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もっとおいしいお話し

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ふぐ皮入りの冷やし中華

今日は、ランチの営業の合間を見ながら、

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湯引きしたふぐの皮を、

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女将兼愛妻(!?)に手伝ってもらいながら、包丁しました。

 

ふぐは、天然のとらふぐですが、ふぐ類の中でも、皮が無毒で、食べられるのは、とらふぐをはじめ、限られた種類だけです。

 

自分が包丁した部分と、

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真由美さんのそれを合わせ、

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均等にするため、水を入れ、よく混ぜたら、

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ザルに上げ、水を切ります。

 

ここまでは、いつも通りの仕込みで、お出しする時は、

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ふぐ刺の真ん中に盛り付けます。

 

また、

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そのまま、紅葉卸しと葱を添えて、ポン酢と共に、お出ししています。他には、和え物、酢の物など、クセがないので、色んな料理に使えます。

 

味わいというより、独特の食感が持ち味ですので、今日は、ふぐ皮を使って、冷やし中華にして、お昼の賄いにして、食べました。

 

その作り方ですが、市販の中華麺を湯がき、氷水で冷ましたら、

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ザルに上げ、

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くっつかないようにするため、

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胡麻油と、

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葱油を、麺に絡めておきます。

 

器に盛り付けたら、

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胡麻だれを、掛けます。胡麻だれは、『佳肴 季凛』のオリジナル料理の“サラダ素麺”で、使っているものです。

 

その上に、

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ふぐ皮を乗せ、

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賽の目に包丁したミニトマト、

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湯がいてから、包丁したオクラ、

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胡瓜を乗せ、最後に、

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天に紅蓼をあしらったら、出来上がりです。

 

ふぐ皮の独特の食感もさることながら、

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野菜のシャキシャキ感が何とも言えません。

 

以前お話しした、“ふぐラーメン”よりは、ずっと美味しかったです。やはり、料理は、オーソドックスなものに限りますし、機会があれば、別バージョンのラーメンというか、麺類を作ってみるので、その時は、またお話しします。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円) お陰様で、9月18日をもちまして、当店は8周年を迎えます。

 

そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。   なお、お召し上がり頂ける期間は、10月2日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

おうちで焼肉@厨房

以前、自宅で食べる焼肉=“おうちで焼肉”について、お話ししたことがありますが、

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先日も、“おうちで焼肉”を食べました。

 

肉は、仕入れ先の肉屋に行き、その時にある良さげなものを、選んでおり、この時は、

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合鴨、

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和牛のリブロース、

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和牛のタン、

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和牛の肩バラでした。

 

焼肉にする時は、ある程度の厚さに包丁するのが、一般的ですが、肩バラは、繊維質が強いので、

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このように、スライスしてあります。

 

肉だけでは、つまらないので、

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“とんび”と呼ばれる烏賊のくちばしの部分も、用意しました。

 

そして、この日は、【佳肴 季凛】の2階である住まいではなく、厨房で食べることにし、

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焼台の周りに、

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新聞を敷き、

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焼肉用のコンロを、置きました。

 

普通のテーブルのように、コンロを囲むことは出来ないので、

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このように、取り皿などを並べました。

 

椅子は、お客様用のものでは、油が飛んだり、臭いがついてしまうと、不都合ですので、

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一升瓶のケースに、

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新聞を敷いたものを、準備しました。

 

これで、準備が整い、

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“おうちで焼肉”の始まりです。

 

コンロの上に、

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色々と並べ、焼いていきます。

 

ダクトの下ですので、

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煙が立ち込めることが、ありません。

 

その隣で、自分は、

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‟赤星”から、“ギネス”にシフト。

 

網が汚れたので、

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交換と同時に、

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焼酎の水割りに、シフト。

 

先程の肩バラは、

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薄いので、網に乗せると、

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すぐに焼けます。まさに、“焼しゃぶ”です。

 

食感が良いので、つい厚めに包丁したくなるのですが、厚いと、ゴムを食べている感じになるので、このくらいの厚さでないと、駄目なのです。

 

お腹も一杯になったので、

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デザートのアイスを食べた後、

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お片付けTIME。

 

皆でやるだけでなく、

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食器洗浄機もあるので、

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あっと言う間に、

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片付け終わり、案の定、手早く片付けも出来たので、今度から、“おうちで焼肉”は、厨房でやることになりました。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は、9月1日(木)の予定です。

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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

鱧と車海老の天丼

夏休みに入った方達も多いようで、今朝、沼津の魚市場に行くと、

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駐車場には、一般の方の車が、いつも以上に、停まっていました。

 

そんな様子を尻目に、

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いつもの問屋で、

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和歌山産の鱧(3本)を、仕入れました。これまでにもお話ししていているように、オチハモ(落ち鱧)とは、水槽や輸送途中で、死んでしまった鱧のことです。

 

その後、市場内の活魚売場でも、

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鱧を、

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1本だけでしたが、仕入れました。ご覧のように、この鱧は、淡路島産ものです。

 

メインである鱧の仕入れも終わり、市場内を歩いている時、上を見たら、

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一般の方が、セリの様子などを、眺めていました。

 

一般の方は、許可なく、市場構内には、立ち入ることは出来ませんが、館内の2階には、飲食店もあるので、自由に行き来することが出来ます。

 

その後、別の売場にある問屋に行くと、店先に、

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車海老が、並んでいました。今朝自分が仕入れた落ち鱧同様、途中で死んでしまったものです。

 

15本くらいあったので、ちょっと贅沢な賄いを兼ねた、新商品開発のために、仕入れることにしました。その賄いとは、タイトルにもある‟鱧と車海老の天丼”です。

 

車海老は、

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頭を取り除いたら、

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皮を剥き、切込みを入れて、伸ばしておきました。

 

一方、鱧は、普段通りに、卸してから、骨切りをし、

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このように、包丁しておきました。

 

これらに、

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打粉をし、

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油で、

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揚げました。

 

揚げ上がりは、

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このようになりました。ちなみに、自分は、このように天ぷらを揚げているので、ご参考にして頂ければ、幸いです。

 

別の鍋で温めておいた天丼のつゆに、

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揚がった天ぷらを、

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くぐらせてから、盛り付けるですが、つゆは、照焼のたれと一番出汁を、同割りにしたものです。

 

そして、盛り付けたのが、

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こちらです。

 

ともかく、美味しいの一言に尽きる味わいで、昨日のお話しの最後の件(くだり)ではありませんが、商売抜きで作れる料理は、楽しくて、美味しい以外の何物でもありません。

 

明日は、休みですが、仕込みをしなくてならない“休日出勤”ゆえ、市場に行くので、夕飯のおかずも仕入れてくる予定です。それも、自分が市場に行く楽しみであるのは、紛れもない事実なのは、語るまでもありません。

おうちで焼肉

定休日の今日は、少しだけ仕込みをしました。

 

先付の“白子豆腐”を、

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仕込んだ後、

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西京漬に仕込む鯖を、

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半分に、

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包丁しておきました。

 

鯖は、冷凍もので、

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ノルウェー産で、フィレとあるように、卸した状態になっているものです。

 

その後、糠床に、

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大根を漬けて、仕込みは終わりました。

 

 

ところで、今日の夕飯は、上の娘の誕生日が来週ということで、

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焼肉にすることにしました。タイトルにもあるように、“おうちで焼肉”です。

 

“おうちで焼肉”をやる時は、

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テーブルの上に、

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新聞を敷き、

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業務用の焼肉用のガスコンロを、直接つないでから、

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テーブルにセットしたら、

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取り皿と、

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たれも用意しておきます。もちろん、たれも自家製で、“サラダ素麺”の胡麻だれを、手直ししたものです。

 

今日の肉は、4種類で、次の通りです。

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和牛のサーロイン、

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同じ和牛のロースかぶりです。ロースかぶりとは、ロースとサーロインに挟まれた背肉の上の部位で、脂も甘みも歯応えもあるのが、特徴です。

 

そして、

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交雑牛のもも、

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焼肉の定番のタンですが、これはアメリカ産です。

 

もちろん、肉だけとはいきませんので、

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生野菜も、忘れるわけにはいきません。生野菜には、キャベツ、グリンリーフ、紫キャベツ、人参、玉葱が入っています。

 

また、箸休め的な存在が、

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烏賊です。すぐに焼けるので、我が家では、欠かすことの出来ない焼肉ねたでもあります。

 

この時点で、家に居たのは自分だけですので、

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フライングで、一献。

 

メインを焼くのは、主賓である娘に失礼にあたるので、

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南瓜を焼きながら、志村家の“女三羽烏”の帰りを待つばかりとなり、

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焼き始めました。

 

ビールで、喉を潤したら、

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焼酎へシフト。

 

網も汚れてきたので、

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交換し、

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生野菜も完食し、

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一週間早い、お誕生日会は終わったのでした。

 

ところで、定休日というか、急ではありますが、

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27日(水曜日)の夜は、都合により、お休みさせて頂きます。

 

ランチは、営業しますが、12時半ラストオーダー、1時閉店とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、くれぐれもよろしくお願い致します。

 

★★★ 佳肴季凛謹製 鰯の丸煮 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【鰯の丸煮】ご用意いたしております。

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

 

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

嗚呼、鰹(かつお)

“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、刺身で一番好きな魚は、

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天然のとらふぐではなく、

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ブランド中のブランドの“大間の鮪(まぐろ)”と同じ生の本鮪でもなく、

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夏の美食の鱧(はも)でもありません。では、一体・・・?

 

何を隠そう、ありとあらゆる刺身の中でも、一番好きなのが、

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鰹(かつお)です。自分が通う沼津の魚市場に限らず、魚市場では、魚は、1本とか、1ケースとか、それなりの単位で、買わなくてはなりませんし、

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このように、山積みにされています。

 

ただ、市場内の売場には、小売り店に近いような問屋もあり、

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そういう問屋では、

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色んな魚が、所狭しと、並べられています。並べ終わった発泡スチロールの中を見ると、

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既に卸した状態の鰹の柵が、

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ありました。鰹は、色変わりが激しい魚ですので、1本で仕入れても、使いきれなので、割高を承知で、買う人達も多いのです。

 

割高とは言っても、鰹に限らず、魚の値段は相場次第ですので、かなりのお値打ちの値段の時もあります。そんな時は、迷わず仕入れ、自分のおかず行きです。この日は、そんな状況で、願ったり叶ったりの状況となりました。

 

卸してあるとは言っても、下拵えは必要で、

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バーナーで、皮の部分を、一気に炙ります。あとは、もう好き放題です。

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鰹丼にしたり、

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晩酌の肴にもし、それでも余った場合、

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次の日のお昼のおかずとなります。傍で見ている女将兼愛妻(!?)の真由美さんも、最初の丼は喜びますが、鰹が続くと、飽きてしまいますし、これが、普通の人です。

 

飽きるというより、飽きれてしまうのは、自分の様子を見れば、言わずもがなですが、真由美さんが、飽きれてくれたとなると、自分の食い分が増えるので、しめたものです。

 

これまでに、

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こんな食べ方をしたのは、

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何度もあり、

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鰹の味に酔いしれたことか・・・。

 

嗚呼、鰹・・・。

 

酸味すら感じる赤身の味わいが、堪りませんし、秋口になって、脂が乗る“戻り鰹”よりも、この時季の鰹の方が、自分は好きです。

 

嗚呼、鰹・・・。

 

GWということもあり、市場も休みになるので、鰹を味わうことは出来ませんが、それ以降、再三再四どころか、再百くらいまで、味わいたいものです。

 

嗚呼、鰹・・・。

恵方巻ではなく、ちらし寿司&太巻

今日は、節分でした。ここ数年、節分というと、豆まきというよりも、恵方巻のイメージが強くなってきたような気がします。そんなこともあり、2人の娘達の夕飯を、恵方巻にすることにしました。

 

ご存じのように、恵方巻は、太巻と同じものですので、それなりに、具というか、ねたというか、中身を揃えなくてはなりません。ただ、夕飯ですので、わざわざ仕入れたり、仕込んだりするわけにもいかないので、あるもので、作ることにしました。

 

巻簾(まきす)の上に、海苔を置いてから、酢飯を広げます。そこに、

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市販のねぎとろ、小肌、ずわい蟹、ふぐ皮、玉子焼、胡瓜、大葉を乗せて、巻いたのですが、売り物ではないので、巻いていくと、不足するねたも、出て来るのですが、

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とりあえず、5本巻くことが出来ました。恵方巻は、無言で、丸かぶりするものだと言われていますが、如何せん食べにくいの事実ですので、鮨屋中退経験のある料理人としては、

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食べやすい大きさに、包丁してから、盛り付けましたし、この方が、食欲がそそられます。となると、恵方巻ではなく、太巻ということになってしまいました。

 

そんな今日のお昼御飯は、自分と女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、これらのねたで、

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ちらし寿司にしました。節分ということで、“恵方ちらし”となるのかもしれませんが、自分としては、その呼び方が、どうも・・・。

 

ところで、恵方巻は、もともと関西地方の風習と言われていますが、こんな説もあります。真偽のほどはともかく、土用の丑、バレンタイン、ホワイトデーなどと同じく、商魂の逞しさの産物であることは、否定出来ません。

 

そんなことよりも、先ほどお話ししたように、食べやすく、見た目も美しい料理を作ることが肝要で、さらに、玄米菜食を基本とするマクロビオティックを柱にした“身体に優しい、美味しい日本料理”こそが、自分の道なのです。

賄い作りに勤しんだ木曜日の昼下がり

今日は、市場に行かなかっただけでなく、仕込みも大してなかったので、昨日の夜、市場でもらってきた冷凍ものの目鉢(めばち)鮪や黄肌(きはだ)鮪のかまを、

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冷蔵庫に出しておき、

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賄い用に、煮付を作りました。その隣では、

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冷凍庫の掃除を兼ねて、カレーを作りました。冷凍庫の掃除を兼ねているので、入れるものは、何でもありなのは、以前お話ししたことがあります。

 

そんな今日の“厳選素材”は、

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障泥烏賊(あおりいか)の墨で、

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こんな風に、手袋をして、つぶしてから、

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カレーに投入すると、ホールトマトと赤ワインの入った赤っぽい色から、黒褐色に変わりました。

 

賄い作りは、商売抜きで作れるので、何よりも気が楽で、食べたいものを食べたい時に、作ることが出来る料理人唯一の特権だと思います。

 

また、気分転換にもなりまし、新しい料理のヒントにもなり、料理の勘を磨くことが出来るのですが、ヒントすら出ないことが多く、未熟であることを、思い知らされることが多いのです。あな、道は険し。

小肌(こはだ)の握り鮨が、朝食。そして・・・

日々の様子は、Twitterを、ご覧下さい。
前回の記事で、小肌(こはだ)のことをお話したら、無性に小肌握り鮨が食べたくなったので、定休日の今日の朝食は、
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その想いを決行しました。
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夕べの時点で、すぐに握れるように、このように包丁しておきました。
また、普段の日は、朝食をゆっくりと食べることが出来ないのですが、今日は、小肌好きの次女を幼稚園に送り出してから、【佳肴 季凛】の女将兼愛妻(!?)と、一緒に食べました。
休みなので、そのままグータラ星人になろうかと思ったのですが、今日の夕飯を、“おでん”にすることに決めていたので、それだけはやりました。
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ところで、おでんというと、茹で玉子を入れるのが、普通なのですが、自分は、
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出汁巻玉子を入れます。層になった部分に、おでんの出汁が入り、食べると、その旨味が、ジュワっと広がり、その美味しさは何とも言えません。
おでんの仕込みを終えた頃には、時計の針は12時を過ぎていました。となると、今度はお昼御飯です。不思議なもので、大してやることがなくても、お腹は空きます。
というわけで、今日のお昼は、
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パスタです。“キムチ入りツナおろしのパスタ”です。
茹であがったパスタに、胡麻油を絡めてから、市販のツナ、大根おろし、キムチを合わせ、ポン酢と醤油で味を調えたものと、パスタを合わせてあります。
器に盛り付けてから、万能葱と海苔をちらしてから、天に若布と海藻クリスタル(細かい透明のものです)を、あしらってあります。
胡麻油の風味とキムチの辛さが、今風に言えば、韓(はん)流といった感じで、食欲がそそられる味です。また、海藻クリスタルのプチプチとした食感も何とも言えず、これまた食欲がそそられます。
「休みの日でも、料理をするの?」と、思われる方もいるかもしれませんが、今日のように、商売抜きで、料理を作れるのは、この上ない気分転換でもあります。
自分で言うのもなんですが、或る意味、奇特かもしれませんが、好きで選んだ道ですから、何の苦にもなりませんし、自分が食べたいものを、自分で作れるということは、非常に恵まれていることと思います。それだけでなく、料理人という職業を作ってくれた神様に、感謝の念しかありません。
★★★ 期間限定 特別ランチ ★★★
冬期限定で、ふぐ料理【 “ふぐ皮刺し”、“ふぐの唐揚げ” 】
をご堪能出来る、特別ランチコース(全9品)を御用意致しました。
ランチで忘年会を、お考えのお客様向けのコースです。
もちろん、ふぐは、自らの目利きで仕入れた天然のとらふぐです。
この時季ならではの本物の味を、是非ご賞味下さい。
皆様のお越しお待ち申し上げております。
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(全9品 4,200円)
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遊び心満載の日本料理店の賄いのカレーライス

毎日の様子は、Twitterを、お読み下さい。
昨日の賄いは、気分転換を兼ねて、久しぶりにカレーにしてみました。
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ご覧のように、マクロビオテイックを基本に据えている『佳肴 季凛』ですから、もちろん御飯は、無農薬・有機栽培の玄米を主にした“雑穀御飯”です。
気分転換ですから、入れる具も、遊び心満載でしたが、作り方はいつも通りです。ちなみに、自分のカレーの作り方は、こんな感じです。
今回入れた具の中の変り種の第一弾です。
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白い玉蒟蒻です。しかも、一度冷凍してあります。こうすると、非常に面白い食感が生まれます。
さらに、さざえ。
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一度湯がいてから、肝のある苦い部分を取り除いてあります。気分転換ですから、ちょっと贅沢にしてみました。
さらに、
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大根です。カレーは、煮込み料理ですから、これがかなり合います。さらに、
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南瓜と大和芋。煮崩れるこの二つ以外のものを、大鍋に入れ、赤ワイン、ホールトマトを入れ、
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人参、玉葱、筍も入れます。筍は、煮崩れないので、先の蒟蒻同様、カレーにはうってつけです。
そして、昆布と鰹で取った出汁を入れます。
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和食の賄いですから、基本は外せません。そして、これを火にかけます。
ただ、気分転換も兼ねたカレーの仕込みですから、つい作り過ぎてしまいます。
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こんな感じでは、仕込むことが出来ないので、
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もう一つの鍋に分け、さらに、出汁を足して、煮込みます。そして、遊び心の最終兵器は、
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静岡県名物の黒はんぺん。ここまでの写真には載っていませんが、牛肉や鶏肉の切り落としや、蛸の手くずなども入っているので、入っている具は、10種類以上です。ここまで来ると、カレーの姿をした闇鍋です。そのまま、しばらく煮込んで、市販のルーを入れてから、仕上げに
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ココナッツミルクを入れます。
ちなみに、この二つで約100人前です。こんな感じで作ったのが、最初の写真にもあるカレーです。
気分転換に作ったつもりでも、妙に凝ってしまい、幽閉状態にある『佳肴 季凛』というより、仕事から、逃げ出せない自分って・・・。
★★★ 夏期限定 鱧(はも)会席 ★★★
只今、夏期限定コースとして、鱧料理をご堪能いただけるコースをご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
富士市 はも料理
『鱧づくし』 (ランチ) 、 『鱧彩々』 (夕席)と銘打ちました。
この時期美味しい鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。
詳細は、【鱧会席】のページをご覧下さい。
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穴子(あなご)天せいろ

前回お話ししたように、本日の営業は、夜だけでしたので、午前中はいつものように、時間を気にすることなく、仕込みをしていました。
そんな今日、女将兼愛妻(!?)の真由美さんから、
「子供達が、今日のお昼御飯は、パパに作って欲しいって言っているんだけど・・・。」と、言われました。
ちょうどその時、穴子(あなご)を、開いていたので、お昼御飯のメニューは、考えるまでもありません。ちなみに、今日の穴子は、以前お話ししたこともある“不揃いの穴子”です。
ということで、今日のお昼御飯のおかずは、“穴子の天ぷら”に、相成り、そうして、出来たのが、
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“穴子天せいろ”です。
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穴子だけでは、つまらないので、独活(うど)も少し揚げることにしました。そばは、
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こんな感じです。何でも自分で作らなければ気が済まない性分ですが、如何せん手打ちそばというわけにはいきませんから、市販の乾麺です。
乾麺でも、茹でたてのもので、ちゃんとそばつゆを作りさえすれば、十分美味しく食べられます。
そうは言っても、少しでも美味しく作って、美味しく食べたいので、海苔もちゃんとしたものです。ちなみに、この海苔は、九州・有明海産のものです。
鮨屋出身の自分ですから、海苔には、並々ならぬ思いがあります。鮨屋にいた頃、自分が巻物の練習をするために、色んな産地、質の海苔を買った経験もあるので、美味しくない海苔を食べた時ほど、興ざめすることはありません。
というより、自分が思うに、良い海苔を使う鮨屋さんが、最近では、実に少ないのです。鮨屋の基本は、鮨です。もっと言うと、巻物(まきもの)が基本です。
鮨屋の見習いの仕事の一つは、巻物を覚えることです。手巻きではなく、巻簾(まきす)を使っての巻物です。これがちゃんと出来てから、握りをやらせてもらえるのです。
ちゃんと巻いて、六個に包丁出来て、及第なのです。特に、最近では、手巻きがもてはやされているので、巻簾で巻いた巻物は、やらなくなっています。
自分は、どんな鮨屋さんに行っても、巻簾で巻いたものしか頼みませんし、それがちゃんと巻けていなかったり、包丁出来ていないものを出されると、寂しくなります。
もっと言うと、握りというのは、素人でも一週間もやれば、格好がつくのですが、巻物は、一週間では、お話しにならないのですし、最低でも一年や二年やらなければ、まともには出来ないのです。
そんな自分は、巻物を覚えかけた頃、日本料理の魅力に惹かれ、日本料理の道に転がり込んでしまったので、最後までマスターすることは出来なかったのは、今でも心残りなのです。それゆえ、自分自身のことを、鮨屋卒とは言わず、鮨屋中退と呼んでいるのです。
話しが大きく逸れてしまいましたが、薬味は、
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卸したての本山葵(富士宮市井之頭産)です。やはり、風味が違います。
出来上がった“穴子天せいろ”を食べた子供達は、
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お腹が空いていたこともあって、大喜びでした。
「パパ、またつくってね!」
「はい、はい。」
普段忙しくて、なかなか子供と一緒にいられることは出来ないのですが、こういうことが出来るのも、料理人の特権だと、都合よく解釈して、午後の仕込みを始めたのでした。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
春には、まだ早いですが、吟味した食材で奏でる“身体にやさしい、美味しい日本料理”を、召し上がって、楽しい一時をお過ごし下さいませ。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
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