【まちゼミ(親子で天ぷらを揚げてみよう!)】
今日は、定休日でしたが、これまでに何度かお話ししてる【ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)】の当日で、
参加した『佳肴 季凛』が企画した講座は、
《親子で天ぷらを揚げてみよう!》というものでした。
先々週の月曜日に予行練習をしたものの、初めての企画ですので、普段の営業日よりも神経を使うだけでなく、厨房というバックヤードを、一般の方に使ってもらうこともあり、昨日は、
油を濾し、
フライヤーを洗っておきましたが、いつも以上に神経を使い、洗いました。
フライヤーを洗う時は、
厨房の排水溝も、
掃除するのですが、フライヤー同様、普段やらないような箇所も、
入念に掃除しておきました。
そして、夜の営業が終わったら、
厨房の盛台をきれいにし、
天ぷらと素麺などを盛り付ける器を用意しておきましたが、言うまでもなく、今回の企画は、作った天ぷらを、お昼ご飯を兼ねて、食べて頂くものです。
そして、迎えた当日の今日は、
厨房に、天ぷらの衣を合わせるための道具や、
衣に使う粉も準備しておきましたが、『佳肴 季凛』で使っているものは、業務用ですので、一般の方が購入するのには、不都合ということもあり、普通に販売されている天ぷら粉とコーンスターチを使うことにし、コンスターチを使うのは、サクサク感を増すためです。
その後、今日の天種を用意することにしたのですが、粉同様、ご家庭でも準備しやすいものを考慮して、
竹輪、ウインナー、茄子、ピーマン、
天種の王道とも言うべき海老を準備し、海老は皮を剥いてから、伸ばしてもらうため、このままで、茄子とピーマンは、切り方を説明したいので、
丸のままのものも、用意しておきました。
その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
食事をしてもらうため、テーブルに半月盆などを準備し、
素麺を用意していました。
そうこうすると、
2組の参加者が見え、身支度をし、
手を洗い、《親子で天ぷらを揚げてみよう!》の開始です。
海老の皮を剥いたら、伸ばすために、自分が包丁目を入れたら、
真由美さんが、
伸ばし方のコツを、
伝授。
その後、天種に、
打粉をし、
衣を合わせることにしました。
大体の分量を伝えたら、
適当な硬さになるまで、卵、水、天ぷら粉、コーンスターチを混ぜ合わせてもらうと、案の定、お母さん達からの質問でした。
天ぷら専門店をはじめ、日本料理店のやり方とは違う部分はありますが、ご家庭で、出来るだけ簡単に天ぷらを揚げるコツを覚えて頂きたいので、このようなやり方にしたのは、ご承知おき下さい。
打粉をし終えたら、
見本ということで、
揚げることにし、その後、
真由美さんが手を取りながら、油に入れるコツを伝え、
一緒に揚げてあげました。
最初の女の子が揚げた天ぷらが、
こちらで、男の子の天ぷらが、
こちらでした。
天ぷらを揚げている間に、自分は、
素麺を茹で、
天ぷらを盛り付ける準備をしておき、
見本を、盛り付けておきました。
そして、見本を見つつも、思い思いで、
盛り付け、
それぞれの天ぷらが、
出来上がりました。
天ぷらを揚げている時、片方のお母さんから、大葉や海苔の揚げ方についての質問があったので、
ついでに揚げ、一緒に食べてもらうことにし、
麺つゆ兼天つゆを用意したら、
いよいよ、試食を兼ねたランチタイムです。
どちらのお母さんも、「お店屋さんのと同じで、美味しい!何となく、自分でも出来そうな感じです。」と、言ってくれ、お子様達も、「おいしいねぇ~♬」と、大満足の表情でした。
実習中に、何となく会話を交わすようになったこともあり、お互いが打ち解けて、食事をして下さったのも、喜ばしい限りでした。
最後に、主催した『富士商工会議所』のアンケートに回答してくれたところ、
先日行った予行練習が、功を奏したのか、自分達が予想していた以上のご感想を頂けたのが何よりで、人に教えることの難しさを改めて、感じた次第です。
参加してくれた方達がお帰りになったら、
夏休み中の娘達も加わり、今日のお昼ご飯は、別バージョンで《親子で天ぷらを揚げてみよう!》となりました。
今後も、食の大切さや料理を作る楽しさを知ってもらえるだけでなく、人のためになる役割を担えるような機会があれば、一介の料理人でしかありませんが、何らかの形で、可能な限り参加させて頂くつもりです。
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毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
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