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もっとおいしいお話し

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とらふぐの夢で目覚めて、魚市場へ

Vol.3837

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝

沼津魚市場に行くと

自分宛の遠州灘・舞阪産の

とらふぐ(天然)が

届いており

先ずは

ひと安心。

というのも

昨日の時点で、活きてはいても

開けるまでは

分からないからです。

開けてみて、6本全て無事となれば

萌え燃え・・・💖

また、

この他の仕入れは

京都・舞鶴産の鯵(あじ)だけでした。

これらを

車に積んだ時点で

まだまだ

夜明け前で

車も少なく、ガラ~ン。

その後

【佳肴 季凛】に着いたのは

6時前で

普段の1時間以上も前でした。

荷物を下ろし

再び、とらふぐを確認すると

ふぐネット達がやって来て

「おはよう、親方♬」

「おはよう。」

「スイスイじゃん!

萌え燃え・・・💖している?」

「もちろん・・・💖」

「でも、今日は

戻って来るのが、早いね。」

「そうだよ。

お弁当を頼まれているからね。」

「じゃあ、頑張ってね。」

「はいよ~。」

その後

煮物にはじまり

目鯛の西京焼や玉子焼

揚物など全ての料理を仕上げたら

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

このように盛付けてくれました。

お弁当を見たふぐネット達が

「んまそ~!」

そばに行くと

話が長くなるので

その場から撤収。

先ずは

とらふぐを締め

海水に浸けている間に

鯵の下処理から

始めることにしました。

そして

真打が登場し

卸し終えたとらふぐの水洗いは

真由美さんがし

自分が手直しをし

拭き上げ

とらふぐの仕込みが終了です。

今日のように

自分宛のとらふぐが届くことは

何度も経験済のことです。

幸いなことに

延着は一度もありません。

ただ、目が覚めるまでに見ていた夢が

かなり現実的なものでした。

その夢について、

これからお話しします。

前日に注文したとらふぐが

魚市場に着く予定だったにもかかわらず

着いていなかったのです。

ここが夢らしいところで

魚市場の売場ではなく

何故か体育館のようなホールでした。

売場のような

部署みたいなものがあり

行く先々で

とらふぐの発泡スチロールが

見当たらないのです。

探しても探しても

ありません。

行き会う全ての人に訊いても

知らぬ存ぜぬ。

発泡スチロールが見つかったら

空箱・・・。

途方に暮れていると

3時半にアラームが鳴り

夢から現に・・・。

すぐに着替えて

魚市場へ直行し

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG6619.jpg

冒頭の写真から

一日がスタート。

これまでにも

ふぐに関する夢は

何度も見たことがあります。

以下がその例です。

 ①入荷していたとらふぐを

  全て買占め

  (リアルでも経験済)

 ②とらふぐの入荷が

  エンドレス状態

 (絶対にあり得ず、それこそ空想)

 ③とらふぐがセリ場にぎっしり
 (②に同じ)

これら以外にもありますが

そもそも、夢って

どうして覚えていることが

出来ないんでしょう?

覚えていない夢は

山ほどありますが

願っている夢は

世界の王様になって

とらふぐを買い占めることです。

まぁ、難しいでしょうけど・・・。(笑)

🐡お持ち帰りふぐ料理【ふくはうち】🐡

当店では、大晦日お持ち帰り

“ふぐ料理”として『ふくはうち』を

御用意致しております。

fukuhauchi.jpg

ふぐ刺、ふぐちり

(野菜他具・特製ポン酢

薬味・ひれ付)の

2人前のセットで

17280円(税込)です。

【西京漬】のリーフレット(第4版)

Vol.3836

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

今日のお弁当の焼物は

サーモンの西京焼で

お弁当は

このように仕上がり

明日の焼物は

目鯛の西京焼です。

明日もお弁当のご注文を

頂いているので

夜の営業が終わったら

道具類

折を準備しておきました。

ちなみに、西京焼以外は

内容、数も全く同じです。

そんな今日

箱詰した【西京漬】

サーモン、鯖が

各3枚のセット にはじまり

銀鱈、サーモン(各4枚)鯖(2枚)にして

合計10枚の豪華版や

銀鱈、サーモン、鯖が

各2枚のものでした。

ちなみに、最後のセットは

15種類のうち

一番人気のセットです。

御覧のように

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG6568.jpg

切身と共に

リーフレットが入っています。

そんなリーフレットですが

この度、リニューアルすることにし

先日、新しいものが届きました。

先程の【西京漬】に

入っていたものが第3版になるので

今回のものが

第4版になります。

すると、熱血君がやって来て

「おっ、新しいじゃん!」

「そうだよ。」

「『まずは読んでみて~!』

って親方が言っているけど

僕と似ているけど・・・。」

「似ているも何も

君は、自分のハンドルネームの

熱血料理人をもじっているからね~。」

「そうだったね。

うっかりしていた。」

「ここに来た時のことを

忘れたの?」

「忘れたわけじゃないけど・・・。」

忘れないよう

これを読んどいてね。

「はぁ~い。」

ちなみに、自分の名刺にも

先程のイラストが載っています。

第3版(写真 右)との違いですが

第3版が

縦書なのに対し

第4版は横書です。

表紙の下には

西京焼の盛り合わせの

写真が載っています。

左から、銀鱈、サーモン、鯖で

見ているだけでも・・・😋

自画自賛ならぬ

自画実食したい気分なので

お弁当の煮物の余り物に

銀鱈の切り落としの西京焼を

昼ごはんにしました。

切り落としですが

脂乗り乗りにして

まさに、御飯泥棒です。

リーフレットを開くと

当店の【西京漬】の紹介にはじまり

焼き方の説明が

書かれています。

これだけでは

不十分なので

上手に焼くためのQRコードがあります。

こちらを読み込むと

『佳肴 季凛』 謹製 『西京漬』に限らず

市販の西京漬けや粕漬けの美味しい焼き方

というブログに辿り着きます。

裏は

原材料や成分表示

オンラインショップの商品

最後が

当店の情報です。

自分と女将兼愛妻(!?)の

真由美さんの写真を見た熱血君が

「確かに

このまんまじゃん!」

「まぁ~ね。」

近い将来

こちらのリーフレットが

デビューする予定です。

ただ、飽きっぽい性分ゆえ

第5版の構想も始まっていますが

【西京漬】にかける想いは

何ら変わることはありません。

☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は、

御覧下さい。

バスツアーもお弁当も、連荘

Vol.3835

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

昨日に引き続き

今日も

バスツアーのお客様が見えました。

外の様子に気が付いたふぐネット達も

外へ。

出発の際には

お見送り・・・👋👋👋

到着時間も早く

仕込みが出来なかったので

お弁当の仕込みをし

洗い場では

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

孤軍奮闘。

煮物の仕込みが終わると

再びふぐネット、参上。

「どうして

二つに分けてあるの?」

「明日と明後日の分だよ。」

「でも

海老は一つだよ。」

「海老は、ここから出して

使うからいいんだよ。

手前の玉子焼の出汁も

そんなんだけどね。」

「ふぅ~ん。」

「仕込みや片付もあるから

下がっていてね。」

「はぁ~い。」

仕込みが終わったら

フライヤーの掃除をし

拭き上げておきました。

その後、西京焼用の

サーモンと目鯛(めだい)に

串を打ち、明日が

サーモンで

明後日が

目鯛です。

夜の営業が終わったら

折を並べ

道具などを用意し

一日が終わったのでした。

☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は、

御覧下さい。

お祝用のお弁当は、鰻の蒲焼&赤飯入り

Vol.3834

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

今朝、仕事を始めたのは

5時前でした。

なので、ミニふぐ達は

ZZZ・・・😴 

こんな時間から仕事を

始めたのは

お弁当のご注文だけでなく

バスツアーのご予約を

頂いていたからです。

こういう時は得てして

娘達のお弁当作りの手伝い

というミッションが

女将兼愛妻(!?)の真由美さんから

下されます。

今日のミッションは

鶏の唐揚げでした。

というか、殆どの場合

揚物です。

鶏の唐揚げが仕上げる頃には

ミニふぐ1号が、お目覚め。

「おはよう、親方♬

油のにおいと揚物の音で

目が覚めたよ。

んまそ~。」

「おはよう。2階に行って

真由美さんに渡してくるよ。」

「うん。っていうか

月曜日だから休みじゃね?」

「でも、お弁当の注文ももらったし

バスも来るから

今日は予約のみの仕事だよ。」

「じゃあ、頑張って~!」

「はいよ~。」

そして、お弁当が

このように仕上がりました。

早い時間からの仕事、さらには

公私混同の仕事も出来るのは

店舗兼住宅の為せる業(わざ)です。

普段なら、出汁を引くなどの

ルーチンの仕事を始めるのですが

とりあえずは、お弁当用の料理に

取り掛かりました。

今日のお弁当は

鰻の蒲焼入りですので

白焼を

蒸すこと20分。

下のバットは

お弁当用の煮物で

こうすることで

煮上げる時間を

短縮出来ます。

蒸し上がったら

焼台に入れ

3回に分け

たれを掛けながら

焼き上げました。

折に入れるため

包丁したのですが

頭と尾、奥と手前が

交差するように組みます。

これだけでは

スペースが寂しいので

頭の部分を追加。

お祝用ということで

御飯は赤飯。

鰻の蒲焼と赤飯以外は

煮物

揚物

口取(くちとり)で

普段同様のものです。

それぞれの内訳の以下

に記します。

~煮物~

人参、牛蒡(ごぼう)

つくね、白滝、モロッコ隠元(いんげん)

~揚物~

さばふぐの唐揚げ、鯵のしんびき揚げ

~口取~

銀鱈の西京焼 玉子焼 

海老の酒煮 目鯛(めだい)の南蛮漬

はじかみ 

このように仕上がったら

蓋をしようとすると

「豪華なお弁当じゃん!」

と、ミニふぐ。

相手をすると

長くなるので

聞いて聞かぬふりをし

別の仕事に。

紅白の紐を掛け

おしぼりと箸を挟み

袋に入れておきました。

始動も早かったので

朝うな丼で、軽く腹拵え。

そして、

本日の第3ステージたる

バスツアー。

無事にお見送りをしたら

洗い物や

片付けを

真由美さんに任せ

自分は、仕込み開始です。

器をそのままにしておくと

ミニふぐ達が

「手が無いなら

手伝おうか?」

「いいよ。明日もバスが来るから

このままでいいんだよ。」

「親方、真由美さん

頑張って~!」

最後に

器出しと

バットも準備しておきました。

バットは、水曜日と木曜日の

お弁当の煮物に使うためです。

いつもなら

御席のセットもするのですが

他の用もあったので

本日、これにて撤収。

明日は今日のような

“早番”はありません。

また、魚市場も休みなので

それだけは気楽です。

その分を、他の仕事に回して

バージョンアップするよう

変化(へんげ)してみます。

贅沢ランチの西京焼は、鰤(ぶり)

Vol.3833

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

当店のランチメニューは

3つのコースがあり

どのコースにも

西京焼を御用意しています。

西京焼の魚は

鯖(さば)

サーモン

銀鱈(ぎんだら)の3種類です。

ただ、魚によって

お値段が変わるので

9種類のコース

ということになります。

ところで

今日見えたお客様には

鰤(ぶり)の西京焼をお出ししました。

ただ、今日の場合

ランチメニューではなく

贅沢ランチ的なコースでした。

最後にラフランスのアイスを

お出しすると

「この後、食後の飲み物が付くんでしょ?」

と、ミニふぐ達。

「付かないよ。」

「どうしてなの?」

「品数は8品だけど

質が違うんだよ。」

「どう違うの?」

「まぁ、慌てなさんな。

これから話してあげるから。」

「はぁ~い。」

前置が長くなりましたが

お昼の会席料理の

献立について

今回、お話しします。

御席にセットしてあるのは

鰻(うなぎ)鍋です。

鰻鍋に欠かせないのが

笹がき牛蒡(ごぼう)で

ごぼうの風味が

鰻のくせを和らげてくれます。

他の食材は

・玉ねぎ ・えのき ・人参 

・くずきり ・豆腐 

これらです。

鰻ということで

粉山椒も欠かせません。

出汁は、かけそばのつゆよりも

薄目の感じにしてあります。

というのも、蒲焼の鰻

だからです。

お客様が見えたら

小鍋の火を点けます。

贅沢ランチと言っても

昼ごはんですので

料理は、ほぼ同時ぐらいに

お出ししました。

先付(さきづけ)の

南京豆腐(かぼちゃの豆腐)

にはじまり

さばふぐの唐揚

刺身が

目鉢鮪、しょうさいふぐ、湯葉で

目鉢鮪には

葱(ねぎ)を巻いてあります。

刺身と共に

昆布御飯をお出しし

女性には

小さめの茶碗でお出ししました。

こちらの茶碗は

当店オリジナルのもので

詳しいことは

こちらをお読みください。

刺身の次が

先程の鰤の西京焼です。

鰤(ぶり)は

沼津魚市場で仕入れた

北海道産で

今日の鰤とは違いますが

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5183.jpg

参考のため、こちらをお読み下さい。

そして、料理の最後が

鰯つみれ錦糸蒸しです。

ランチメニューは

ランチ=お昼だけしか

召し上がれませんが

今日のようなコースや

夜のコースは、お昼も

お召し上がり頂けます。

また、今日は

“昼ふぐ”の御席もありました。

ただ、御席に限りもあるので

ご予約して頂けると

幸いです。

詳細については

お気軽にお問い合わせ下さい。

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召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は、

御覧下さい。

薬無し&自力で、血圧を下げる大作戦 ③(玄米編)

Vol.3832

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

「親方、おはよう♬

その後、血圧は?」

と、熱血君。

「どうもこうも

平常値安定って感じだよ。

見てごらん。」

今日の場合

 ・最高血圧:124

 ・最低血圧:83

 ・脈拍:49  です。

少し前の数価も

ほぼ

同じような感じで

「これなら

いいんじゃね?」

ということで

これまでの続編にして

血圧と関わりが深い

食事についてが

今回のお話しです。

今回のお話しの前に

初回の『薬無し&自力で、

血圧を下げる大作戦 ①(プロローグ編)』

2回目の『 薬無し&自力で、

血圧を下げる大作戦 ①(運動編) 』

お読み頂くと

分かりやすいと思いますので

先ずは、それらを。

血圧が高いと分かるまでも

自分の食生活は

マクロビオティック(玄米菜食)が

基本ですが

完全なマクロビオティックではなく

魚を中心にした魚菜食になります。

このような食生活を

している人を

ぺスカタリアン(魚菜食主義者)とか

ペスコベジタリアンと呼んでいます。

ただ、自分の場合

肉も白米も食べますが

量としては、少なめです。

参考のために、

自分のマクロビオティックの考え方

についてはこちらをお読み下さい。

基本的に、主食は

無農薬の玄米を

ベースにした雑穀御飯で

内訳は

・玄米 ・押麦 ・黒米

・もち麦 ・黒豆 ・小豆

・あわ ・ひえ ・きび

の9種類です。

また、今日の昼ごはんですが

鯖(さば)の醤油干しが

メインのおかずでした。

これに、具沢山の味噌汁も

添えてあります。

玄米を主食にするようになると

それ自体の栄養価が高いので

身体そのものが

多くのおかずを

求めなくなり

今日の昼ごはんが

その例です。

玄米は身体に良いとされており

生活習慣病を防ぐための食事には

殆どの場合、記載されています。

その一つが

デトックス(毒物排出)効果が

高いことです。

その典型的な事例については

放射能汚染から、

midasi.jpg

身体を守る食事とは』

というお話しを

書いたことがあるので

そちらをお読み下さい。

玄米を食べる以上に

大事なのが

添加物を食べないというか

極力避けるということです。

残念なことに

多くの食品には

添加物が含まれています。

それを確認するため

手元にある食品を

手に取って下さい。

とりわけ、加工食品が

分かりやすいと思います。

表示されている原材料名に

/(スラッシュ)が

書かれており

それ以降が、添加物です。

仮に食べたとしても

玄米を食べれば

少なくとも

毒が排出されやすくなります。

添加物を食べる機会が減ると

→ 血液も汚れにくくなる

→ 血流が良くなる

→ 血圧は下がる

→ 身体の負担が減る

結果として

元気で若くいられる。

自分の血圧の下がり方を見る限り

間違ってはいないはずですし

一番手軽に出来る方法です。

色んな点で

自然食材を食べることに

勝るものはありません。

そういう食事が

自分が信条とする

“身体に優しい

美味しい日本料理”

なのです。

さらに言うと

食べ物を食料ではなく

食療

にするのが、

自分の料理人としての

使命であることに

疑う余地はありません。

工業的な食品を避け

健康でいられるのならば

色んな点で

言うこと無し。

食べ物を食料ではなく

食療

にするのが、

自分の料理人としての

使命なのです。

食生活(食事)と血圧については

話しきれないので

また改めて

お話しさせて頂きます。

味噌を入れ忘れた『胡麻だれ』

Vol.3831

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

ランチの営業が終わったら

今日は

『胡麻だれ』の仕込みをし

仕上がると

ふぐネット達がやって来ました。

「親方、胡麻の香りがいいね♬」

「『胡麻だれ』には

胡麻だれ

これだけの調味料が

入っているんだよ。」

「わぁ、こんなに沢山。

しかも、無添加じゃん!」

「サラダ素麺に使っているのは

知っているよね?」

「うん♬買ったお客さん達は

どう使うのかなぁ?」

「色んなアレンジ料理をしているよ。

驚いたのが

フランスパンにつけたりもしていたよ。」

「へぇ~、そんなのも!?」

「芝麻醤(チーマージャン)が

入っているから

ピーナツバターもどきって

感じになるような・・・。」

「親方は、未体験?」

「そうだよ。今度やってみるよ。」

「やったら、食レポしてね。」

「はいよ。今から詰めるから

下がっていてね。」

「はぁ~い。」

ボトル詰めしようと

最終確認をしたら

いつもの味と違うような気がしたので

仕込みの順序を遡ると

味噌が入っていないことに

気付きました。

仕込みに使った当たり鉢は

片付けてしまったので

別の当たり鉢に味噌を入れ

混ぜ合わせたら

そこに

『胡麻だれ』を少しずつ加え

伸ばしたら

寸胴(すんどう)に戻し

ようやく完成。

一般的には

当たり鉢ではなく

すり鉢と呼ばれています。

“する”という言葉は

お金を盗む“ 掏(す)る”や

お金を無くす“摩(す)る”に繋がり

宜しくないので、和食界では

当たり鉢と呼んでいます。

ボトルに

詰めたら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG3548.jpg

シールを貼ると

再び、ふぐネットがやって来て

「一度の仕込みで

どれくらい出来るの?」

「13本くらいかな。だから、

近いうち仕込まなくちゃならないよ。」

「そうなんだぁ~。

手作りだと、たいへんだよね。」

「まぁね。無添加だからこそ

多く作れないし

作り過ぎないのも

美味しさだと思うよ。」

「ふぅ~ん。」

「開栓しなくても

常温保存しておくと

胡麻が酸化して

苦味が出ちゃうんだよ。」

「えっ~、そうなの。」

「酸化は焦げることだからね。」

「どんなものでも

鮮度って、大事なんだね。」

「そうだよ。」

その後、袋に詰め

お客様にお渡しするばかりとなりました。

鮮度を落とさないため

冷蔵保存しており

御注文を受けてから

ボトル詰めしています。

そのため、急な御注文には

対応出来ない場合もございますので

前もっての御注文をお願い致します。

美味しさのためには

手抜きと妥協はご法度です。

くれぐれも宜しくお願いします。

大小4本の銀鱈は、バスツアー用の西京焼&ギフト用の『西京漬』

Vol.3830

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

『西京漬』に仕込むため

昨日から解凍しておいた銀鱈ですが

昨日お話ししたように

サイズに違いがあります。

一般的な魚と同様

鱗を落とさなくてはなりません。

その役目は

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

真由美さんの後に

自分が手直しをし

包丁には、鱗がびっしり。

鱗には、ぬめりがあり

残っていると

生臭くなってしまいます。

なので、必ず取り除かなくてはならず

美味しさに辿り着くためには

手間という遠回りは

欠かせません。

水洗いをした後

卸そうとすると

ミニふぐ達がやって来ました。

「親方、おはようございます♬」

「おはよう。」

「銀だらって

たら(鱈)の仲間なの?」

「違うよ。」

「え゛っ!?

じゃあ、なんの仲間なの?」

「 ホッケの仲間だよ。

漢字で書くと

なんだけど

環境依存文字だから

コピペしたよ。」

「ふぅ~ん。」

「正確に言うと、銀鱈は

スズキ目カジカ亜目

ギンダラ科ギンダラ属 。」

「ほぉ~。」

「鱈というか真鱈(まだら)は

タラ目タラ科マダラ属。」

「共通点が無いじゃん!

だから、仲間でも

親戚でもないんだぁ。」

「そんでもって、ほっけは

スズキ目カジカ亜目

アイナメ科ホッケ属。」

「あ~、スズキ目カジカ亜目

ってところが同じじゃん。」

「まぁ、そういうことだよ。」

「詳しいね、親方。」

「何ちゃら目とか

何科は、コピペだよ。

それが分かっていたら

料理人なんてやっていないよ。」

「そうだよね~。(笑)」

卸したら

すぐに切身にはせず

尾の部分を

試し焼きをしなくてはなりません。

というのも

ジェリーミートと呼ばれ

加熱すると

身が溶けてしまう身質のものが

銀鱈にはあるからです。

と言うだけあって

これまでにも

何度か出くわしたことがあり

それについては

こちらをお読み下さい。

4本全て問題なく

ひと安心。

さらに、大きい銀鱈と

小さい銀鱈の味には

さほど違いもなく

杞憂に終わりました。

腹骨を

欠いてから

切身にするのですが

普通の形のところは

1枚あたり

90グラム程度です。

ただ、尾の部分などは

形、厚みを見ながら

切身にし、この切身は

120グラム弱でした。

全て切身にしたのですが

来週のバスツアー用の分は

上身(うわみ)の真ん中の辺りを

いくらか小さめに包丁したもので

尾の先端や下身(したみ)の先端は

お弁当用の切身にしておきました。

上身というのは

頭を左にした時に

上になる片身のことで

下身というのは

その反対の片身です。

これらを、脱水シートに挟んだら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG6316.jpg

3時間程度、冷蔵庫へ。

切り落としの部分は

皮を引き

小さめに包丁したのち

“再生”するため

真空パックして

冷凍庫へ。

中骨など共に、皮の部分は

出汁を取るため、焼いておきました。

中骨に身が無いのは

ほぐしてから

真空パックしておきました。

これを見たミニふぐ達が

「親方、これは?」

「サーモンのほぐし身と合わせて

フレークにするんだよ。

出来上がったら

真空パックしておいて

おまけアイテムとして

お客さんにあげるんだよ。」

「わぉ、どっさり!」

「まぁ、これは前のだけど

このブログを読んでごらん。

「こうして見ると

捨てるところないじゃん。」

「無いよ。」

「すっげ~!それでね

えっとねぇ、うんとねぇ・・・。」

「もしかして

欲しいってこと?」

「う、うん。」

「今度仕込んだら

あげるよ。」

「やったぁ!」

肝心の身は

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の

西京味噌と共に

真空パックしておき

こちらが

ギフトや単品もので

バスツアー用や

ランチ用が、こちらです。

お弁当用だけでなく

切り落としの部分も

同様にしておき

切り落としは 、自分達の賄いで

昨日のお昼に食しました。

銀鱈に限らず

どんな魚、野菜でも

使い切るようにするのが

自分のスタイルで

食材の命を大事するのが

料理人の役割なのです。

料理の世界に転がり

3分の1世紀が経ちましたが

努力、精進の余地は

大いにあります。

その姿勢を貫く努力を

これからも

怠るわけにはいきません。

6本の天然とらふぐ(福島産)&2本の【西京漬】用の銀鱈(アラスカ産)

Vol.3829

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

昨日は沼津魚市場に

来なかったので

今日が11月の初市

ということになります。

活魚売場に行くと

福島県産のとらふぐ(天然)が

7本入荷していました。

その後、仲買人と作戦を立てたら

他の売場へ。

活魚売場に戻ると

セリが終わっており

6本のとらふぐをGET。

となれば、萌え燃え・・・💖 

生簀から取り出し

締めてから

持ち帰ることにしました。

帰る前に

冷凍ものの売場に立ち寄り

【西京漬】用に

銀鱈(アラスカ産)を2本仕入れました。

『佳肴 季凛』に戻ると

熱血君がやって来て

「おはようございます、親方♬

月初めから

萌え燃え・・・💖だね。」

「おはよう。気分爽快!」

「それはいいんだけど

銀鱈が

いつものより小さくね?」

「小さいよ。ほら

比べてごらん。」

「比べるも何も

一発で分かるじゃん。

いつもケースごと仕入れるのに

バラなのは、どうしてなの?」

「色々あって

小さめの銀鱈が

どの程度のものなのか

試してみることにしたんだよ。」

「これまでにも

使ったことあるの?」

「かなり前だけど、あるよ。」

「どうだった?」

「脂の乗りは

変わらないような気がしたけど

小さいから

歩留まりが良くなかったような・・・。」

「歩留まりって?」

「魚1本に対して

食べる部分の割合のことだよ。

銀鱈の場合、1本から取れる

切身の枚数ってことかな。」

「ふぅ~ん。」

「魚の使い勝手によっても

違いはあるよ。」

「何となく分かったよ

色々って言ってたけど・・・。」

「長くなるから

また今度ね。」

「はぁ~い。」

ちなみに、普段使っている銀鱈の目方は

2キロ程度で

今日仕入れた銀鱈は

1,5キロ程度です。

2~3割の違いがあるだけでなく

見た目からして

取れる切身も

6枚前後になります。

明日、卸したら

またお話しすることにし

いざ、とらふぐを卸さんとす。

卸した後の水洗いは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで

自分が手直したら

拭き上げ

とらふぐの仕込みが終了。

そして、ランチの営業が終わったら

銀鱈の切り落としの西京焼を

おかずに、昼ごはん。

切り落としでも

十分な脂の乗り具合は抜群で

御飯泥棒としか

言い様がありません。

それはさておき

今日仕入れた銀鱈が

気になるところです。

お弁当の後に、フライヤーの掃除

Vol.3828

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

今日のお弁当は

このように仕上がりました。

玉子焼にはじまり

サーモンの西京焼

煮物を仕上げると

ふぐネットがやって来て

「おはようございます、親方♬」

「おはよう。」

「今日は玉子焼から

仕上げたけど

順番ってあるの?」

「特にないよ。

その時の気分。」

「え゛っ、気分って・・・!?」

「冗談、冗談。

一番最初に仕上げるのは

煮物だよ。」

「どうして?」

「煮物は種類が多いから

盛付けるのに

手間がかかるからだよ。」

「今日の煮物は

人参、ごぼう

つくね、蒟蒻だね。」

「そうだよ。

その後は、気分というか

揚物が多いかな。」

「ふぅ~ん。

一応、あるんだね。」

「まぁね。」

今日の揚物は

鶏の唐揚げと

鯵のしんびき揚げです。

揚物の数もそれなりだったので

油を濾してから

フライヤーの掃除をし

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの後

自分が手直しをし

きれいに拭き上げ

油を戻しました。

鍋に入っている時は

汚れているような感じでしたが

この状態なら

まだまだ使えそうな感じです。

その後、お客様が取りに

見えるのを待ちながら

ランチの営業に備えたのでした。

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