8本の落ち鱧(はも)と1本の活鱧
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ましたが、一番最初に向かったのは、
活魚売場で、
予め注文しておいた鱧が、6本ありました。
この鱧は、落ち鱧と呼ばれ、生簀の中などで死んでしまった鱧で、必ずしもあるとは限りませんし、当然無いこともあります。
また、今朝は、自分が注文しておいたもの意外にも落ち鱧があったので、
この中の2本(1,15キロ)の鱧も、
追加し、合計8本の落ち鱧を仕入れることにしましたが、8本全て大分県産でした。
これまでに何度もお話ししているように、落ち鱧は、お腹の中にエサが残ったまま、死んでしまっているので、その臭いが周り、使いものにならなくなることもあるため、
その場で、
はらわたを抜いておきました。
今日は、活かしの鱧も必要でしたので、
担当の職員に、
生簀に入っている鱧(山口県産)を見せてもらい、
この1本を選り、別の売場に向かい、他の魚を仕入れるため、別の売場に向かいました。
他の仕入れを終え、活魚売場に戻ると、
【47ー9】という自分の買い番と目方(0,5キロ)が書かれた札があり、
ブクブクをセットした発泡スチロールに移し、
魚市場から帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻ると、
活かしの鱧は、夕方まで、
水槽に入れておくことにしました。
ひととおりの準備や仕込みも終わったので、落ち鱧の下拵えをすることにしたのですが、先ずはヌメリを取らなくてはならないので、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、
ヌメリを取ってもらったら、自分が手直しをし、
水洗いを終え、
卸したら、
専用の包丁で、
骨切りをしました。
休憩も終わり、夜の営業の準備をすることにし、
水槽から鱧を取り出し、
締めたのですが、万が一に備え、
口の先端を切り落としたら、
神経を抜き、ヌメリを取り、水洗いしたら、
卸し、鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てるため、骨切りをしたら、
包丁しておき、冷蔵庫へ。
お客様がご来店したら、頃合いを見て、
落としに仕立て、生の南鮪(オーストラリア)、湯葉と共に盛り付け、お出ししました。
通常の鱧料理のコースの刺身ですと、四種盛りになるのですが、今夜のお客様は、
ふぐ刺のご注文をされたので、三種盛りとしました。
今夜のお客様のように、ご用望がございましたら、色々な形で、料理をご用意させていただくことも可能ですので、ご予約の際に、直接お問い合せ下さい。
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