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川がきれいになると、海の魚が減るのか?

Vol.4264


いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし 


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(1月11日)は 

魚が少なくなった理由

についてお話しします。



今朝、沼津魚市場から帰って来ると

ふぐとらちゃんがやって来ました。 

「おはよう、親方🐡

ガッツリ仕入れて来たね~。

マイワシに

トラフグとスズキじゃん。

ってことは

魚そのものが多かったの?」 



「おはよう🐡

そんなことないよ。


地物は、ほぼほぼ無し。




入船状況を書いたホワイトボードを見れば

分かるけど

巻網船(まきあみせん)も


東伊豆2か所の定置網も

水揚げ無しだったよ。」 


山下丸というのは

東伊豆でも

河津、稲取で操業しています。


網代(あじろ)は

熱海市の地名です。 




「神奈川・佐島ってあるけど

これは?」

「佐島(さじま)は

鱸(すずき)の産地。


三浦半島の相模湾に面しているんだけど

蛸(たこ)が有名で

色んな魚が獲れるよ。」


「へぇ~。」


「佐島に近いところだと

長井(ながい)も有名だよ。」


「かなりマニアックなんだけど・・・。」


「そうかなぁ。

関東近郊で

魚を扱っていれば

素通り出来ない地名だよ。」 


「・・・・・。」



「反対側の東京湾に面している所だと

松輪(まつわ)、鴨居(かもい)

久里浜(くりはま)、走水(はしりみず)とか

良く知られているね。

松輪の鯖(さば)なんて

かなりの上物(じょうもの)なんだよ。」



「地元民じゃなきゃ

知らないようなとこじゃん。」



「そうかもしれないけど

東京の鮨屋にいた頃

築地に通っていたから

さっきの産地の魚は

よく入荷していたよ。

今でも、豊洲には

入荷があるからね。」


「あぁ~、こんだけ漁港があるから

昔から江戸前で

色んな魚が獲れたんだぁ。」


「そうなんだよ。

東京湾には

多摩川、隅田川、荒川、江戸川

っていう大きな川が

流れ込んでいるんだけど

その水の中に

プランクトンがいるから

魚が育つんだよ。」


「変な話

生活排水って

悪者じゃないってこと?」



「ある程度の汚れが

魚を育てるらしいんだよ。

明らかに有毒なものは

別だろうけどね。

“水清ければ魚(うお)棲まず”って

聞いたことない?」 


「あるある!」




「元々、紀元前の中国の孔子の時代から

言われている言葉だけど

意味はともかく

そんな昔から

言われているってことは

間違っていないんじゃないのかなぁ。」


「ってことは

魚が少なくなったのは

水がきれいになったことが

原因なの?」 



「当たらずとも、当からず

って感じかなぁ。


護岸整備すれば

微生物が減って

餌が無くなるから

魚が育たないんだよ。

獲り過ぎとか

海水温の上昇も原因の一つだろうけど


護岸整備なんてものには

利権=政治家が絡むから

それを認めるような事は

隠したいわけよ。」


「それって、変じゃね。」


「変だよ。

何でも隠そうとするから

良くないわけ。

最近の裏金なんかも

一番の例じゃん。」


「そうだったの!?」



「ふっふっふ、多分ね。

必要悪よりも

性質(たち)の悪い巨悪の方が

厄介なんだよ。

それらこそ、流して

捨てた方がいいんだよ。」



「その不敵な笑いって・・・?」



「自分は学者じゃないし

あくまでも仮説っていうか

想像っていうか・・・。

まぁ、あんまり変なこと言ってると

魚だけじゃなく

料理の美味しさが激減するから

やめるけどね。」 


「そだね、それがいいよ。」



ということで

3種類の魚については👇


◆真鰯(まいわし) 宮城産



いつものように



【鰯の丸煮】用です。





普段、仕上がるのは

翌日ですが

明日はバスツアーのお客様も見えるので

仕上がるのは

明後日です。


◆とらふぐ 宮城産





◆鱸(すずき) 神奈川・佐島産





無事に魚の仕込みが終わりましたが

これまでにもお話ししているように

料理人は

漁師、農家などの

一次産業の代弁者でなくてはなりません。 

特に、ホームグランドの沼津魚市場は

漁港が併設されているので

リアルの現場を

見聞きすることが出来るのです。 


そのためにも

魚市場という生の現場に通い

魚菜食文化の日本料理の魅力を

伝え続けます。 



「明日は、クラブツーリズムの

豪華バスが来るんだね。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君

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