトだよ。」

ちゃん付にして

バイト、手伝い云々とあるように

変に不思議なやり取りなのは

高3の次女だからです。 

ある程度まで皮剥きをしたら

最後の連絡が入り

程なくすると

バス到着。

バタバタモード中なので

仕込みどころの

話ではありません。

季凛女子のお陰で

無事にお見送りをしたら 

片付の開始です。 

片付を女子達に任せると

自分は仕込みの再開。 


片付を終えた次女は

真空パック用の袋の準備。

バイトのスタッフは

箸の袋詰め。

季凛女子のリーダーの真由美さんは

フライヤーの掃除をしてくれ

フライヤーはこのように。


「✨✨✨じゃん!」




「そうだよ。

美味しい料理は

綺麗な道具からしか生まれないからね。」

と、言うと


「確かに、そうかも。

これって

親方の言葉なの?」



「いや、浜松にいた時の

親方によく言われた言葉だよ。」



「へぇ~。」



「それを今でも

守っているんだよ。」



「師匠から弟子に伝わるっていうのは

いいことだよね~。」


「その通りだね。」


限界となった油ですので

リサイクル用に

ボトル詰め by バイトスタッフ

「 ◎◆¥☆さんが来てくれているから

真由美さんの仕事が

かなり助かっているみたいだよ。」




「そうなの。

私は言われたことしか

出来ないけど・・・。

それなら

嬉しいよ♬」


てんこ盛りの仕込みも

佳境を越え


今度は

真鰯の仕上げの水洗いです。


仕上げの水洗いとは

腹に残っている胆のうの痕を

包丁してから

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0710.jpg

中骨に残っている血を洗い流すことで


洗い終えたら

鍋に並べ


水と酢を注いだら

超々弱火で

仕込みを始めました。

「仕込み始めたのはいいけど

明日は定休日だけど・・・。」



「そうだよ。

ただ、明後日の

お弁当の仕込みがあるから

仕上げはしないけど

火にはかけておくよ。」

「そうなんだぁ。」

「お弁当と言えば

この後

お弁当用の煮物の仕込みを始め


真由美さんに皮を剥いてもらったら

自分が包丁し


下茹でしたのち

煮含めておきました。

煮物以外にも

海老の酒煮(さかに)や


玉子焼用の出汁も仕込んでおきました。



「煮物が二つあるけど

どうしてなの?」


「一つは午前中ので

もう一つは

夕方のだよ。

ついでに言うと

午前中のは

数が少ないから白滝にして

夕方のは

こんにゃくにしてあるよ。」


「どうしてなの?」



「味付けが違うのと

別にした方が

盛付けやすいからだよ。」



「そこまで

考えているんだぁ~。」


その後

お弁当用の西京焼の鰤に

串とを打ち


鶏肉の照焼の仕込みもクリア! 

そして

シャインマスカットも

真空パックし


すべき仕込みが

全て終わりました。


最後に包丁を砥ぎ

どうにかこうにか


9時前には

仕事を終えることが出来

「マジでお疲れ様~♬

一時はどうなるかと思ったけど

無事に終わって

良かったね。」



「そうだよ。

10時過ぎになるかもと

思ってくらいだからね。

今日気合を入れたから

明日の休日出勤は

かなり楽だよ。」


「休日出勤だけど

それも安心したよ。」


明後日の火曜日は

午前、夕方のダブルヘッダーで

お弁当のご注文を頂いているだけでなく

今日ほどではないものの

仕込みのため

通常の営業をお休みさせて頂きますので

くれぐれも宜しくお願いします。


「忘れないように、僕達からも・・・。 

そんじゃ、また🐡」 by ミニふぐちゃん 

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