ピンチヒッター以上
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御存知のように、東日本大震災の影響で、様々な面で支障が出ており、流通面での支障には、多くの方が頭を悩まされていると思います。
当然、仕入れにも多くの影響があります。三陸地方の魚介類の入荷が、全く無く、交通網のマヒもあるので、延着も日常茶飯となっています。
そんな延着の一つが、宅配便のそれです。『佳肴 季凛』で仕入れる食材で、宅配便で届けられるのが、
天下無双の“大間の鮪”をはじめとする“本鮪”や、今が旬の“黄肌(きはだ)鮪”などの生の鮪です。
文字通り、これらの鮪は、生ものですから、鮮度が命ですから、延着はご法度であるのは言うまでもありません。ですから、冷凍の鮪に変えることにしました。所謂、ピンチヒッターです。
そんな先日、届いたのが、“インド鮪”と呼ばれている“南鮪(ミナミマグロ)”で、ケープタウン産のものです。
ご覧のように、冷凍のまま柵取りをしてあります。この柵取りしたものを、解凍してから、包丁して、盛り付けたのが、こちらです。
手前に盛り付けてあるのが、トロの部分で、奥が赤身の部分です。
肝心の味ですが、冷凍ものですから、多少水分が出るのですが、ちゃんとした下処理をすれば、生のものとは、殆ど変わりませんし、見た目は全く区別がつきません。というよりも、ピンチヒッターと言うには、もったいないほどのものです。
ちなみに、こちらが、
生の“インド鮪”(ニュージーランド産)で、去年の夏頃入荷したものです。
ただ、お出しする自分としては、少しでも良いものを、お出ししたいので、一日でも早く、流通が通常の状態に戻って欲しいですし、それ以上に、被災地の復興を願ってやみません。
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店主 志村
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