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試食後に、仕込む銀鱈の西京漬

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『贈答用西京漬』に仕込む銀鱈(アラスカ産)は、
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このように、冷凍になっており、その中から、
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1本ずつ吟味してから、仕入れて来ます。仕込む時は、そのまま出しておき、
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解凍します。冷凍になっているので、卸してみないと、身の状態は、全く分からず、
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こんな風に、なっていることもあり、そんな時は、モチベーションが一気に下がります。これ以上にひどいこともあり、その様子については、以前の記事を、ご覧下さい。
このように、見た目で分かるものもあるのですが、見た目は全く普通でも、焼くと、身が崩れるだけでなく、美味しくないものもあるので、銀鱈を仕込む時は、必ず試食をするようしています。
卸してから、
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尾の部分に包丁を入れ、
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試食する部分を、切身にします。この日は、4本仕込んだので、切身も4切れです。これらに、
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串を打ち、そのまま塩などもしないで、焼きます。この状態でないと、銀鱈そのものの味が分からないからです。
焼き上がったら、
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試食します。この4本は、全く問題なかったので、そのまま切身にし、
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脱水シートに、半日ほど挟んでから、
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お手製の有機西京味噌と共に、
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一枚ずつ真空パックして、漬け込みます。このまま、冷蔵庫で3日ほどおくと、味も染み込み、食べることが出来ますし、普段お客様にお出ししている時は、
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こんな感じです。
解凍するのに、1日かかり、漬け込んでから、3日かかります。つまり、食べられるまでに、最低でも4日かかります。食べるのは、あっと言う間ですが、仕込むのに、時間がかかるのが、西京漬に限らず、料理というものです。
その刹那さが料理の本質で、その料理を作る技術を体得するにも、時間がかかります。料理の道に入り、約20年経ちましたが、自分の未熟さを痛感する毎日で、いつになったら、満足のいく技術が身に付き、満足のいく料理が出来るのでしょう。あな険し、料理なり。
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