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もっとおいしいお話し

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静岡県由比産の活かしの黒鯛(クロダイ)

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3593回目の今日も認(したた)めます。

今朝、魚市場の活魚売場に行くと、

生簀に、

静岡県由比産の黒鯛(クロダイ)が入荷していました。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、由比は、桜海老で有名な漁港です。

この2枚の黒鯛は、ほぼ毎日、沼津魚市場に魚を持ってくる問屋に注文しておいたもので、1枚(1,8キロ)の方には、

自分の買い番(47-9)が書かれてあり、もう1枚(1,6キロ)には、

沼津市の居酒屋【きえい】さんの買い番(47-84)が書かれていました。

昨日、水揚げの状況を訊き、それを【きえい】さんに伝えたところ、欲しいとのことでしたので、自分が注文したのです。

活かしてはあっても、締めなくてはならないので、

包丁と神経を抜くための針金を準備し、

生簀から黒鯛を取り出し、

頭というか、目を布巾で隠し、隠すのは、動かなくするためです。

まな板に乗せたら、

頭の付根に包丁を入れたら、

脊髄(せきずい)に針金を通し、神経を抜いたら、

血抜きのため、海水へ。

神経を抜くことによって、死後硬直が遅くなり、鮮度が保たれ、血抜きをすることで、生臭みがなくなり、より美味しい身質になります。

特に、今日の黒鯛は、刺身用ですので、この下処理を欠かすことは出来ません。

この時、氷を入れておかないのは、一気に冷やすことで、身が縮こまないようにするためです。

ただ、この方法が全ての魚にあてはまるわけではありません。

ちなみに、締めていた時の様子を、

【きえい】さんが、撮っていました。

血抜きを終えたら、

下処理が終了です。

【佳肴 季凛】に戻ったら、

鱗を取り、頭を落とし、はらわたを抜いたら、

水洗いをし、

三枚に卸したら、明日使うため、キッチンペーパーに挟み、冷蔵庫へ。

焼いてから、出汁を取るためのあらも、

身が活きている状態で焼くと、身がはじけてしまうので、そのまま冷蔵庫にしまっておき、黒鯛の下処理が終わったのでした。

ところで、最近では、

静岡市清水区蒲原から駿河区石部の沿岸地域の静岡市の前浜を略して、“しずまえ”と呼び、 静岡市には、用宗(もちむね)、清水、由比の3つの港があり、ここで水揚げされる魚介類は、“しずまえ鮮魚”と呼ばれています。

今朝もいくつか入荷があり、

自分が仕入れた黒鯛の“連れ”もありました。

そんな今日のおまけ写真は、

バスツアーのお客様を見送る当店のゆるキャラのジャンボちゃんとふぐ子ちゃんで、ご笑納して頂けると、幸いです。

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当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。

西京焼用と刺身用の鰆(さわら)とサーモン

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3589回目の今日も認(したた)めます。

昨日、お話ししたように、今日は休日出勤をし、

沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、気を揉んでいたのが、明日のバスツアー用の刺身です。

売場を物色すると、

大分県産の鰆(さわら)が目に留まりました。

基本的に鰆は、西京焼に仕立てるのですが、状態が良いものは、刺身でお出しすことも、しばしばです。

自分が仕入れる鰆は、4キロ以上で、

3本のうちの1本(3,5キロ)は、見るまでもなく、パス。

というのも、鰆は4キロを超えないと、脂の乗りが薄いからです。

4,3キロと、

4,1キロの2本を見ると、

4,1キロの方が、腹周りが良く、鮮度を確認するため、えらを見ると、

鮮やかな赤い色をしており、即決。

4,3キロの方も見たのですが、鮮度もイマイチだったのは、言うまでもありません。

その後、

前注文しておいた『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)を受け取りに行くと、

「季凛さん、来ないかと思って、心配していましたよ。」と、売場を見ると、

自分の1本だけで、

今日着ゆえ、鮮度もバッチリで、

今朝の仕入れは終了し、サーモンの目方は、

5,3キロです。

【佳肴 季凛】に戻り、

荷物を下ろすと、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、軽トラの掃除をしてくれたら、

小鍋用の野菜(玉ねぎ、長ねぎ、えのき、人参)を仕込み、一方の自分は、

サラダ素麺の野菜(長ねぎ、みょうが、赤ピーマン、青ピーマン、パプリカ、人参、紫キャベツ、アーリーレッド)と、

ふぐちり用の野菜(白菜、水菜、えのき、長ねぎ)を仕込みました。

今度は、魚の仕込みで、普段とは順番が逆なのは、休日出勤ゆえ、片付などの都合によるからです。

最初に取り掛かったのは、

鰆で、

包丁でぬめりと鱗を取ったら、

頭を落とし、腹わたを抜くのですが、乳白色をしているように、脂が乗っていることが分かり、ひと安心。

今度は、サーモンの下処理で、

鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除くのですが、サーモンは腹わたが抜かれた状態で入荷してくるので、頭を落としたら、そのまま水洗いすることが出来ます。

鰆から卸すことにし、

身割れすることなく、

卸すことが出来たので、胸をなで下ろしました。

というのも、鰆は、魚の中でも、もっとも身割れしやすい魚の一つだからです。

腹骨をすき取ったら、切身にしていったのですが、

尾の身になったら、

一番端を、弁当用の切身にし、この部分は筋っぽいので、生で使うには、不都合だからです。

残りの半身は、

最初に尾の部分を包丁し、ここから切身にしていくと、

きれいな切身を取ることが出来ます。

そして、刺身用の卸し身は、皮が縮まないように、包丁目を入れ、氷を敷いたバットに乗せたら、

バーナーで炙り、焼目がついたら、

すぐに返し、冷蔵庫で粗熱を取り、水分を拭き取ったら、

キッチンペーパーで挟み、冷蔵庫へしまい、この間に、

出汁を取るために、頭や骨などを焼いておきました。

鰆が終わったら、

サーモンで、

『西京漬』用の切身と、

バージョンアップしたランチメニューの西京焼用の切身にし、

ランチメニューの方は、約80グラムで、10グラム程度、小さくしてあり、

バージョンアップしたランチメニューについては、こちらをお読み下さい。

『西京漬』にしなかったサーモンの身は、

真空パックしておき、金曜日のバスツアー用の刺身替わりの山掛けでお出しします。

切身にした鰆とサーモンは、

有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、

真空パックしたのは、

休日出勤の終了間際で、

袋詰めしたところまで、時計の針を戻します。

袋詰めをしたら、

明日のバスツアー用の西京焼でお出しする銀鱈に串を打ち終えたら、

包丁を砥ぎ、

まな板周りとカウンター内を掃除し、

南京豆腐(南瓜の豆腐)を仕込んだら、仕込みが終了。

真空パックをしながら、

器出しをし、

休日出勤が終わったのでした。

ということで、今日のおまけ写真は、

鰆とサーモンを見ているジャンボちゃんとふぐ子ちゃんです。

二人の目方は4129グラムで、半端な数字なのは、良いふぐの語呂にちなんでいます。

4129×2=8358 ≒ 8,3キロですので、鰆とサーモンの合計(9,4キロ)には、かないませんね。ご笑納頂ければ、幸いです。

クワトロパンチの沼津魚市場 

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3577回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

2月23日の今日は、

『天皇誕生日』ということで、祝日です。

【佳肴 季凛】のある静岡県では、2(ふ)2(じ)3(さん)の語呂にちなみ、

『富士山の日』になっていますが、残念ながら、全国的に認知されていないようです。

そんな今日、

沼津魚市場に行くと、

ガラ~ン。

昨日、沼津魚市場は休みで、休み明けの今日は、豊洲などの中央市場をはじめ、全国的に休市日です。

休市日になることの多い水曜日で、Wednesdayをもじって、売れんずデーなる言葉も、水産業界には、存在しています。

祝日、水曜日、さらに、全国的な時化模様と、まさにトリプル・パンチ。

パンチではないものの、月末モードも、若干の影響があるのも、否定出来ません。

そこに追い打ちをかけたのが、

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

仕入れる予定だった『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)が皆無で、最終的には、クワトロ・パンチで、冷凍物などを含めても、仕入れしたものは、全く無しで、朝のドライブで終わってしまいました。

いつも立ち寄る喫茶店で行き会う魚屋さんが、「魚屋は、こんな状態で何を売るのかねぇ~。」と言うので、「親父さんは、どうしているんですか?」と訊くと、「冷凍ものを、適当に並べるしかないさ。」との返答。

明日は行く予定がないので、金曜日が仕切り直しとなり、入荷状況が好転するのを期待します。

法事用のお弁当の日の仕入れは、鯵(アジ)のみ 

料理の道に転がり込んで、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3567回目の今日も認(したた)めます。

今朝は、沼津魚市場に行く前に、

スチコン(スチームコンベクションオーブン)の電源を入れてから、出掛けたのですが、庫内に入っているのは、

煮物と鶏肉の照焼で、加熱し始めるのは、魚市場を出る時で、スタートボタンを押してくれるのは、この時点では、寝ている女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

鶏肉の照焼は70度で1時間10分加熱し、片道40分程度かかるので、時間を節約することが出来、鶏肉の照焼については、こちらをお読み下さい。

魚市場に着き、

向かったのは、

鯵(アジ)などを扱う売場で、

島根県産の鯵を1ケース(3キロ入)を仕入れ、

今朝の仕入れを終え、スチコンのスタートボタンを押すように、真由美さんに連絡し、魚市場から帰ることにしました。

【佳肴 季凛】に戻ると、

仕上るまで、

30分弱と、予定通りで、

煮物(人参、牛蒡、つくね、白滝)、

銀鱈の西京焼、玉子焼、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG6565.jpg

揚物(さばふぐの唐揚げ、鯵のしんびき揚げ)などを仕上げ、鯵は、今朝のものではありません。

いつものように、真由美さんで、

お弁当は、このように仕上りました。

一方の自分は、

鯵の下処理を始め、程なくすると、真由美さんが、

参戦。

慌ただしいながらも、無事に仕込みをこなし、ランチの営業時間となったのでした。

野菜@食遊市場>魚@魚市場

料理の道に転がり込んで、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3565回目の今日も認(したた)めます。

祝日ということもあり、

沼津魚市場(以降、魚市場)の売場は、

どこそこ、

ガラ~ン。

このようになるのは、天候の関係もあるだけでなく、暦の関係もあり、沼津魚市場は、豊洲」などの中央市場をはじめ、全国にある公設市場の公休日でもある日曜日や祭日の前日が休市日だからです。

そんなこともあり、昨日の時点で、それなりの仕入れをしておいたので、鮮魚(生の魚)の仕入れは無く、鰹節や昆布、冷凍ものだけでした。

そんな魚市場での仕入れを済まし、向かった先が、

車で15分ほどにある食遊市場で、食遊市場は、食に関するショッピングモールで、様々は食材を調達することが可能です。

自分の仕入れの中心は、

野菜で、

2軒の八百屋に立ち寄り、鮮度、使い勝手、値段などの諸々の条件に応じて、仕入れています。

そんな今朝の野菜は

こちらです。

野菜は、

本山葵(ほんわさび)、

フルーツトマト、

しし唐、

玉葱、

万能葱、

ラレシ、

えのき、

水菜、

大根、

長葱、

レッドキャベツ、

レモン、

モロッコ隠元(いんげん)、

人参(黄色)と、全部で14種類でした。

黄色い人参は、普通の人参と殆ど変わらない味ですので、使い勝手も全く同じです。

食遊市場では、野菜以外にも、調味料も仕入れたのですが、結果的に、一番多かったのは野菜で、かくして、今日の仕入れが終わったのでした。

南伊豆・妻良(めら)の特大の平政(ヒラマサ)と月初めの注文

美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたら、料理好きになり、その挙句に料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3553回目の今日も認(したた)めます。

今朝、沼津魚市場に行くと、

地物の魚介類が並ぶ売場には、

ジャンボサイズの魚が、

3本並んでいました。

5時を過ぎ、

シートの下から現れた魚は、

南伊豆・妻良(めら)の定置網で水揚げされた平政(ヒラマサ)で、それぞれの目方は、

38,0キロ、

32,0キロ、

28,5キロでした。

平政は、アジ科の魚の中でも、最大種になるもので、100キロ近い個体の記録もありますが、通常では40キロぐらいのものが最大のようなので、今朝の3本は、MAXとも言えます。

ちなみに、同属の鰤(ブリ)、勘八(カンパチ)のMAXは、それぞれ40キロ、80キロとも言われていますが、平政>勘八>鰤という図式が一般的なようです。

また、この三種は、鰤三兄弟とか、青物三兄弟とも呼ばれており、三兄弟の代わりに、御三家が使われたりもしています。

三兄弟とは言え、味、生息海域、旬などにも違いがあり、似て非なる魚の典型かもしれません。

今朝のように、大きい魚が並ぶと、

どこからともなく、

人が集まり、写真を撮る人もいます。

大きさを言う場合、水産関係者は、目方が全てですが、こういう時は、一般人のようになり、

当社比ならぬ長靴比ということをすることもしばしばで、全体の写真からして、四頭身半になるので、140センチぐらいの体長になります。

ところで、今日は定休日前にして、月末ということもあり、仕入れは一切無く、魚市場に来たのは、休み明けである月初めの2月1日(火曜日)の仕入れと発注の確認でした。

生の魚である鮮魚は、その時にならなければ、分りませんが、

冷凍もの、

中でも、【西京漬】用の銀鱈(ギンダラ)と、

鯖(サバ)は、

在庫を切らすことは出来ないので、

自分の買い番が書かれた札を、

売場の担当者に渡しておきました。

銀鱈と鯖に気を取られていたこともあり、構内を歩いていたら、

揚物などに使う海老を思い出し、

発注しておき、21/25というのはサイズのことで、1枚(1,8キロ)に約90尾入っている規格で、海老は、冷凍海老の代表格のブラックタイガーという車海老の近縁種です。

そして、仕入れをせずに来た魚市場から帰ることにし、今月の魚市場の〆となったのでした。

1本ずつに分けた葉血引(ハチビキ)は、福岡県産 

美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたら、料理好きになり、その挙句に料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3550回目の今日も認(したた)めます。

今朝、沼津魚市場に行くと、

福岡県産の葉血引(ハチビキ)が入荷していました。

いわゆる地物にして、沼津近郊の漁場(ぎょば)、伊豆諸島周辺で水揚げされる葉血引を仕入れることは常のことであるだけでなく、他所から送られてくるのは、珍しいことです。

葉血引は、

全国的にも流通量の少ない魚の一つなのか、地方名が多く、福岡県ではチビキと呼ばれています。

また、チビキ属という分類はないものの、魚市場に出入りしている人なら、チビキと言われると、「あぁ、あれね。」で、通用する魚です。

とは言え、沼津では、赤鯖(アカサバ)と呼ばれており、以前、「葉血引の単価は、どれくらい?」と訊いた時に、怪訝(けげん)そうな表情をされたことがあります。

葉血引を指差し、「あの赤いキンメ(金目鯛)を細長くしたような魚だけど・・・。」と言うと、「あぁ、赤鯖ね。」というやり取りをしたことがあるので、沼津魚市場のローカルネームとして、赤鯖と呼んでいる自分です。

1ケースが2本入の6,1キロで、1本あたり約3キロになるのですが、2本は重荷ですので、普段から懇意にしている沼津市の居酒屋【きえい】さんの御主人を見つけ、「きえいさん、葉血引(6キロ前後の2本入)があるけど、分けませんか?」と誘うと、二つ返事で快諾。

窓口になっている問屋が同じということもあり、

その問屋に行き、

秤にかけると、どちらも3,0キロでしたが、

声をかけた自分を3,1キロに計上し、奥の方を自分の分にしました。

『シェアした仕入れ』というお話しをしたことがあるように、時々、このようなことをやっており、殆どの場合、自分が声を掛けています。

ところで、今朝、葉血引を仕入れたことで、明日の金曜日に、目近鮪(めじまぐろ)を仕入れることがなくなり、

先々週の金曜日(14日)、

先週の金曜日(21日)と、二週連続で終わってしまいました。

自然相手ゆえ、こればかりは致し方がなく、個人的には、葉血引の方が好きなので、結果オーライゆえ、良しとします。

葉血引は、鱗を取り、

頭を落とし、はらわたを抜き、水洗いをしたら、

三枚に、

卸し、尾の部分は、

日曜日のお弁当用に、

南蛮漬に仕込みました。

柵取りした身は、

皮目に切り込みを入れたら、氷を敷いたバットに乗せ、

バーナーで炙ります。

炙ったら、

すぐに返し、粗熱が取れたら、水分を拭き取り、冷蔵庫へ。

その後、〆鰯、湯葉と共に、三種盛りにして、

ランチのコース料理の刺身で、お出ししました。

今後も、葉血引に限らず、このようにシェアすることもあるので、この場を借りて、【きえい】さんに、改めてお願いしておきます。

活かしのハマフエフキ(浜笛吹)

生涯一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3543回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

今朝、沼津魚市場に着いたら、いつものように、

一番最初に、活魚売場に向かいました。

生簀には、

南伊豆・妻良(めら)の定置網で水揚げされたフエダイ(笛鯛)が入荷していました。

フエダイと書かれていますが、標準和名(正式名)は、ハマフエフキ(浜笛吹)ですので、

ハマフエフキの形態写真

以降、ハマフエフキとお話しします。

また、標準和名がフエダイ(笛鯛)なる魚もいて、

フエダイの形態写真

時々、沼津魚市場で目にすることもあります。

さらに、標準和名がフエフキダイ(笛吹鯛)なる魚もいて、

フエフキダイの形態写真

これら三枚の写真は、水産業に関わる人たちのバイブルとも言うべき『市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク』(ぼうずコンニャク)ら拝借しました。

また、 『ぼうずコンニャク』の著者とはFacebookで繋がっていることもあり、これまでにも、色々と教えてもらっています。

ハマフエフキは、時々見かけるのですが、

先程の一番手前の生簀から、

端の生簀までに、

入っていたのは、

全て、

ハマフエフキで、

その数、

全部で、

約40枚で、

この列の向かいの3ますの生簀にもあり、

約50枚。

他所の漁港では、このようなことはあるようですが、自分が沼津魚市場で見るのは、初めてのことです。

また、魚に詳しい仲買人に訊いたところ、かなりのレアケースとのことでした。

普段、数がまとまらない魚が一度に水揚げがあると、自然現象に因果関係とも言われ、トンガの海底火山の噴火によるものだと、自分は推測したのですが、事実関係は分りません。

ただ、沼津魚市場には、

オオクチイシナギの形態写真

活かしのイシナギ(標準和名オオクチイシナギ)の水揚げが多くあると、「伊豆半島付近で地震が起こる」という都市伝説めいたものもあります。

その前後のどちらかに、地震があったことを経験しているので、自分の中では、都市伝説や迷信ではなく、確信に近いものがあり、珍しい魚が多くあると、別の意味で、素通りは出来ません。

機会を見て、データを取り、『マイナー魚の大量水揚げと自然現象の因果関係』という論文を発表することを考えてみようかと・・・!?

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年末年始の鰹(かつお)

生涯一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3540回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

昨年の最後に仕入れた魚が、鰹でしたが、

12月の半ばからの連勤の自己報酬として、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4974-1.jpg

刺身や、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG5006.jpg

丼に仕立てて、

堪能し、自らの労をねぎらいました。

女将兼愛妻(!?)の真由美さんも一緒に食し、時には、二人の娘達も一緒の時もありましたが、連続となると、志村家の女三羽烏は、絶句状態。

そんなことは、何処吹く風の自分は堪能した次第です。

元旦まで堪能したところ、3日に家族で、

沼津市大岡の居酒屋『きえい』さんに出向いたら、ご主人も30日に入荷していた鰹を仕入れており、使い切れないので、お年玉としてもらいました。

元々の鮮度が良かっただけでなく、、この時季の鰹は、脂が無いので、

色変わりはせず、近所の定連さんにもお裾分けし、

近所ゆえ、器は定連さんのものです。

そして、6日の昼まで堪能し、

隣で見ていた真由美さん曰く、「飽きない?っていうか、よく食べ続けられるよね~。ある意味、凄い!」

結果的に、自分で仕入れた鰹で三日連続、中三日で、貰いものの鰹で三日連続にして、150%の大満足。

その後は、鰹無しですが、そろそろ、いいかもしれません。

千葉県銚子産のめじ鮪(まぐろ)

美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたら、料理好きになり、その挙句に料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3537回目の今日も認(したた)めます。

成人式絡みの連休、当店の三連休もあり、今朝は、一週間振りに、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

売場には、

千葉県銚子産のめじ鮪が、

つの荷主ごとに、

仕分けられ、

並んでおり、

中には、

2本入の仕切りのものもあり、目方も3キロ~5キロぐらいの魚でした。

めじ鮪とは、本鮪の若魚のことで、生物学的には、クロマグロと呼ばれていますが、水産業界では、本鮪というのが一般的で、めじ鮪とは東日本での呼び方で、関西では、よこわと呼ばれています。

また、本鮪の若魚ですが、水産業界では鮮魚として扱われ、普通の魚と同じ売場に並び、マグロ類は、太物(ふともの)とか大物という呼び方で扱われ、別物ゆえ、売場も別です。

どれもこれも、鮮度が良く、似たり寄ったりでしたが、

この山の中から、

3,0キロのものを、

仕入ることにしました。

仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻ったら、

卸すことにし、めじ鮪や鰹(かつお)などは、有鱗域(ゆうりんいき)と呼ばれる鱗と皮が一緒になった部位を、包丁ですき取ります。

その後、頭を落とし、水洗いしたら、

半身だけ卸し、

残りの半身は、

骨をつけたまま、

キッチンペーパーに包み、弱めの真空パックをし、

氷詰めにして、冷蔵庫へ。

卸し身は、

背と腹に柵取りしたら、

皮目に切り込みを入れ、

氷を敷いたバットの上で炙(あぶ)ったら、すぐにひっくり返し、粗熱が取れたら、水分を拭き取り、キッチンペーパーに包んで、冷蔵庫へ。

そして、今日のランチメニューの一品として、

めじ鮪のカルパッチョや、

〆鯵、湯葉と共に、三種盛りにして、お出ししました。

ちなみに、めじ鮪のカルパッチョに掛かっているのは、

野菜感溢れるドレッシング

当店オリジナルの【野菜感溢れるドレッシング】です。

今日のように、というよりも、常に、というのが正しいのですが、自分好みの魚しか仕入れないので、クオリティ・チェックは欠かせず、

めじ鮪同様、今朝仕入れた大分県産の鯵(あじ)と共に、

ハーフ&ハーフ丼に仕立て、納得、納得!

先週の金曜日の時点では、今日のように、多くのめじ鮪が入荷しているような状況になるとは予想だにしませんでした。

自然相手ゆえ、当然のことなのですが、より良い魚をお出しするため、 足繁く通うのは言うまでもなく、それを怠ることは、悪魔に魂を売るようなもので、料理人としての矜持を失うわけにはいきません。

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