仕入れ、仕込み、お弁当の共通項は、さばふぐ&銀鱈
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3497回目の今日も認(したた)めます。
今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、
お弁当の御注文もあったので、仕入れたのは、桜海老で有名な静岡県由比産のさばふぐだけでした。
昨日の時点で、荷主の由比の魚屋さんに注文しておいたので、
荷造り場と呼ばれる集積場に置いてあり、魚市場で買ったものが、自分の窓口になっている問屋に集まるのが、荷造り場です。
5時前のような早い時間だと、 今日のような状態ですが、5時半を過ぎると、それこそ集積場になります。
自分のさばふぐは、
8,0キロにして、
自分好みのサイズに選ってもらった200~300グラムのサイズです。
一方、売場にも、
同じ魚屋さんが持ってきたさばふぐが並んでいたものの、言わずもがなの素通りをし、魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻ったら、出汁を引くなどのルーチンの段取りを終えたら、お弁当の料理に取り掛かり、揚物は、
さばふぐの唐揚(写真 左)と鯵のしんびき揚(同 右)で、焼物は、
銀鱈の西京焼で、最終的に、
お弁当は、このように仕上りました。
盛付けてくれたのは、 女将兼愛妻(!?)の真由美さんですが、
お弁当用の料理が仕上るまでの間、真由美さんは、
【西京漬】用の銀鱈(カナダ産)の鱗取りをしてくれ、お弁当用の料理を仕上げ自分が手直しをし、
水洗いし、卸した後、切身にしたら、脱水シートに挟んだら、
冷蔵庫へ。
入れ違いで、
さばふぐを出しました。
さばふぐは、
背びれと、
尻びれを包丁したら、
頭の付根に包丁を入れたら、
頭と皮を同じに剥き、このやり方を、
ぐる剥きと呼んでおり、剥いてくれるのは、専ら真由美さんです。
剥き終えたら、
ふぐ類の下拵えには不可欠の水洗いをし、
拭き上げたら、
唐揚げ用に、
包丁したところ、
60個もあり、一度に使うことは出来ないので、真空パックして、
冷凍庫へ。
魚の仕込みも終わったので、
いつものように、まな板周りやカウンター内の掃除をしたのですが、
お歳暮用の【西京漬】の発送の準備もしなくてはならず、ランチ、夕席共、お休みをさせて頂き、
その仕事に取り掛かりました。
銀鱈、サーモンが各5枚入った“2種5入”の豪華版にはじまり、
一番人気の“3種2入”などを箱詰し、
“3種2入”とは、銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入ったもので、一番人気のセットでもあります。
箱詰を終えたら、自分は仕込みを始め、
いつものように、真由美さんが包装をしてくれ、
発送分に送り状、手持ち分には、
紐をし、袋に入れ、冷凍庫にしまっておきました。
例年、この時季は、不定期な休みを取らせて頂くこともあるので、御来店の際には、御予約をお願いさせて頂いております。
お手数、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、くれぐれも宜しくお願いします。
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