グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 地物のさばふぐ

地物のさばふぐ

定休日明けの今日は、

s-P9016398

沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。この売場には、沼津近郊で水揚げされる魚が、並べられることが多く、

s-P9016400

このごま鯖のように、荷主である船の名前が、書かれた札が置かれています。色々と物色していると、

s-P9016399

さばふぐが並んでいるのに、気が付きました。先程のごま鯖同様、地物です。ここ最近の相場からして、さほど高くならないような感じがしたところ、案の定の相場で、

s-P9016401

10キロ入りのものを、2ケースセリ落としてもらうことが出来ました。その後、

s-P9016402

発泡スチロールに移し替え、持ち帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、ひと通りの段取りを終え、卸し始めましたが、さばふぐなどのふぐを卸す時は、背びれと尻びれを落としてから、

s-P9016407

頭の付け根の部分に、包丁で切込みを入れます。切込みを入れ終えたら、

s-P9016410

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番です。

s-P9016412

“ぐる剥き”と呼ばれる方法で、頭ごと皮を引っ張り、剥き身の状態にしたら、水洗いをします。真由美さんが、簡単に水洗いをし、

s-P9016414

それを、

s-P9016415

自分が手直ししていきます。洗い終えたら、

s-P9016416

水分と残った汚れなどを拭き取れば、終了です。

s-P9016418

結局、全部で、87本ありました。このさばふぐは、唐揚用に仕入れたので、

s-P9016419

骨ごとぶつ切りして、一度には使い切れないので、

s-P9016420

日付と個数を書き、真空パックして、冷凍しておくことにしたのですが、全部で、約120個ありました。

 

こうしておけば、味を落とさず、お出し出来るだけでなく、これからの時季、台風などで、揚物用の魚が無い時に、使うことも出来ます。ちなみに、当店のふぐ料理は、天然のとらふぐしか使わないので、さばふぐの唐揚は、単品ものや、会席料理の揚物で、お出ししています。

 

さばふぐが、天然のとらふぐの味には、及ばないのは、否定出来ませんが、十分旨味があり、リーズナブルなお値段で、召し上がれるのも、さばふぐの良いところでもあります。このことは、さばふぐだけでなく、しょうさいふぐ、ひがんふぐについても、同様です。

 

“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、天然のとらふぐが、やはり一番なのですが、それを確かなものにさせてくれるのは、さばふぐなどの脇役のふぐでもあります。脇役の美味しさも、これまた、ふぐの魅力でもあります。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る