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2015年の本鮪ランキング 

昨日は、築地をはじめとする多くの市場の初競りでした。初競りと言えば、毎年話題になるのが、築地での、生の本鮪の競り値で、

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1本、1,400万円の値段がつき、キロ単価70万円で、

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青森県大間産のものでした。また、ここ数年の初競りの最高値は、

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このように、推移していました。

 

この“大間の鮪”については、ここで、お話しすることはあえてしません。というのも、他人様の商売というか、やり方については、人それぞれだからですし、自分の仕入れ先の鮪屋の社長をはじめ、その道のプロの評価は、殆ど一緒だからです。これ以上は、推して知るべしということで・・・。

 

ところで、去年、その月ごとに仕入れた生の鮪(本鮪、南鮪、目鉢鮪)を、一年を通じてお話ししましたが、今回は、それらというより、鮪の王様でもある本鮪のランキングについて、お話ししたいと思います。仕入れ先は、ご存じのように、築地です。

 

どれが一番かは、言えませんが、3本の指に入るのが、去年の年明け最初に入荷した那智勝浦産の本鮪で、

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この時は、築地に、直接仕入れに行きました。

 

また、仕入れに行った週末に入荷した本鮪も、

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全く同じ鮪の別の部位でした。さらに言うと、暮れの28日に、鮪屋が競り落としたもので、色も味も殆ど変わることなく、お出しすることが出来、2週間以上、使えたということになり、この本鮪を、1位とします。

 

この那智勝浦産と同じくらい色持ちが良く、味が変わらなかったのが、

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5月の終わりに入荷した塩釜産の本鮪で、これが2位です。

 

そして、これらに次ぐ3位が、2月に入荷した高知県産の本鮪で、

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先程の那智勝浦産同様、この“連れ”も、

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その数日後、入荷しました。これで、1位から3位までのメダリストが確定しました。

 

これらの次点とも言うべきとも言えるのが、

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ボストン産の本鮪で、8月に入荷したものでした。赤身の部分が無いのは、病で、使えなかったからでしたが、仮に使えたとしたら、非常に良い赤身だったはずです。

 

ボストン以外の入賞クラスだと、

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4月の油津産の本鮪でした。

 

ところで、青森県大間産のものが無いと、不思議がるかもしれませんが、これまでに、何度もお話ししているように、大間は有名な産地ですが、必ずしも一番ではありません。巨人が球界の盟主であっても、優勝するとは限らないことと、全く同様なのです。

 

大間と同じ青森県の三厩(みんまや)、竜飛、北海道の戸井、松前など津軽海峡産の本鮪が、一番多く、入荷するのですが、自分の好みもあるにせよ、納得がいくのは、あんまりありませんし、もっと言うと、大間は、あんまり好きな産地ではありません。

 

それでも、12月の半ばに、入荷した大間産の本鮪は、

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今年の大間産の中では、一番のもので、ようやく入賞クラスというこになります。つまり、この大間以外にも、良いものはあり、オマケとして、UPしておきます。

 

新年になったばかりで、これから、本鮪をはじめ、どのような鮪が入荷してくるのかは、全く分かりませんし、去年入荷しなかった黄肌鮪の時季も、そろそろです。いずれせよ、今年は、どんな鮪が入荷して来るのか楽しみですし、“お初”の産地のものにも、出会ってみたいものです。

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