みょうが貝ではなく、かめのて
今朝は、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。構内を歩いていると、
見慣れないものが、
目に入り、
手に取って見ました。見慣れないとは言っても、市場で見ることが、殆どないというだけです。これまでに、海の岩場などで見たことがあり、案の定、
かめの手(香川県産)でした。その横に、みょうが貝とも書かれていましたが、実際には、この二つは、
別物です。また、
こんな注意書きも、添付されていました。
先程お話ししたように、見たことはあっても、食べたことはなかったので、折角の機会ですので、試しに食べてみることにし、塩茹でや味噌汁などが一般的とのことで、自分は酒蒸しにしてみることにしました。
真水で、
きれいに洗ってから、
ざるに上げ、
バットに入れました。そこに、
アルコールを飛ばした日本酒を入れ、
そのまま、
10分程度蒸しました。
ある程度冷めたら、
下の茶色の部分を外し、
この部分を食べてみました。
貝のような味わいで、見た目は貝のような感じもしますが、分類上は、海老や蟹の仲間である甲殻類で、以前お話ししたこともあるふじつぼの近縁でもあるのです。
ただ、一つ残念なのが、身が小さいことで、もう少し大きければ、最低でも、浅蜊(あさり)ぐらいの大きさだったら、食べ応えもあり、濃厚な味がしそうな感じでした。
お客様にお出しするかどうかはともかく、料理人である以上、どんなものでも、一度は食べてみないと、本当のことは分かりませんし、少なくとも、一般の方よりは、詳しくないことには、プロとしては失格ですし、魚市場のような現場に通うことで、経験出来るものです。
やはり、料理の道は奥深く、未熟ゆえ、まだまだ修練の余地は、大いにあります。というより、無限大にして、未知数です。
★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★
当店では、贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
コメントを残す