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5種類の小物は、鮗(このしろ)、鯥(むつ)、鰖(たかべ)、春子(かすご)、魳(かます)


漁港が併設されている

沼津魚市場は

様々な地魚を

目にすることが可能です

不揃いなものもあるので

色んな意味で

面白味もあります 




4月2日(Vol. 4,346)

いらっしゃいませ 


マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし 

天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼

熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます



今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ミニふぐちゃんが

やって来ました 


「おはよう、親方🐡

色々と仕入れて

来たみたいだけど・・・」


「おはよう🐡

まぁ、見てみなよ」 



「ホタルイカでしょ



クロダイでしょ



・・・・・


この〇は何なの?」




「この〇は

だいぎん

って言うんだよ」


「だいぎんが

魚の名前じゃないよね?」




「5種類いるじゃん」



「そうだよね

どういう漢字なの?

あと、どういう意味なの?」


「実は知らないんだよ」


「え~っ

そういうマニアックなこと

を意外と知っているのに!?」


「そうなんだよ

前々から

気にはなっていたけど

つい訊きそびれたから

今度訊いてみるよ」


「うん

で、だいぎんは置いといて

この5種類の魚を

教えてよ」 



「そうだね

じゃ、いつもみたいに

時計の針を

市場時間に戻すけど

本題に入る前に

前置きがあるからね」 



「はぁ~い♬」 

430개 이상의 시간 멈추기 이미지 스톡 사진, 그림 및 Royalty-Free 이미지 - iStock



今朝の沼津魚市場には

静岡県熱海市

網代(あじろ)産の

鰤(ぶり)が

大漁に入荷していました


例年、3月半ばを過ぎると

全国各地の定置網で

数多く水揚げされます 


一つの魚が

大量というより

大漁に並ぶことを

魚市場では

祭りと呼ぶことも

しばしばです 



魚だけに

大漁と書きましたが

漢字テストでは

間違いなので

良い子の皆さんは

間違えないように・・・(笑) 


こんな状態ですので

ある程度までは

1本売りはしても

売場に並べきれないものは

コンテナごとで

並んでいました 




この日は

鰤だけでなく

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4804.jpg


南伊豆・妻良(めら)産の

鮸(にべ)も

祭り状態でした

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4803.jpg


前置きが長くなり

ここからが

本題です


黒鯛は活かしのものを



その場で締めてから

持ち帰って来ました



例の〇にして

だいぎんの

5種類で5匹ですが

ひとまとめにされており

秤にかけられていません

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4811.jpg



ただ、時には

秤にかけられることもあり

その違いは

売場担当者の

胸三寸です 



「っていう感じで

ここからが肝心の

5種類の魚ね」 


「はぁ~い♬」






◆鮗(このしろ)


鮗は、小肌(こはだ)が

成長したもので

新子(しんこ)

 ↓

小肌

 ↓

なかずみ

 ↓

このしろ

と名前を変えます 


このように名前が

変わるんのは

水産業界だけの話です


というのも

大きさによって

値段が変わるからで

このことは

鮗に限ったことでは

ありません 


先程の鰤(ぶり)も

然りです 


水産業界と書きましたが

生物学上は

小さくても大きくても

コノシロなのです 



◆鯥(むつ)


鯥と言えば

のどぐろとも呼ばれる

超高級魚の赤鯥(あかむつ)が

知られていますが

その仲間です



◆鰖(たかべ)

馴染みが薄い魚ですが

小魚の割に

脂の乗りが良いので

100g=15cm

くらいのものなら

塩焼にするのが

オススメです



◆春子(かすご)


見た目は鯛(たい)ですが

・・・・・

はい、鯛です


タイ科の

真鯛、血鯛(ちだい)

黄鯛(きだい)の

幼魚の総称を

春子と呼びます 


また、黄鯛は

連子鯛(れんこだい)

とも呼ばれ

これも水産業界での

呼び名です 


春の子と書きますが

一年365日

獲れる魚で

いわゆる旬は

ありません 



◆魳(かます)


魳の代表的なものに

赤魳(あかかます)と

水魳(みずかます)の

2種類がいて

赤魳は本魳(ほんかます)とも

呼ばれています 



これら5種類のうち

鮗と春子は

酢締めにするのが

オーソドックスな

仕込みですので


他の3種類も

酢締めにするため

全て3枚に

卸しました





個々の説明は

👇の通りです



◆鮗(このしろ)




◆鯥(むつ)




◆鰖(たかべ)



◆春子(かすご)



魳(かます)




これらを

塩をした盆ざるに乗せたら

身にも塩を

振っておきます 



「塩の分量とか

時間は?」 


「これぐらいの魚だと

塩が振ってあるなぁ

っていう感じかな


時間は

塩が溶けるまでだけど

この時季なら15分弱だね」 



「ふぅ~ん」 



塩が溶けたら

水洗いし

二番酢と呼ばれる

一度、酢締めに

使った酢で洗ってから

酢に漬けます


漬ける時間は

5分程度で

全体が薄っすらと

白くなった状態です 




酢から上げたら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4877.jpg

キッチンペーパーで

挟んでおき

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4881.jpg


小骨を抜いたら


昆布で挟んでおきました 



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4888.jpg


昆布で挟んでおくのは

水分を取るのと

旨味を加えるためです 


「2枚×5種ってことは

10枚でしょ

2人ずつのお客さん

意味ないよね

ってことは

もしかして・・・」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4891.jpg


「・・・・・😎」


ということで

続きは明日



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