今年初の外国産の鮪は、ギリシャ産の生の本鮪
今朝、
宅配便で、
東京・築地から、生のまぐろが届きました。
中を開けると、昨日発注したように、
ギリシャ産の生の本鮪が入っており、今年初の外国産のものです。
自分にとっては、もっとも好きな産地の一つで、これまでにも、何度も仕入れたことがあり、それこそ“ババ”を引いたことがありません。
ところで、ギリシャが、正確な表記らしいのですが、ギリシヤのような気もするし、ギリシア、それともギリシァ・・・!?
そんなことはともかく、一般の方には、ギリシャ産の生の本鮪と言うと、ピンと来ないかもしれませんが、ギリシャに限らず、地中海では、各地で水揚げがあり、スペイン、クロアチア、トルコなどでは、養殖もされており、本鮪を語る上では、地中海は、素通り出来ないのです。
青森県の大間、竜飛(たっぴ)、三厩(みんまや)、北海道の戸井などの津軽海峡なんぞ何処吹く風で、ギリシャと聞くと、小躍りしたくなるくらいなのです。
これまでにも、何度もお話ししているように、産地はあくまでも目安に過ぎず、有名な産地だからと言って、全てが良い鮪とは限りません。
巨人は球界の盟主かもしれませんが、毎年ペナントレースの覇者とならないのと、全く同じことと思って頂くと、分かりやすいと思います。
しかも、先週から時化続きで、本鮪をはじめとする鮪の入荷が芳しくなく、一昨日の水曜日が、築地の休市日という条件が重なり、気を揉んでいたのですが、「季凛さん好みのギリシャを、セリ落としました。(目方)は、どれくらい?」という鮪屋の社長の言葉どおり、
袋から取り出すと、神話の国からやって来ただけあり、神々しい姿が現れました。
社長の言葉通りのものであるだけでなく、年間ランキング入りが、必至のレベルで、ギリシャ産の生の本鮪が入荷するのは久々で、3年か4年振りのことです。
ただ、去年の2月の終わりに、
同じ地中海のキプロス産の生の本鮪が入荷したことがあり、それについては、こちらをお読み下さい。
鮮度も良く、血合いの色は、
鮮やかな赤い色をしていました。
部分としては、腹の真ん中より、やや下の部分ですので、
小さいながらも、大とろもあり、
そこを外してから、
中とろと、
赤身に分けておきました。
筋の部分は、
スプーンで、
こそげ取り、
鉄火丼にして、
クオリティチェックを兼ねて、
食したのですが、予想通りの美味しさに、完食。
ちなみに、鉄火丼は、酢飯の上に鮪の切身を乗せたものですが、白御飯の上に乗せたものは、鮪丼で、醤油などの調味料で味付けをしたづけの鮪を乗せたものは、東丼と呼ばれています。
東丼の語源は、づけ鮪の赤い色で、覆われた丼を上から見たときの様子が、東の空から上る朝陽に似ていることによります。
そして、今夜のふぐ料理の先付で、
大とろの部分をお出ししましたが、メインでふぐ料理のふぐ刺は、
月曜日に入荷した三重産の“ジャンボちゃん”こと、超特大の天然のとらふぐ(天然)で、ギリシャ産の生の本鮪&ジャンボちゃんの共演に、自分はお客様になりたい気分でした。
地中海で本鮪が水揚げされるようになると、春を感じる自分ですが、春と言えば、各地でジャンボちゃんの水揚げされることも多いので、そういう意味でも、春うらら・・・♬
【豆苗の再生栽培は、どうなったか・・・?】
現在、豆苗の再生栽培に取り組んでいますが、16日の今日で、
3日目です。
相変わらず、
丈はそのままですが、
新芽がチラホラしてきました。娘がやった時、4日目あたりから、伸び始めたような記憶があり、明日辺りから、成長の気配がうかがえるかもしれません。
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