旬はまだですが・・・
魚市場には、時季外れの魚も、入荷してきます。時季外れだからといって、必ずしも味が落ちるということはありません。
そんな魚の一つで、ここ最近入荷が多いのが、伊佐木(いさき)です。伊佐木の旬は夏で、”夏の伊佐木は、鯛より美味しい”という言葉もあるほどです。
この伊佐木は、伊豆大島産なので、鮮度も抜群です。魚に限らず、食材は鮮度が命です。当然刺身でも、食べられますが、刺身にするには、”活け”のものでないと美味しくありません。
また、昨日は、”活け”の伊佐木も入荷していました。
ただこの伊佐木は、養殖もの(愛媛産)です。
養殖の伊佐木は、天然ものに比べ、黄色の背びれが、鮮やかです。
自分は、昨日のような伊佐木は、焼物用に仕入れてきます。鮮度もいいので、そのまま塩焼でお出ししています。
単品ものは、このように姿のままです。一本が、300グラム位の大きさです。また、会席のコースの焼物でも、召し上がれます。
会席の場合は、三枚に卸し、このように半身(はんみ)を、一人前としています。
前から、何度かお話ししていますが、この時季は端境にあたるので、伊佐木に限らず、食材選びには、幾分苦労します。
そんな悩みも魚市場に、足繁く通うことで、解消できるわけで、それが自分の中では、ある意味”ストレス解消”でもあります。
志村
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