正真正銘の地魚丼
魚の美味しさの魅力は
何と言っても
その種類の数
しかも、それが
地魚となると
さらに美味し・・・

4月3日(Vol. 4,347)
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

いきなりですが
今日の昼ごはんです
「やっぱり

昨日の不敵な笑いは

昼ごはんのこと
だったんだね」
と、ミニふぐちゃん
「あはは・・・」
「で、昨日の5種類の
魚を使っているのは
わかるけど
もう1種類は
何なの?」
「目鯛(めだい)だよ」
このやり取りだけでは
昨日のことが
お分かりにくいので

「目鯛(めだい)

鮗(このしろ)

春子(かすご)

鰖(たかべ)

鯥(むつ)

魳(かます)

ってことで
全6種類!」
「んまそう~🤤
5種類の小魚は
地物だけど
メダイは、どこ産なの?」

「目鯛は
伊豆下田産だよ」
「ってことは
地魚丼じゃん!」
「そうなるかな」
「親方にしては
弱気な感じじゃね」
「そもそも
沼津の場合
地魚の定義って
どこにあるのかって
疑問なんだよね」
「どういうこと?」
「伊豆半島だけじゃなく
伊豆諸島で獲れた魚も
漁師が直接
沼津の市場に
持って来るからだよ」
「そういうことね
その辺はアバウトで
いいんじゃね」
「そういうことにしとくよ
話はそれるけど
沼津には
他県の漁師が
島で獲れたマグロ類も
水揚げするんだよ」
「へぇ~
他県って?」
「マグロ船(せん)は
和歌山とか宮崎だよ」

「そんな遠くから!?」
「知りたがり
訊きたがりだから
初めての漁師でも
色々訊いちゃうんだよ」
「マジで~!?」

「ほら👆
クリックか
タップしてごらん」
「本当だ~
どんなことを
訊くの?」
「どれくらいの間
漁に出ているとか
何人で
操業しているとか
好きな女性の
タイプとか
そんなとこかな?」
「好きなタイプの女性
なんてことも
訊くの?」
「そんなわけないじゃん
冗談だよ」
「だよね~
でも、親方は
意外とくだらないこと
訊きそうだから
少し焦ったよ(笑)」
「あはは・・・」
「ところで、さぁ

親方は
丼(どん)っていうか
皿にド~ンだよね」
「そうだよ」

「真由美さんは
別盛だよね、いつも」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです

「丼にすると
食べ過ぎちゃうんだって
だから、別盛」
「そりゃ、そうだよね
ちゃんとした魚
ばかりだしね
今日の丼ものみたいに
地魚だけで
作ったものって
あんまり聞いたことが
ないけど・・・」
「そうだね
地魚丼って言っても
サーモンとか
うに、いくらが
乗っていると
う~んって
なるよね」
「わかるわかる!
どうせなら
ランチメニューで
やっちゃうのは、どう?」
「常時はおけないけど
ほら👇」

「そうだったね」
「でも、今日みたいな
地魚丼の魚は
出たとこ勝負みたいなのが
面白いんだよ
商売的には
難しいけどね
ただ、未利用魚みたいな
魚を使うことで
水産資源を
大切に出来るのが
一番だね」
「親方がよく言う
料理人は
一次産業の代弁者
ってことだね」
「そうそう」
魚菜食文化である
日本料理文化は
南北に長く
海、山、川、里に
囲まれているという
地理的要件の上に生まれ
そのような自然の恵みを
日本人は
享受(きょうじゅ)してきたのです
その食材の数
野菜は約150種
魚介類は約300種
とも言われています
それらを活かしてこそ
和食の料理人です
それを我が道とし
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本にした
身体に優しい
美味しい日本料理
を突き詰め続けます

「新年度最初の
真由美さん作の
娘ちゃん弁当だね
んまそう~🤤
そんじゃ、また明日」
by 熱血君
★☆★ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
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ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
5種類の小物は、鮗(このしろ)、鯥(むつ)、鰖(たかべ)、春子(かすご)、魳(かます)
漁港が併設されている
沼津魚市場は
様々な地魚を
目にすることが可能です
不揃いなものもあるので
色んな意味で
面白味もあります

4月2日(Vol. 4,346)
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
今朝、沼津魚市場から
戻って来ると
ミニふぐちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
色々と仕入れて
来たみたいだけど・・・」
「おはよう🐡
まぁ、見てみなよ」
「ホタルイカでしょ

クロダイでしょ

・・・・・

この〇は何なの?」
「この〇は
だいぎん
って言うんだよ」
「だいぎんが
魚の名前じゃないよね?」
「5種類いるじゃん」
「そうだよね
どういう漢字なの?
あと、どういう意味なの?」
「実は知らないんだよ」
「え~っ
そういうマニアックなこと
を意外と知っているのに!?」
「そうなんだよ
前々から
気にはなっていたけど
つい訊きそびれたから
今度訊いてみるよ」
「うん
で、だいぎんは置いといて
この5種類の魚を
教えてよ」
「そうだね
じゃ、いつもみたいに
時計の針を
市場時間に戻すけど
本題に入る前に
前置きがあるからね」
「はぁ~い♬」

今朝の沼津魚市場には
静岡県熱海市
網代(あじろ)産の
鰤(ぶり)が
大漁に入荷していました

例年、3月半ばを過ぎると
全国各地の定置網で
数多く水揚げされます
一つの魚が
大量というより
大漁に並ぶことを
魚市場では
祭りと呼ぶことも
しばしばです
魚だけに
大漁と書きましたが
漢字テストでは
間違いなので
良い子の皆さんは
間違えないように・・・(笑)
こんな状態ですので
ある程度までは
1本売りはしても
売場に並べきれないものは
コンテナごとで
並んでいました

この日は
鰤だけでなく

南伊豆・妻良(めら)産の
鮸(にべ)も
祭り状態でした

前置きが長くなり
ここからが
本題です
黒鯛は活かしのものを

その場で締めてから
持ち帰って来ました

例の〇にして
だいぎんの
5種類で5匹ですが
ひとまとめにされており
秤にかけられていません

ただ、時には
秤にかけられることもあり
その違いは
売場担当者の
胸三寸です
「っていう感じで
ここからが肝心の
5種類の魚ね」
「はぁ~い♬」

◆鮗(このしろ)

鮗は、小肌(こはだ)が
成長したもので
新子(しんこ)
↓
小肌
↓
なかずみ
↓
このしろ
と名前を変えます
このように名前が
変わるんのは
水産業界だけの話です
というのも
大きさによって
値段が変わるからで
このことは
鮗に限ったことでは
ありません
先程の鰤(ぶり)も
然りです
水産業界と書きましたが
生物学上は
小さくても大きくても
コノシロなのです
◆鯥(むつ)

鯥と言えば
のどぐろとも呼ばれる
超高級魚の赤鯥(あかむつ)が
知られていますが
その仲間です
◆鰖(たかべ)

馴染みが薄い魚ですが
小魚の割に
脂の乗りが良いので
100g=15cm
くらいのものなら
塩焼にするのが
オススメです
◆春子(かすご)

見た目は鯛(たい)ですが
・・・・・
はい、鯛です
タイ科の
真鯛、血鯛(ちだい)
黄鯛(きだい)の
幼魚の総称を
春子と呼びます
また、黄鯛は
連子鯛(れんこだい)
とも呼ばれ
これも水産業界での
呼び名です
春の子と書きますが
一年365日
獲れる魚で
いわゆる旬は
ありません
◆魳(かます)

魳の代表的なものに
赤魳(あかかます)と
水魳(みずかます)の
2種類がいて
赤魳は本魳(ほんかます)とも
呼ばれています
これら5種類のうち
鮗と春子は
酢締めにするのが
オーソドックスな
仕込みですので
他の3種類も
酢締めにするため
全て3枚に
卸しました

個々の説明は
👇の通りです
◆鮗(このしろ)

◆鯥(むつ)

◆鰖(たかべ)

◆春子(かすご)

◆魳(かます)

これらを
塩をした盆ざるに乗せたら
身にも塩を
振っておきます

「塩の分量とか
時間は?」
「これぐらいの魚だと
塩が振ってあるなぁ
っていう感じかな
時間は
塩が溶けるまでだけど
この時季なら15分弱だね」
「ふぅ~ん」
塩が溶けたら
水洗いし
二番酢と呼ばれる
一度、酢締めに
使った酢で洗ってから
酢に漬けます

漬ける時間は
5分程度で
全体が薄っすらと
白くなった状態です
酢から上げたら

キッチンペーパーで
挟んでおき

小骨を抜いたら

昆布で挟んでおきました

昆布で挟んでおくのは
水分を取るのと
旨味を加えるためです
「2枚×5種ってことは
10枚でしょ
2人ずつのお客さん
意味ないよね
ってことは
もしかして・・・」

「・・・・・😎」
ということで
続きは明日
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当店のお取り寄せや
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投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
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沼津魚市場に、静岡県由比(ゆい)産の1,5トンの鯵(あじ)
今朝の沼津魚市場には
鯵(あじ)が
1,5トンも入荷していました
🐟それこそ🐟鯵祭り🐟

3月29日(Vol. 4,342)
いらっしゃいませ
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“身体に優しい美味しい日本料理”
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「おはよう、親方🐡
アジを仕入れて来たんだね」
と、ミニふぐちゃん

「おはよう🐡
今日の鯵は
由比のだよ」
由比(ゆい)とは
静岡市清水区にある漁港で
春の漁が始まった
桜海老(さくらえび)で
有名です
「で、どれくらい
仕入れて来たの?」
「2キロなんだけど
今朝は
由比の鯵が
1,5トン入荷していたんだよ
他所から持って来る鯵で
あんな量を見たのは
初めてだよ」
「1,5トンって
どんだけ~」
「どんだけって
1,500キロだから
3キロ入のスチロールなら
500ケースってことだね」
「3キロ入って
時々、仕入れて
来るのでしょ?」
「そうだよ


こんな感じの」
「こういうのが
500ケースかぁ
ヤバ過ぎ!
市場で、どんな感じに
並んでいたの?」
「じゃあ
今から説明するね」
「はぁ~い
ワクワク・・・♬」

ということで
時計の針を
市場時間に戻します
由比の問屋が
持って来ていた
鯵が入ったコンテナです


はじめのうちは
手作業で
台の上に移し

大きさごとに
仕分けていき

最後は
鯵シャワー🚿
仕分け方も
その時の量次第です
ちなみに
この帽子をかぶっているのが
荷主の由比の問屋
(サスジョウ柚木商店)の
ご主人です

年齢も少し上で
付き合いも長いので
友達感覚で話すことが
出来ます
「おはよう、柚木さん
どれくらい持って来たの?」
「1,5トン!」
「もしかして
昨日の浜
全部買ったとか・・・?」
「それはないけど
昨日の水揚げは
3トンくらいあったよ」
そんな会話をしながら
選(よ)ったものを

秤にかけてもらいました

1,5トンもあれば

この程度の仕分けでは
簡単には終わりません
それでも
ある程度まで
仕分けたら

残りは
コンテナごと
売場に並べられました
このように
特定の魚が集中的に
入荷したり
水揚げがあることを
水産業界で
何とか祭りなど呼び
今日の場合は
鯵祭りになります

目方は
285キロで

自分が選った2キロの
140倍ですので
それこそ天文学的数字です

「こうやって見ると
1,5トンなんて
凄過ぎだよ
それこそ
ザ・市場って感じだね」
「そうだね
じゃ、これから
鯵を仕込むよ」
「うん
頑張って~♬」
鯵は
鱗(うろこ)と

ぜいごを取ったら
裏返して

同じように
下処理をします

ぜいごとは
尾の付根にある
硬い鱗のような部分です
その後
頭を落とし

腹わたを抜いたら

水洗いをします

焼いてから
出汁を取るため

えらなどを外し
水洗いしておきました
身を卸し終えると

「ねぇ、親方
右と左で
大きさが違うんじゃね?」

「ふっふっふ・・・😎」
「不敵な笑いは・・・?」
右側の卸し身は
〆鯵用です


仕込んだ〆鯵は
昆布に挟み
冷蔵庫へ

〆鯵に仕込まなかった鯵は
昼ごはんのフライ用に
打粉をしたのですが

娘ごはん@春休み
ということで
追加のフライも

ランチの営業が終わったら
自分達のランチ
ということで
予定通りのフライ


「さっきの
不敵な笑い😎は
こういうことだったんだぁ~
案の定だったよ」
「こういうわけよ」
「で、3種類あるけど・・・?」
「これが

鯵フライ

牡蛎フライ

チキンカツ」
「ぅう~んまそう🤤
これだったら
この時間まで
お昼をがまんしておけば
良かったなぁ~」
「今度は
声を掛けてあげるから
それまでの
お・た・の・し・み
「はぁ~い」
どんな魚でも
1トンの水揚げというのは
珍しいことではありません
ただ、魚というものは
今日の水揚げが
1トンだからと言って
明日も1トンあるとは
限りませんし
殆ど無いということも
あれば
その逆で
2トンなんてことも
あります
そのように安定しないことが
自然素材の
特徴です
ただ、その時々によって
水揚げされる魚が
違うので
気を揉むのも確かですが
その時によって
色々と変化があるのは
飽きっぽい性分の自分にとっては
楽しいのは
間違いありません

「明日はバスが来るんだね
頑張って~!
そんじゃ、また🐡」
by ふぐとらちゃん
カウンターで、4年振りにランチの海鮮丼
常連さんともなると
定番メニューにはない
海鮮丼も
御用意することもあります
その海鮮丼とは・・・

3月28日(Vol. 4,341)
いらっしゃいませ
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基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
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熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「この丼ものって
親方達が
お昼に食べているのと
違う感じじゃね?」
と、熱血君
「違うよ
っていうか
今日のお客さんのランチメニューだよ」
「えっ!?
丼ものなんてメニュー
いつから始めたの?」
「始めてないよ
常連さんからの
注文だよ」
「へぇ~
でも、どうやって
注文してくれたの?」
「ブログをいつも
読んでくれているんだけど
時々、投稿している
丼ものを
また食べたいって
言われたから用意したんだよ」
「でも、いきなり来ても
用意出来ないでしょ?」
「出来ないよ
今日までの流れを
話すね
①行けそうな日を
いくつか選んでもらう
②それに合わせた仕入れをする
ただし、こちらの
仕入れ状況に
合わせてもらうのが条件
③仕入れが出来たら
お客さんに連絡して
正確な日時を決める
④そして、来店
っていう感じ」
「へぇ~
ちょっとした
予約料理じゃん」
「そうだよ
お互いの我が儘(まま)を言える
関係だから
為せる業(わざ)だよ」
「だから、席も
カウンターなんだね」
「そういうこと」
「で、丼ものの内容とか
料理を出す流れを
話してよ」
「はいよ~」
丼ものだからと言って
全て一度に出すことはしません
ご来店されたら
丼ものの準備です

器に
酢飯をよそったら

刻み海苔を散らします

葉血引(はちびき)

寿司海老

蛍烏賊を盛付けました

寿司海老は既製品で
ちらし寿司用の
切落しです
その上に
野菜、胡麻、わさびを
盛付けました

野菜は
人参(オレンジ、黄)・胡瓜
茗荷・アーリーレッド
を塩水に浸けて
しんなりさせたものです

これらとは別に
紅たで、ねぎ、大葉も
盛付けました
三色丼が出来上がったら
先付のグリンピース豆腐を
お出しし

そして、メインと共に

味噌汁

味噌汁の具は
蜆(しじみ)です

食事が終わったら
デザートの
シャインマスカットのアイスと共に

ホットコーヒー

「親方
あと、丼ものを
食べられる条件とか
縛りみたいなものってあるの?」
「あるよ
※通常のランチメニューが
経験済なことだよ
うちのランチの特徴は
会席スタイルの
コース仕立てだから
これを卒業してもらわないと
次には
進めないんだよ」
※通常のランチメニュー

「だから
常連さん用なんだね」
「そういうことだよ」
「そこまでになるには
通い詰めないと
ならないの?」
「その辺は
まぁまぁアバウトで・・・
そうそう
4年前の同じ日にも
丼ものを食べたんだよ」
「マジで?」

「でも、どうやって
4年前っていうのが
分かったの?」
「食べた時の写真を
見せてくれたからだよ
4年前に用意したことは
覚えていたけど
まさか同じ日とはねぇ」
「ふぅ~ん
4年に一度ってことは
閏年的メニュー?
常連さんって
何でもありなんだね」
「さっきも言ったけど
お互いのことを
分かっているからね」
「いいじゃん、いいじゃん!」
これまでにご用意した
通常のランチメニュー以外の
お食事は
海鮮丼しかありません
ご要望次第で
可能な限り
対応させて頂きますが
その前に
通常のランチメニューの
クリアをお願いします

「4月5日は
お休みするんだって
そんじゃ、また🐡」
by ミニふぐちゃん
沼津魚市場と食遊市場での歩数と距離
仕入れに行くと
歩かなくてはなりません
魚市場と食遊市場で
仕入れをする時
どれくらい歩くのか
計ってみました

3月25日(Vol.4338)
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
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今朝、沼津魚市場から
帰って来ると
ふぐとらちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方🐡
定休日なのに
市場へ行って来たの?」
「おはよう🐡
そうだよ
明日は
市場が休みだからね」
「先週とかも
行ってなかった?」
「先週だけじゃなく
先々週も行って来た


だから、三週連続ってことだね」
「たいへんじゃん」
「今年から
火曜日休みが
増えたからね」
「そうなんだぁ~」
「たださぁ
月曜日に行った方が
休み明けの火曜日の仕込みが
楽になるから
いいんだけど
その辺は
何とも言えないね」

「ふぅ~ん
野菜とかもあるけど
食遊市場にも
寄って来たの?」
「寄って来たから
明日は買い出しの
必要もないから
仕込みに集中出来るのが
いいよ
さっき言ったように
そういう意味では
休みの日の仕入れは
ありなんだよ」
「へぇ~
話は変わるけど
魚市場も食遊市場も
広いんでしょ?」

「特に魚市場はね

第一市場(しじょう)
と
沼津魚類協同組合市場冷蔵庫
の南北
INO
の東西

塩干(えんかん)売場

を主に歩くんだけど
第一市場とINOの距離が
1,5キロくらいだから
何だかんだで
魚市場にいる時で
2~3キロくらいは
歩くと思うよ」
「そんなに歩くの!?」
「まぁ
色々と見ながら
歩いているから
それほど退屈でもないよ
仕入れのことで
頭が一杯だしね」
「そうだよね~」
「市場に着いた時からの
歩数を見てごらん」
「ほぉ~い♬」
ということで
魚市場に着いた時は
0歩です

ということで
INO構内を
歩き始めました
先ずは地魚の売場

次に活魚売場

地物の魚の売場と
活魚売場の間にある
西伊豆・戸田(へだ)の
トロール(底引き網)漁の売場は
99,99%パスしています

好みの魚が少ないだけでなく
競りが始まる時間が
遅いためです
INO最後は
伊豆半島周辺の魚メインの売場

金目鯛などを
仕分けしている最中で

その中にいた
葉血引(はちびき)をGETし

1,8キロでした


活魚売場から
INOの入口までは
約200メートルくらいです

活魚売場の手前に
大物売場があるのですが
距離にして50メートル程度なので
あえてノーカウント
大物売場とは
鮪(まぐろ)の売場のことです
INOの後は
第一市場と
市場冷蔵庫前の売場へ移動
沼津で1、2を争う
水産会社の売場

九州、紀伊半島の
魚を扱う問屋の売場

こちらの売場は
“高級海鮮問屋”で

鮑(あわび)

栄螺(さざえ)

伊勢海老(いせえび)を
扱っており

売場面積に対しての
キロ単価は
他の売場の群を抜きます
地続きの第一市場です
大手水産会社と肩を並べる
水産会社の売場

ここでは
※【西京漬】用の
サーモンや鰤(ぶり)などを
仕入れています
※【西京漬】

ここから先の売場で
仕入れるのは
鯵(あじ)などですが

今朝は入荷も少なく
ガラ~ン

ここが第一市場の
ほぼ端っこで
市場冷蔵庫前の端までは
およそ
400メートルくらい

最後に塩干売場へ行き

春の代表的な食材の
富山産の
蛍烏賊(ほたるいか)を
仕入れました
この時点で
歩数を確認すると

2630歩にして
2,0キロ
魚市場の後
車で15分ほどの
食遊市場に着き

歩数計を見ると

3148歩(2,4キロ)
車に荷物を
積んだりしているだけでも
意外と歩くものです
食遊市場での仕入れを終えると

4835歩(3,6キロ)
「で、最終的には
何歩になったの?」
「こんなとこだね」

「4967歩で
3,7キロかぁ
なかなかの運動じゃん!」
「そうだね
気に入った魚を仕入れて
そこそこの運動をして
5000歩も動いているなら
身体も心も
健康的だね」
「ってことは
一日の間で
結構な距離を
動くことになるってことは
良いことじゃん」
「十分な朝の散歩だね」
「しかも
親方の食生活は
マクロビオティックが
基本だから
色んな意味で
健康的じゃん」
「結果的には
そうなるね」
「👏👏👏」
医者でも学者でもない
一介の料理人として
言えるのは
マクロビオテイック
(玄米菜食)は
完璧ではありませんが
健康的な生活を送るには
かなり有効な食生活なはずです
実際、20年近く前は
この時季になると
花粉症に悩まされていました
が、しかし
マクロビ的食生活を
するようになってからは
さほど悩まされることはありません
マクロビオティックについての

身体の健康については
先のことも
何が有効かも
分かりません
ただ、良くないもの
つまり
ケミカルな物=添加物を
出来るだけ
摂らないことに尽きます
そのために
自ら食材を吟味し
丹精込めて
料理を作り続けるのです

「明日発送する
お取り寄せアイテムだね
そんじゃ、また🐡」
by 熱血君
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誕生日プレゼントに、鰍(いなだ)のフライ
魚のフライと言えば
鯵(あじ)フライですが
それ以外にも
オススメのフライがあるんです
そんなフライとは・・・

Vol.4336(3月23日)
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昨日
沼津魚市場で仕入れた
静岡県由比(ゆい)産の
イナダ(鰍)です
イナダは、鰤(ぶり)の幼魚で
ワカシ
↓
イナダ
↓
ワラサ
↓
ブリ
と、名前を変えていく
いわゆる、出世魚です
出世魚とは
成長するにつれ
名前が変わる魚と
思われていますが
元々はそうではありません
出世つまり
段々と価値が上がった場合に
出世魚の称号を
もらうことが出来ます
そもそも、出世魚とは
ある歴史上の人物にちなみ
名前が4回変わるものです
その人物とは
豊臣秀吉で
日吉丸
↓
木下藤吉郎
↓
羽柴秀吉
↓
豊臣秀吉
と変わりました
秀吉の出自は
農民と言われているように
成り上がりだったのです
秀吉はさておき
イナダは鰤同様
鱗(うろこ)が細かいので
すき引きと呼ばれる
包丁を使う方法で
鱗を取り除きます

頭を落とし
はらわたを抜き
水洗いしたら
三枚に卸したら

柵取りしました
背の節(ふし)の皮に
包丁を入れたら
バーナーでFIRE🔥

ランチメニューの刺身で
お出ししました

ランチタイムが終わったら
自分達のランチタイムにも
登場し

自分は
野菜増し増しの
鰍丼(いなだどん)の特盛で

女将兼愛妻(!?)の
真由美さんは
あえて、別物の
鰍の刺身定食でした
そして、あくる日の今日

残りを切身にし
塩、胡椒をしたら

パン粉をつけたら

フライにしました

鰍のフライの奥にあるのは

ハッシュドポテトです

「揚げててで
んまそう~🤤
4人家族分にしては
多くね?」
と、熱血君
「多いよ
っていうか
うちらの家族分だけじゃなく
常連さんの誕生日プレゼントも
兼ねているんだよ」
「誕プレ~
超豪華じゃん!」

御菓子の化粧箱に
ラップを敷いたら

揚物を詰め
生野菜も一緒に

「使わない器があるのに
どうして
こんな風にしたの?」
「器だと
返してもらう手間が
省けるからだよ」
「そういうことね
親方は
こういう余興みたいな料理って
意外と楽しむから
訊いてみたんだよ」
「あはは・・・」
常連さんの誕プレとは別に
自分達も昼ごはんの
おかずにしました

イナダはスーパーなどでも
並んでいるように
リーズナブルな値段で
買うことが出来る魚の
一つでもあります
魚のフライの典型と言えば
鯵(あじ)フライですが
いなだのフライは
切身ですので
食べ応えもあるのも
魅力です
ただ、刺身用で売られていても
色変わりが早いことが
欠点でもあります
なので
柵で購入出来るような時は
揚物にすると
色変わりを
気にする必要がありません
片栗粉をつけて
揚げてから
野菜あん掛けにすると
なかなかのおかずになります
魚の消費量を
肉のそれが
上回ってから
久しいのですが
魚を売る側も
その美味しさを
上手く伝えていかないと
ますます魚を
食べてもらえなくなってしまいます
基本的に
肉は、牛、鶏、豚の
3種類しかありません
それに対して
魚は種類も豊富で
生食もOKですし
加熱調理も出来ます
魚菜食文化である
日本料理を
生業としている以上
その魅力を
伝えるのも
和食の料理人の使命です
さらには、魚を獲ってくれる
漁師なくして
魚菜食文化は
成り立ちません
そのためには
料理人たるもの
自ら魚市場に出向き
現状を把握して
彼らの代弁者として
声を出し続ける
使命があるのです

「鹿のもも肉の
叩き風なんだって
んまそう~🤤
そんじゃ、また」
by ミニふぐちゃん
漁師直で仕入れた血抜き済の葉血引(はちびき)
漁港が併設されている
沼津魚市場での仕入れは
直接、漁師から
仕入れることも可能です
そんな今朝の魚とは・・・

Vol.4333(3月20日)
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です

「おはよう、親方🐡
今日は色々と
仕入れて来たね」
と、熱血君
「おはよう
そうだね🐡」
「アジがあって

ホタルイカもあるし~

カキとシジミも

え~っと

あとは

親方がお気に入りの
ハチビキもあるじゃん」
「そうだよ
葉血引は
昨日の時点で
入荷が分かっていたからね」
「どういうこと?」
「これだよ👇」

「そういうことね」
やり取りの相手は

「しかも、この漁師の
葉血引(はちびき)だから
間違いないよ」
「市場で仕入れて来たから
問題ないんじゃないの?」
「まぁ
昨日の流れから
見ていてよ」
「はぁ~い♬」

ということで、
時計の針を
市場時間に戻します
今朝
沼津魚市場に行くと
綾ト丸の船頭が
魚の仕分けをしている最中で

それこそ、グッドタイミング
クーラーボックスから

魚を出していると

お目当ての
葉血引(はちびき)現る

秤にかけてもらい
無事にGET

「ここまでは
いつもと
変わんないんじゃね?」
「じゃ、これを見てごらん」

「えらが切れている
ってことは
血抜きがしてあるってこと?」
「そうだよ

仕入れた葉血引以外の魚も
血抜きされているよ」
「おぉ~
それこそ
札付きじゃん!
こうやってあると
違うものなの?」
「そうだよ
値段も高くなるからね」
「じゃ、どんな魚でも
血抜きをすれば
いいんじゃね?」
「そうなんだけど
全部の漁師が
やるとは限らないんだよ」
「どうしてなの?」
「手間もかかるし
血抜きをすると
目方が減るからだよ」
「どれくらい減るもんなの?」
「5~6%ぐらいって
聞いたことがあるよ」
「少ないじゃん」
「そう思うだろうけど
魚の値段は
キロ単価×目方
で決まるから
毎回のことだから
目方が増えれば
5%を無視するわけには
いかないんだよ」
「そうなんだぁ~」
「ただ、使う側にしてみれば
鮮度が良いに
超したことはないから
値が張っても
血抜きした魚の方が
いいんだよ」
「特に
親方みたいなタイプは
そうだろうね」
鱗(うろこ)を取り
水洗いをしたら

半身だけ
卸しました
卸した身は
皮に包丁目を入れたら
バーナーでFIRE🔥

その後
蛍烏賊、湯葉と共に
ランチの刺身で
お出ししました

骨付の身の方は

このまま取っておくので
さらなる血抜きのため
針金を通すと

血が出て来ました

血抜きがされているので
この程度ですが
されていない場合は
この倍は出ます
血抜きすることで
魚の鮮度は
かなり違ってくるのです
いわゆる生臭さというのは
皮や鱗のぬめり
内臓に原因があります
なので
これらさえ取り除けば
生臭いということは
ありません
魚に限らず
食材は下処理次第で
如何様にも
味の差が出るのです
骨付の身を
キッチンーパーで包んだら
弱めの真空パックをし
氷詰めにしておきました

「こうしておくと
持ちは違うものなの?」

「かなり違うよ
氷温状態の食材は
「凍るまい」という根性で
細胞内のでんぷん
たんぱく質を分解し
不凍物質を作り出すからだよ」
「凄っ!」
「この不凍物質はね
遊離アミノ酸類
糖類などの
うまみ成分なんだけど
これらが増えることで
味が良くなるんだよ
で、さらにさらに
氷温だと
有害微生物が増えにくいから
衛生的に安全な状態で
保存が出来るわけ」
「マジで凄くね!?」
「それだけ
下処理、保存の仕方って
大事なんだよ」
「この状態で
どれくらい持つの?」
「今日が水曜日だから
日曜日までは
余裕だね
ここんところ
風が吹いているし
明日、明後日も
魚は無さそうだから
丹精しないとね」
「もし、この葉血引が
終わっちゃったら
どうするの?」
「そういう時のために
秘密兵器があるから
平気だよ」
「抜かりないねぇ~
でもさぁ
漁師直で
仕入れが出来るって
いいよね」
「まぁね
そのために早く行って
興味がある魚を
持って来る漁師と
仲良くなれば
仕入れだけじゃなく
色んなことを
教えてくれるから
市場は学校みたいなもんだよ」
「市場が学校なんて
初めて聞いたよ!」
「あはは・・・」
市場が学校というより
料理というものは
生涯、勉強です
ということで
明日も
学校へ行ってきます

「うど&かきの天ぷらなんて
冬と春のコラボじゃん🤤
そんじゃ、また🐡」
by ミニふぐちゃん
カウンターの天ぷらコース用の魚介類の仕入れ
Vol.4328
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です

今日(3月15日)は
明日の天ぷらと刺身メイン
のコースの仕入れ
についてお話しします

「おはよう、親方🐡
今日の仕入れは
細々(こまごま)しているけど・・・」
と、熱血君
「おはよう🐡
そうなんだよ
明日の夜
天ぷらと刺身メインの
予約をもらっているから」
と、伝えると
「天ぷらってことは
カウンターで用意するの?」
「そうだよ」
「わぁ~、いいなぁ🤤
どんな仕入れか気になるよ」
「今から話してあげるから
お待ち下さいませ(笑)」
「はぁ~い♬」
今日の仕入れは
明日のコースのものが中心でした
天ぷら用と刺身用に分けて
お話しします
今更ですが
全て、沼津魚市場で
仕入れて来たものです
先ずは天ぷらから
~天ぷら~
①鮑(あわび)

韓国産の養殖で
ここ数年で
国産の天然ものは
激減しています

仕入れたのは
50グラムサイズのものです
②稚鮎(ちあゆ)

琵琶湖産で
春先の天種(てんだね)の定番です

③牡蛎(かき)

広島産
加熱調理用とありますが
鮮度が落ちているから
加熱用ではありません
加熱用と生食用の違いは
養殖海域の違いです
また、生食用は
減菌のため
出荷の前に洗浄してあります
なので、加熱用よりも
味が落ちてしまうのです
なので
牡蛎は加熱したものが
断然美味しく食べるに限ります
④鰖(たかべ)

今朝、沼津市西浦の定置網で
水揚げされた地物です

いわゆる朝獲れですので
鮮度バリバリ

水揚げ直後なので
死後硬直前

大きくなっても
20~25センチ程度ですが
小さくても
脂の乗りが
良いのが特徴です
油で揚げるから
脂の有無は
関係ないように思われますが
脂があるほど
食べた時の食感が
フワフワします
~刺身用~
①黒鯛(くろだい)

地物の活魚で

市場で締めたものです

この時季の黒鯛は
産卵前で
最も脂が乗っており
それこそ
今が旬
②ひがんふぐ

南伊豆産のもので
黒鯛と同じく

活魚を締めて
持ち帰って来ました

漢字で書くと
彼岸河豚となるように
この時季、入荷が多くなります
明日のコースでお出しするのですが
今日のひがんふぐは
あえて使いません
というのも
明日の時点では
身が締まり過ぎているので
美味しくないからで
明日お出しするのは
月曜日に仕入れたもので


「そんなわけで
こんな仕入れだったんだよ」
「へぇ~
天ぷらの定番の
海老とかは出さないの?」
「出さないよ
ブログを読んでくれている常連さんだし
出来るだけ
変わったものを出してあげたいしね
ただ、牡蛎は
お客さんからのリクエストだよ」
「牡蛎の天ぷらって
あんまり聞かないけど・・・」
「牡蛎の揚物って
フライが一般的だけど
天ぷらにした方が
牡蛎感が残るし
フライよりも
オススメだよ」
「んまそう~🤤」
「前に来た時に
そんな話をしたから
今回のリクエスト」
「ふぅ~ん
明日が楽しみだなぁ~」
「乞うご期待!」
ということで、
明日は、天ぷら&刺身のコースについて
お話しします
★☆★ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
眼仁奈(めじな)の薄造りと真鰯(まいわし)の天ぷら
Vol.4327
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です

今日(3月14日)は
眼仁奈(めじな)の薄造りと
真鰯(まいわし)の天ぷら
についてお話しします
「おはよう、親方🐡

マイワシは分かるんだけど

この大きい黒い魚の名前は?」
と、ミニふぐちゃん
「おはよう🐡
そう言えば
初めて仕入れて来たかも
それなら分かんないよね

名前って言えば
これ知ってる👆?」
「何、この黒いのは?」
「レコードだけど・・・」
「知らない」
「そっかぁ~

さっきの画像だけど
クリックかタップしてくれる?」
「あはは・・・
何これ~
もろに昭和って感じだけど」
「自分の生まれる前のだけどね」
「そんなことより
名前を教えてよ~」

こんなやり取りをしていると
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
鱗(うろこ)を取り始めてくれました

「おはよう、真由美さん♬
この魚のお名前、なんて~の?」
「さっきの曲の歌詞が
うつったの?」
「ヤバッ、何度も見ていたら
うつっちゃったよ」
「ミニふぐちゃん、笑える~
知らなくて
訊いたら
メジナって言ってたよ」
//
そうなのぉ、親方
\\
「そうだよ
眼仁奈(めじな)」
「へぇ~」
「ただ、沼津辺りだと
クシロって言うんだけど

西の方では
グレって呼んでいるよ」
「ふぅ~ん」
「あと、黒メジナっていうのも
いるよ」

「そうなんだぁ~」
「ただ、沼津は
区別していないかもね」
「かもって?」
「見たことはあるけど
そこまで
気にしていなかったんだよ」
「親方でも
そういうことあるんだぁ」
「そんなの沢山あるよ
特に、沼津は
漁港が一緒だからね」
「また、メジナみたいのを
仕入れて来てよ」
「そうだね

じゃあ、このメジナと一緒に
入っていた魚は?」
「そりゃ分かるよ

イワシっていうか
マイワシね
【鰯の丸煮】に仕込む魚でしょ?」
「そうだよ」
【鰯の丸煮】

眼仁奈の下処理は
普通の魚同様
鱗を取り
水洗いまでしたら

三枚に卸し
皮を引きます

「白身で
皮目の模様が
薄いピンクできれいだね」

「脂も軽く乗っているから
いい感じだよ」
「刺身にするの?」
「刺身は刺身でも
身が活きているから
薄造りにして

お昼の会席料理の刺身で
出すんだよ」

「んまそう~🤤
会席料理って言ってたけど
ランチメニューとは違うの?」
「夜の会席料理(4,400)と
同じような感じ
そろそろ見えるから
準備するよ」
「はぁ~い」
ランチの営業が始まるまでに
真鰯の下処理も
終えることが出来

尾びれがついているものは
三枚に卸してから

酢締めにしました

この時季ですので
脂も十分に乗っています

卸し身のうち
酢締めにしなかったものは

眼仁奈の薄造り同様
天ぷらにして
眼仁奈の薄造り同様
会席料理の揚物として
お出ししました
水洗いを終えた真鰯は

クッキングシートを敷いた鍋に並べ
水と酢を注ぎ

火に掛けたら
【鰯の丸煮】の仕込みが
ようやくスタート
仕込みの目途もついたので
昼ごはんを食べることにし

おかずは天ぷらで
天種は、真鰯
蓮根、大葉です

「んまそう~🤤
脂がある魚を
揚げると
どうなの? 」
「どうもこうも
脂が乗っていると
フワフワで
たまんないの何の」
「いいなぁ~
薄造りと天ぷらを出した会席料理って
仕込みをしている最中に
予約が入ったみたいだけど・・・」
「そうだよ
でも、メジナと真鰯を仕入れたお陰で
献立を差し替えることが出来て
良かったよ」
「そうなんだぁ~
親方みたいに
自分で市場に行っているから
こういうことも
出来んじゃね?」
「まぁね
ただ、行き当たりばったり
みたいな感じだけどね(笑)」
そここそが
魚市場に行っている
メリットです
さらに言うと
眼仁奈のように
未体験の魚を
仕入れることが出来る
沼津魚市場は
仕入れ先であるのと同時に
学びの場なのです
学びの場であるということは
料理人たるもの
生涯勉強と考えている自分にとっては
勉強の余地が大いにあります
そして、新鮮な魚を仕入れるのと同様
新たな知識、経験を
得ることが出来るのです

「今夜のふぐ刺も
んまそう~🤤
そんじゃ、また明日🐡」
by 熱血君
誕生日プレゼントの鰍(いなだ)の刺身
Vol.4320
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です

今日(3月7日)は
誕生日プレゼントの
鰍(いなだ)
についてお話しします

「おはよう、親方🐡
ブリみたいだけど
この魚は?」
と、熱血君が訊いてきました
「おはよう🐡
鰤の幼魚の
鰍(イナダ)だよ」
と、自分
「魚へんに秋って
書くんだね」
「そうだよ
たださぁ、カジカって
淡水魚も
鰍って書くんだよ」
「えっ!?
それじゃ
区別がつかないじゃん」
「さらに、厄介なのが
海水魚にも
カジカっているんだよ」
「ますます複雑じゃん!」
「これが
淡水魚のカジカで

海にいるカジカは
何とかカジカって言って
50種類くらい
いるようだよ」
「へぇ~」
「山育ちの自分は
子供の頃
川でカジカを取りに
行ったことがあるから
馴染みがある魚なんだよね」
「そうなんだぁ
何だか話が
複雑になりつつあるけど・・・」
「そうだね
まぁ、この辺にしておくよ」
「でも、気になるのが
魚へんに
春、夏、冬がつく魚もいるの?」
「どれもこれも
いるんだよ」
「やっぱりね」
「春がサワラ(鰆)で
夏がワカシ(魚夏)
冬がコノシロ(鮗)
ただ、ワカシは当て字だから
一つの漢字では
無いみたい」
「へぇ~
で、ワカシって?」
「ワカシも
鰤の幼魚で
イナダよりも
小さいものだよ
夏の後が秋だから
意味としては
合っているよね」
「うまく出来ているね~」
「その次に大きいサイズが
ワラサで
鰤の手前だから
稚鰤って書くんだよ」
「漢字って
頭がいいね
生成AIにも勝てるんじゃね?」
「どうなんだろうね
鰤の呼び名についても
話したいけど
この辺にしておくね」
「うん♬
鰤を仕入れて来るのは
よく見るけど
イナダは
あんまり仕入れて来ないよね?」
「そうだね
ただ、今朝は
由比(注)のが
結構あったんだよ」

「わぁ、沢山!」
(注)由比(ゆい)
桜海老で有名な漁港で
沼津から40キロくらい
西に位置しています
コンテナに入っていたのは
各2、3本ずつで
それでは多いので

この1本を
フライングゲットさせてもらいました

「しずまえって
書いてあるけど
これって
どういう意味なの?」

「 静岡市には
用宗(もちむね)、清水、由比の
3つの港があって

この海沿いの地域で
水揚げされる魚介類を
しずまえ鮮魚って
呼ぶんだよ」
「へぇ~」

「色んな魚が水揚げされるけど
さばふぐを仕入れることが
一番多いね」
「で、イナダは
何に使うの?」

「常連さんの誕生日プレゼント!」
「わぁ~っ
いいじゃん、いいじゃん!」
いつもながらの下処理をし
柵取りしたら

皮に包丁目を入れたら

バーナーでFIER🔥

炙ったら
皮目を下にして
冷まします

腹の方は

切身にしたら

塩、胡椒をし
フライにするため
パン粉をつけておきました

いなだのフライと言うと
聞き慣れないかもしれませんが
アジ科ということで
大きめの鯵フライ
と言った感じで
少なくとも
フィッシュバーガーの
フライとは別物ですし
刺身で食べるよりも
おすすめです

いなだの刺身を盛付けると

「んまそう~🤤
このお皿って
季凛のじゃないんじゃね?」
「そうだよ
近所の常連さんだから
器を借りて来たんんだよ」
「言われてみれば
『何か作った時に
鍋とかタッパ持参で
来てね』って
よく言っているもんね
使い捨ての容器だと
面倒だったりするしね
ただ、わさびが無かったけど・・・」
「チビッ子がいるから
無しにしたんだよ」
「ふぅ~ん
で、これって・・・?」

「自分達のお昼だよ」

「やっぱ、来たか・・・
で、フライは?」
「フライは、明日だよ」
「いいなぁ~🤤
ねぇ、親方
僕の誕生日にも
何か作って欲しいんだけど・・・」
「もちろんだよ」
「わぁ~い!」
イナダに限らず
魚市場に行くことで
色んな魚を目にすることが出来るだけでなく
今日のような余興が
楽しむことが出来ます
というよりも
本業よりも
こちらの方が
楽しかったりして・・・

「明日のバスの席は
グループごとなんだね
そんじゃ、また🚌」
by ミニふぐちゃん















