【まちゼミ(親子で天ぷらを揚げてみよう!)】の予行練習
定休日でしたが、今朝は、
沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
いつものように、活魚売場に最初に向かい、注文しておいた鱧(はも)が5本あり、大分産が4本と山口産が1本でしたが、
大分産を1本追加し、
結果的に、6本仕入れることにしました。
今朝の鱧は落ち鱧と呼ばれ、生簀などで死んでしまったものなので、お腹の中にエサが残っていて、その臭いが回ってしまい、使い物にならない場合があるので、
その場で、はらわたを抜いておきました。
その後、ひととおりの仕入れを終え、帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻り、
先付のもろこし豆腐や、
小肌などを仕込み、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
鱧のぬめりを取ってくれました。
ところで、今日は、以前お話しした【ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)】の講座の中で、
『佳肴 季凛』が企画した“親子で天ぷらを揚げてみよう!”という講座が、
8月20日(月)に行われるので、その予行練習をするため、仕込みの目途が着いたら、
初めての試みということもあり、段取りについて、真由美さんと打ち合わせをすることにしました。
講座は、親子2人2組の定員で、【まちゼミ】のお知らせが、富士市内に配布されると同時に、定員となり、その後は何組かお断りすることになってしまい、この場を借りて、お断りしてしまった方には、お詫びさせて頂きます。
予行練習にあたり、『佳肴 季凛』で使っているような業務用の粉では、不都合な面もあるので、
一般に販売されている小麦粉とコーンスターチを使うことにしましたが、コーンスターチを使うのは、サクサクした仕上がりになるからです。
そうこうしていると、予行練習にお付き合いしてくれるお客様(お母さんと娘さん)が来店され、
真由美さんが、ひととおりの説明をし、予行練習を始めることにしました。
先ずは、天ぷら用の材料の下拵えをすることにしたのですが、
包丁を使う仕込みを自分がしてから、説明上手の真由美さんに、海老の皮剥きなどを、
手ほどきしてもらい、今日の天ぷらに使うのは、
海老、鯵、南瓜、ピーマン、湿地(しめじ)です。
そして、衣が出来たら、
天種に、
打粉をしたら、
最初に、自分が説明しながら、
揚げました。
その後、先程同様、真由美さんがそばにつき、
手を取りながら、一緒に揚げてあげ、
ただ天ぷらを揚げるだけでは、面白味に欠けるので、夏らしく、素麺と一緒に食べてもらうため、自分は素麺を茹でることにしました。
天ぷらが揚がったら、
自分が見本を作り、見様見真似にして、思いのまま、
盛り付けてくれました。
素麺も同様で、
盛り付け終えたら、
お楽しみの試食タイムとなりました。
食事を終えたら、今日参加してくれたお客様を、幼い頃から知っている長女がやって来て、
色んな話題で、盛り上がっていました。
一方の自分は、
鱧を卸したり、
茄子のオランダ煮などを、
仕込みました。
そして、お昼の時間も近づき、天ぷらの余興として、次女も合流し、
チーズドッグなるものを、
二人で作り始め、
揚げて、
写真を撮る長女・・・。
余興が終わったら、お昼を食べることにし、
予行練習、余興の流れで、天ぷら付の素麺となり、天ぷらは、鱧、下足、南瓜、オクラでした。
お昼を食べ終えたら、次女は、エアコンの効いている店内で夏休みの宿題を始め、
そんな様子を尻目に、自分と真由美さんは、
明日の御予約の器出しをし、休日出勤が終わりました。
また、真由美さんが、予行練習の前とその最中に、
気付いた点や、準備すべき道具などをメモ書きしてくれたので、本番に向けて、色々と改善していきます。
教えることによって学ぶという言葉がありますが、その難しさを改めて感じた次第で、こういうことを通じて、自分の成長に繋げ、日本料理の魅力を伝える努力を怠ることなく、日々の仕事に取り組みたいものです。
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毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
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