ふぐ料理は、急遽カウンターにて
ふぐ料理の御予約を頂いた昨日は、お客様のご要望で、
テーブル席に御席を準備しておいたのですが、夕方になり、色々と準備をしていると、御予約のお客様から、予定よりも早めの御来店になるとのご連絡のお電話がありました。
ここまではよくあることなのですが、この電話を頂いたのが自分で、「もしや・・・。」という予感を、確信とまではいかずも、ただの予感ではないことを感じました。
そんなことを感じながらも、
ふぐちりを盛り付け、
ふぐ刺を引き、下味をつけたふぐのあらには、
片栗粉をつけておきました。
夕べのふぐは、全て天然のとらふぐでしたが、刺身は三重県熊野産、ふぐちりは熊野と福井県敦賀産、唐揚は敦賀産です。
御予約のお料理をはじめ、ひととおりの準備を終えると、先程のただならぬ予感を持ちつつ、夜の営業時間となりました。
そのただならぬ予感の根拠は、御予約のお電話を頂いたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんだったのですが、そのやり取りが、良い意味で普通の方ではないと感じたからです。
そして、御予約のお客様が御来店し、その姿を見た自分は、「もしや、もしや、Facebookで繋がっている〇〇さんですよね?」と、訊ねると、お客様は、「はい、そうです。ようやく、こちらに来ることが出来ました。」と、応えてくれ、予感は的中したのでした。
ちなみに、〇〇さんは、SNSでのやりとり
すぐに、御席をカウンターに御用意し、先付のもろこし豆腐や、
生の本鮪(塩釜産)の刺身を、
お出しし、この後は、
ふぐ刺、
唐揚など、当店のふぐ料理のコース通りにお出ししました。
初対面とは言え、既に、SNSを通じたお付き合いがある以上に、自分のブログ『もっと美味しいお話し』を、全てお読みになられているので、自分としては、まな板の鯉状態です。
しかも、自分同様、日本料理店の所謂オーナーシェフですので、否が応でも話は盛り上がっただけでなく、一方の奥様は、真由美さんと盛り上がり、時には、4人で盛り上がってしまいました。
ちなみに、お客様は、地元ではなく遠方の方なので、いつもよりも多くのことについて、お互いに忌憚なく話すことが出来、
料理の合間にお話しをするというよりも、お話しの合間に料理をお出しするような感じで、
最後まで、お料理をお出しすることが出来ました。
以前にも、東京・麻布の同業者のご主人が御来店したことをお話ししたことがあるように、同業者の話は実学そのもので、想像以上にためになる時間で、縁というものの大切さは、代え難いものがあります。
今後もこのような機会に恵まれる機会が得られるよう、様々な形で、日々の仕事に努めたいものですし、明日は、夏休みということで、東京へ行って来ます。
明日の夕食は、夕べのお客様同様、SNSで繋がった方のお店で食事をして来ますが、時代が変わり、SNSでない新しいツールが出て来ても、基本は人間で、その繋がりが全てのはずです。
これからも、そのような機会に恵まれるよう、日々の仕事に取り組んでいく所存です。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
コメントを残す