休日出勤は、今季初の天然とらふぐ&『西京漬』
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 3435回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。
定休日でしたが、明日は沼津魚市場が休みなので、今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
最初に向かった売場に行くと、
自分宛に届くことになっていた発泡スチロールがあり、
中に入っているのは、天然のとらふぐ(6,1キロ 8本入)です。
中を確認すると、
8本全てスイスイとなれば、お決まりの萌え燃え・・・ 💖
また、10月1日が東海三県(静岡、愛知、三重)の天然のとらふぐ漁の解禁日だったのですが、台風の影響もあり、昨日が初日でした。
初日となれば、所謂(いわゆる)元旦で、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、萌え燃え・・・ 💖 まして、おめでとうございます♬
さらに、初日となると、
明くる日のローカル紙の記事になることも、
例年のことで、 記事によれば、
昨日の水揚げが202キロ(167本)とのことで、自分の分が6,1キロ(8本)ということになり、目方では3%、本数では4%を占めたことになります。
8本全て、スイスイでしたが、海水も汚れていたので、車に積んだら、
海水を交換するため、別棟の建物へ。
沼津魚市場は、漁港が併設されており、
岸壁の反対側には、
売場があり、写真のホースを辿ると、
このホースから出て来るのは海水です。
発泡スチロールを下ろしたら、
海水をこぼし、
きれいな海水を注いだのですが、
注いだ海水温も高いので、
海水を凍らせたペットボトルを入れ、今朝の仕入れが終わりました。
海水入りのペットボトルを使うのは、何らかの事由でペットボトルが破損しても、海水の濃度が薄くないからです。
また、いつ何時でも、外出する最には、仕事柄、興味がある食材を目にすると、無造作に買ってしまうこともあるので、発泡スチロールと凍らせたペットボトルは欠かすことができません。
天然のとらふぐ以外の仕入れを済ましたら、早めに休日出勤を終わらせたいので、魚市場を後にしました。
『佳肴 季凛』に戻り、
8本のとらふぐを締めたら、
血抜きのため、
海水へ。
血抜きを終えたら、今季初ということもあり、
改めて、萌え燃え・・・ 💖 まして、おめでとうございます。
そして、萌えモードから燃えモードにシフトして、卸すことにし、
卸す時は、最初にくちばしだけを外すことにしており、
何度見ても、この姿だけは、腑抜けとしか思えません。
さらに言うと、天然のとらふぐの愛くるしい姿がなくなったことで、食材としての魚になり、仕事をこなすことが全てになってしまうのが、その理由でもあります。
卸した後の水洗いは、
毎々のように、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんの役目で、
卸し終えた自分が手直しをし、
洗い上げました。
その後、
真由美さんがまな板周りを掃除してくれている間に、
自分が拭き上げ、
今季初のとらふぐ(天然)の仕込みが終わったものの、これで休日出勤が終わったわけではなく、この後、
『西京漬』の箱詰と、
包装し、
冷凍庫にしまったら、
休日出勤が終わったのでした。
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