さばふぐはパスして、お弁当の準備
明日は、沼津の魚市場が休みですので、今日は、定休日でしたが、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。売場には、
地物のさばふぐが、このように、
山積みされており、全部で、350キロくらいありました。
これだけあると、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、素通りするわけにはいかなかったのですが、先日仕入れたさばふぐのストックもあるだけでなく、休みが完全に無くなるのだけは、避けたかったので、断腸の想いというか、心を鬼にして、その場を通り過ぎることにしました。
この場から、
別の売場に行くと、
発泡スチロールに入ったさばふぐが、山積みになっていました。
このさばふぐは、
三重県産のもので、1ケースに、
3キロ入っており、全部で、21ケースつまり、63キロ入荷してしていたことになり、先ほどの売場と合わせると、400キロ超で、これまた、泣く泣く、この場から、立ち去らざるを得ませんでした。
その後、ひと通りの仕入れを終え、苦々しい気持ちで、市場を後にしたのですが、『佳肴 季凛』に戻ると、明日のお弁当の焼物のサーモンに、
串を打ったり、
南蛮漬やお新香を、カップに入れたりしました。お弁当の煮物などは、昨日の時点で、仕込んでありましたが、
彩りに使う隠元はまだでしたので、包丁し、揚物のあしらいの獅子唐を、
掃除して、串に刺しておきました。その後、
御飯の米を研ぎ、最後に、
冷凍庫から、下味をつけた鶏肉と、三枚に卸した鯵を、冷蔵庫に戻しておきました。
何度もお話ししているように、一人仕事ゆえ、今日のようなことは、これまでにも多々ありますし、出来ることなら、仕事を間引きしたいこともありますが、間引きをすれば、美味しい料理を作ることは不可能です。
料理ではなく、美味しい料理を作るために、料理人になったのですから、自分の時間が無くなるのは、覚悟の上ですし、料理というより、食を取り巻く昨今の状況を見ると、時代遅れかもしれませんが、愚直なまでに、今のスタイルを貫くことこそが、自分の道ゆえ、歩き続けるのみです。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
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