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もっとおいしいお話し

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西京漬用の鰆(さわら)は、三重県安乗(あのり)産

今朝、沼津の魚市場に行くと、

静岡県御前崎産の鰆(さわら)が並んでおり、焼物にする魚の中で、最も好きな魚でもあり、それについては、こちらをお読みください

 

しかも、ただの焼物ではなく、西京焼にしてこそ、鰆は真価を発揮するものだと、自分は思っています。

 

素通りは出来なかったものの、サイズも小さいものも多く、大きいものもイマイチだったので、見るだけにしておきました。

 

その後、別の売場に行くと、

三重県安乗産の鰆が入荷しており、

自分好みの4キロUPのものが多く、

鮮度も先程のものよりも良く、釣りものであったので、良さげのものを、いくつか物色し、仲買人と作戦を立て、セリに臨むことにしました。

 

安乗は、“ふぐに魅せられし料理人”の自分がこよなく愛す天然のとらふぐの産地として有名で、これまでにも何度も仕入れたことがあるだけでなく、他の魚も、良質なものが多い産地でもあります。

 

そして、並んでいた中で、一番大きな4,6キロのものをセリ落としてもらうことが出来ただけでなく、

自分の第一希望のものでしたので、嬉々とした想いで、魚市場から帰ることにしました。

 

【佳肴 季凛】に戻り、ひととおりの段取りや、他の魚の仕込みを終えたら、鰆の下拵えに取り掛かることにし、まな板に乗せ、

頭のところに、活締めした痕がありました。

 

頭を落とし、切口を見ると、

乳白色をしており、この乳白色こそが、脂のある証です。

 

ところで、鰆は、魚へんに春と書き、寒鰆という言葉があるように、冬から春にかけて脂が乗り、この時季ですと、時季外れと言ってもいいいかもしれません。

 

ですので、この時季に鰆を仕入れたことは、自分の記憶では、殆どなく、逆に、時季外れに出くわした当たりのようなものとも言えます。

 

鰆は、魚の中でも、最も身割れしやすい魚のひとつで、卸す時に身を動かす時は、

まな板ごと動かすようにしています。

 

半身を卸したら、

もう半身を卸し、

上身も下身のどちらも、

身割れさせずに、卸し終えることが出来、切身にしたら、

お手製の西京味噌と共に、真空パックしておき、頭などのあらの部分は、出汁を取るため、

焼いておきました。

 

そして、今夜は、手くずの部分を肴に、

キンキンに冷やしたGuinnessで、“お疲れちゃん♪”となったのですが、明日も魚市場に行くので、この辺りで・・・。

 

★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★

当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

10週連続で、休日出勤

明日の29日(火)は、

普段通っている沼津魚市場が、

休みということもあり、定休日の月曜日でしたが、仕入れに行き、結果として、10週連続の休日出勤となった次第です。

 

いつものように、一番最初に活魚売場に行くと、

生簀の前に、

愛媛産と、

淡路島産の落ち鱧(はも)が並んでおり、愛媛産は7本で5,6キロで、淡路島産1本で0,5キロでした。

 

落ち鱧とは、輸送中や生簀の中で死んでしまった鱧のことですが、愛媛産は、荷主がはらわたを抜いておいてあり、

この中から、好みのサイズを2本選り、

秤にかけてもらうと、

1,2キロでしたので、

札には、引き算された数字が書かれ、再び並び、1本の淡路島産の方は、治自分好みのサイズでしたが、愛媛産とは異なり、はらわたが入っていたので、

お腹に残っているエサの臭いが回らないようにするため、その場で抜いておき、

この3本を仕入れ、他の売場に行き、色々と仕入れ、魚市場から帰ることにしました。

 

【佳肴 季凛】に戻り、荷物を卸すと、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、仕入れ用の軽トラの掃除をしてくれたのですが、

明日はというより、明日から3日連続で、団体のバス旅行のお客様がお見えになるので、今日は、真由美さんも休日出勤となったのです。

 

掃除を終えた真由美さんは、

テーブル席と、

御座敷のセットを始めてくれたのですが、明日は、人数も多いこともあり、テーブルと御座敷の併用となり、2組の団体のお客様が見えるわけではありません。

 

その後、真由美さんは、

鱧のヌメリ取りをしてくれたら、

沼津産の鯵(あじ)の水洗いをし、

焼いてから出汁を取るため、頭の掃除をしてくれたました。

 

一方の自分は、

鯵の次に、鱧を卸したのですが、

他の仕込みを優先したかったので、骨切りは明日することにし、冷蔵庫へ。

 

鱧の次に取り掛かったのが、

お弁当用の焼物に仕込むため、サーモン(ノルウェー産)を卸してから、

お弁当用の切身にしました。

 

その間に、真由美さんは、

小鍋の野菜に仕込みをし、その次に、

大和芋の皮を剥き、アク止めのため、みょうばん水につけておいてくれ、

サーモンの下拵えを終えた自分は、サラダ素麺の野菜を包丁し、中に入っているのは、長葱、茗荷、茗荷竹、レッドキャベツ、ピーマン(赤、青)、パプリカ(黄)、アーリーレッド、人参です。

 

その後、鯵を、

三枚に卸したのですが、

卸し終えた中骨は、頭同様、焼いてから出汁を取るため、

真由美さんが掃除してくれ、鱧のあらも、鯵と同じ様に使うので、

自分が掃除しておきました。

ほう

 

そうこうしているうちに、お昼の時間も近づいてきたので、

鯵の叩きを作り、

鯵の叩き丼を作ったのですが、今日は、下の娘が所謂“半ドン”だったこともあり、3人分用意しました。

 

お昼を食べ終えたら、

サーモンを西京味噌と共に、真空パックたり、

明日のバスのお客様に使う器を、準備したら、真由美さんが洗い物をしてくれていたので、

自分は、

米を研ぎ、最後に、

包丁を砥ぎ、10週連続の休日出勤が終わったのでした。

 

来週は、どうなるかは分かりませんが、とりあえずは、明日からの3日間に臨みます。

静岡伊勢丹で、デパ地下デビュー

以前からお話ししていたように、昨日は、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、

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『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を販売して、デパ地下デビューを果たしましたが、その顛末が、今回のお話しです。

 

朝一番に厨房に行き、

見本用の西京漬を焼き始め、焼き上がる間に、

一昨日の時点で確認しておいた荷物の最終確認をしておきました。

 

焼き上がったら、

冷凍庫から、

『西京漬』と『鰯の丸煮』を出し、全ての荷物を車に積み、

出発しまし、渋滞や混雑もなく、予定通りに着くことが出来、

搬入口から、

祭日ということもあり、同行した娘と女将兼愛妻(!?)の真由美さん達が、荷物を降ろしてくれ、

台車に乗せ、地下食品売場へ向かいました。

 

館内に入るにあたって、

入館証を借りたのですが、今日は、いつものように一国一城の主ではなく、【静岡伊勢丹】のバイトであるだけでなく、お客さんと来ていた場所に、販売員としてやって来たので、いつもとは違った気分でした。

 

エレベーターに乗り、

地下に着いてから、

奥に進むと、

売場に辿り着きました。

 

館内の照明も半分程度しか点いておらず、

荷物を降ろしたら、

娘に手伝ってもらいながら、

ケースに、

『西京漬』と『鰯の丸煮』を並べていきました。

 

開店前ということもあり、

店員も来ていないところもあったりしましたが、向かいの総菜売場は、

自分達同様、開店前の準備に追われていました。

 

慣れないながらも、ひととおり並べ終え、

ケースの上に、

それぞれのPOPを置いたら、

POPの間に、

見本用の『西京漬』と、

『鰯の丸煮』を盛り付けて並べたら、準備も終わり、その頃には、

各売場で、朝礼が始まった様子を眺めていたら、《デパ地下潜入 24時間 GW商戦待ったなし!》みたいなテレビの特番を、目の当たりにしたような気分でした。

 

そうこうしていると、

開店間際となり、館内の照明も点き、いよいよ開店となりました。

 

売場の前に、

試食用の『西京漬』と『鰯の丸煮』を持ちながら、真由美さんが近くに寄ってきたお客様に勧めたところ、気に入られたお客様が購入してくれた一方で、そうでない方もいたりと、同じサービス業でありながらも、飲食店と物販の違いを感じていました。

 

『西京漬』も『鰯の丸煮』も、どちらかがいないと説明が出来ないので、合間を見ながら、交替で休憩したのですが、

デパートならでの売場の一つの生ジュース売場での休憩は、仕事なのか休みなのかを忘れてしまう気分で、写真こそないものの、昼食は、デパ地下の惣菜を物色しながら、選んだものを食べたのですが、これまた、生ジュース同様の気分だったのは、言うまでもありません。

 

そして、今日の仕事などの都合もあり、

閉店時間前に撤収させて頂き、

朝の反対の動きで、

荷物を積み込み、

『佳肴 季凛』に、

戻ったのでした。

 

『西京漬』と『鰯の丸煮』の販売の遠征に出たにも関わらず、カレーと書かれているのは、賄いのカレーの入った発泡スチロールで、オマケとして持参し、SNSやブログを通じての“友達”に差し上げたものです。

 

完全アウェーの仕事にはじまり、全てが初めての一日でしたが、色んなことを見聞出来たのが、何よりの収穫で、今後の仕事に何らかの形で役立て、今まで以上にお客様に喜んで頂けるよう、精進すべきと感じた一日でした。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は、5月3日(木)の予定です。

s-ラジオエフ

s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

平成30年4月の鮪(まぐろ)コレクション

 

4月も、今日で最後で、ゴールデンウィークを満喫されている方もいらっsっやるかと思いますが、『佳肴 季凛』は、いつもどおり月曜日のみ、お休みさせて頂きます。

 

ただ、今日は、以前からお話ししているように、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、遠征を兼ねた“休日出勤”をし、

『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を販売して来ましたが、

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それについては、改めてお話しさせて頂くことにし、今回のお話しは、月1恒例の“鮪コレクション”で、4月バージョンです。

 

いつものように、東京・築地から入荷したもので、4月も全て、天然の生の本鮪でした。

 

4月のトップバッターは、

和歌山県那智勝浦産で、その次が、

宮城県塩釜産、そして、

再び、那智勝浦産でした。

 

年間ランキング入りこそしないものの、全て次点クラスのもので、この時季の太平洋産特有の身質で、赤身と中とろのバランスが、まさに黄金比率とも言っても、過言ではありません。

 

例年、5月も同じ様な産地のものが入荷して来ますが、4月同等もしくは、それ以上のものを期待するばかりです。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

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静岡伊勢丹での販売の準備

先日からお話ししている【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、

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当店の『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』の販売が近づくにつれ、何となく落ち着かない日々を過ごしておりましたが、いよいよ明日となりました。

 

昨日までに、

合間を見ながら、

それぞれのリーフレットを、

用意したり、

ラベルを準備しておきました。

 

そして、昨日は、お客様がお帰りになったら、ラベルを貼った後、

箱詰めしたものを、

包装し、

冷凍庫に、

しまっておきました。

 

そして、明くる日の今日は、

POPをはじめ、

見本用の『西京漬』と『鰯の丸煮』を盛り付けるための器も用意し、

『鰯の丸煮』は既に仕上がったものを、盛り付けるだけですが、『西京漬』は、明日の朝、焼くので、

串を打っておき、盛り付けたものに、あしらいとか前盛りと呼ばれる付け合せも必要ですので、

色々と用意しておきました。

 

営業が終わったら、

片付けの合間を見ながら、

荷物をまとめておき、

荷物の確認票も用意し、現時点では、用意周到と思われますが、問題なく出掛けられるよう、明日また確認します。

 

これまでに何度もお話ししているように、全てが初めてにして、完全アウェーの出仕事ですので、どうなるかは分かりませんが、今後のためになることが得られるような機会であって欲しいものです。

 

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西伊豆・仁科産のいなだ

普段通う沼津の魚市場は、漁港が併設されていることもあり、今日のような開市日は、

近郊の漁船が入港すると、

獲れた魚を水揚げし、

セリにかけるための準備に追われている光景を見ることも、しばしばです。

 

また、トラックで水揚げした魚を持って来る漁師の人たちも少なくなく、

今朝は、知り合いの漁師さんの一人が、西伊豆・仁科から来ており、声を掛けると、「いなだだけど、おかずに持って行きなよぉ~♬」と、

「足りる?足りなきゃ、もっとやるけど・・・。」と、定置網で水揚げしたいなだを、

4本もらいましたが、いなだとは、鰤(ぶり)の幼魚のことです。

 

また、鰤は、わかし、いなだ、わらさ、鰤と名前が変わる、いわゆる出世魚ですが、出世魚とは、ただ名前が変わるだけではなく、歴史上のある人物になぞられ、本来4回名前が変わらないと、そう呼ぶことは出来ません。

 

そのような歴史上の人物は、豊臣秀吉で、日吉丸、木下藤吉郎、羽柴秀吉、豊臣秀吉と、名前を変え、農民から武将の最高位まで登りつめ、天下統一を成し遂げた出世を、地で行ってような人物なのは、広く知られています。

 

その後も、魚市場には、

東伊豆の定置網で水揚げされた魚が、入荷して来ていました。

 

そんな様子を尻目に、

最後に、

愛知産の蛸(3,1キロ)を仕入れ、

魚市場から帰ることにした。

 

【佳肴 季凛】に戻り、蛸の下拵えであるヌメリ取りは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、

蛸は、いつものように、真空調理で仕込みましたが、その仕込み方は、前編と、

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後編に、

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分かれており、長めですが、よろしければお読み下さい。

 

そして、いなだは、

二人の知人に分けてあげたので、自分の取り分は、2本となり、1本は、

酢締めにしてみたのですが、いなだを分けてあげた友人が教えてくれ、初めて仕込み、明日試食してみる予定です。

 

もう1本は、刺身にし、

那智勝浦産の生の本鮪の手くずと共に、“お疲れちゃん♪”と相成りました。

 

明日は、締めいなだ丼にして、お昼に食べる予定で、刺身にしなかった身は、フライにして、子供達の夕飯にする予定です。

 

ところで、30日(月曜日)に、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】でのことで、

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当店の『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を販売するので、ラベル貼りと包装をしやすくするため、

冷凍庫から、冷蔵庫に移動しておきました。

 

『西京漬』は、

銀鱈(アラスカ産)、

サーモン(ノルウェー産)、

鯖(ノルウェー産)の定番の3種類で、

『鰯の丸煮』の真鰯の産地は、銚子、富山、氷見などです。

 

“お疲れちゃん♪”も終わったので、明日に備えて、この辺りで・・・。

 

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次回は、5月3日(木)の予定です。

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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

お弁当のついでに焼いた西京漬は、銀鱈、サーモン、鯖

 

今日は、お弁当のご注文を頂いていたので、その仕上げからの始まりで、

いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが盛り付けてくれ、

このように、仕上がりました。

 

ところで、今日のお弁当の焼物は、

銀鱈の西京焼だったのですが、先日お話しした時と同様、

ついでに、30日のデパ地下での販売用の試食の西京漬も焼いておきました。

 

30日(月)の販売とは、

 

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】でのことで、

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当店の『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を販売することです。

 

試食用に焼いたのは、

銀鱈の切り落し、

サーモンの切り落しやかま等の部分、

鯖でしたが、鯖は、

フィレーと呼ばれる卸し身の状態で仕入れるので、切身を焼いたものです。

 

その後、焼き上がったものを、

真空パックしておき、冷凍庫にしまいました。

 

当日は、オーブントースター持参で、軽く温めなおしてから、試食して頂くのですが、こうすることで、焼きたてに近い状態になります。

 

売場の下見をしたものの、全てが手探りにして、完全アウェーの状態ですので、経験しなければ、何も分からないので、当たって砕けろの精神で臨み、期待と不安が大きくなりつつある日々です。

 

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次回は、5月3日(木)の予定です。

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どんちっち丼

今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、

余程のことがない限り、

魚市場に着くのは、常に5時過ぎで、

この時季ですと、殆ど夜も明けています。

 

5時に着くのも常のことながら、一番最初に向かうのが、

活魚売場で、これまた常のことです。

 

今朝の生簀には、

真鯛(まだい)、

高足蟹(たかあしがに)、

黒鯛(くろだい)、

手長海老(てながえび)などが、多く入荷しており、これらは、沼津近郊で水揚げされた所謂地物です。

 

もちろん、これら以外にも、他所の産地の様々な魚が入荷していたものの、特に入り用の魚もなかったので、眺めるだけでした。

 

4月も半ばを過ぎると、天候だけなく、潮の状態も安定してくるので、魚全般の入荷も芳しくなり、終盤近くとなったトロール漁で水揚げされた魚も、

そこそこ入荷していたり、

地物を中心に、静岡県産の魚を扱う売場には、

焼津産の伊勢海老(いせえび)をはじめとする活魚や、

相模湾産の金目鯛(きんめだい)などが、並んでいました。

 

また、伊勢海老と言えば、別の売場には、

伊豆・土肥産のものや、同じ土肥産の目鯛(めだい)も並んでいたりと、

今朝の魚市場は、比較的多くの魚が入荷しており、高知県産の真鯛も、

大小様々のサイズのものが、多く並んでいました。

 

沢山入荷していても、入り用でなければ、無関係ですので、そんな様子を尻目に、別の売場に行くと、

千葉県産の真鰯が入荷しており、

中を確認すると、自分好みのサイズでしたので、『鰯の丸煮』用に、

2ケース仕入れることにし、

同じ構内の別の売場に目を移すと、

島根県産の鯵(あじ)が入荷しており、

ただの島根県産ではなく、

どんちっちと呼ばれている浜田産の鯵で、26~27というのは、入っている鯵の本数です。

 

どんちっちは、4月から8月までの期間限定のブランドで、去年お話ししたことがあり、脂肪含有量も通常の鯵の3%に対し、10~15%と、かなりの差があるのです。

 

当然、全てがどんちっちのように、脂が乗っているわけではなく、そうでないものもあり、同じサイズでありながらも、

普通の脂の乗りの鯵も入荷しており、

当然のことながら、こちらには、シールはついていません。

 

どちらの値段も訊いたところ、昨日の水揚げで、7トン(7000キロ)あったこともあり、かなりのお値打ちで、今季初のどんちっちということもあり、どんちっちを仕入れることにしました。

 

魚市場に通ってはいても、トンという単位は、想像もつきませんが、この1ケースが3キロ入りのものですので、単純計算で、2300~2400ケースもあることになります。

 

さらに、本数に換算すると、60000本超になるので、もはや、%∩∀!&$#?状態・・・。

 

先程の写真のひと山が、20ケース程度ですので、その100倍強ですから、天文学的な数字と言っても、過言ではありませんし、想像するだけで、これまた、魂消(たまげ)てしまいます。

 

その後、同じ構内の別の売場で、

ノルウェー産のサーモン(5,2キロ)を、

『西京漬』に仕込むために仕入れただけでなく、冷凍ものなどの他の仕入れも終わったので、魚市場から帰ることにしました。

 

ひととおりの段取りを終えたので、小肌(佐賀)から仕込み始め、

その次に、

鯵の下拵えに取り掛かり、頭とはらわたを取り除いたものは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、水洗いしてくれました。

 

卸し終えた鯵は、

三枚に卸し、今季初のどんちっちということもあり、鯵のたたき丼というより、どんちっち丼にすることにしました。

 

生で食べられる鮮度ですが、揚物用に使うので、

大きいものの尾の部分は、

身と皮に分けておき、これだけでは足らないので、

卸した身の皮を引き、

叩きにしておきました。

 

その頃、真由美さんは、

焼いてから、出汁を取るため、頭と、

中骨の掃除をしてくれていました。

 

焼いた頭、

中骨、

そして、尾の身の皮を、

一番出汁を取った鰹節、宗田節、昆布、椎茸の足、野菜の皮などの手くずと共に、

3~4時間かけて煮出したのですが、脂の乗っているどんちっちですので、

冷蔵庫で冷ますと、このように脂が浮いていました。

 

そして、ランチの営業時間も終わったので、お昼にすることにしたのですが、予定通りお昼は、

どんちっち丼で、その美味しさを100%堪能し、子供達にもその美味しさを味わってもらうため、サーモンも一緒に盛り付けた二色丼を、

夕飯に出ししてあげました。

 

一年を通じて、全国各地で水揚げされる鯵ですが、これからの時季がいわゆる旬で、その美味しさは格別で、スーパーなどでも、お値打ちで手に入れることも出来るので、機会があれば、是非旬の美味しさを味わってみて下さい。

 

☆★☆ デパ地下デビュー in 静岡伊勢丹

4月30日(月)に、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、当店の『西京漬』と『鰯の丸煮』を販売します。お時間の許す方は、是非ご来店下さい。

試食用の西京焼

今日のお昼は、

『西京漬』用に仕込んだ銀鱈(アラスカ)の切り落しを焼いたものを、

おかずにして食べたのですが、全ておかずにしたわけではなく、余分に焼いたものは、

真空パックしておきましたが、昨日は、おかずにはしなかったものの、『西京漬』用に仕込んだサーモン(ノルウェー)の切身や切り落しを焼き、

真空パックし、

冷凍しておきました。

 

また、一昨日は、

お弁当のご注文を頂き、

その時に、

サーモンの西京焼を焼いたのですが、

普段よりも多目に焼き、

真空パックし、冷凍しておきました。

 

このようにしておいたのは、当店の『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を、

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4月30日(月)に、【静岡伊勢丹】の地下で販売させて頂くので、その試食用に仕込んだからです。

 

当日、売場で焼くのが望ましいのですが、売場には焼台などの調理器具はなく、簡易的なガスコンロや網などを持参しても、焼くことは不可能に近いので、予め焼いておいたものを、オーブンで軽く温め直すことにし、このような仕込みをしたのです。

 

先日下見に行った時に、時間に対しての試食の分量も聞いたので、それを目安に、仕込む予定ですが、当店の『西京漬』は、銀鱈、サーモン以外には、鯖(ノルウェー)があり、近いうちに、鯖を焼かなくてはなりません。

 

また、『鰯の丸煮』は、煮崩れたものを、真空して冷凍してあるものの、仕込む過程で、煮崩れたり、形の小さなものを、試食用に取っておく予定です。

 

煮崩れたり、規格外のサイズというのは、本来有り難いものではないのですが、それが必要になるのは、妙な気分でもあります。

 

ともかく、全てが初めてのことゆえ、どうなるかは分かりませんが、諸々のことを学べる機会と思い、準備をしている日々です。

 

☆★☆ デパ地下デビュー in 静岡伊勢丹

4月30日(月)に、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、当店の『西京漬』と『鰯の丸煮』を販売します。お時間の許す方は、是非ご来店下さい。

 

『西京漬』と『鰯の丸煮』のPOP

【佳肴 季凛】の『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』を、

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4月30日(月)に、【静岡伊勢丹】の地下食品売場で、販売させて頂くことを、昨日お話ししましたが、その際に使うPOP(ポップ)が、

今日届きました。

 

どちらも、

公式ホームページのものを、

ベースにしたものです。

 

『西京漬』も、

『鰯の丸煮』も、

それぞれのホームページにある文言を、認めてあります。

 

そして、POPの下部には、【佳肴 季凛】=自分ということもあり、

Facebook、

Twitter、

Instagram、

のSNSの自分のページをはじめ、

ホームページアドレスなどの店舗情報も、書いてあります。

 

職業講話やラジオの取材など、【佳肴 季凛】を飛び出して、仕事をする経験は何度かありますが、デパ地下のような“アウェー”で、販売するようなことは初めてゆえ、全てが試行錯誤で、これまでの経験を駆使して、臨みます。

 

老舗の名店の土俵に、十年選手になるかならないかの【佳肴 季凛】が立てるのは、良きも悪しきも、諸々の想いがありますが、大いなる勉強の場になるよう、過ごす今日この頃です。

 

☆★☆ デパ地下デビュー in 静岡伊勢丹

4月30日(月)に、

【静岡伊勢丹】地下の食品売場の【商工会チャレンジショップ アレモキッチン/コレモストア】で、当店の『西京漬』と『鰯の丸煮』を販売します。お時間の許す方は、是非ご来店下さい。

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