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もっとおいしいお話し

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仕込みの多い日曜日

毎週月曜日が定休日ということもあり、日曜日は仕入れを控え、仕込みも少なくなるのが常のことですが、台風14号の影響もあり、魚市場には行かなかったものの、今日は魚の仕込みもあり、その一つが、

『西京漬』用の銀鱈(ぎんだら)で、もう一つが、

揚物用の海老で、どちらも冷凍ものゆえに出来た仕込みです。

海老の殻剥きは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、自分は、

刺身用の妻(つま)の仕込みをしたのですが、晒すことはせずにし、

サラダ素麺の野菜も、

同様で、このままにしておいたのは、在庫もあったからで、急な御来店に備えてのことです。

海老の皮剥きを終えた真由美さんは、

小鍋用の野菜の仕込みをしてくれた後、

魚の仕込みをした後、

カウンター内の掃除をしてくれ、ランチの営業時間となり、

合間を見ながら、伸ばした海老を袋に入れ、真空パック出来るようにしてくれ、休憩時間となり、仕込みは水入り。

夜の営業時間の合間を見ながら、

朝仕込んだ小鍋用の大豆にはじまり、

海老、

『西京漬』用の銀鱈を真空パックし、仕込みが多かった日曜日が終わったのでした。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

お持ち帰り(テイクアウト)の生野菜と【野菜感溢れるドレッシング】

お持ち帰り(テイクアウト)のお品書きを御用意していないのですが、当ブログの『お持ち帰り(テイクアウト)』が、お品書きのようなものであるだけでなく、当ブログそのものが、それに近いものがあり、そこに載っている料理をご注文をされることもしばしばです。

そんな流れで 、以前、お持ち帰り料理として、ご注文を頂いたのが、

生野菜というか野菜サラダで、今回はそのお話しです。

日本料理店ですので、パックというわけにはいかず、

折に盛り付けるというか、詰めることにし、サラダ菜を敷いたら、

晒してから、十分に水を切った生野菜を盛り付けることにし、

生野菜の内容は、キャベツ、水菜、人参、大根、ビーツ、紫キャベツ、アーリーレッド、ピーマン、パプリカ(赤、黄)、胡瓜、ラレシの13種類です。

折詰めという言葉があるように、

持ち運びをする時、中の料理が動かないように詰めるというのが、和食の持ち帰り料理の場合、基本の一つとなっています。

その上に、

スライスしたミニトマト、若布、海藻クリスタルを盛り付け、海藻クリスタルとは商品名で、海藻の成分の一つのアルギン酸ナトリウムで作られた海藻のようなもので、プチプチとした食感が特徴で、食べたことがある方もいらっしゃるかと思います。

最後に、

万能葱、紅蓼をあしらったら、出来上がりで、最終的に、この折の中には、先程の13種類に5種類が加わったので、16種類の野菜と2種類の食材が加わったことになります。

蓋をし、

紐をし、

『野菜感溢れるドレッシング』も買って下さったので、一緒にお渡ししました。

冒頭でもお話ししたように、お品書きはなくても、ご要望があれば、可能な限り対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せ商品を召し上がった方々が、

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〆鯵(しめあじ)の作り方

今日のお昼御飯は、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG3846-1.jpg

葉血引(はちびき)、

〆鯵(しめあじ)、

小肌、

白魚で仕立てた丼で、4種類の魚を使っているので、

言うなれば、クワトロ丼です。

ところで、〆鯵は、鮨屋本来の仕事ということもあり、酢飯との相性が良く、

お持ち帰りの〆鯵重や、

今日同様、賄い用の〆鯵丼に仕立てたことがあり、その都度、〆鯵の作り方をお話ししようと思っていたのですが、ついつい後回しになっており、今日お話しすることにしました。

〆鯵にする鯵は、

週に2、3度通う沼津魚市場で仕入れたもので、時季によって、産地は様々で、

この時は島根県で、

比較的仕入れることが多い産地で、仕入れる時は、1ケース(3キロ入)で、1ケースに30本前後入っているものです。

基本的に、鯵は揚物用に仕入れており、揚物にするからと言って、鮮度の劣化は気にしなくてもよいように思われますが、加熱する場合でも、鮮度は肝心なのは言うまでもありません。

むしろ、生食出来るようなものを仕入れ、〆鯵にするには、それ用の鯵から間引きし、振り分け方は、その時の状況次第です。

仕入れた鯵は、

鱗を取り、

ぜいごと呼ばれる尾の付根にある硬い部分を取り除いたら、

頭を落とし、

腹の切り、腹わたを抜きます。

この後、水洗いをするのですが、

水洗いの役目は、

いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

水洗いを終えた鯵は、

三枚に卸し、

盆ざるに、

塩を振り、

鯵の卸し身を乗せたら、

身にも塩を振り、

塩の加減はこのようなもので、この状態で置くこと15分程度。

程度なのは、気温、身の状態などの状況によって、塩の溶け具合が変わるからで、塩が溶けたら、水洗いするのですが、塩をあてることで、身の水分を取り除き、そこに酢が入るというのが、酢締めの理屈なのです。

塩が溶けたら、

氷を入れた水で、

手早く洗うこと、2、3回。

盆ざるに上げたら、

二番酢と呼ばれ、一度酢締めに使った酢にくぐらせ、

再び、ざるに上げます。

今度は、

昆布を入れたバットに酢を注ぎ、

その酢をボウルに移し、そこへ鯵を入れるのですが、酢の温度が上がらぬように、

ボウルを氷水をあてておき、このようにするのは、温度が高いと、皮を引いた時に、銀皮の色が失われてしまうからです。

身が薄らと白くなりかけたら、

酢から上げ、

余分な酢が切れたら、

余分な酢や水分を取るため、キッチンペーパーで挟んでおきます。

このまま30分程度おいたら、

血合いの間にある小骨を抜き、

バットに鯵を並べ、

先程の昆布を乗せ、

昆布の上に、

残りの鯵を乗せ、このようにするのは、昆布の旨味を鯵に加えるだけでなく、余分な水分を昆布に吸ってもらうためです。

朝仕込めば、夕方には使えるのですが、ひと晩おくことで、塩と酢が馴染み、生の鯵つまり素材の鯵が、仕事を施した料理に変わります。

お出しする時は、

皮を引くのですが、銀皮が残るように、包丁の背をまな板にあて、

身と皮を分け、その時の用途に包丁します。

〆鯵に限らず、先程お話ししたように、酢締めというのは、鮨屋の仕事で、自分の料理の道の始まりが鮨屋だったので、それなりの想いがあり、この道に転がり30年近くなりますが、まだなのか、もうなのか、何とも言えませんが、日々精進を胸に、厨房に立ち続けます。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

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天然のとらふぐをモチーフにしたマスクチェーン(マスクストラップ)

マスクが生活必需品となって、半年以上が経ち、未だに慣れない方も多いかと思いますが、自分もその一人です。

仕事柄、味見をしたりするので、着けたり、外したりする動作が厄介、極まりないだけでなく、マスク嫌いゆえ、もどかしい日々を送っていました。

そんな時、常連さんが、 ご自身の大のマスク嫌いが高じ、マスクチェーンを作り始め、

「マスクチェーンやマスクストラップ等のアクセサリーで、マスクをつける憂鬱を拭き飛ばしましょう ♬」というフレーズと共に、

マスクチェーンが、

それこそ、

数珠繋がりで、投稿されており、以前、この方に、

お手製のふぐ柄のマスクケースも作って頂いたことがあります。

同じくマスク嫌いゆえ、マスクの鬱陶しさを紛らわせたいので、「 インスタ見る限り、マスクチェーンは、女性向けですか? 」のメッセージを送ると、「 今今のところ、女性のお客様ばかりなので、ビーズでキラキラですが、男性用も考えております。 ビーズではなく、ヒモなどで作ることも可能です。 試作してみますね。 」と、返信がありました。

「 黒&白ベースの萌え柄で、萌えをイメージする赤かピンクも入れた感じで・・・。さらに、それとお揃いというか、ペアっぽい感じで、真由美さんの分もお願いしたいです。彼女は、赤が好きで、自分は青です。 」と、自分が返信し、萌え柄とは、“ふぐに萌え燃え・・・💖”をキャッチコピーにしていることにちなみ、天然のとらふぐのような柄のことです。

SNS上では、萌え=ふぐという図式が成り立っているので、もはや暗号というか、符牒(ふちょう)のようなものです。

そして、「わかりました!頑張っ・・・てみます(笑)出来ましたら連絡します。お待ちくださいませf(^_^;) 」と返信があり、💖のスタンプを送り、待つこと半日。

「こんばんはこんな感じで作ってみましたが、いかがでしょうか?」とのメッセージと共に、

こちらの写真が届き、「 早っ、匠の技♬いいじゃん、いいじゃん!真由美さんも、『すごい、すごい!!!』と、言ってますよ。」と返信した2日後、届けてくれました。

その後、以下の投稿をご自身のインスタグラムに投稿して下さったのですが、公開設定の都合で、アカウントがある方でも御覧になれないので、リンクは貼らず、投稿文と写真を、自分の構成及び訂正でお話しさせて頂きますが、基本的にそのままです。

>>>  富士市の日本料理店『佳肴 季凛』さんのご主人様からご連絡いただきました。ふぐと奥様を愛するご主人様。

「どうしよう?」と、一瞬考えましたが、『トンボ玉』で、表現しました!
チェーン部分は、黒地に白いドットのイメージが強いトラフグの体を黒ビーズと白い樹脂パールで。

ご主人様は、青、奥様は、赤が好き。

「どうしよう?」と、一瞬考えましたが、『とんぼ玉』で、表現しました!
チェーン部分は、黒地に白いドットのイメージが強いトラフグの体を黒ビーズと白い樹脂パールで。

気に入っていただけて、お届けしたら、すぐに奥様が付けて使ってくださり、赤のワンポイントがとても、お似合いでした!ありがとうございましたm(__)m >>>

出来上がったマスクチェーンの下に敷かれている布も、萌え柄で、こういう心遣いは、同じものつくりを生業としている身としては、素通り出来ず、改めて勉強にもなりました。

この投稿にもあるように、

マスクに付けた真由美さんは、

「いいじゃん!有り難うね~♬」と、お客様が見えるのを、別の意味で楽しみにしており、真由美さんが着ける前は、

自家用とはいえ、

レースの袋に入れて下さり、

特別感があり、

おまけとして、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG3173.jpg

手芸用のデコパーツのふぐをつけて下さり、

自分としては、嬉しい限りでした。

さらに嬉しかったのが、

このとんぼ玉で、とんぼ玉は、柄が入った小さなガラス玉のことで、ガラス玉をとんぼの眼に見立てたことにちなみ、嬉しかったのは、とんぼは勝ち虫とも呼ばれる縁起物だからです。

とんぼは、前にしか進まず、退かないことから、不退転に通じる精神を表すものとして、武士が喜ぶもので、百足(むかで)も、とんぼ同様、前にしか進まないので、縁起物として、戦国時代の武士に好まれていました。

また、江戸時代には、青地に白の花模様のガラス玉のことを、とんぼ玉と呼び、それ以外のものは、模様に応じて、すじ玉、雁木(がんぎ)玉など呼び分けていましたが、現在では、模様に関係なく、とんぼ玉と呼ばれているとのことです。

このマスクチェーンを使うようになってから、マスクを着ける手間がかなり楽になり、以前よりは、マスクに抵抗もなくなったのは、何よりでなりません。

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お持ち帰り(テイクアウト)のシャインマスカットのアイス

先週からお出ししていたアイスが、

ココナッツミルクのアイスで、山が見え始めたので、いつでも仕込めるように、

定休日前に、シャインマスカットのアイスの素を仕込んでおき、その仕込み方については、こちらをお読み下さい。

予想通り、今夜のお客様にお出ししたのが最後で、昨日、

仕込んだのですが、

アイスクリームマシンにかけて、

仕上がったら、

いつものように、バットに移し、冷凍庫へしまい、仕込まなかったアイスの素は、

いつでも仕込めるように、真空パックして、同じく冷凍庫へ。

ちなみに、凍ったこれを食べても、アイスではなく、凍らせる過程で、撹拌して、空気を混ぜた上で出来たのがアイスで、ここに素材と料理の違いがあるのです。

また、バットを使うのは、タッパよりも丈夫であるだけでなく、料理人が使うバットは、蓋と実(本体)を別々で購入出来るので、破損しても、困らないからです。

ただ、昨日は、

タッパにも詰めておき、タッパに詰めたのは、お客様からの持ち帰り用のシャインマスカットのアイスのご注文を頂いたからで、 ご注文を頂いた上での販売は可能ですが、 一般で売られているような形での販売は出来ません。

というのも、その場合、食品衛生法で規定されているアイスクリーム製造業という許可を取得しなくてはならないからで、その際には、基準の設備を整えなくてはならず、興味、関心があったので、それを調べたところ、あまりのハードルの高さに断念しました。

かくして、当店のデザートの類は、ご来店されるか、今回のような形でのお召し上がりとなりますので、ご理解の程、くれぐれも宜しくお願いします。

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生野菜の晒(さら)し方

定休日明けでしたが、沼津魚市場が休みだったこともあり、仕込みは野菜のみで、ルーチンの段取りを終えたら、

小鍋の野菜をはじめ、

刺身用の妻、

サラダ素麺の野菜を仕込みました。

小鍋の野菜には、玉葱、長葱、えのき、人参、刺身の妻には、大根、胡瓜、人参、アーリーレッド、サラダ素麺の野菜には、長葱、茗荷、アーリーレッド、紫キャベツ、ピーマン、パプリカ(赤、黄)、人参が、それぞれ入っています。

刺身の妻とサラダ素麺の野菜は、どちらも生野菜ゆえ、そのまま食べることが出来るのですが、細かく切って、水に晒(さら)せば、よいわけではなく、晒し方で、味が大きく左右され、今回のお話しは、生野菜の晒し方についてです。

ただ、今回お話しする生野菜は、今日のものではなく、以前仕込んだもので、サラダ用のもので、

使った野菜は、キャベツ、フリルレタス、紫キャベツ、アーリーレッド、人参、紅芯大根、ピーマン、パプリカ(赤、黄)、ラレシでした。

ボウルに刻んだ野菜を入れたら、

氷を入れ、

水を注ぎ、そく混ぜ合わせたら、

一度、ざるに上げ、生野菜を晒す上で、この作業を行わないと、野菜のあくが回ってしまい、仕上がり、日持ち、結果的に、味に大きな違いが生じるのです。

今度は、ボウルに水と氷を入れたら、

ざるの野菜を入れ、

ざるごと、

晒すのですが、直接水をあてることはせず、ボウルの氷水にあてるようにし、このようにするのは、秋らしい陽気であっても、水道水はぬるいこともあるからです。

ただ、冬場は、直接あてても、特に問題はありませんし、氷を使う必要もありません。

しばらく、

晒したら、別のざるに移し替え、水を切りますが、冷蔵庫にしまう都合で移し替えたまでのことで、水が切れたら、生野菜の出来上がりです。

切れ味という言葉があるように、包丁の切れ方、使い方次第で、味が変わるもので、切れる包丁で施した仕事は、綺麗で早く、結果的に美味しく、和食では、切る、焼く、煮る、揚げる、蒸すという五法が基本で、これらを使った料理が並ぶと、まずは及第です。

さらに、赤、青(緑)、黄、白、黒の五色が揃うと、見た目にも美しく感じることが出来、甘い、鹹い(塩辛い)、酸っぱい、苦い、」のざるに移し替え、水を切りますが、冷蔵庫にしまう都合で移し替えたまでのことで、水が切れたら、生野菜の出来上がりです。


切れ味という言葉があるように、包丁の切れ方、使い方次第で、味が変わるもので、切れる包丁で施した仕事は、綺麗で早く、結果的に美味しく、和食では、切る、焼く、煮る、揚げる、蒸すという五法が基本で、これらを使った料理が並ぶと、まずは及第です。

さらに、赤、青(緑)、黄、白、黒の五色が揃うと、見た目にも美しく感じることが出来、甘い、鹹い(塩辛い)、酸っぱい、苦い、辛いの五味が揃うと、完璧となり、これを具現化しているのが、会席料理なのです。


ただ、昨今では、美味しいという旨味を五味の一つにしたり、加えて、六味ともしたりしているようですが、和食文化には、その考えはなく、和食文化は、陰陽五行説に基づくものですので、それに照らし合わせても、旨味はあくまでも、単なる感覚に過ぎません。


たかが、生野菜。されど、生野菜。和食というか、日本料理は、派手さ、今風に言えば、インスタ映えこそしませんが、その味わいは、古くからの伝統に裏打ちされたもので、その伝統を受け継ぎ、後世に伝えられるよう、日々の仕事に臨みます。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

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竹や笹に発生する毛虫のタケノホソクロバの駆除

毎週月曜日が定休日の当店ですが、

今朝は、

おうちごはんとして、桜海老の御飯を炊き、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

娘のお弁当にも、詰めてくれました。

その後、地元の小学校に、

【佳肴 季凛】で使った廃食用油を持っていき、仕込みもなく、立場が逆転し、真由美さんの家事の手元をするお決まりの流れとなった次第です。

ところで、先週の月曜日は、植木屋さんに、

【佳肴 季凛】周辺の植木をはじめ、

側溝、

薪ストーブ用の燃し木を消毒してもらいました。

消毒してもらったのは、その2、3日前に、

テーブル席の外にある竹の葉が枯れ始めているのに気付くと、案の定、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG3562.jpg

毛虫の被害にあっており、悲しい姿になっていたからです。

数時間後には、

毛虫だけに、

虫の息。

ところで、この毛虫が気になり、『竹の毛虫』で検索したところ、タケノホソクロバという名前であることが分かったのですが、魚の名前を基本的に漢字か平仮名で表記することもあり、さらに調べたところ、タケノホソクロバが竹細黒翅蛾とのことでした。

竹細黒翅蛾 と書かれると、瞬間的に中華料理のお品書きのように見えますが、最後が蛾ですから、如何せん・・・。

お話しが前後してしまいますが、魚の名前を漢字か平仮名で書くのは、片仮名だと、魚類(ぎょるい)にように思えてしまい、美味しさが感じられないからですし、日本料理の献立では、漢字で書くのが一般的だからです。

毛虫と言えば、亡き祖父は、蛇(へび)でも蛙(かえる)でも、素手で掴むことが出来たのですが、毛虫だけは苦手だったことを思い出しました。

また、祖父には、山や川に遊びに連れていってもらったのですが、一番の思い出が、蛙が大の苦手ゆえ、蛙の姿を見た途端、絶叫し、祖父の足につかまり、微動だに出来なかったことがあります。

その絶叫と行動に驚いた祖父は、蝮(まむし)に噛まれたと思ったらしく、事の顛末を知ると大笑いし、後々までの語り草となったのでした。

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円 

魚市場で吟味した銀鱈、サーモンを使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品で、クール便でも発送が可能です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。


#そうめんアレンジ(1)

当店の夏季限定のランチメニュー“涼し夏(すずしげ)”は、 先月末をもって、終了させて頂きましたが、

s- すずしげ.jpg

当店謹製の【胡麻だれ】使ったオリジナル料理で、季節を問わない美味しさゆえ、

昼夜問わず、コース料理の一品でお出ししており、写真のように、コース料理の時は、きしめんを使うことが殆どで、きしめんなのに、サラダ素麺と呼ぶのは、あくまでも料理名だからです。

また、お食事の単品ものとしても、

御用意しています。

ところで、そうめんと言うと、夏に食べる麺類で、醤油ベースの麺つゆで食べるのが一般的で、アレンジがしにくい麺類と思われがちですが、SNSを眺めていたら、インスタグラムで、#そうめんアレンジと検索したところ、色々と載っており、そのアレンジに触発され、賄い用に、自分も作ってみました。

ちなみに、今日現在の投稿数は、2,9万件で、自分がはじめて見た8月の半ばで、2,7万件でしたので、多くの方がアレンジし、#そうめんアレンジを楽しんでいるようです。

そんな#そうめんアレンジが、今回のお話しで、かなりの数を作って、食べたので、何回に分けてお話しさせて頂き、夏以降も、投稿しようと思っています。

そんな#そうめんアレンジのその1は、

夏が旬の岩牡蛎(いわがき)と鱧(はも)の天ぷらをトッピングしたもので、手前が岩牡蛎で、その向こうにあるのが鱧です。

問答無用の美味しさなのですが、予想はしていましたが、そうめんの弱点を再認識したのが、何よりの収穫でした。

その弱点とは、そうめんは、食欲が落ちる夏に、すするだけで食せる飲物に近い食材ゆえ、麺自体の旨味は乏しいことで、その弱点を克服して、美味しく食べる工夫の結果が、#そうめんアレンジの投稿数の多さに繋がっていることです。

さらに言えば、そば屋、うどん屋、さらにラーメン屋はあっても、そうめん屋はなく、そうめんは家庭で食べる麺類という結論に到りました。

ただ、これらの考察は、あくまでも、料理人としての私見であることを、ご了承下さい。

それゆえ、#そうめんアレンジと、同類項と思しき#そばアレンジ、#うどんアレンジ、#ラーメンアレンジの投稿数は、全てを足しても、#そうめんアレンジの足下にも及びません。

そんな考察はさておき、#そうめんアレンジのその2は、

茄子とオクラの天ぷらを乗せたもので、

その3は、夏らしく、 めかぶ&モロヘイヤのねばねば系のそうめんで、茹でたアスパラガスも乗せました。

その4は、

そうめんの出汁で煮含めた和牛の切り落としを乗せ、その3同様、アスパラガスをあしらいました。

一度に、2、3種類の#そうめんアレンジを作るので、同じ食材が続くのは、賄いゆえ、ご容赦下さい。

その5は、

煮カツそうめんで、豚カツを煮含め、冷めた出汁をかけ、温玉(おんそうめんで、豚カツを煮含め、冷めた出汁をかけ、温玉(おんたま)を乗せてあります。

とりあえず、今回の#そうめんアレンジはここまでにし、機会を改めて、またお話しさせて頂くだけでなく、色々と作って、SNSで投稿していきます。

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2020年9月の鮪(まぐろ)コレクション

10月に入りましたが、朝晩、涼しいどころか寒いくらいの感じすらある一方で、昼間は暑いくらい時もあり、普段通っている沼津魚市場でも、

半袖を着ている人もいれば、

長袖の人もいたりと、中途半端な季節であることを感じぜずにはいられません。

前置きはさておき、今回のお話しは月1恒例の鮪コレクションで、

9月に入荷した鮪は、アメリカ・ボストン産の生の本鮪だけで、鮪を刺身でお出ししなかった時は、魚市場で仕入れた地物の魚で代用しました。

ただ、鮪の仕入先は、川崎北部市場の鮪屋で、鮪屋が扱う魚には、マグロ類だけでなく、カジキ類もあり、

9月は、宮城県気仙沼産の目梶木(めかじき)を仕入れ、鮪屋が扱う魚ということもあり、当ブログの鮪(まぐろ)のカテゴリーに入れてあるだけでなく、オーオープン参加という形になっております。

結論から言えば、9月は、どちらも文句無く、ピンポイントの狙い撃ちの策が功を奏しました。

今月はどうなるかは分かりませんが、魚市場に通うことで、上手く狙い撃ちが出来るよう、祈るばかりです。

2年連続で、初日にふぐRUSH

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10月1日の昨日は、東海三県(静岡、愛知、三重)の天然のとらふぐ漁が解禁になり、天然のとらふぐをこよなく愛す、ふぐに魅せられし料理人の自分にとっては、或る意味、元旦とも言うべき日で、特別な想いがあります。

そんな昨日、浜松市の舞阪漁港で、今季初の水揚げがあり、

各5本入の合計10本の天然のとらふぐが届くことになっていたので、

今朝は、いつも以上に嬉々としながら、沼津魚市場に向かいました。

また、例年、解禁後の初水揚げの日は、

地方紙の『静岡新聞』の記事として、

掲載されており、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG3697.jpg

今日も然りでした。

魚市場に着き、この荷物が届く問屋に向かうと、

無事に届いていましたが、

中を確認するまでは、気が気でありません。

10本ということで、5本ずつに分けてあり、片方の目方は、

4,9キロで、もう片方は、

4,6キロで、中を確認すると、

お腹のエサなどを吐き出したため、海水は濁っていますが、10本全てスイスイとなれば、お決まりの萌え燃え・・・❤

その後、軽トラに積んだら、

他の仕入れを終え、逸る気持ちを抑えながら、【佳肴 季凛】に戻りました。

魚市場では活きてはいても、途中で死んでしまうこともあり、最後の最後まで、気を揉むのは、いつものことで、

10本無事ということで、改めて萌え燃え・・・❤

ちなみに、一度に10本以上の天然のとらふぐを仕入れて、卸すことを、自分は、ふぐRUSHと呼んでおり、あくまでも、自分の中での造語ですが、実は、去年の初日も、ふぐRUSHとなり、2年連続で、初日から、ふぐRUSHとなり、その様子については、こちらをお読み下さい。

そのまま、

締めたら、血抜きのため、発泡スチロールに戻し、出汁を引くなどのルーチンの仕込みを始めることにしました。

そうこうすると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕事を始めてくれ、

先ずは、軽トラの掃除。

軽トラの掃除を終え、テーブルのセットなどの準備を終えた真由美さんは、

卸し終えたとらふぐの水洗いをし始めてくれたものの、

ランチの営業時間も近づいていたこともあり、自分が手直しをし、洗い上げることまでは出来ず、

撤収することにし、下洗いを終えた真由美さんと共に、

♬お片付け~ お片付け~ 

さぁさ 二人でお片付け♬

そうこうしているうちに、ランチの営業時間となり、

合間を見ながら、

自分が手直しをし、洗い上げたものを、

真由美さんが拭き上げてくれ、

今季初の天然のとらふぐの仕込みが終わりました。

無事に、初日を迎えたものの、今年は、かの疫病ゆえ、気を揉むことが多いのですが、安定した水揚げ、入荷を期待するばかりでなりません。

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