お品書き
”佳肴 季凛”は、会席料理を中心とする日本料理店なので、単品のメニューは、そんなにありません。
また、コースでお出しする料理も、その日の仕入れによって、色々と変わります。特に、刺身で使う魚は、さまざまです。献立は、月替わりというより、日替わりといった感じです。
ですから、日替わりの単品ものは、刺身や焼物が中心です。それらは、毎日自分が、こんな風に、書いています。
自分で商売をやるようになったら、こんな風に、筆(普段は筆ペンですが)を使って、お品書きや献立を書くのが、修業時代からの夢でした。
「何で?」と聞かれることもあります。
「格好いいから。」その一言しかありません。理由はありません。上手い下手の問題では、ありません。自らの手で認める(したためる)ことで、料理への想いを語るというより、語り”たい”だけなのです。
ある意味では、唯我独尊の世界です。
はっきり言って下手なので、時には、お客様に迷惑を掛けることもあります。この場を借りて、「申し訳ありません。拙い字で・・・。」
書き終わったら、こんな風に、額に入れます。
照明の関係で、見づらいのは、お許し下さい。
また、入り口のメニュースタンドにも、経木に書いて、置いておきます。
ランチタイムが、終わって、休憩に入る前に認める(したためる)のが日課です。今日も認め終わったので、休憩に入ります。
志村
追伸 ”したためる”という漢字は、”みとめる”と同じ字だったんですね。勉強になりました。
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