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知床らうす産船上活〆鰤(ぶり)で仕込んだ『西京漬』&コース料理用の西京焼

Vol.4186

いらっしゃいませ 


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(10月25日)は



知床らうす産船上活〆鰤(ぶり)で

仕込んだ『西京漬』&コース料理用の西京焼

についてお話しします。




「おはよう、親方🐡

おっ、ブリを仕入れて来たんだね。」

と、熱血君。 


「おはよう🐡

そうだよ。

今日のは

11,5キロだよ。」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1908.jpg


「デッカイね~。

札付きだけど・・・。」


「あっ、これね。

世界自然遺産

知床らうす産

船上(せんじょう)活〆(いけじめ)

鰤(ぶり)のだよ。」

「世界自然遺産知床らうす産船上活〆鰤

・・・・・。

3回繰り返すと呪文みたいになるね。」

「あはは・・・。

じゃあ、らうすを羅臼にすると

世界自然遺産知床羅臼産船上活〆鰤

ってなるから

お経みたいに見えない?」

「そのものじゃん!」

「これを裏返すと

こんな感じなんだけど

ロットナンバー付だよ。」

「わっ、スゲ~!」

「今朝、沼津の魚市場に並んでいたけど

めくってみると

ほら!」

「ちゃんと数字がバラバラだね。」

「そうだよ。

この3つの山が

この羅臼産だよ。」

「左が16本

真ん中が10本 

右が9本だから

全部で25本だね。」

「そうだよ。

でも、どうして3つの山なの?」


「目方で分けてあるんだよ。

左が

10キロ台

真ん中が

11キロ台 

右が

12キロ台。」 

「それにしても、凄いね。

11キロ台のにしたのは

どうしてなの?」

「12キロ台でも良かったんだけど

1キロ違うだけで

単価にかなりの違いがあるからだよ。」

「そうなの!?」

「魚って

そういうものなんだよ。」

「そうなんだぁ~。」

「だから、11キロ台で

一番大きいものを選んだんだよ。」

「ふぅ~ん。」 


「その前に

これを読んでごらん。」

「・・・・。

あっ

北海道のブリなんちゃらじゃん。

わざとこうやって、敷いたの?」

「そんな面倒なことするわけないじゃん。

たまたまだよ。

素通り出来ない記事だから

分かってれば

汚れないように

取っておくし・・・。」

「そうだよね。

で、内容は?」

「羅臼の鰤がブランド化されたのが

2015年なんだけど

北海道の鰤の水揚げが増え始めたのは

2010年ころからで

今じゃ、全国1位。

その頃までは

鰤の水揚げは殆どなかったから

鰤を見た水産関係者は

『この魚は・・・?」

みたいなことになったんだって。」

「へぇ~。

今じゃ、考えられない話だね。」


「そうだよ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG2076-1.jpg

ここに出て来る水産研究家の藤原さんに

“見慣れな魚”として

問い合わせもあったんだって。

藤原さんって

会ったことはないけど

FB繋がりで

魚に関する色んなことを

教えてもらっているし

ぼうずコンニャク - 改訂記 ヒメジンドウイカ... | Facebook



水産関係者にとってはバイブルとも言える

『ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑』

(通称 ぼうずコンニャク)

っていうサイトの主宰者だよ。」


「あっ、時々

このサイトの写真とか使っているよね?」

「そうだよ。

だから、バイブルなの。」

「なるほどね~。

それにしても

ブリを仕入れた日に

ブリの記事が出て来るなんて

奇遇だね。」

「今日の鰤も

『西京漬』とか

コースの西京焼に仕込むんだけど

西京焼の神様が降りてきたとか・・・!?」

「そういうことにしておくね。」 


鱗(うろこ)が細かい鰤は

包丁を使うすき引きという方法で

鱗を取り除きます。 


頭を落とし

はらわたを抜こうとすると

メタボ状態の内臓が現れました。

「これって

かなりヤバいんじゃね。」

「そうだよ。

ただ、この内臓がお腹に残っていることで

この脂肪が身に回って

身の脂肪分が

バージョンアップされるんだよ。」

「内臓脂肪が

身の脂肪になるんだぁ。」

「だから、脂が乗る魚を締めた時

あえて内臓を抜かないで

脂肪を回るようにする方法もあるんだよ。」

「そんなのもあるんだぁ。

魚って、奥が深いね。」

「そうだよ。」

「どこで覚えたの?」

「どこって、沼津の市場に

魚を持って来る漁師に教わったんだよ。」

「市場って

仕入れの場所だけじゃなく

学校とか塾でもあるんだぁ」

「自分の場合は

そうかもね。」

水洗いした鰤を見ると

身は


乳白色をしており


「これが

“脂乗ってます!”ってこと?」

「そうだよ。」

三枚に卸したのが👇


腹骨を欠き

柵取りをし

特に、腹の部分は


脂乗り乗りにして
見ているだけで・・・🤤


使い勝手に応じて

切身にしたのがこちらです。

◆コース料理の西京焼用(その1)


◆同(その2)


◆ギフト用

 ギフト用とは

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

いわゆる『西京漬』のことです。


◆お弁当用



「どれこれも

んまそうなんだけど

優勝はこれだね

とろの部分だけにトロフィー🏆」

「今日の鰤の美味さを

超えることはないけど

上手い!」

「わぁ~い♬

座布団が1枚や2枚よりも

この切身を

1枚でも2枚でも・・・。」

「そりゃ、無理だよ。

1本の鰤で4枚だしね。」

「ありゃりゃ・・・。」 


これらを

有機JAS認証済の西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌と共に

真空パックしたら

冷蔵庫へ。 

また、頭や中骨などのあらの部分は

出汁を取るために焼いておき

赤い魚は、葉血引(はちびき)です。

さらにさらに

身がついている部分は


フレーク用に

ほぐし身にしておきました。


「これも、んまそう!」

そうこうしているうちに

休憩時間となり

先週の鰤の切り落としの西京焼を

昼ごはんのメインディッシュにして

昼ごはんのおかずに。



\\ これ絶対 うまいやつ~ //



“季を尊(たっと)び 凛とす”

が、【佳肴 季凛】の由来ですが

その言葉の通り

季節の食材に

しっかりと向き合うのが

自分流です。

そして、この北海道産の鰤こそが

それに相応(ふさわ)しい魚にして


この鰤で『西京漬』を仕込めるのは

この上ない喜びに

他なりません。 



「真由美さんが

庭のコスモスを一輪差しにするのかなぁ。

そんじゃ、また明日🐡」 by ふぐとらちゃん


★☆★ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心のある方は

御覧ください。

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