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HOME ≫ ブログ ≫ 西京焼用と刺身用の鰆(さわら)は、静岡県焼津産

西京焼用と刺身用の鰆(さわら)は、静岡県焼津産


西京焼だけでなく

刺身にも使える魚の一つが

鰆(さわら)です


そういう意味では

二刀流なので

大谷を越える存在!?



4月12日(Vol. 4,356)

いらっしゃいませ 


マクロビオティック

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし 

天然のとらふぐ

西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼

熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます


沼津魚市場から

戻って来ると


「おはよう、親方🐡

サワラを仕入れて来たのは

久々じゃね?」 

と、熱血君 



「おはよう🐡

一年振りくらいかも・・・」

と、答えました 


「一年!?

そんなに仕入れて

いなかったの?」



「4月の終わりには

良い鰆は入荷しなくなるし

寒くならないと

良いのが

出て来ないからね」


「ってことは

サワラが出回るのは

半年ってことなんだぁ」 


「そうだよ」 


「サワラが好きな

親方としては

つまらなかったんじゃね?」 



「確かにね~

ただ、入荷があれば

必ずチェックはしていたけど

良いのがあっても

値段が高過ぎたりしたから

仕入れなかったんだよ」 


「魚って自然相手だから

たいへんなんだねぇ」




「そうだよ

ここ最近は

入荷も増えて来たから

値段も落ち着いて来たし 

鰤の入荷も

少なくなってきたから

仕入れたんだよ」


「ふぅ~ん

そう言えばさぁ

2、3年前に比べて

ブリを仕入れることが

多くなったような

気がするんだけど・・・」



「去年、※【西京漬】

ラインナップに入れたし

バージョンアップした

ランチメニューの

西京焼でも

使うようになったからね」 



※【西京漬】



「もう一年にも

なるんだね~」

「そうだよ」


「で、今日のサワラは

どこ産なの」 


「今日のは

焼津(やいづ)ので


数も結構あったよ


しかも、今日のは

活〆にされていたし


えらを見たら

鮮度も良かったから


即決したんだよ」 


焼津とは

静岡市の隣に位置し

沼津同様

魚の町として

知られています 




「相変わらず

魚のチェックは

厳しいね~」



「当たり前じゃん

良い魚を仕入れるのが

使命だし

使命って

どういうことか

分かる?」 


「どうって

重大な務めとか

責任ある仕事じゃね?」 


チッチッチイラスト/無料イラスト/フリー素材なら「イラストAC」


「チッチッチ

命を使ってまで

やることだよ」 


「え゛~っ

そこまで重いの!?」 


「まぁ、少なくとも

自分にとっては

それくらいのもんだね」 



「ヤバっ  *̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)

恐れ入りました・・・」 




鰆をまな板に乗せたら

包丁で

ぬめりと鱗(うろこ)を

軽く取ります


鱗を取る作業が

少ないのも

好都合です 


下半身が

丸みを帯びているので

期待しつつ


頭を落とすと

乳白色の身が

現れました 



乳白色=脂有り

なので、ひと安心 



水洗いをし


先ずは片身を

卸すと

身割れ無し


魚の中でも、鰆は

最も身割れしやすい魚なので

卸す時は

細心の注意を払います 


片身が平気でも

卸すまでは

分かりませんが


残りの片身も

身割れ無し




腹骨を欠いたら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5869.jpg



身を返し

切身にしていき

尾に近くなったら

ここでストップ



背と腹に分け

柵取り


このようにしたのは

刺身用に使うためです 



残りの半身も

腹骨を欠いたら



尾の先端を

お弁当の西京焼用に

包丁しました 



身を返したら



刺身用の柵に

しやすい部分を

包丁し


これらが

刺身用の柵です 



残りの部分も

先程の半身同様

切身にしました




「すげぇ~

形の良い部分だから

揃っているね」


焼いてから

出汁を取るための中骨も

ひと手間をかけなくては

なりません





というのも

活〆にされてはいても

中骨に

血が残っているからです



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5885.jpg


金串を刺すと

熱血君がやって来ました



「何をするの?」


「まぁまぁ

御覧(ごろう)じろ」



「わっ

出血大サービスじゃん」



こちらが

中骨のアフター



「美しい・・・」


「血が残っていると

雑味を感じるからだよ」 



「中骨みたいな

あらにも

手間をかけるなんて

凄過ぎ~!」 


「獲りに行ってくれた

漁師のことを思えば

ここまでしないとね

荒海の中で

漁をするっていうのは

命懸けだからね」


「それこそ

さっき言ってた

使命じゃん」 



「そうだよ

その使命に応えるのが

料理人の役目なんだよ

それだけじゃなく

漁師の代弁者に

ならなくちゃならいのも

料理人の役目なんだよ」 



「よく言っているもんね」 

コース料理の

西京焼にするため


切身は

有機JAS認証済の

西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌

と共に、真空パックし



中骨だけでなく

頭なども

出汁用に焼いておきました 


また、真子(卵巣)は

薄味で煮含めるため

水で晒したのち

ざるに上げておきました 

「卵も捨てずに

取っておくんだね」


「もちろんだよ

胃袋とかは

賄いのカレー行きだし

使えるものは

取っておくんだよ


命ある食材だし

粗末には出来ないからね」 


「サワラも

親方に料理されて

良かったと思うよ」 




画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG6116.jpg



最後に

真子を煮含めておき

鰆の仕込みが

終わったのでした 



いつまで

鰆が入荷するまでは

分かりませんが

SNSで繋がっている

全国の魚屋さん達の

様子からして

今月一杯までは

良さげな鰆を

期待出来そうです




「筍をもらったんだぁ

田舎あるあるだね

そんじゃ、また🐡」

by ミニふぐちゃん 




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