お持ち帰り(テイクアウト)の海老フライと鶏の唐揚げ
昨日、
一昨日と、
お弁当をご用意させて頂いたのですが、今日は、お弁当ではなく、
お持ち帰り(テイクアウト)用の海老フライと、
鶏の唐揚げを、
大皿で、ご用意させて頂きました。
仕上った時は温かく、ラップをすると、蒸れてしまうので、御注文して下さったのは、ご近所の常連さんでしたこともあり、
キッチンペーパーをかぶせた状態で、お渡ししました。
今日の海老フライと鶏の唐揚げは、お客様のご要望を聞き、ご用意したもので、これまでお話ししているように、当店の料理は、基本というか、フォーマットのようなものはあっても、今お話ししたように、お客様次第です。
ビーフストロガノフ、パエリア、青椒肉絲など、専門外の料理をお受けすることは出来ませんが、日本料理の範疇にあるものなら、一応クリア出来るので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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2020.4.18|お持ち帰り(テイクアウト) |permalink|コメントはまだありません
テイクアウトと営業許可証
新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店が大打撃を受けており、その結果、全国多くの飲食店がテイクアウト(持ち帰り)やデリバリー(出前)を始めているのは、ご存じかと思います。
そんなこともあり、テイクアウトやデリバリーについての投稿を、ネットやマスコミの報道で、目にする機会も多く、気になる点もあっただけでなく、懇意にしている広告代理店の方から、色々と相談、質問されたので、それについて、今回はお話しさせて頂くことにしました。
飲食店と営業するにあたっては、所轄の保健所に届けを出し、営業許可証を交付してもらわなくてはなりません。
言うまでもなく、当店も営業許可証があり、先ず、
飲食店営業(食堂)のもので、
静岡県富士市の保健所の交付によるものです。
その次が、
そうざい製造業で、
静岡県の交付によるもので、県知事の名前が書かれており、県知事の許可であるのは、そうざいは、不特定多数の人が購入され、販売範囲が広くなるからです。
そして、最後が、
ふぐに関する営業の登録書で、営業許可証とは意味合いが異なり、こちらは、飲食店営業同様、富士保健所により、交付されたものです。
飲食店の営業許可証さえあれば、テイクアウト、デリバリーをはじめ、調理したものは、何でも扱えると思われがちですが、実は、そうではないのです。
飲食店営業の範疇で扱えるテイクアウトやデリバリーの料理は、お客様が注文したものだけや、御来店された際に持ち帰るだけに限られるのですが、日常的に多くの数が出るとなると、飲食店営業の食堂の範疇では収まらないので、食堂ではなく、仕出しの許可を申請しなくてはなりません。
というのも、食堂と仕出しでは、設備の基準も異なるからです。ちなみに、食品衛生法で定められている営業許可が必要な業種は、全部で34種類あり、それらについては、こちらをお読み下さい。
また、店内にパック詰めされたものを並べて販売するのは、そうざいの許可が必要になるだけでなく、自店以外での販売の際も然りです。
さらに言うと、パック詰めされたものを販売するにあたっては、食品表示法に基づき、原材料、賞味期限、内容量、製造所(個人の場合は氏名)などの書かれたラベルを貼らなくてはなりません。
ですので、当店で扱っている【西京漬】、
【胡麻だれ】と【ぽん酢】には、
それぞれ、
ラベルがあります。
さらに、無許可で販売をして、食中毒のような不慮の事故が起きた場合、保健所の管轄ではなくなり、警察のそれ、つまり事件になり、飲食店が加入している保険の対象外となってしまうのです。
結果として、営業停止の処分だけでなく、最悪の場合、交付されている許可証も没収されてしまう可能性もあります。
最後になりますが、実は、このようなお話しをしたのは、自分が、保健所や県の回し者ではなく、許可証に関することで、始末書を書くことになった苦い経験があり、同じ轍を踏んで欲しくないからで、それ以来、新しいものを販売する場合は、必ず、保健所の指示を仰ぐことにしています。
食の安全と安心ということが言われるように久しくなりましたが、食に携わる身として、そのことを忘れずに、これからも、日々の仕事を大切にしていきたいものです。
2020.4.14|お持ち帰り(テイクアウト) |permalink|コメントはまだありません
大晦日の仕込み
大晦日の今日は、
お持ち帰り料理の『言祝ぎ』の仕上げと、
盛り付けから、
一日が始まり、盛り付けを女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、自分は、
お持ち帰りのふぐ料理の『ふくはうち』を仕上げた後、
フライヤーの掃除を始めることにし、汚れ具合から、
新年は新しい油を使うことになりました。
油を抜いたら、
フライヤーの掃除を始めたのですが、
汚れ具合は、ハードな暮れそのもので、
そのまま廃棄というより、リサイクル用に、ポリタンクへ。
フライヤーの掃除を終えたら、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
グレーチングを外し、側溝の掃除をしてくれ、とりあえずの掃除が終わりました。
そうこうすると、お引き渡しの時間が近づき、
お客様の御来店を待つばかりとなっており、明日の元旦を休んでから、2日から営業するので、
諸々の仕込みに、
二人して、
取り掛かり、
全ての仕込みにして、今年の全ての仕事が、
終わりました。
何はともあれ、今年も色々と、有難うございました。そして、どうぞ良い年神様をお迎えになられ、ご多幸をお祈り致します。
明日の元旦をお休みさせて頂き、2日より、通常通り営業し、新年も今年同様、ご贔屓のほど、宜しくお願いします。
2019.12.31|お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
一日早い『言祝ぎ』&『ふくはうち』
今日と明日で、今年も終わりですが、今日は、明日の大晦日を前に、
お持ち帰り料理の『言祝ぎ』と、
『ふくはうち』を、
ご用意しました。
どちらも、お持ち帰り料理ですので、
容器もそれ用のものです。
お客様が御来店されたら、
風呂敷に包み、お渡ししました。
今日のご注文のお陰で、明日のウォーミングアップが出来、一年振りの仕事に、臨めそうです。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
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2019.12.30|お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
『言祝ぎ』と『ふくはうち』の新しいお品書き
先日、年末年始の営業についてお話しした時、これまで大晦日のみだったお持ち帰り料理の『言祝ぎ』も、
『ふくはうち』も、
大晦日&お正月に改めたので、そのお品書きを新しくすることにし、
新しいお品書きが、届きました。
ということで、新しいそれは、
大晦日&クリスマスだったところを、
大晦日&お正月に、
書き換えたもので、新年は2日から営業するので、お正月という期間は、5日までです。
このような暦ゆえ、元旦でも、お持ち帰り料理に関しては、可能な限り対応させて頂きますので、詳細については、直接お問い合せ下さい。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
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2019.12.10|お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
年末年始の営業&お持ち帰り料理のご注文日
12月に入ると、お問い合せ頂くのが、年末年始の営業日で、例年12月31日から1月4日までを目安に、お休みしていました。
月曜日が定休日ということもあり、仕事始めが、今年のような1月8日(火)となると、自分としては、悪いことをしているような気分にならざるを得ず、新年は、
2日から5日まで、通常通り営業し、
6日と7日をお休みさせて頂きます。
一方、31日と、
1日は、
お休みさせて頂きます。
そんなこともあり、31日のお引き渡し料理の『言祝ぎ』と、
『ふくはうち』は、
年末年始お持ち帰り料理に変更させて頂き、営業日(2日~5日)は、ご注文が可能です。
また、1日の元旦も、可能な限り対応させて頂きますので、詳細については、お電話にて、直接お問い合わせ下さい。
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当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
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2019.12.4|お持ち帰り(テイクアウト) 季凛 ふぐ |permalink|コメントはまだありません
兜(かぶと)が半分の御祝い用の鯛の焼物
今日は、
御祝い用の鯛の焼物を御用意したのですが、仕立て方は、先日お話ししたものと、
全く同じだったのですが、魚体も2周りくらい大きい1,4キロのものでしたので、
兜(かぶと)と呼ばれる頭を半分に包丁してから、塩焼にして、
身の部分は若狭焼にし、盛り付けたのですが、若狭焼とは、出汁、日本酒、薄口醤油、味醂、赤酒に漬けてから、焼いたものです。
そして、冒頭の写真のように盛り付けたら、ラップをし、
今回の容器は、発泡スチロール製だったこともあり、下にボール紙を置き、
風呂敷に包み、お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
先程お話ししたように、人数に応じて、鯛の大きさも変えるだけでなく、結果的に、器というか、容器も変えています。
言うまでもありませんが、昨日のお弁当のように、お持ち帰り料理に限らず、ご要望に応じ、可能な限り対応させて頂きますので、お気軽にお問い合せ下さい。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
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2019.8.21|お持ち帰り(テイクアウト) |permalink|コメントはまだありません
お持ち帰り用のふぐ刺と盛り込み料理
お盆休み中ということもあり、今日は、ご自宅で会食をされるお客様から、
盛り込み料理と、
ふぐ刺のご注文を頂いたのですが、ご自宅での会食ということもあり、お客様ご自身がご自宅で色々なものをお支度されているので、当店が御用意したのは、この2つの料理でした。
盛り込み料理は、揚物と焼物を中心としたもので、揚物は、
上から、海老の彩り揚げ、さばふぐの唐揚げ、鯵の新挽揚げで、焼物は、
鶏肉の照焼、
玉子焼、銀鱈の西京焼でした。
器に天紙(てんし)を敷いたら、
鯵の新挽揚げを台にし、
海老の彩り揚げ、さばふぐの唐揚げを盛り付けたら、
玉子焼を台にして、
鶏肉の照焼を盛り付けたら、
銀鱈の西京焼、はじかみを盛り付けました。
そして、 つくねの蕃茄(ばんか)煮を盛り付け、
蕃茄とはトマトのことで、トマトケチャップをベースに味付けし、仕上げにバーナーで焼目を付けてあります。
最後に、
色目が地味だったこともあり、ペティトマトをあしらったら、出来上がり、
持ち帰り用ということもあり、蓋をし、
風呂敷に包んでおきました。
もう一方のお持ち帰り料理のふぐ刺ですが、
2人前、60枚を目安に引いたのですが、ふぐは、もちろん天然のとらふぐで、静岡県舞阪産のものでした。
お持ち帰り用ですので、
あしらいの葱をラップに包んでから盛り付け、
蓋をし、冷蔵庫にしまっておきました。
お客様が取りに見えたら、
保冷剤を乗せ、
ぽん酢と、
薬味(打葱、もみじ卸し)も乗せ、
風呂敷に包み、
盛り込み料理と共に、お客様にお渡ししました。
先日の鯛の焼物のように、
お持ち帰り用の料理に限らず、料理に関しては、ご要望次第で、可能な限り対応させて頂いておりますので、詳細については、お手数ですが、直接お問い合せください。
2019.8.13|お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
御祝い用の鯛(たい)の焼物
先日、お持ち帰り用の鯛の焼物を御用意させて頂き、
これまでにも、何度も御用意したことがあるのですが、詳しさに欠けるので、今回は、仕入れ、仕込み、仕上げまでについて、お話しさせて頂きます。
また、御覧のように、自分が御用意する鯛の焼物は、以前お話しした時同様、
切身にしたものを、
盛り付けたもので、言わば焼いた活造りのようなものです。
鯛は、沼津産の養殖の真鯛で、
活かしの0,9キロのものを使いましたが、仕入れる大きさは、召し上がる人数など、お客様のご要望に応じて、仕入れることにしています。
今回は、ご自宅でお食い初めの食事会の御席を設け、召し上がるのは、赤ちゃんのご両親、両家の祖父母の6人で、その人数を考慮に入れ、0,9キロのものを仕入れることにしました。
鯛は、活かしのまま持ち帰ることにし、
【佳肴 季凛】に戻ったら、
取り出し、
目隠しをし、
頭と尾の付根に、
包丁を入れたら、
神経を抜いておきました。
目隠しをするのは、鯛が動かなくするためで、神経を抜くのは、死後硬直を遅らせることにより、鮮度を保つためですが、焼物に仕立てるとは言っても、こういうひと手間が、仕上がりというか、味の決め手になるのです。
味の決め手と言えば、天然ものが望ましいのですが、天然ものの値段は、相場次第で、値段に限らず、入荷の約束も出来ないので、ご注文を頂いても、お値段のことを伝えることも出来ません。
そうなってしまうと、お客様にとっても、色々と不都合が生じてしまうので、養殖ものを使うことにしています。
締めた後、血抜きのため、しばらくの間、海水につけておいたら、
鱗を取り、頭を落とし、水洗いしたら、
三枚に卸し、
頭と中骨も、
冷蔵庫にしまっておきました。
煮たり、焼いたりと加熱調理する場合、翌々日くらいの方が、養殖ものでも旨味が増しますし、これが天然のものでしたら、さらに後の方が、美味しく召し上がることが出来ます。
ただ、その間、キッチンペーパーを取り替えたり、余分な水分を拭き取らないと、仕上がった時の味を著しく損ねるので、そういう手当は欠かせません。
今回の場合、鯛を仕入れたのが火曜日で、ご注文を頂いたのが、金曜日でしたので、木曜日に、
上身も下身も、
切身にしました。
腹骨付き、皮付きのままですが、焼いた時に身が反らないように、
皮目には、包丁を入れてあります。
切身にしたら、
若狭地に15分ほど、漬けておき、若狭地とは、料理人により、レシピは異なりますが、自分の場合、一番出汁、日本酒、味醂、赤酒、薄口醤油を同割にしたものです。
そして、ご注文を頂いた金曜日に、
中骨と頭に、
ひれを立たせるため、 爪楊枝を刺したら、それぞれにひれに、
焼いた時に焦げないようにするため、化粧塩をしておきました。
あとは、
切身、
頭と中骨と、全てのパーツを焼き上げたら、盛り付けるのですが、盛り込み料理や大皿の料理の難しさは、盛り付けによって、見栄えが大きく変わるのが、最も難しいところです。
器に、
松の枝を置き、頭と中骨の下には、
アルミホイルで包(くる)んだ大根を台にし、ここまで出来たら、冒頭の写真のように盛り付け、
大根と人参は、梅の型に抜き、下茹でしてから、甘口八方と呼ばれる出汁で味を含ませたもので、大根と人参の隣にあるはじかみは、殆ど全てのものを手作りしている自分ですが、その中でも、数少ない既製品です。
はじかみの隣に、
玉子焼を盛り付け、仕上がったら、
ラップをし、
風呂敷に包んだら、お客様がお取りになるのを、待つばかりとなりました。
鯛の焼物に限らず、料理のご要望に関しては、可能な限り対応させて頂いておりますので、お気軽にお問い合せ下さい。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、8月1日(木)の予定です。
パソコン、スマホでも、
2019.7.30|お持ち帰り(テイクアウト) 魚 |permalink|コメントはまだありません