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鱧(はも)、葉血引(はちびき)、『西京漬』用のサーモンで、休日出勤

Vol.4051

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月12日)は

休日出勤の様子について

お話しします。 


それじゃ、始めるよ~🐡 


今日は定休日でしたが

明日が休市日ということもあり

沼津魚市場へ。

先ず向かったのが

こちらの売場で

伊豆半島周辺の魚を中心に扱う売場で

売場では

金目鯛の仕分けをしているところでした。


漁船からの水揚げだけでなく

クーラーボックスに入れて

持って来る漁師もいます。


クーラーボックスには

漁船の名前が

書かれており

漁船ごとに魚を仕分け


売場には

目鯛(めだい)と葉血引(はちびき)が

並んでいました。

宇佐美とは

東伊豆の伊東にある漁港です。 

仕分けられたばかりでしたので

1本だけ

量ってもらうと

1,3キロでした。


魚市場だけに

それこそ河岸を変え


『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)を

仕入れるため

こちらの売場へ。 

この中から

4,2キロのものを

仕入れることにしました。


加熱調理をする『西京漬』用とは言っても

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

鮮度の確認を

パスすることは出来ません。

えらを確認すると

鮮やかな赤い色をしており、合格!


さらに、河岸を変え

向かったのが

活魚売場でした。

山口県産の鱧(はも)を

仕分けをしている最中で

この1本を

仕入れたのですが


このように

死んでいる鱧は

落ち鱧と呼ばれており

落ち鱧は

鱧料理の代名詞とも言うべき

“落とし”には使わず

otosi.jpg

(👆が落としです)

揚物、焼物などに使います。

落ち鱧鱧の落とし

混同しやすいですが

お間違いなく。 


【佳肴 季凛】に戻ると

「親方、おはよう🐡

ハチビキ、ハモ、サーモンを

仕入れたんだね。」

と、熱血君。 


「おはよう🐡そうだよ。

今日は、この3つだけだから

早めに終われそうだよ。」

と、言うと

「頑張ってね♬」 


外では

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

花瓶の紫陽花の片付けをしてくれ


熱血君が

「おはよう、真由美さん🐡

真由美さんも、休日出勤?」

と、声を掛けると

「熱血君、おはよう🐡

花とか花瓶の手入れは

毎日しないとならないからね。」

「そうだよね。

季凛の園芸委員だし・・・。」

「子供の頃から

好きだからいいんだけどね。」

「だから、お花や庭の手入れを

楽しそうにしているんだぁ。

真由美さんも、頑張って~。」

「はいよ~♬」


まな板周りを養生してもらったら


父の日用の

『西京漬』の発送の準備をし

内容は

銀鱈、サーモン、鯖が

各2枚入ったものです。


サーモンと

葉血引の鱗(うろこ)取りは

自分の役目です。


鱧はうろこではなく

ぬめりを取るので

ぬめり取りは

真由美さんの役目です。

//

真由美さん、ファイト!

\\


下処理を終えた鱧は

卸したままにし

冷蔵庫へ。


「骨切りはしないの、親方?」

「しないよ。」

「どうして?」

「早めに終わりたいから

少しでも仕事の量を

減らしたいんだよ。」

「親方でも

そういうことあるんだね。」

「時には・・・、ね。」 


葉血引は

尾びれを落とし

血抜きのため

中骨に細い針金を通したら

身を立てにし

軽く上下に動かします。

余分な血を抜くことで

生臭みを取り除くことが出来るのです。

今日のように

卸さずに

しまっておく時は

このひと手間を欠かすことは

出来ません。


「どうして、このままなの?」

と、熱血君。 


「卸すと

身の色が変わりやすいからだよ。

身が赤いからね。

ただ、葉血引の赤いのは

色素によるものだから

鮪(まぐろ)や鰹(かつお)みたいな

赤身とは違うけどね。」

「赤身じゃないってことは

何のなの?」

「白身。赤いけどね。

赤身の魚の色は

ヘモグロビンやミオグロビンによるんだよ。」

「へぇ~。」 


サーモンは

卸したら

切身に。 


「この四角い切身は?」

と、訊いてきました。


「この2つは

お弁当用なんだけど


ランチ用の8枚(右側)と

区別してあるんだよ。

気持ち小さめだけど

形がちゃんとしているのが分かる」

「うん、分かるよ。」


切身にしたら

お手製の西京味噌と共に

真空パックする前に

包丁を砥ぎ

その後に

掃除をすると

//

♬ お片付け~ お片付け~

さぁさ、二人でお片付け ♬

\\

熱血君の応援もあり

サーモンを真空パックしたら

終了です。


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0987.jpg

「お疲れ様、親方。

時々、休日出勤もしているし

休みが無い時って

気分転換はどうしているの?

前から気になっていたんだけど・・・。」


「休みでも、家族の夕飯も作るし

どこかへ出掛けても

何かしら食べるわけだから

料理のことは切り離せないよ。

料理が好きで

料理人になったから

良い意味であきらめているんだな、これが。」


「そ~なんだぁ。」

「自己実現の場かもしれないね。

ただ、商売が絡むと

その境地にはまだまだけど・・・。

いつか、そこに行けるよう

出来る限りのことはしないとね。」

「そうなんだね。

そこに行けるよう

僕も応援するよ。」

「はいよ~♬」 

こうして

休日出勤が終わったのでした。 


「明日は、市場が休みだね。

じゃ、また🐡」 by ミニふぐ 

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