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もっとおいしいお話し

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今季初入荷の鱧は、チビとらと同じ愛知県産、そして那智勝浦産の生の本鮪

昨日(金曜日は、

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沼津の魚市場に行き、その帰りに、

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宅配便の営業所に立ち寄り、

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二つの荷物を受け取ってから、『佳肴 季凛』に戻りました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、最初に、取り出したのは、

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魚市場で仕入れてきた鹿児島産の鯵と、

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富山県産の蛍烏賊でした。魚市場で仕入れたのは、これら以外には、冷凍ものだけでした。

 

その後、宅配便で届いた一つ目の発泡スチロールを開け、

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取り出したのが、

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自分が“チビとら”と呼んでいる500グラム以下の小さい天然のとらふぐと鱧でした。

 

御覧のように、“チビとら”が、6本で、鱧が5本で、どちらも愛知県産のもので、鱧は、今季初入荷でした。“チビとら”と言えども、天然のとらふぐですので、もちろん、萌え燃え・・・の気分なのは、言うまでもありません。

 

どちらも、活〆にされたものですが、鱧は、

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はらわたを取り除いてあります。自分の要望で、このようにしてもらってあるのですが、その理由は、鱧の内臓に、餌が入ったまま、死んでしまうと、その臭いが、身についてしまうことが、あるからです。

 

そして、二つ目のものに入っていたのが、

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和歌山県那智勝浦産の生の本鮪でした。

 

鯵の仕込みが終わったので、水洗いを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんにお願いし、自分は、

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“チビとら”を、卸すことにしました。鯵の水洗いを終えた真由美さんは、その次に、

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“チビとら”の水洗いをしてくれ、その頃までに、自分は、

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鱧を水洗いし、卸し終えたので、

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鱧の下拵えで欠かせない骨切をすることにしました。今日の鱧は、“鱧しんじょう蒸し”に仕込むので、骨切を終えたら、

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身を下にして、

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皮目が上になるようにしておきました。これに、

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刷毛で、小麦粉をつけました。

 

その頃、真由美さんは、

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鱧の身を乗せる“しんじょう”を、丸く形に取っていました。“鱧しんじょう蒸し”については、こちらをお読み下さい。

 

その後、鱧の身を乗せ、蒸気の上がった蒸器で、15分弱蒸すと、

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このように、仕上がりました。

 

前回お話しした岩牡蠣ではありませんが、暑いような寒いような陽気とは言え、季節の移ろいを、感じる今日この頃です。

松茸の土瓶蒸し用の鱧(はも)

前回の記事で、お話し出来なかった鱧について、今日は、お話しします。

 

昨日、沼津の魚市場の活魚売場に行くと、

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予め注文しておいた鱧が、

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既に、用意されていました。御覧のように、大分県産で、0,5キロの大きさのものでした。そのまま、

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海水を入れ、ブクブクをセットした発泡スチロールに、

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移して持って帰ることにしました。この時季になると、鱧の入荷は、かなり少なくなるだけでなく、その料理方法は、色々とありますが、自分がお出しする時は、土瓶蒸しに使います。“鱧と松茸の土瓶蒸し”については、こちらをお読み下さい。

 

『佳肴 季凛』に戻り、

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中から取り出し、

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締めてから、卸し、

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鱧の下拵えで欠かせない骨切りを、しました。

 

土瓶蒸し用の器に、

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包丁した松茸を入れたら、

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鱧を入れ、その上に、

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松茸を乗せ、準備しておきました。ちなみに、昨日の松茸は、カナダ産でした。

 

はっきりしたことは言えませんが、鱧の入荷は、そろそろ終わりに近づいており、目安としては、松茸の入荷とほぼ同じで、それは、冬の訪れでもあります。

 

明日で、10月も終わりますが、日中は、汗ばむこともあり、冬の気配は、まだのような気がしますが、こういう陽気の方が、一気に寒さを感じるようになるかもしれません。

 

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

鱧と松茸の土瓶蒸し

今朝は、沼津の魚市場に行き、

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活かしの鱧(2本)と、

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落ち鱧(1本)を、

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仕入れてきました。落ち鱧とは、死んでしまった鱧のことです。ご覧のように、和歌山産のもので、活かしの2本も、

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同じく和歌山産でした。

 

夏場の鱧は、皮も身も柔らかいのが特徴ですので、

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鱧料理の代名詞でもある“落とし”にして、味わうのです。ですので、活かしの鱧が入荷しても、“落とし”に仕立てることは、殆どありませんし、お客様からのご注文やお問い合せがあっても、お勧めすることは出来ません。

 

ですが、これからの時季の鱧は、産卵を終えたこともあり、身に厚みが増し、脂も乗っているので、夏場の鱧にはない味わいがあり、そんな鱧を味わう料理の一つが、鱧と松茸の土瓶蒸しです。

 

鱧と松茸は、出会いものと称され、絶妙の相性を見せるので、晩秋の頃まで、味わうことが出来ますが、鱧の旨味と松茸の香りを存分に味わうには、土瓶蒸しが一番です。

 

鱧の下拵えですが、今日の場合、

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袋から、

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取り出し、

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〆ました。その後、卸してから、骨切りをして、

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適当な大きさに包丁したら、もう一つの主役である松茸を、

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用意しました。国産のものが望ましいのですが、この松茸は、中国産のものです。国産に比べ、香りが乏しいので、量を多くすることで、そこを補うようにします。

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器に包丁した松茸を入れたら、

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鱧を入れ、その上に、

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再び、松茸を入れます。そこに、

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鱧のあらで取った出汁を注ぎます。出汁は、塩、薄口醤油、味醂、日本酒で、味を調えたものです。出汁をはったら、蓋をして、

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蒸気の上がった蒸器で、10’程度蒸します。仕上げに、

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三つ葉をちらし、

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再び包丁し、弦(つる)を付け、

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包丁したすだちを添え、熱々を、供します。

 

蓋を開けたと同時に広がる風味は、秋が巡って来た幸福感そのものです。時折、日中暑い日もありますが、朝晩は、涼しさというよりも、寒さを感じる時もあります。

 

そんな季節の移ろいを感じながら、旬を味わうのは、日本料理の大きな魅力の一つです。また、初夏から晩秋までの長い間に、味わいが変化する鱧のような食材は、意外と少なく、料理人にとっては、別の魅力があると言えるかもしれません。

 

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週末は、魚三昧

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。最初に向かったのは、

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貝類を扱う売場でした。9月に入ったこともあり、夏が旬の岩牡蠣の入荷も少なくなっていましたが、

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今日は、思ったよりも入荷がありました。ここに積まれているのは、

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宮崎県産のものでした。

 

ただ、今シーズン、何度も仕入れた宮崎県産でしたが、8月くらいから、身の状態も、イマイチのものが多かったので、とりあえずパスすることにしました。

 

ただ、その手前にあったものの方が、

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良さそうな感じがしたので、ここから選ぶことにし、この岩牡蠣の産地は、

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徳島県でした。さらに、この中から、自分が選り抜いたのが、

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この8個で、この売場で、帆立(岩手)も仕入れ、別の売場で、

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小肌(舞阪)、鱧(大分)も仕入れ、さらに、別の売場に向かうことにしました。次の売場では、

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揚物に使う鯵を、仕入れました。この鯵の産地は、

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島根県でした。そのまま、鯵の箱を持って向かった売場では、

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西京漬に使うサーモンを、仕入れることにし、この中から、

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この1本を選び、氷詰めにしてもらい、

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車まで、届けてもらうことにしました。これで、大方の仕入れは終わったのでしたが、最後に向かった売場では、

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和歌山県産の活かしの鱧を、

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1本仕入れ、市場を後にしたのでした。

 

そして、市場からの帰り道に、立ち寄ったのが、

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宅配便の営業所で、東京・築地から届くことになっていた鮪を、

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受け取り、今朝の仕入れは、ようやく終わりました。【佳肴 季凛】に戻り、活かしの鱧は、

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袋から取り出し、

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そのまま水槽へ。その他の荷物も、仕込みを出来るように、段取りをし終えました。最後に、宅配便で届いた鮪を取り出したのですが、今日のは、

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青森県大間産の生の本鮪で、赤身と中とろのバランスが、ちょうど良い感じでした。

 

こんな感じで、週末の金曜日の仕入れは、魚三昧となり、休憩時間もなくなるほど仕込みに追われたのですが、実はこれら以外にも、魚がありました。それは、

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知り合いの漁師さんからもらっためじな(西伊豆・仁科)で、店用にはせず、子供達の夕飯のおかずとして、

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フライにしました。一枚味見をしたのですが、刺身で食べられるような鮮度のものでしたので、ホクホクとしており、ちょっとした御馳走感のあるおかずで、子供達は、あっという間に平らげていました。

 

こうして、魚三昧の一日は、終わったのですが、一人仕事ゆえ、魚の仕込みが重なると、どうしても、時間が足りなくなってしまうのですが、これも、市場に行っていることの楽しみというか、醍醐味の一つでもあります。

 

★☆★ 鱧(はも)料理 ☆★☆

秋の気配を感じられますが、まだまだ、鱧料理をご堪能いただけます。

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『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打った美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

 

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

水槽にいる鱧のつかまえ方

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。いつものように、最初に、向かったのは、生簀のある活魚売場でした。

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生簀の前に並んでいる発泡スチロールには、

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活〆にされた勘八(かんぱち)などが並べられており、その隣には、

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前もって注文しておいた鱧の入った発泡スチロールが、置いてあり、箱に書かれているように、淡路島産と、山口産のものが、

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それぞれ1本ずつ入っていました。その後、活かしの鱧を仕入れるために、

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別の問屋に向かいました。そこの水槽には、

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鱧が、うじゃうじゃいました。正確な数は分かりませんが、訊いたところによると、約70本あるとのことで、ちなみに、これらは、全て和歌山産のものです。

 

鱧の仕入れ先が異なるのは、それぞれの産地、状態が違うので、その日によって、仕入れ先を変えているからです。着くと、

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ちょうど、水槽から鱧を取り出しているところで、

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この2本を、仕入れることにしました。その後、『佳肴 季凛』に戻り、活きた鱧は、

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2本とも水槽に入れました。

 

活かしの鱧は、

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鱧料理の定番でもある“落とし”にするためのもので、その日の予約状況に応じて、水槽から取り出して、卸すのですが、そのつかまえ方には、ちょっとした工夫というか、方法があります。

 

仕入れてきて、その日のうちに使う時は、

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大きなザルに入れておき、そのまま出せるようにするのですが、今日のように、複数いる時や、次の日以降に使う時は、

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水槽にそのまま入れておきます。取り出す時は、鱧の状態、つまり活きの良さを見てから、取り出します。その取り出し方は、

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小さめのザルを、用意しておきます。そのまま、この2つのザルを、

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水槽の中に入れ、頭と尻尾の方から、

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ゆっくりと追い詰めていき、ザルに入れるようにします。このようにするのは、鱧は細長い魚ですので、網でつかまえようとしても、スルッと逃げてしまうからです。

 

それだけでなく、あまりに水槽の中で、追いかけまわしていると、段々と興奮してきて、歯をむき出しにして、向かってくることもあり、非常に危険だからです。仮に、つかまえることが出来ても、暴れているので、〆る時も、かなりの注意が必要です。

 

つかまえた鱧は、

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頭と首の付け根を強く握ります。この辺りには、心臓があるので、動きが鈍くなり、その瞬間、

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付け根に包丁を入れ、口の先端を切り落とします。ここまでくれば、そんなに危険ではありません。その後、尻尾付近にも、包丁を入れたら、

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神経を抜くために、脊髄に細い針金を入れることで、動かなくなり、卸しやすくなります。その後、腸を抜き取り、

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卸してから、

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骨切りをして、鱧の下拵えは、終わります。

 

ところで、沼津の魚市場は、

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明日の14日(金)から、16日(日)まで、

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3連休となっており、鱧の入荷は、全くありません。ただ、先程お話ししたように、今日、全部で4本仕入れてきたので、ある程度まで、鱧料理の御用意は可能です。詳細については、直接お問い合せ下さい。

 

★☆★ 夏期限定 鱧(はも)料理 ☆★☆

只今、夏期限定コースとして、鱧料理をご堪能いただけるコースをご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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3日連続で仕入れた鱧(はも)は、愛知、和歌山、山口産

今日は、沼津の魚市場に行き、

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山口産の2本の鱧と、

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和歌山産の2本の鱧を、

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仕入れて来ました。和歌山産の2本は、活きたもので、『佳肴 季凛』に戻ると、

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そのまま、

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水槽に入れておきました。

 

また、昨日は、

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今日と同じ和歌山産のものを、1本だけ仕入れ、夕方、夜の御予約用に、〆てから、

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卸してから、骨切りをして、落とし用の大きさに包丁しておき、お客様がご来店するまで、冷蔵庫にしまっておきました。

 

というのも、落としにしてから、時間が経つと、どうしてもパサパサしたような感じになるだけでなく、冷やし過ぎると、皮のゼラチン質が固まってしまい、口に入れても、ガムのような感じになってしまうからです。

 

ですので、コースの刺身は、鱧だけ、盛り付けずに、

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このような状態で、冷蔵庫にしまっておきます。

 

そして、一昨日は、

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愛知から、活〆にした5本の鱧が、魳(かます)と一緒に、宅配便で届き、結局、この3日間で、合計10本の鱧を仕入れましたが、明日は、市場も休みですし、注文もしていないので、鱧の入荷は、全くありません。

 

これまでにも、何度もお話ししていますが、鱧は、その時の天候により、入荷が左右されるので、場合によっては、鱧料理のコースを仕立てることが出来ないこともあり、御予約、お問い合せの際には、その旨を必ずお伝えしております。

 

鱧に限らず、天然の食材というものは、それぞれの特徴があるだけでなく、自然条件に大きく左右されることもあり、時によっては、御用意出来ないこともあります。これが、養殖ものや既製品のようなものであれば、そのようなことは、殆どありません。

 

ただ、自分は、手作りし、本物の美味しさを、味わって頂きたいので、無理なことや出来そうもないことを、お約束することはしません。

 

商売としては、もしかしたら、良くないこともしれませんが、自らのスタイルを崩してまで、お金をお頂くのは、本望ではありません。自分自身が納得した仕事で、お客様が納得して頂いてこそ、お金を貰えるのですし、逆の立場なら、そうでないと、お金を支払う気にはなれません。

 

だからと言って、全ての料理が、100%でない時もあるかもしれません。少なくとも、100%に近づけるよう、105とか、120%の仕事をしようという心持ちは、自分も否定するつもりはありません。

 

自ら、百点満点をつけ、お客様にも、百点満点をつけて頂けるには、まだまだです。今更ですが、道は、険しく、深過ぎます。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

梅肉醤油

鱧料理の代名詞とも言えるのが、

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“落とし”で、“湯引き”とも呼ばれています。“落とし”にする鱧は、

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必ず、活きたものでなくてはなりません。そうでないと、綺麗に、花が咲いたようにならないだけでなく、味もパサパサして、美味しくありません。

 

ちなみに、沼津の魚市場で、今朝仕入れてきた鱧は、

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和歌山県産のものでした。

 

“落とし”には、

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梅肉醤油を添えて、お出しし、

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卸したての生の本山葵をつけて、召し上がって頂きます。他のつけ醤油が、ないわけではありませんが、梅肉醤油が、定番中の定番です。

 

そんな梅肉醤油の作り方ですが、鍋に、

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日本酒、味醂、赤酒を、2:1:1の割合で合わせ、そこに、

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昆布、干し椎茸の足を入れ、半日ほどおき、

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火にかけます。

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沸いてきたら、

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鰹節を入れ、火を止めます。

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冷めたら、キッチンペーパーで濾します。

 

別のボウルに、

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市販の梅肉を入れ、

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日本酒、味醂、赤酒を合わせたものを、交ぜあわせたら、

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土佐醤油を、さらに合わせます。土佐醤油とは、このようなものです。

 

さらに、甘味を補うため、

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てんさい糖を合わせ、味を確認したら、別の容器に移し、冷蔵庫にしまっておきます。

 

既製品の梅肉醤油もありますが、どんなものでも、手作りしないと気が済まないだけでなく、手作りすることこそ、料理人の存在意義があります。そうすることで、料理への意欲、愛情が生まれますし、自分は、愚直に、仕事をこなすのみです。

 

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土用の丑の日つれづれ

『土用の丑の日』の昨日も、

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一昨日に引き続き、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。『土用の丑の日』だからいって、仕入れの目的は、鰻(うなぎ)ではありません。

 

最初に立ち寄った問屋では、

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和歌山県産の鱧(はも)を、

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選別しているところで、

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このうちの2本をはじめ、虫の息状態の3本も、

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その場で〆てもらい、合計5本の鱧を仕入れました。

 

その後、

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構内の活魚売場に行き、

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大分県産の2本の鱧を、仕入れました。結局、総合計で、

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7本の鱧を仕入れたのですが、昨日も、市場に来たこともあり、これ以外にも仕入れるものは無かったので、そのまま帰ろうと思ったものの、いつものように、別の売場に行きました。

 

そこで、ある問屋の前を通ると、

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店先に、

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片身ずつに卸してあった勝浦産の鰹があり、かなりのお値打ち価格でしたので、

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骨付きの方を、賄い用に、仕入れることにし、この時の気分は、早起きをして、三文の得をしたような気分でした。というのも、鰹は、自分が一番好きな刺身だからです。そんな“鰹愛”については、こちらをご覧下さい。

 

予定通りの鱧、予定外の鰹を仕入れ、魚市場から帰ることにしました。帰り道、これまた昨日同様、

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宅配便の営業所に寄り、築地から届いた鮪を受け取り、

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【佳肴 季凛】に戻りました。今日の鮪は、

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青森県大間産の生の本鮪でした。大間は、夏から、年明けぐらいまで、水揚げがある産地で、最も有名な産地の一つでもありますが、これまでに何度もお話ししているように、間違っても、大間が一番ではありません。

 

さらに言えば、鮪類は、時季、漁法、個体差によって、かなりの差が出るので、どこの産地が一番だと言うことは出来ません。また、産地という名前を有難がっているうちは、本物を知ることは、出来ません。もっとも、これは、鮪だけに限ったことではないのですが・・・。

 

そうこうし、ランチの営業も終わったので、お昼にすることにしたのですが、食すは、今朝の鰹で、

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背の部分を、このように包丁し、

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鰹丼にしました。

 

左側のは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんのもので、サーモン、帆立入りの三色丼でした。いつものことながら、自分の鰹の食べっぷりには、真由美さんは、呆れるばかりで、今日も、然り。ここまでくると、鰹がおかずではなく、主食で、御飯がおかずとしか、自分でも言い様がありません。

 

また、仕事を終え、

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晩酌には、再び鰹を、食しました。

 

鰹好きの自分にとっては、これぐらい食べて、ようやく納得しました。かくして、『土用の丑の日』の日は、鰻には、縁もゆかりもなく、終わったのでした。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

 

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

和歌山県&愛知県産の鱧(はも)

今朝は、

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沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。ただ、先週末の台風と三連休の影響もあり、鱧の入荷も心配でしたが、

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山口県産や、

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大分県産の鱧が、入荷していました。今日は、鱧料理の御予約もあったので、昨日の時点で、前もって、注文をいれておき、別の売場に向かうと、

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既に、

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このように用意されており、この鱧は、

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和歌山県産のものでした。その後、ひと通りの仕入れを終え、魚市場を後にしましたが、【佳肴 季凛】に戻る前に、宅配便の営業所に寄り、

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愛知県からの荷物を受け取りました。

 

【佳肴 季凛】に着くと、

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袋から取り出し、和歌山県産の鱧は、

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そのまま水槽に入れておきました。また、発泡スチロールの中には、

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活〆にされた愛知県・三河一色産の鱧が、

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6本入っていました。これらの鱧は、このようにお腹を裂き、胃袋だけ取り除いてもらってありました。

 

このようにしてあるのは、胃袋に餌が残ったまま、死んでしまうと、その臭いが、身についてしまい、使いものにならないからです。ですので、活〆でも、死んだ鱧を扱う時には、どうしても注意しなくてはならない点でもあります。

 

そのまま、腸を抜き、水洗いしてから、

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卸し終えたら、とりあえず冷蔵庫へしまいました。その後、水槽に入れておいた鱧を卸すために、

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水槽から取り出し、

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〆てから、

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脊髄に、細い針金を突き刺し、神経を抜きました。ただ、鱧は長い魚ですので、

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尻尾の方からも、このようにしました。このようにすることで、死後硬直を遅らすことが出来、身の鮮度を保つことが出来るのです。

 

ただ、今日の鱧料理のお客様は、お昼でしたので、戻ってきた時点で、〆ても、問題は無いのですが、より美味しいものをお出しするためには、出来るだけ、その時間を考えなくてはなりませんし、分かっていながら、そのようなことをすれば、当然、料理の味は落ちます。

 

「料理ではなく、美味しい料理を作るのが、料理人の仕事」ということを、師事した親方に教えられた自分としては、出来る限り、ギリギリのところで、仕事をしたいので、どうしても、手間がかかることもあります。これをないがしろにすることは、確信犯というより、料理人の魂を売っているとしか、思えないのです。

 

水洗いをした和歌山県産の鱧を、

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卸し終えたら、

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今度は、骨切です。落とし用に、

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骨切りをし終えたら、今度は、愛知県産の鱧を、

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鱧しゃぶをはじめ、

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天ぷらや、

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御食事の鱧茶漬にするために、骨切りをし、準備をし終えた頃には、お昼の営業時間となり、御予約の鱧料理のお客様も来店し、落としにした和歌山県産の鱧をはじめ、

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生の南鮪(オーストラリア)、小肌(佐賀)、帆立(北海道)の四種盛りをコースの刺身としてお出しました。

 

お昼の営業が終わると、

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アラの部分を、出汁を取るために、掃除したり、

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焼いたりし、ようやくお昼の仕込みは、終わりました。

 

今日のお話しをお読み頂ければ、当店の鱧料理のページにも書いてあるように、鱧料理が、その日の仕入れや仕込みに、大きく左右されることがお分かり頂けると思います。

 

このことは、鱧に限らず、天然素材ゆえの避けられないことでもあるので、ご理解を頂けると、幸いです。

骨切り済みの鱧(はも)

前回のお話しの続編です。

 

先日、沼津の魚市場に行くと、

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こんな段ボールを見ました。御覧のように、

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大分県産のもので、“骨切ハモ”と書かれています。蓋を開け、

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上に乗せてあるビニールを取ると、

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骨切り済みの鱧が、入っていました。

 

鱧に限らず、どんな魚でも(一部、例外はありますが・・・)、頭や内臓がついた“そのまま”の状態のものを仕入れ、鱗を取るなどの下処理をしてから、卸すということが、基本ですし、料理の道に転がり込んで以来、それが普通の自分でした。

 

自分の知らないところで、知らない人が卸した魚を、手にすることは、自分にとっては、耐え難いことなのです。時には、そうせざるを得ない時もありますが、そんな時は、自分としては、断腸の想いですし、極力避けたいのが、本音です。というのも、最初から最後まで、自分のした仕事こそ、愛情が沸くからです。

 

また、そこまでした料理ならば、お客様に評価されないことがあっても、改良の余地が生まれ、後々、新しい料理となって、喜んで頂けるかもしれません。

 

自らの想いを食材に託し、美味しい料理に仕立てることこそが、料理人の料理人たる所以と、頑なに信じ、この道を、めげることなく、挫けることなく、そして、決して腐ることなく、明日からも、歩き続けるのみです。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

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