定休日明けの休市日に、三重県安乗(あのり)産の天然とらふぐ
定休日明けの今日は、休市日でしたが、
沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
休市日に行って来たのは、
三重県安乗から、自分宛のとらふぐ(天然)が届くことになっていたからで、休市日ゆえ、魚市場に着いた時間も、
普段よりも、30分以上遅く、この30分の差は、寝不足にならずに済むので、気が楽なこと、この上ありません。
また、当直の人がいるので、どこの問屋でも対応してくれるだけでなく、
休市日でも、荷物が届くのは、豊洲をはじめとする中央市場が開くからです。
折からの悪天候の影響で、延着どころか未着にならずに済んだことに、先ずはひと安心し、中を確認したところ、
5本(4,9キロ入)全て、
スイスイとなれば、萌え燃え・・・❤
休市日ですので、他の仕入れはなく、そのまま車に積み、帰ろうとすると、見慣れた車が目に留り、後を追うと、
案の定、懇意にしている沼津市の居酒屋『きえい』のご主人で、海水を汲みに来ていました。
自分も、水槽用の海水が必要だったので、
調達し、仕入れは終了。
普段は、魚市場界隈の喫茶店で、世間話をするのですが、休市日ということもあり、文字通り、河岸を変え、
近くのコンビニで、しばし休憩。
話題は、世間話に始まり、結果的に、商売に関することになるのですが、富士と沼津と離れたところで、商売しているだけでなく、和食が基本でありながらも、違う部分が多いので、変な牽制を必要もありません。
少なくとも、これが地元同志だったら、腹の探り合いをするところも出て来るでしょうし、そういう下衆なことを考えなくてもいいのは、魚市場に来ているからこそ、為せることです。
魚市場で食材を調達するという職人の部分と、人との付き合いを大事にするという商人の部分を、両立させてくれる魚市場というものは、それこそ、早起きは三文の得にして、徳なる仕入れの場と言っても、過言ではありません。
束の間の休息を終え、『佳肴 季凛』に戻り、
荷物といおうか、とらふぐを下ろしたら、
締め、
血抜きのため、海水へ。
海水と言えば、
水槽に入れ終えると、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんもやって来て、
お茶を沸かす彼女のルーチンの仕事の前に、
軽トラの掃除をしてくれました。
そして、自分は、
とらふぐを卸すことにし、
卸し終えたものを、
真由美さんが水洗いしてくれ 、
それを、
自分が手直しをし、洗い上げたら、
拭き上げ、
5本のうち2本に、
いくらか小さかったものの、白子が入っており、5打数2安打の結果で、とらふぐの仕込みが終了。
今日のように、魚の仕込みをした後は、
必ずするのが、
まな板周りの掃除で、これをしないわけにはいきませんし、「美味しい料理は、綺麗な厨房から生まれる。」と、師事した親方から教わったことを、忘れることなく、日々の仕事に臨み続けます。
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