さばふぐのかき揚げ
昨日のお話しの続編です。
さばふぐは、
唐揚にしてお出ししていますが、揚げる前の下拵えは、胴体の部分を、
ぶつ切りにします。
ぶつ切りしたら、
薄口醤油と日本酒を同割りしたものに、10分程度、漬け込んでから、
片栗粉をつけて、
油で、揚げます。実は、ここまでが前置きで、本題は、ここからです。
ぶつ切りにする時は、頭の方から、包丁していくのですが、尾びれに近いところも、
このように、包丁します。さばふぐのひれは、無毒ですので、食用可能ですが、大して美味しくないので、処分します。
包丁し終えたら、
三枚に卸し、
身と中骨に分けておきます。使うのは、身の部分で、これをかき揚げにします。かき揚げには野菜が必要ですので、今回は、
人参、玉葱、茗荷、三つ葉、パプリカ(赤)、えのきの6種類を用意しました。そして、先程のさばふぐの身を、
含めると、合計7種類の食材で、しかも、ふぐ入りですので、まさに、“七福神”です。
これらを、
ボウルに入れ、
打粉をし、
卵、水、小麦粉で作った衣を入れ、形を取ったら、
油に入れます。火が通ったら、
油から取り出し、余分な油が切れたら、
素揚げした獅子唐と共に、盛り付けます。
ただ、さばふぐのかき揚げは、“裏メニュー”というか、賄いですので、お客様にお出しすることは、基本的にはありませんので、今夜は、
もうひとつ揚げて、包丁してから、
女将兼愛妻(!?)の真由美さん達と、厨房で、今日一日の疲れを癒したのでした。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
(全9品 お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。
なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。
コメントを残す