10本中4本の天然のとらふぐ(福島産)
料理が好きで、料理人になって3分の1世紀。誰が名付けたのか、熱血料理人。
料理に学び、料理を楽しむことへの境地には、未だ届かずも、そんな想いを、3452回目の今日もお話しさせて頂きます。
沼津魚市場に着いたら、仕入れるものがあろうとなかろうと、殆どの場合、最初に向かうのが、
活魚売場で、特に秋から春にかけては、天然のとらふぐが入荷するので、ほぼ100%、いの一番が活魚売場です。
生簀を覗くと、
福県県産のとらふぐ(天然)が 、
5本入荷しており、
そのうちの2本が、
0,9キロで、
残りの3本は、
全て、
1,0キロでした。
また、5本のとらふぐの反対側の生簀にも、
同じく福島県産の天然とらふぐが5本入荷しており、
2,4キロが2本、残りの3本の目方は、
2,1キロ、1,6キロ、
1,9キロでした。
合計で10本あったので、強気ではない作戦を仲買人と立て、セリに臨むと、
4本GETし、
0,9×2+1,0+1,9=5,7キロ。
とらふぐが最後の仕入れでしたので、嬉々ならぬ 萌え燃え・・・ 💖 としながら、魚市場を後にしました。
【佳肴 季凛】に戻り、仕入れてきた全ての荷物を下ろし、とらふぐを取り出すと、
改めて、その姿に萌え燃え・・・ 💖
ここからは、萌えから燃えモードにシフトし、
締めたら、
血抜きのため、海水へ。
その頃、相方の女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
まな板周りの養生にはじまり、
軽トラの掃除をしてくれました。
出汁を引くなどの普段の段取りをしながら、
島根県産の鯵(あじ)の下処理などを済ましたら、
三度(みたび)登場するも、完全に燃えモード。
手に取ったものから、順番に卸し、
1,9キロのものからは、それなりの目方だったこともあり、白子が入っていました。
オスの生殖腺である精巣の白子は、美食の極みにして、白いダイヤとも言われているのに対し、メスのそれの卵巣の真子は、不可食部位にして、食べると痺れてしまいます。
卸し終えたとらふぐの水洗いは、
真由美さんが第1ステージ担当で、
第2ステージの手直しである仕上げを自分がし、
洗い上げた隣では、
真由美さんが掃除をしてくれ、
とらふぐの下処理が、
終わったのですが、
とらふぐは大きくなると、
背の部分の皮目の模様がはっきりするようになり、
その違いは、比べるまでもありません。
さらに言うと、大きければ大きいほど、味も深みが増し、とりわけ、ふぐちりにすると、その美味しさは格別で、その美味しさを知るや、ふぐ料理の虜になるのは必至で、何を隠そう、自分もその一人です。
ゆえに、萌え燃え・・・ 💖
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、
【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
コメントを残す