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もっとおいしいお話し

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全て活け物(いけもの)

今朝の沼津魚市場の仕入れは、普段とは異なり、全てが活け物つまり、活きた魚介類でした。

伊勢海老(西伊豆産)を仕入れるため、

この問屋に行くと、

自分用の伊勢海老を準備しているところで、

そのまま受取り、

次の売場へ行くと、

自分宛に届くことになっていた天然のとらふぐ(舞坂産)が届いており、

中を確認すると、3本全てスイスイとなれば、萌え燃え・・・❤

そして、同じ構内の別の売場に行き、

注文しておいた4ハイのすっぽん(佐賀産)を受取り、

今日の仕入れは、終了。

仕入れを終了したのは、今日の御予約のお客様は、バスツアーではないものの、遠方からの御来店であるだけでなく、それなりの人数だったからです。

とは言え、他の売場も行かないわけにはいかないので、

このところの時化の影響もあり、

構内は、

ガラ~ンとし、

活魚売場の生簀も、

神奈川県佐島産の蛸(たこ)が数ハイと、

東伊豆の定置網漁の魚が、

そこそこあっただけでした。

また、今日は、ランチタイムに団体とまでは言えないまでも、御予約を頂いていたので、魚市場から帰ることにし、

【佳肴 季凛】に戻ったら、

締めてから、

血抜きのため、海水へ。

その後、出汁を引くなどの普段の段取りを終えたら、

ランチだけでなく、夕席の御予約の料理の盛り付けをし、盛り付けが終わったら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、まな板とカウンター周りを養生してもらい、

とらふぐの仕込みを始め、その頃、真由美さんは、

小鍋の盛り付けをしてくれ、それが終わったら、

卸し終えたとらふぐの水洗いを始めたものの、

御来店時間が早まるとのご連絡があったので、

水洗いを中断し、

掃除をし、撤収。

ランチの営業の目途も着き、

お客様を見送った頃には、ランチの営業時間だけでなく、

殆どの片付も終わったので、

水洗いを再開し、

終わったら、今日2回目のまな板周りの掃除。

洗い上げたとらふぐを拭き上げたのですが、

3本のうち1本には、

十分に成長した白子入りで、3打数1安打の成績を良しとし、休憩を取ることにしました。

夜の営業時間となり、御予約のお客様がお見えになったのですが、

伊勢海老の御注文は、ふぐ料理のお客様の別途のもので、

刺身でお出し、召し上がった後の殻は、

包丁してから、

味噌汁に仕立てました。

今日仕入れたすっぽんは、鍋用に明日仕込むのですが、他の仕込みなどもあるので、早起きはないものの、時間に追われることになるので、この辺りで・・・。

ふぐ刺付きの法事や御祝いの料理

週末は、法事や御祝いの御予約を頂くことが多いのですが、料理内容は、お客様によって様々です。

身内しか集まらないということで、ランチメニューの方もいらっしゃれば、その反対に、身内が集まる機会が、たまにしかないから、

『特別会席』(おひとり 9,500円より)のような方もいらっしゃいます。

そんな御席で、ここ数年、料理内容で御希望が多いのが、ふぐ刺を献立に入れて欲しいという声で、今回のお話しは、ふぐ刺入りの法要料理についてです。

法事や御祝いの御席は、人数もそれなりに集まることが多いので、

小鍋だけでなく、お食事(御飯もの)も、

セットしておきます。

食事は、昆布御飯で、小鍋は、

鰻鍋で、中に入っている笹がき牛蒡(ごぼう)が、蒲焼にした鰻の風味にアクセントを加えてくれます。

お客様が御席に着き、乾杯や献杯をされたら、

先付の南京豆腐(南瓜で作った豆腐)をお出ししたら、

ふぐ刺です。

勿論、天然のとらふぐで、この日のとらふぐは、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、独断と偏見そして、想いを込め、ジャンボちゃんと呼んでいる超特大サイズのもので、

ジャンボちゃんの刺身は、皮目の赤い色が、その特徴です。

ふぐ刺の次が、

お凌ぎのサラダ素麺で、当店のオリジナル料理の一つでもあります。

そして、ふぐ刺とは別に、三種盛りの刺身もお出しし、

内容は、銚子産の生の目鉢鮪(めばちまぐろ)、佐賀産の小肌、湯葉です。

刺身の次が、揚物の海老の彩り揚げと、

鯵の新挽(しんびき)揚げで、法事の御席の時は、

天紙は、緑で縁取られたものを使うことにしています。

揚物の次が、

蒸物の鰯つみれ錦糸蒸しで、

酢の物のずわい蟹の辛子酢掛け、

デザートのココナッツミルクのムースと続き、全10品となります。

これまでに何度もお話ししているように、料理内容は、ご予算、ご要望に応じて、対応させてい頂いておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

2本のジャンボちゃんのひれ

ひれ酒用にするための天然のとらふぐのひれを干すのが、

この時季の当店の風物詩で、

一際大きいのが、

先週の木曜日に仕入れた三重県熊野産のジャンボちゃんこと、超特大とらふぐのひれです。

そして、今日、

この下に、

今週の火曜日に仕入れた4,8キロのジャンボちゃんのひれを、

貼っておきました。

乾いても、このままにし、次のジャンボちゃんのひれを干すため、“予約席”にしておきます。

ジャンボちゃんは三重・熊野、並とらは静岡・舞阪

定休日明けの今朝、三重県熊野産と、

静岡県舞阪産から、

届くことになっていたので、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

熊野産の方は、4キロオーバーの超特大サイズのジャンボちゃんで、舞阪産の方は、普通サイズの並とらで、どちらも、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、独断と偏見にして、天然のとらふぐへの想いを込めて、名付けたものです。

ちなみに、サイズごとに、呼び名があり、0,5キロ以下のものがチビとら、0,6キロ以上2,5キロ未満のものが並とら、2,6キロ以上4キロ未満のものがBIGちゃん、4キロ以上がジャンボちゃんで、あくまでも、自分が名付けた

最初に向かった売場には、

熊野産のものが、

届いており、中を確認すると、

スイスイとなれば、萌え燃え・・・❤

そのまま、車に積んだら、舞阪産のとらふぐが届く売場に行こうとすると、電話が鳴り、

車を停めた場所を伝えると、そこまで持って来てくれ、

自分の車に移したら、薄暗いながらも、無事を確認し、再び萌え燃え・・・❤

基本的に、メインの仕入れは、初っ端にするので、気分揚々のまま、他の仕入れを終え、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ったら、

締めてから、

血抜きのため、

再び海水の中へ。

ちなみに、それぞれの目方ですが、

舞阪の方は、

4,6キロ(4本)で、熊野のそれは、

4,8キロ(1本)です。

どんなに数があっても、魚は、ワイルド感のあるデカい魚にかなうものはなく、ましてや、それが天然のとらふぐとなれば、語るまでもなく、それこそ、

束になっても敵いません。

そして、出汁を引くなど、ひととおりの段取りを終えたら、

卸すことにし、並とら全てメスで、

大トリのジャンボちゃんのお腹の膨らみに期待したものの、

中からは、真子(卵巣)。

ただ、それほど気落ちしなかったのは、ジャンボちゃんの殆どはメスが多いからで、メスが多いのは、オスとメスの成長のスピードに違いがあるからです。

真子は、美食の極みと呼ばれる白子(精巣)とは異なり、猛毒ゆえ、食べると痺れてしまいます。

その後、かまの部分を外す時、

喉の奥に、鉤素(はりす)が見つかり、その先にある釣針に注意しながら、卸すと、

釣針が出て来ました。

全て卸し終えたものの、

ランチの営業時間も近づいていたので、

まな板周りの掃除を、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、水入り。

そして、ランチの営業の合間を見ながら、

いつもの流れで、

真由美さんが水洗いしたものを、自分が手直しをし、

洗い上げたものを、真由美さんが拭き上げ、

仕込み終了。

ジャンボちゃんと並とらは、大きさで区別がつくものの、ジャンボちゃんの皮目は、

並とらのそれに比べ、

鮮やが特徴で、大きいと大味と思われがちですが、基本的に食材は、大きいものの方が味わいが深く、天然のとらふぐの場合、繊細さを束ねた味で、特に、ふぐちりに仕立てると、天然のとらふぐの美味しさの新境地に遭遇し、その虜になること必至です。

水洗いをし、シンクも汚れたので、

今日2回目のシンクの掃除をし、休み明けの長引いたふぐの仕込みが終わったのでした。

6キロオーバーのジャンボちゃんこと、超特大とらふぐ(天然)

昨日、とらふぐ(天然)の仕入先の一つである三重県熊野の魚屋さんから、「おはようございます!6キロオーバーのジャンボちゃんがいますけど、どうします?」と、声高らかな電話があり、「・・・・・。一番弱いところを突くね~。単価次第だけど・・・。」と、返答。

ジャンボちゃんとは、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然とらふぐへの想いを込め、独断と偏見で名付けた、4キロ以上の超特大サイズのとらふぐのことです。

「知っていると思いますけど、このところ、水揚げが無いので、(値段の)見当がつかないんです。どうします?」

「活かしで送れて、こんな感じなら、欲しいけど・・・。まぁ、任せるので、よろしく、お願いします。」と伝え、電話を切ったのですが、こんな感じとは、単価のことです。

そして、程なくすると、

入荷決定のメールに、萌え燃え・・・❤

沼津魚市場に直接届くので、明くる日の今朝、

沼津魚市場に行き、荷物が届く予定の売場に行くと、

それと思しき荷姿の発泡スチロールを見つけると、

案の定でした。

破損、延着なく入荷したことに、ひと安心したものの、中を開けるまでは、気が気でなく、ドキドキしながら開けると、

動き回れる余裕もないながらも、人に邪魔されないので、おとしなしくプカプカとなれば、こちとら萌え燃え・・・❤

その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻ったら、

仕込みをする前に、

締めてから、

血抜きのため、海水へ。

出汁を引くなどのルーチンの段取り、他の魚の仕込みを終えたら、

久々のジャンボちゃんということで、ツーショット。

となれば、身体中をアドレナリンが駆け巡り、MAXで萌え燃え・・・❤

実を言うと、2,3日前、天然とらふぐの仕入先の一つでもある山口県下関市の『山西水産』の山西さんのFacebookの投稿で、

「添い寝したひ・・・❤」とコメントし、結果として、実現したと思うと、どんなことでも言ってみるのが、良いかもしれません。

いつまでも、萌えているわけにはいかず、

ここからは、燃えざるを得ず、

最初にくちばしを切り落とし、卸し始めました。

これだけのサイズだと、白子の有無が気になるかと思いますが、ジャンボちゃんの殆どはメスで、

案の定のメス。

案の定の理由ですが、天然のとらふぐの場合、オスとメスの成長のスピードが異なり、結果として、ジャンボちゃんは、殆どがメスとなるのです。

卸し終えたら、

いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしたものを、

自分が手直しをし、

洗い上げました。

そして、真由美さんが、

シンクや、

床などの掃除をしてくれている間に、

拭き上げ、ジャンボちゃんの仕込みが終了。

ジャンボちゃんのように、大きくなればなるほど、

皮目の模様がはっきりと現れ、卸した状態の大きさというか長さは、

一升瓶とほぼ同じで、この日本酒は、当店でお出ししている“妙の華(たえのはな)”という銘柄で、ジャンボちゃんと同じ三重県のものです。

大きいと大味と思われがちですが、基本的に、魚は大きいものに限りますし、とらふぐの場合、繊細さを束ねたような味わいで、淡白な味の多重奏とも言えます。

そして、一度でも、ジャンボちゃんの味を知ると、とらふぐの味の虜になること必至で、自分も、その一人です。

本音を言えば、ただ抱きしめるだけでなく、その味を独り占めしたいくらいで、召し上がるお客様と同席したい限りでなりません。

定休日明けの休市日に、三重県安乗(あのり)産の天然とらふぐ

定休日明けの今日は、休市日でしたが、

沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

休市日に行って来たのは、

三重県安乗から、自分宛のとらふぐ(天然)が届くことになっていたからで、休市日ゆえ、魚市場に着いた時間も、

普段よりも、30分以上遅く、この30分の差は、寝不足にならずに済むので、気が楽なこと、この上ありません。

また、当直の人がいるので、どこの問屋でも対応してくれるだけでなく、

休市日でも、荷物が届くのは、豊洲をはじめとする中央市場が開くからです。

折からの悪天候の影響で、延着どころか未着にならずに済んだことに、先ずはひと安心し、中を確認したところ、

5本(4,9キロ入)全て、

スイスイとなれば、萌え燃え・・・❤

休市日ですので、他の仕入れはなく、そのまま車に積み、帰ろうとすると、見慣れた車が目に留り、後を追うと、

案の定、懇意にしている沼津市の居酒屋『きえい』のご主人で、海水を汲みに来ていました。

自分も、水槽用の海水が必要だったので、

調達し、仕入れは終了。

普段は、魚市場界隈の喫茶店で、世間話をするのですが、休市日ということもあり、文字通り、河岸を変え、

近くのコンビニで、しばし休憩。

話題は、世間話に始まり、結果的に、商売に関することになるのですが、富士と沼津と離れたところで、商売しているだけでなく、和食が基本でありながらも、違う部分が多いので、変な牽制を必要もありません。

少なくとも、これが地元同志だったら、腹の探り合いをするところも出て来るでしょうし、そういう下衆なことを考えなくてもいいのは、魚市場に来ているからこそ、為せることです。

魚市場で食材を調達するという職人の部分と、人との付き合いを大事にするという商人の部分を、両立させてくれる魚市場というものは、それこそ、早起きは三文の得にして、徳なる仕入れの場と言っても、過言ではありません。

束の間の休息を終え、『佳肴 季凛』に戻り、

荷物といおうか、とらふぐを下ろしたら、

締め、

血抜きのため、海水へ。

海水と言えば、

水槽に入れ終えると、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんもやって来て、

お茶を沸かす彼女のルーチンの仕事の前に、

軽トラの掃除をしてくれました。

そして、自分は、

とらふぐを卸すことにし、

卸し終えたものを、

真由美さんが水洗いしてくれ 、

それを、

自分が手直しをし、洗い上げたら、

拭き上げ、

5本のうち2本に、

いくらか小さかったものの、白子が入っており、5打数2安打の結果で、とらふぐの仕込みが終了。

今日のように、魚の仕込みをした後は、

必ずするのが、

まな板周りの掃除で、これをしないわけにはいきませんし、「美味しい料理は、綺麗な厨房から生まれる。」と、師事した親方から教わったことを、忘れることなく、日々の仕事に臨み続けます。

特盛のふぐ刺入りのふぐ料理

当店のお品書きを開くと、

ふぐ料理のコースが、

3種類書かれており、詳しいことについては、こちらをお読み下さい。

このうち、“凛”というコースが、ひととおりのふぐ料理が召し上がれる所謂フルコースとなります。

その流れは、

二品の先付をお出しした後、

ふぐ料理となります。

この日の先付は、南京豆腐(南瓜で作った豆腐)と、千葉県銚子産の生の目鉢鮪(めばちまぐろ)でした。

そして、ふぐ刺、

唐揚、

ふぐちりとなり、

ふぐちりを召し上がった後は、

ふぐ雑炊となり、

お新香にキムチが添えてあるのは、キムチを入れることで、雑炊の味に変化が生まれるからです。

そして、最後がデザートで、

ふぐ料理の時は、アイスにすることが多く、この日は、マスカットのアイスでした。

ところで、ふぐ料理を召し上がるお客様の中には、「ふぐ刺を多めにして欲しい。」という御希望を仰る方もいらっしゃり、ご予算を伺った上で、ご用意することも可能で、

先日、特盛にしてお出ししました。

枚数としては、

35枚ぐらいで、通常の“凛”のそれの1,5倍です。

ふぐ料理でお出ししているふぐは、天然のとらふぐで、今回のお話しに出て来るとらふぐは、三重県熊野と安乗(あのり)のものでした。

ふぐ刺に限らず、唐揚、ちりの増量も可能ですので、ご要望があれば、如何様にも、ご用意することが出来ますし、ふぐ料理に限らず、色々と対応させて頂いておりますので、お気軽にお申し付け下さい。

シンプルな『特別会席』

この時季の『特別会席』は、ふぐ料理をメインに仕立てることが多いのですが、先日お出しした『特別会席』は、通常のふぐ料理のコースをバージョンアップして、焼物を加えたシンプルなものでした。

ということで、今回のお話しは、その献立についてです。

先付は、

南京豆腐(南瓜で作った豆腐)で、通常なら、もう一品、先付をお出しするのですが、もう一品は、酢の物としてお出しすることにしました。

そして、ふぐ刺となるのですが、通常のコースなら、

22~23枚程度のところを、バージョンアップして、

同じ器で、目一杯盛り付けたので、30枚となり、これくらいあると、食べ応えは十分あります。

ふぐ刺の次が、

唐揚で、頭とかまの部分を、薄口醤油と日本酒を同割にしたもので下味をつけた後、片栗粉をつけ、揚げたものです。

普段なら、この後、

ふぐちりとなるのですが、バージョンアップということもあり、

焼白子をお出してから、

ふぐちり。

言うまでもなく、この日のふぐは、天然のとらふぐで、刺身に使ったのは、静岡県舞阪産で、唐揚とちりには、熊野、安乗(あのり)と、どちらも三重県産のものでした。

ふぐちりをお出ししたら、

もう一つの焼物として、銀鱈の西京焼をお出ししました。

飲まれる方にとっては、焼物は、刺身以上の肴と思っている自分ですので、こういう献立は理想的でなりません。

そして、ふぐちりを土鍋を下げ、ふぐ雑炊を仕度している間に、

酢の物のローストビーフをお出ししました。

使っている牛肉は、国産牛のももの部分で、真空調理で仕込んでいるので、矢若くて、ジューシーな仕上がりになっており、粒マスタードのドレッシングを掛けてあります。

酢の物をお出ししたら、

お新香と共に、雑炊用の取皿をお出し、程なくすると、

天然のとらふぐの旨味を凝縮した雑炊が仕上がり、雑炊を召し上がった後は、

デザートのマスカットのアイスをお出しし、これで〆となりました。

タイトルにもあるように、今回の『特別会席』はシンプルそのものですが、本当に良いものだけを取り入れた献立で、それこそ、”Simple is best.”とも言うべきもので、先程の付け足しのようになりますが、個人的には、自分が食べる場合、こういう献立は理想的です。

これまで『特別会席』については、色々とお話ししており、その都度、『特別会席』は、お客様のご要望によって、如何様にも、御用意することが出来ます。

また、『特別会席』に限らず、料理に限らず、お客様のご要望には、可能な限り対応させて頂いておりまので、お気軽にお問い合わせ頂けると、幸いです。

17本のふぐ皮

今日は、

暮れに仕入れた合計17本の天然のとらふぐ(三重県安乗産)のふぐ皮の仕込みをしましたが、17本の内訳は、

24日の7本、

27日の5本、

29日の5本でした。

17本全て、仕入れた日に卸したのですが、皮の下処理は、後回しにならざるを得ず、年明けの今日、ようやく終わり、胸のつかえが取れた次第です。

仕込んだ皮は、

今夜のふぐ料理のふぐ刺の前盛に、

使ったのですが、

ふぐ刺の量によるとは言え、

使う分量には、

限度があるのは言うまでもなく、

必要な分だけバットに取ったら、

専用の袋に入れ、

真空パックしてから、冷凍庫へ。

ふぐ皮は、ふぐ刺の前盛(まえもり)だけでなく、先付や酢の物にも使える“万能選手”ゆえ、急な御予約などに、すぐに解凍出来るように、ぺったんこにしてあります。

正月の営業は、魚の入荷が無いので、気楽なのは確かですが、魚市場に通う身にとっては、何となく腑抜けなのは、否定出来ません。

令和2年元旦

新年明けまして、おめでとうございます。今年も、『佳肴 季凛』及び当ブログ共々、宜しくお願い致します。

明日から営業することもあり、元旦の今日は、少し仕込みをし、

先付の南京豆腐(南瓜で作った豆腐)や、

大根、胡瓜、京人参を、

糠漬にしたり、

米を研いでおき、米の隣にあるのは、小鍋用の大豆で、

明日仕込むため、水に浸けておきました。

仕込みを終えたら、新年最初の晩餐の支度をすることにし、

“ふぐに魅せられし料理人”ゆえ、

もちろん、

ふぐ料理でした。

『佳肴 季凛』の暦では、明日が元旦です。改めて、新しき年の令和2年も、宜しくお願いします。

そして、今年も、多くのお客様 御来店、心よりお待ち申し上げます。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

新年は、第二木曜日ですが、1月9日(木)の予定です。

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こちらをクリックして頂ければ、お聴きになることが出来ますので、お時間の許す方は、是非是非・・・。

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