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玄米ベースの雑穀御飯のめかぶ丼で、免疫力アップ

新型コロナウイルの感染拡大ゆえ、新聞や雑誌には、免疫力アップや、身体を守る食事の類の言葉を目にする機会があり、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えた“身体に優しい、美味しい日本料理”を自らの料理観にしている自分としては、素通りすることが出来ません。

免疫力アップに適している食材を使った料理が、

めかぶ丼ですが、御覧のように、めかぶは見えないので、順を追って、作り方をお話しさせて頂きます。

めかぶは、

ホームグランドの沼津魚市場で、

仕入れたもので、3月から5月くらいまでは、

新物が入荷しています。

ところで、めかぶとは、若布(わかめ)の根元部分の生殖細胞が集まった部位で、いわゆる若布は、葉っぱということになるのですが、めかぶに含まれる栄養成分の代表格が、フコイダンです。

フコイダンには、細胞を活性化させ、風邪やインフルエンザなどの菌に対して、免疫力を高める効果があると言われており、毛母細胞(もうぼさいぼう)を活性化させるため、発毛の新陳代謝を促進し、美しい髪を作る効果があると言われています。

また、アルギン酸を含むめかぶは、お通じを促し、アルギン酸に含まれるカリウムによって、体内の塩分を吸着し、血圧、血中コレステロール、血糖値の上昇を抑えるデトックス効果があるという研究結果も、発表されています。

さらに、めかぶに含まれるヨウ素(ヨード)は基礎代謝を促し、細胞の新陳代謝を活性化し、成長期にはもってこいで、カルシウムも多く含まれているため、骨の形成や、骨粗鬆症を予防出来るなどの説もあります。

器に、

玄米ベースの雑穀御飯をよそるのですが、雑穀御飯には、玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびが入っており、どれもが、無農薬、減農薬のものです。

雑穀御飯の主たる玄米は、めかぶ以上に免疫力アップの効果があり、自分の中ではスーパーフードでもあります。

自分の経験から言うと、紅顔の美少年(!?)の頃から悩まされていた花粉症も、マクロビオティックを食だけでなく、生活の一部に取り込むようになったら、検査をすれば、アレルギー反応の可能性はあっても、10年以上、症状としては皆無に近くなりました。

また、以前、「放射能汚染から、身体を守る食事とは」ということをお話ししたことがありますが、原爆投下後の被災地で、被災者を救護した医療従事者の中で、原爆症が発症しなかっただけでなく、症状が軽かった人達の食生活は、玄米と若布の味噌汁を食べていたいうデータもあり、めかぶ同様、デトックス効果があるのです。

玄米の蘊蓄はさておき、雑穀御飯の上に、

刻み海苔をちらし、

めかぶを、

旨味を補うため、

釜揚げしらす、

アクセントに湯がいた油菜も乗せ、

卸したての本山葵を、

天にあしらえば、冒頭の写真にもあるように、出来上がりです。

そして、欠かせないのが、

発酵食品の糠漬で、発酵食品には、 乳酸菌をはじめ、腐敗物質の増加を抑制する善玉菌が豊富に含まれており、善玉菌には、外から入ってくる病原体の侵入を防ぐ免疫細胞を活性化させる働きもあり、発酵食品を摂ることで、腸内環境を整えながら、免疫力を高めて病気を予防することが出来るのです。

ここに、野菜をふんだんに使った具沢山の味噌汁があれば、一度に、20種類以上の食材を食べることが出来、完璧と言っても、過言ではありません。

食べる時は、

醤油に山葵を溶いたら、

上からかけ、

よく噛んで、食べるだけです。

同じ環境にいながらも、病気にかかる人もいれば、そうでない人もいますし、症状の差があるのは、免疫力によるのは、広く知られていますが、免疫力とは、ばい菌や悪性物質を撃退してくれる力で、この細胞は、マクロファージと呼ばれています。

このマクロファージの強弱が大切で、健康の鍵であるマクロファージの力を高めてくれるのが、通称LPS(リポポリサッカロイド)と呼ばれる成分で、LPSは、土や野菜の中にいる微生物の成分で、元々、人間の身体の中には、存在しません。

そして、このLPSを最も含むのが、玄米で、その次が、めかぶで、三番目が蓮根です。

となると、玄米を使っためかぶ丼に、蓮根をおかずにしたら、三役揃い踏みということになります。

ただ、食物ですので、好みもありまししょうし、どんな学者や専門家も完璧ではありませんが、少なくとも、加工食品を食べるよりは、間違いはないはずのは、否定の余地はありません。

いずれにせよ、病気になりにくい身体を作ることは、最大の予防策で、移らない、移さないだけでなく、移ってしまっても、自分で拡散を止めることが出来るようになるのも、大事な予防策だと思います。

先は見えませんが、ともかく、忌まわしき疫病に立ち向かうために、食を大事にしていく姿勢を、これからも貫き続けます。

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