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平成25年1月に入荷した生の本鮪

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明日で、一月も終わりです。そんな一月に、【佳肴 季凛】に入荷した生の本鮪の数々を、今日はご覧下さい。
今年初めて入荷したのが、
1iki.jpg
長崎県・壱岐産でした。
その次に、入荷したのが、
1ny1.jpg
アメリカ・ニューヨーク産のもので、“大西洋クロマグロ”と呼ばれるものです。この次も、
nyny.jpg
同じく、ニューヨーク産でした。そのニューヨークの後が、
1katumoto.jpg
トップバッターと同じ長崎県・壱岐産でした。
そして、大トリが、
nati.jpg
和歌山県・那智勝浦産のものでした。今でこそ、大間や北海道・戸井などが、本鮪の代名詞となっていますが、那智勝浦は、本鮪を含めた近海の生鮮マグロの水揚げ一位であるだけではありません。
実を言うと、大間や戸井などの漁師は、勝浦などの和歌山の漁師に鮪の釣り方と、釣った鮪の処理の仕方を教わったのです。ちなみに、そんな一人が、こちらの方です。
鮪に限らず、紀州・和歌山県は、日本の漁業のメッカとも言えるところで、江戸時代の紀州は、漁業の先進地で、鯨、鯛、鰯などの沢山の魚(鯨は正確には、魚ではありませんが・・・)を求めて、紀州の漁師は、黒潮に乗って、釣りをしながら北上し、各地、とりわけ房州千葉県に移住しました。
そして、故郷の南紀白良浜や勝浦によく似た風景を見て、望郷の念にかられ、白浜とか勝浦の地名を付けたと言われているだけでなく、千葉県の方言や漁師言葉にも、和歌山県のそれと共通するものが多いと言われています。
ちなみに、静岡県にも伊豆の白浜や網代のように、和歌山や千葉と同じ地名があるのも、同じ理由だとも言われています。さらに言うと、徳島県にも、これらと共通するものが、沢山あり、これまた同じ理由によるものです。
徳島県、和歌山県、静岡県、千葉県と遠く離れ、何の繋がりも無いような感じすらしますが、海のシルクロードともいわれる黒潮が繋いだ縁だと言っても、過言ではないはずです。
ところで、“本鮪のコレクション”から、話が逸れてしまったような感じがするかもしれませんが、実は、自分の言いたいことが、一つあるのです。
先ほどお話しした大間や戸井が、本鮪の代名詞であることに、自分は辟易とすることもしばしばで、これらの産地が、必ずしも一番ではないということが言いたいのです。
本鮪に限らず、鮪は回遊魚で、獲れる時季や産地に沿った旬があり、そこにこそ、鮪の魅力があると、自分は思っていますし、これからの時季、生の黄肌(きはだ)鮪も入荷して来ます。
鮪だけでなく、本物の美味しさを、お客様に召し上がって頂く以上、自分自身の審美眼を、磨かなくてはならないのは、非常に難しいものがあります。
とは言うものの、料理という迷宮というか、伏魔殿に入り込んでしまった以上、出口まで辿り着かなくてはならないのが、自分の宿世だと思い、日々包丁を手にするのです。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
harushitaku.jpg
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
春には、まだ早いですが、吟味した食材で奏でる“身体にやさしい、美味しい日本料理”を、召し上がって、楽しい一時をお過ごし下さいませ。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
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