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HOME ≫ ブログ ≫ THE鱏(えい)④~エイの西京焼~

THE鱏(えい)④~エイの西京焼~

Vol.4096

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(7月27日)は

エイシリーズの4回目にして

エイの西京焼についてお話しします。


今日の昼ごはんは

西京焼の盛込(もりこみ)御膳でした。


「盛込ってことは

魚が一種類じゃないんだよねぇ。」

と、ミニふぐちゃん。


「そうだよ。

例のエイと

胡椒鯛(こしょうだい)のかまだよ。」


例のエイについては

こちらをお読み下さい👇


下処理を終えたエイのうち

骨付の部分は

汁物にしたのですが


骨の無い部分は


半分に包丁してから


切身にし


有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に

真空パックしました。


このお手製の西京味噌は


当店の『西京漬』を仕込んでいるものと

全く同じものです。



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4555.jpg


5日経った今日の状態👆


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4556-1.jpg


「焼き上がりが

きれいなんだけど

味噌は・・・?」

と、ミニふぐちゃん。

「洗い流すんだよ。」

と、答えました。


「洗っても

味が抜けないの?」


「ちゃんと味が入っているから

平気だよ。

ただ、手早くやらないと

駄目だけどね。」


ちなみに、西京漬を美味しく

上手に焼くコツについては

こちらをお読み下さい👇


読まなかった方のために

分かりやすく説明します。



袋の4つの辺のうち


3つを


切ると


袋に手を入れることなく


袋から取り出せます。

こうすると

身割れさせる確率

大幅にダウンです。


この方法は

他の食品についても

応用が出来るので

是非お試し下さい。

実は、特許出願中!?


きれいに洗い流し

水分をふき取ると

繊維質が集まったような身で


反対側も

同じように

繊維質が集まっています。 


このようになるのは

エイは胸びれを使い

波打つように泳ぐからで


このように筋肉が発達する魚が

平目です。

ただ、平目の場合

身全体ではなく

縁側(4本の細長いもの)が

それにあたります👇

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG8113.jpg

(過去のブログより)

先程のイラストのように

エイは泳ぐ時

空を飛んでいるように見えます。


エイを漢字で書くと

海鷂魚、鱝、鰩、鱏などで

中でも海鷂魚という

漢字の鷂はハイタカという

鷹(タカ)の一種のことです。


また、エイは尻尾が長く

燕尾(エンビ、エビ)と呼ばれていて

転じて、エイと呼ばれるように

なったと言われています。

エイに限らず

魚の名前は

意外と単純です。 


水気をふき取ったら

串を打ち

焼くと


「この照り具合が

何とも言えないね~。

んまそう♬」


串を抜き

盛付けると



「ここまでになると

エイとは思えないよ。

十分、逸品で通用するね、親方。」

「まぁね。」


冒頭の写真のように

胡椒鯛(こしょうだい)のかまも

盛込むと


西京焼御膳の出来上がりです。



「ここまでやると

西京焼マニアの本領を

120%で発揮しているじゃん!」


「そうかねぇ。

とりあえず、余程のことが無い限り

大体の魚は西京焼にして

試しているよ。」

「そういうのを

マニアって言うの!

で、味はどうなの?」


「筋肉質だから

歯応えもいいし

脂もあるから

十分美味しいよ。



フレンチのシェフが

ムニエルにしているって言ってたけど

ちゃんと使えるよ。」

「言ってたって

どういうこと?」

「Facebookで繋がった

伊豆高原のペンションの

オーナーシェフがコメントしてくれたよ。


これ、これ。」


「SNSオタクだけのことはあるね~

さすがだね、親方。」

「褒められているんだか

けなされているんだか・・・。(笑)」

「まぁまぁ、その辺は・・・。」


昨日もお話ししたように


エイのような変わり種に出会えるのは

自ら、沼津の魚市場のように

漁港が併設されている魚市場に

行っているからです。

そういうチャンスを逃すのは

もったいとしか言えません。


さらにさらに

生産地ならではの恩恵にあずかり

その魅力を伝えることが出来るのは

料理人しかいませんし

地方だから為せるのです。


豊洲のように

世界中の海産物が集まる市場で

珍しい魚を目にする機会は

限られてしまいます。

そこにはない魅力を伝え

漁師をはじめ

一次産業に携わる人たちが喜び

それをお客様にお出しするのが

我が道にして


天然素材の魚を中心に使い

マクロビオティック(玄米菜食)の

考えを取り入れた

“身体に優しい

美味しい日本料理”を作り続けます。



「ここ最近の親方が

気温を上げているんじゃね。(笑)

そんじゃまた、明日🐡」  by ふぐとらちゃん

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