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もっとおいしいお話し

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『西京漬』の仕込みの後に、お弁当の仕込みと準備

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3453回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

明日は、お弁当の御注文を頂いており、昨日の時点で、

海老の酒煮と、

焼物のサーモンの【西京漬】に串を打っておきました。

ところで、お弁当用のサーモンの【西京漬】と言えば、明日のお弁当だけでなく、来週のお弁当の数が増えたので、在庫分では心許ないので、

沼津魚市場で、

サーモン(ノルウェー産)を仕入れることにしました。

西京焼という加熱料理とはいえ、鮮度の確認は不可欠で、

鮮やかな赤い色をしており、先程の写真の5,6キロのものを仕入れることにし、

小雨まじりだったので、軽トラを売場まで移動して、積み込み、魚市場を後にし、車で15分ほどの食遊市場へ行き、

野菜、調味料などの食材を買い求め、

養生しながら、

荷物を乗せ、

今朝の全ての仕入れが終わり、一路『佳肴 季凛』へ。

『佳肴 季凛』に戻り、普段の仕込みや段取りを済ましたら、サーモンの下処理を始めることにし、

鱗が細かいサーモンは、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除きます。

頭を落し、水洗いをしたら、

卸すことにしたのですが、

すき引きをする時、手元が狂うと、このようになってしまうので、すき引きをする時は、気が抜けません。

最初に卸した身は、

お弁当用で、残りの半身が、

ギフト用です。

腹骨を欠き、

裏返したら、

切身にし、

残りの半身も、

同じく腹骨を欠き、

柵取りしたのち、

お弁当用の切身にし、

どちらも、有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、専用の袋に入れ、数字は、お弁当用の切身の数です。

その後、

まな板周り、

コールドテーブル(冷蔵庫)、

カウンター内の側溝を掃除しました。

その後、

お弁当の煮物の野菜を仕込むことにし、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが人参の皮を剥いている間に、

蒟蒻の下拵えに取り掛かり、 味を浸みやすくするため、

包丁目を入れてから、

下茹でをしておき、

人参の皮を剥き終え、とりあえずランチの営業の準備をし、一時中断。

ランチの営業の合間を見ながら、

真由美さんは、牛蒡の皮を剥いてくれ、

人参も、

牛蒡、

さつま揚げを包丁し、

人参、牛蒡は下茹で、さつま揚げは油抜きしたのち、

煮含めておき、冷蔵庫へしまい、明日の朝、煮上げます。

数も多いので、夜の営業をお休みさせて頂き、

折を並べたり、

米を研いだり、

道具類の準備をしておきました。

先程お話ししたように、数も多いので、

煮物用の鍋は、普段使う厨房だけでなく、

スチームコンベクション・オーブンの隣のガス台にも用意しておき、明日は、スクランブル体制でお弁当を仕上げるので、この辺りで失礼させて頂きます。


三週連続の休日出勤は、お弁当用の鶏肉の照焼&『西京漬』

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3449回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

今週末のお弁当用の焼物の西京焼にするサーモンを仕入れなくてはならなかったので、

定休日でしたが、

今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

西京焼にするとは言っても、鮮度の確認は不可欠で、

えらを見ると、鮮やかな赤い色をしており、

5,3キロのものを仕入れることにし、昨日も来たので、今朝の仕入れはこれだけにし、

次に向かった 魚市場近隣にある包装資材店で、

真空パック用の袋などを買い求め、撤収。

先程、休日出勤とお話ししましたが、

先週も、

先々週も、休日出勤をしたので、三週連続で休日出勤です。

『佳肴 季凛』に戻り、荷物を下ろすと、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが 軽トラの掃除や、

買って来た袋の用意を済ましたら、

お弁当用の鶏肉の照焼にする鶏もも(鶏のもも肉)の下処理をしてくれました。

一方の自分は、

サーモンの下処理をしており、

鱗が細かいサーモンは、すき引きと呼ばれる包丁を使う方法で、鱗を取り除いたら、頭を落とし、水洗いしたのち、

三枚に卸し、

佳肴季凛 西京漬

半身は、

『西京漬』用の切身にし、別の半身は、

柵取りしてから、

お弁当用の切身にし、

数が多い方が、週末のお弁当用のものです。

その後、 有機JAS認証済の西京味噌と共に、

切身を真空パック用の袋に入れたら、冷蔵庫にしまったら、

まな板周りと、

カウンター内の掃除を真由美さんに任せた自分は、

鶏ももの仕込みの第2ステージとして、皮目を炙り、

霜降りし、

氷水に落とした後、

盆ざるに上げでおきました。

休日出勤の終わりも近づきつつあり、調味料と共に、

真空パックし、冷蔵庫にしまっておいたサーモンも、

真由美さんが真空パックをしてくれている間に、

包丁を砥ぎ、普通の日で言うなら、ランチの営業前までに、三週連続の休日出勤を終えたのでした。

魚の仕込みが多い時のまな板の使い方

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3445回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

特別なことが 無い限り、沼津魚市場に着き、最初に向かうのが、

活魚売場で、今朝も然りでした。

生簀の前に並んでいたのが、

佐賀産の小肌(こはだ)で、1袋(0,5キロ入)を仕入れ、生簀を確認すると、

自分の買い番(47-9)が書かれた札が貼られており、中には、

0,8キロと1,1キロの福島県産の天然とらふぐがスイスイとなれば、萌え燃え・・・ 💖

活魚売場での仕入れが済み、構内を歩いていると、

荷物の仕分けをしているのが目に留まりました。

魚の入荷や水揚げは、その時次第なのですが、売場での並べ方(場所)は、基本的に同じで、この辺りに並ぶのが、鯵(あじ)、真鰯(まいわし)などです。

在庫の状況にもよりますが、

鰯の丸煮

『鰯の丸煮』用の真鰯の入荷状況は、常日頃から気にしているので、素通りは出きず、先程の発泡スチロールは、

真鰯で、

良さげだったので、2ケース仕入れることにし、

漁場(ぎょば)が太平洋沖の宮城県産でした。

真鰯の中に、

小肌を入れ、

とらふぐを発泡スチロールに移し、車に積んだら、魚市場から帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ったら、

今朝仕入れた鯖(ノルウェー産)を、

『西京漬』に仕込むため、解凍することにし、フィレーと呼ばれる卸し身ですので、解凍するには、それほど時間がかかりません。

最初に、

とらふぐを締めたら、

血抜きのため、

海水へ。

魚の下処理用のまな板をセットし、

最初に取り掛かったのが、小肌です。

真鰯の氷水をボウルに入れ、

そこに、

小肌の袋を開け、取り出したら、

鱗を取り、

頭を落とし、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG1364.jpg

はらわたを抜いたら、

塩水に入れ、全て終わったら、水洗いし、

新しいまな板の上で、

開いたら、

盆ざるに乗せ、塩を振っておき、小肌の下拵えが終わりました。

小肌の次が、

真鰯の下処理で、

小肌同様の下処理をしたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、身だけなく、

焼いてから出汁を取るための頭も、水洗いしてくれ、

水洗いした真鰯のうちの何本かを、

酢締めにするため、3枚に卸すと、

白くなっているように、脂が乗っているのが、お分かり頂けると思います。

小肌同様、塩を降る頃までには、

鯖も包丁が入る程度まで解凍出来、

腹の一部を、

取り除きました。

このようにするのは、苦玉とも呼ばれる胆のうの跡が残っていると、口にした際、著しく食感を損ねるからです。

上(かみ)と下(しも)の部分に、

包丁したら、同じ身のものを重ねておいてから、

脱水シートに挟み、冷蔵庫へ。

脱水シートに挟む前に、同じものを組んでおいたのは、加熱すると、身が溶けてしまうジェリーミートと呼ばれる身質のものがあるからで、解凍した時点で、状態が分かるので、このようにしておくのです。

お話しは前後しますが、水洗いした真鰯のうちの5本は、

皮目に包丁を入れ、

昼ごはんのおかずにするため、串を打っておきました。

そして、汚れたまな板の上においたのが、

真打ちの2本のとらふぐで、とらふぐは内臓に有毒な部位があるので、いくら水洗いをするとは言っても、不都合が生じる場合を避けるため、効率良く仕込みをするため、最後に卸さなくてはなりません。

この流れだと、必要以上にまな板を洗う必要がなくなり、その手間と時間を仕込みに費やすことが可能になります。

卸した後の水洗いをしてくれるのは、

真由美さんで、水洗いをしている間に、

真鰯と、

小肌を酢に漬け、同じボウルなどを使うことで、まな板同様、洗い物を減らすことが出来るのです。

酢に漬けた後、水気を拭き取ったら、

昆布に挟み、

冷蔵庫へ。

今度は、

とらふぐの水洗いの手直しをし、

拭き上げ、

とらふぐの仕込みが終わる頃までには、

真鰯の頭も焼いておきました。

最後に、

まな板周りと、

カウンター内の掃除も終え、ランチの営業時間となりました。

ランチの営業時間の合間を見ながら、

水洗いを終えた真鰯の仕上げをすることにし、仕上げとは、

先程の鯖同様、胆のうの跡を取り除くことで、取り除いたら、

水洗いをしてもらい、

クッキングシートを敷いた鍋に並べたら、

酢締めに使った酢と水を注ぎ、

蓋をして、重しを乗せたら、超々弱火で、火に掛けました。

その後、

鯖を『西京漬』に仕込んだら、

真鰯の塩焼に粗目に卸した本山葵を添えて、昼ごはんにし、無事に半日が終わり、夜の営業に備えたのでした。

三重県安乗(あのり)産の歯鰹(はがつお)

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀。料理に学び、料理を楽しむことへの境地には、未だ届かずも、そんな想いを、3440回目の今日もお話しさせて頂きます。

天然とらふぐの仕入先で、三重県安乗(あのり)の魚屋さんから、「 本日、ハガツオが上がったので、賄いにどうぞ食べて下さい !」という連絡があったので、仕込みの目途が着いたら、

宅配便の営業所に行き、

荷物を受取りました。

【佳肴 季凛】に戻り、

中を確認すると、

鮮度抜群の3キロUPの歯鰹の登場。

歯鰹は賄いゆえ、後回しにし、

先ずは本業の《西京漬》用の銀鱈の仕込みに取り掛かり、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに鱗を取ってもらったら、自分が手直しをし、水洗いをした後、卸してから、

試し焼きをしました。

試し焼きをするのは、銀鱈は、加熱すると身が溶けてしまうジェリーミートと呼ばれる身質のものがいるからです。

つい先日も、ジェリーミートの銀鱈に出くわし、それについては、こちらをお読み下さい。

試し焼きをしている間に、

柵取りまでしておき、とりあえず冷蔵庫へ。

銀鱈の試し焼きをクリアしたら、

柵取りした歯鰹の皮目を、

バーナーで、

炙り、粗熱と水気を取ったら、キッチンペーパーに挟んでおきました。

魚の仕込みをした時に欠かせないのが、

まな板周りと、

カウンター内の掃除です。

その頃までに、

あらを焼き、出汁を取るため、鍋の中へ。

そうこうしていると、ランチの営業時間となり、折角の歯鰹ですので、ランチのお客様には、

当店オリジナルの《野菜感溢れるドレッシング》を掛け、

ドレッシング

歯鰹のカルパッチョでお出ししました。

魚屋さんの“指令”もあったので、昼ごはんは、

歯鰹丼にし、ほのかに感じる脂と、歯鰹特有の軽い味わいを、心ゆくまで堪能した後、夜に備えて、ZZZ・・・。

夜は夜で、 愛知産の蛸(たこ)、北海道産の帆立、湯葉と共に、会席料理の刺身でお出しし、

賄いで独り占めすることなく、お客様にも歯鰹の美味しさを味わって頂き、ランチ、夕席と共、献立を差し替えた甲斐がありました。

先日の『長野県須坂市の『ゆうちゃんファーム』のシャインマスカット』というブログでお話ししたように、人の繋がりこそが、もっとも尊く、その繋がりをぞんざいにすることは出来ません。

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三役揃い踏みにして、“茄子のオランダ煮大作戦”

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3439回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

今朝、沼津魚市場に行くと、

活魚売場の生簀には、 4本の天然のとらふぐが入荷しており、

それぞれの目方は、4本のうち2本が1,4キロで、

残りの2本が0,9キロと、

1,3キロで、これらは、

福島県産です。

また、別の生簀には、

予め注文しておいた鱧(はも)が4本あり、

伊豆・網代(あじろ)産で、

1,3キロでした。

いくぶん小さいのですが、松茸の土瓶蒸しに使うだけでなく、時季的にも終わりなので、とりあえず良しとすることにし、

発泡スチロールに海水を入れ、ブクブクをセットしたら、

鱧を入れ、別の売場へ。

ひととおりの仕入れを済まし、活魚のセリの時間となり、

0,9キロのものをセリ落としてもらうことが出来、

鱧の入った発泡スチロールに入れ、

最後に、冷凍ものの売場に行き、『西京漬』用の銀鱈(カナダ産)を1ケース積み、

魚市場から帰ることにし、細かい仕入れもあったものの、【佳肴 季凛】の看板食材の三役が揃い踏みということになり、一年のうち、あるかないかのレアケースでもあります。

【佳肴 季凛】に戻ったら、

鱧も、

とらふぐも締め、

鱧だけは、

神経を抜き、血抜きのため、

どちらも海水の中へ。

そうこうしていると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕事を始め、

明日仕込む銀鱈を3本残し、

手渡ししてもらい、残りの9本は冷凍庫へ。

その後、真由美さんは、

軽トラの掃除をしたり、

例の“茄子のオランダ煮大作戦”(第16章)の準備をし、

鱧のぬめりを取ってくれていました。

その頃、自分は、

とらふぐを卸したら、

水洗いをしている真由美さんの隣で、

鱧を卸し、

とらふぐの水洗いの手直しをし、

今日の魚の仕込みが終わりました。

そして、“茄子のオランダ煮大作戦”を決行したのですが、

数えたりする時間は勿論のこと、写真を撮る時間すら惜しく、最終的には、

このように仕上がり、今日、明日中の嫁ぎ先も決まりました。

こんな状況になることが予想されていたので、前もって公にはしていなかったものの、ランチの営業をお休みさせて頂き、フライヤーの油を処分し、

掃除をしたのですが、

鍋の周囲が汚れているのは、賄い用のカレーを仕込んだ後の鍋だったからで、こうすることで、違う仕事をしても、一つの仕事にすることが可能です。

それゆえ、仕事の量を減らすこと=仕事を早く終えることが出来るので、真由美さんとの2個1で仕事を熟(こな)す自分にとっては、どんな些細なことも、無視することは出来ません。

ただ、こういう時ほど、当日の御予約を頂くもので、お断りをしてしまった方々には、改めてお詫びさせて頂きます。

その後も仕込みは続き、どうにかこうにか休憩を取ることも出来、ハードな半日が終わったのでした。

☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。

二日連続で、銀鱈&鯖の『西京漬』

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3437回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

昨日同様、今日の仕込みは、

銀鱈(カナダ産)を、

『西京漬』に仕込むことで、

鱗を取り、水洗いを終えたら、

三枚に卸してから、試し焼きをしたのですが、この銀鱈を最初に卸したのは、

水っぽい身質をしていたからで、こういう身質の場合、意外とジェリーミートの銀鱈が多いもともあり、かなり不安でした。

ジェリーミートとは、加熱すると身が溶けてしまう身質のことで、銀鱈には、そのようなものがいるからで、銀鱈を仕込む時には、欠かすことが出来ません。

結果的に、杞憂に終わり、事無きを得たのですが、昨日のジェリーミートの銀鱈も別の意味も試し焼きをすることにし、

ジェリーミートの銀鱈の身は、

先程のものと比べると、白濁しているのが、一目瞭然です。

焼き上がると、

崩れた豆腐のような感じで、脂が多く流れており、

今日の3本との違いは明らかで、何よりも二日連続で、“ババ”を引かずに済んだことに、胸をなで下ろしました。

最終的に、

銀鱈、

鯖のどちらも、ジェリーミートなく、『西京漬』に仕込むことが出来、そんな今日の昼ごはんは、

切り落しとは言え、銀鱈の西京焼に舌鼓・・・♬

『西京漬』用の銀鱈も鯖も、ジェリーミート

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀。料理に学び、料理を楽しむことへの境地には、未だ届かずも、そんな想いを、3436回目の今日もお話しさせて頂きます。

昨日箱詰した『西京漬』は、

銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入っている“3種2入”と呼んでいるものです。

また、先々の御注文を頂いていることもあり、今日は、

銀鱈(カナダ産)と、

鯖(ノルウェー産)を仕込みました。

どちらも冷凍の輸入ものゆえ、仕込みというか下拵えには手抜きは出来ず、銀鱈は、

前日から解凍しておき、

鯖は、フィレーと呼ばれる卸し身になっているので、

扇風機の風を15分程度あてて、解凍しておきます。

銀鱈の最初の下処理は、鱗を取ることで、

鱗引(うろこひ)きと、

金たわしを使うのですが、この役目は、専ら女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、最後に、

自分が包丁で手直しをしたら、腹を裂き、

水洗いをし、最初の下拵えが終わりました。

その後、

卸すのですが、

卸したら、尾の部分を試し焼きをしなくてはなりません。

試し焼きをするのは、銀鱈は、加熱すると、身が溶けてしまうジェリーミートと呼ばれる身質のものがあるからです。

3本全て、

試し焼きをしている間に、

鯖は包丁が入るようになったので、

腹骨を一部をすき取ります。

一部なのは、

苦玉とも呼ばれる胆のうの跡が残っていると、食べた時に、味が損なわれるからで、すき取ったら、

上(かみ)と下(しも)の部分に分けて、同じ身のものを重ねておきます。

鯖も銀鱈同様、ジェリーミートのものがあるので、こうすることによって、間違いを防ぐことが出来、

残念なことに、ジェリーミートのものが1枚出てしまい、

銀鱈も鯖もジェリーミートの原因は、寄生虫によるものです。

別の原因とも言われているのが、潮の関係で、温かい海域を泳いでしまうことで、どちらも、地球温暖化による海水温の上昇なのは、間違いないと言われています。

そうこうしていると、銀鱈の試し焼きが終わり、

3本共、問題ないような感じがしたのですが、右側のものが、

溶けることはなかったものの、触ると、豆腐のような柔らかさでしたので、

残りの中骨と別の片身の尾の部分を焼くことにしました。

焼くと、同じ様に溶けることはないものの、“黒”という確証を得、腹骨などあらを焼くと、

“黒”の判定。

試し焼きをして、ジェリーミートが分かると、仕事のモチベーションが一気に下がるだけでなく、仕事が徒労に終わったとしか思えないので、どっと疲れてしまいます。

その後、銀鱈を下、鯖を上にして、

脱水シートに挟んだら、冷蔵庫にしまうことにし、冷凍庫からは、

3本の銀鱈を出し、明日仕込むことになりました。

3時間ほど、冷蔵庫にしまった後、有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に漬け込むことにし、ジェリーミートの銀鱈も切身にしてあったのですが、

お役御免となり、

泣く泣く処分することになったのですが、沼津魚市場との付き合いもそれなりにあるので、善処はしてくれるので、それは問題ありません。

ただ、先程お話ししたように、下がったモチベーションを戻すのは、なかなか厄介なものです。

ランチの営業が終わったら、

『西京漬』に仕込んだ銀鱈も、

鯖も、

明日卸すことになった3本の銀鱈も、冷蔵庫にしまい、夜の営業に備えたのでした。

休日出勤は、今季初の天然とらふぐ&『西京漬』

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3435回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

定休日でしたが、明日は沼津魚市場が休みなので、今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

最初に向かった売場に行くと、

自分宛に届くことになっていた発泡スチロールがあり、

中に入っているのは、天然のとらふぐ(6,1キロ 8本入)です。

中を確認すると、

8本全てスイスイとなれば、お決まりの萌え燃え・・・ 💖

また、10月1日が東海三県(静岡、愛知、三重)の天然のとらふぐ漁の解禁日だったのですが、台風の影響もあり、昨日が初日でした。

初日となれば、所謂(いわゆる)元旦で、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、萌え燃え・・・ 💖 まして、おめでとうございます♬

さらに、初日となると、

明くる日のローカル紙の記事になることも、

例年のことで、 記事によれば、

昨日の水揚げが202キロ(167本)とのことで、自分の分が6,1キロ(8本)ということになり、目方では3%、本数では4%を占めたことになります。

8本全て、スイスイでしたが、海水も汚れていたので、車に積んだら、

海水を交換するため、別棟の建物へ。

沼津魚市場は、漁港が併設されており、

岸壁の反対側には、

売場があり、写真のホースを辿ると、

このホースから出て来るのは海水です。

発泡スチロールを下ろしたら、

海水をこぼし、

きれいな海水を注いだのですが、

注いだ海水温も高いので、

海水を凍らせたペットボトルを入れ、今朝の仕入れが終わりました。

海水入りのペットボトルを使うのは、何らかの事由でペットボトルが破損しても、海水の濃度が薄くないからです。

また、いつ何時でも、外出する最には、仕事柄、興味がある食材を目にすると、無造作に買ってしまうこともあるので、発泡スチロールと凍らせたペットボトルは欠かすことができません。

天然のとらふぐ以外の仕入れを済ましたら、早めに休日出勤を終わらせたいので、魚市場を後にしました。

『佳肴 季凛』に戻り、

8本のとらふぐを締めたら、

血抜きのため、

海水へ。

血抜きを終えたら、今季初ということもあり、

改めて、萌え燃え・・・ 💖 まして、おめでとうございます。

そして、萌えモードから燃えモードにシフトして、卸すことにし、

卸す時は、最初にくちばしだけを外すことにしており、

何度見ても、この姿だけは、腑抜けとしか思えません。

さらに言うと、天然のとらふぐの愛くるしい姿がなくなったことで、食材としての魚になり、仕事をこなすことが全てになってしまうのが、その理由でもあります。

卸した後の水洗いは、

毎々のように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの役目で、

卸し終えた自分が手直しをし、

洗い上げました。

その後、

真由美さんがまな板周りを掃除してくれている間に、

自分が拭き上げ、

今季初のとらふぐ(天然)の仕込みが終わったものの、これで休日出勤が終わったわけではなく、この後、

『西京漬』の箱詰と、

包装し、

冷凍庫にしまったら、

休日出勤が終わったのでした。

朝から昼過ぎまで、『西京漬』

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 3433回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

今朝は、出汁を引くなどのルーチンの段取りを済ましたら、『西京漬』用の銀鱈(カナダ産)を卸すことにしました。

冷凍ものの銀鱈は、

昨日から冷蔵庫で解凍してあり、隣にあるのは、

銀鱈同様、『西京漬』に仕込む鯖(ノルウェー産)で、鯖はフィレーと呼ばれ、卸し身になったもので、今朝の時点で冷凍庫から出したものです。

卸し身ゆえ、

扇風機の風をあてれば、20分弱で解凍出来るというよりも、包丁を入れることが可能で、完全に解凍してしまうと、身割れする場合があるので、半解凍ぐらいの方が都合が良いので、このような段取りにしています。

お話しが前後してしまいましたが、銀鱈を卸す前に欠かせないのが鱗取りで、鱗取りをしてくれるのは、

いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

銀鱈の鱗は細かいため、うろこ引きと金たわしの合わせ技で鱗を取るのですが、取り損じもあるので、

手直しは不可欠で、自分が包丁で、最終確認をしています。

鱗を取り終え、腹を裂き、水洗いをし、半身を卸した時点で、

尾の部分に串を打ち、さらには、中骨、尾びれの部分を焼き、

このようにするのは、銀鱈には、ジェリーミートと呼ばれ、加熱すると、身が溶けてしまう身質のものがあるので、この作業だけは、欠かすことは出来ません。

これまでにも、何度も出くわしたことがあり、ジェリーミートの銀鱈については、こちらをお読み下さい。

3本全て卸したとは言え、身質を確認するのには、時間がかかるので、

包丁が入るようになったので、鯖の下処理をすることにし、

攻守交代です。

下処理は、

腹骨の一部をすき取ることで、すき取るのは、苦玉とも呼ばれる胆のうの跡が残っていると、食味を著しく損ねるからです。

取り除いたら、上(かみ)と下(しも)の部分に包丁し、

同じ身だと分かるようにしておくのは、

銀鱈同様、鯖にもジェリーミートのものがあるからで、それについては、こちらをお読み下さい。

そうこうしていると、

表というか片面を焼けば、ジェリーミートかどうかが分かるので、

切身にしたら、

脱水シートに挟んだら、

鯖を乗せ、

冷蔵庫へ。

この間に、

試し 焼きした部位などを、

真由美さんにほぐしてもらい、

昨日までに『西京漬』に仕込んだサーモン(ノルウェー産)のほぐし身と合わせたら、

蒸し器で、

加熱し、加熱したのは、素手でほぐしたからで、加熱後、味を調え、

おまけアイテムのフレークとして、お客様に差し上げるので、真空パックして、冷凍庫へ。

また、フレークにしなかった部位は、

出汁を取るため、

一番出汁を取った後の鰹節などをはじめ、野菜の皮と共に、

出汁を取り、さらに、銀鱈の皮、昆布、干し椎茸の足などは、

フレーク同様、おまけアイテムにもしている賄いカレーの材料行きで、これらは、三次利用したことになります。

ですので、そういう点で、当店の賄いカレーは、SDGs(持続可能な開発目標)的なカレーというか料理とも言えるかもしれません。

また、今日は、

西京漬には不可欠の西京味噌が届き、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えていることもあり、

当店で使っている西京味噌は、有機JAS認証済の所謂(いわゆる)オーガニックの20キロ入りのものです。

また、30×40×25(単位は㎝)の容積ですので、

軽い気持ちで持つと、とんでもないことになります。

その後、銀鱈(写真 手前)と、

鯖(同 奥)を先程の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、真空尾パックし、朝からの『西京漬』の仕込みが終わったのでした。

予定通りの『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)

料理が好きで、料理人になって3分の1世紀にして、誰が呼んだか熱血料理人。

日々の様子や料理への想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3432回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

昨日、沼津魚市場に仕入れに行ったものの、『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)を仕入れることが出来ませんでしたが、今朝、昨日と同じ売場に行くと、

新しく入荷したサーモンが並んでおり、

えらも鮮やかな赤い色をしており、

5,3キロのものを1本仕入れることにしました。

いつもなら、車に積んでもらうのですが、台風の影響で雨が降っていたので、このままにしておき、

戻ると、

別の売場で仕入れた白魚(霞ヶ浦産)も積まれており、シールは15パックですが、仕入れたのは4パックです。

これら以外の仕入れも済んだので、

車を横付けし、

コンテナを重ね、魚市場を後にしました。

魚市場の次に向かったのが、

車で15分ほどのところにある食遊市場で、昨日も来たので、仕入れたのは、買い忘れたり、足りなくなった食材や野菜などです。

食遊市場に来た時は、東名高速を利用することが殆どで、風が強くなっていたので、高速道路の本線に入る前に、

荷台のシートを確認し、一路、【佳肴 季凛】へ。

途中、表示板を見ると、自分が降りる富士までの時間は表示されていたものの、次の清水、静岡は表示されておらず、何のことやらと思いつつ運転していると、その先の表示板には、高波のため、富士清水間が通行止めとのこと。

高速道路ゆえ、路側帯に駐停車して、写真を撮るわけにもいかず、ブロガーとししては、惜しい限りで、富士で降り、料金所で尋ねると、下り線のみの通行止めとのことでした。

料金所で尋ねる=直接支払う=ETCなしで、中古の軽トラゆえ、元々カーナビが装備はされていません。

というのも、あの無機質な声を耳にすると、身の毛がよだつのです。

さらに、「踏切が何ちゃら・・・。」とか、「走行するレーンが云々(うんぬん)。」と言われると、「お前には、言われたくない!」と思うので、自家用車のカーナビを使ったことは殆どありません。

ですので、遠出をする時は、必ず地図で予習をした上で、目的地に近くなったら、渋々カーナビの指図に従うことにしています。

予定通り、【佳肴 季凛】に着いたら、

サーモン同様、

『西京漬』に仕込む銀鱈(カナダ産)を冷凍庫から出しておきました。

出汁を引くなどの普段の段取りを終えたら、

サーモンの下拵えに取り掛かり、サーモンは鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除きます。

皮一枚をそいでいくので、注意が必要で、包丁の角度を誤ると、

・・・・・。

良く言えば、弘法も筆の誤り。悪く言えば、下手の道具調べ。

ただ、ミスをしたとは言え、切身にする部分でないのが、唯一の救いでした。

鱗を取り終え、頭を落し、水洗いをしたら、三枚に卸し、

切身にしたのですが、サーモンの目方は5~6キロが殆どですので、1本から取れる切身は30枚が目安です。

切身にしたら、有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、

真空パック用の袋に入れたら、冷蔵庫へ。

その後、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、まな板周りをはじめ、

コールドテーブル(冷蔵庫)の掃除をし、

ランチの営業に備えました。

開店時間まで余裕があったので、

明日『西京漬』に仕込む銀鱈と鯖(ノルウェー産)の袋を出しておき、

合間を見ながら、サーモンを真空パックし、

銀鱈と共に、冷蔵庫へしまっておきました。

明日は、鯖も仕込むのですが、鯖はフィレーと呼ばれる卸し身になっているので、明日冷凍庫から出す段取りになっています。

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