三役揃い踏みにして、“茄子のオランダ煮大作戦”
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 3439回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。
今朝、沼津魚市場に行くと、
活魚売場の生簀には、 4本の天然のとらふぐが入荷しており、
それぞれの目方は、4本のうち2本が1,4キロで、
残りの2本が0,9キロと、
1,3キロで、これらは、
福島県産です。
また、別の生簀には、
予め注文しておいた鱧(はも)が4本あり、
伊豆・網代(あじろ)産で、
1,3キロでした。
いくぶん小さいのですが、松茸の土瓶蒸しに使うだけでなく、時季的にも終わりなので、とりあえず良しとすることにし、
発泡スチロールに海水を入れ、ブクブクをセットしたら、
鱧を入れ、別の売場へ。
ひととおりの仕入れを済まし、活魚のセリの時間となり、
0,9キロのものをセリ落としてもらうことが出来、
鱧の入った発泡スチロールに入れ、
最後に、冷凍ものの売場に行き、『西京漬』用の銀鱈(カナダ産)を1ケース積み、
魚市場から帰ることにし、細かい仕入れもあったものの、【佳肴 季凛】の看板食材の三役が揃い踏みということになり、一年のうち、あるかないかのレアケースでもあります。
【佳肴 季凛】に戻ったら、
鱧も、
とらふぐも締め、
鱧だけは、
神経を抜き、血抜きのため、
どちらも海水の中へ。
そうこうしていると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕事を始め、
明日仕込む銀鱈を3本残し、
手渡ししてもらい、残りの9本は冷凍庫へ。
その後、真由美さんは、
軽トラの掃除をしたり、
例の“茄子のオランダ煮大作戦”(第16章)の準備をし、
鱧のぬめりを取ってくれていました。
その頃、自分は、
とらふぐを卸したら、
水洗いをしている真由美さんの隣で、
鱧を卸し、
とらふぐの水洗いの手直しをし、
今日の魚の仕込みが終わりました。
そして、“茄子のオランダ煮大作戦”を決行したのですが、
数えたりする時間は勿論のこと、写真を撮る時間すら惜しく、最終的には、
このように仕上がり、今日、明日中の嫁ぎ先も決まりました。
こんな状況になることが予想されていたので、前もって公にはしていなかったものの、ランチの営業をお休みさせて頂き、フライヤーの油を処分し、
掃除をしたのですが、
鍋の周囲が汚れているのは、賄い用のカレーを仕込んだ後の鍋だったからで、こうすることで、違う仕事をしても、一つの仕事にすることが可能です。
それゆえ、仕事の量を減らすこと=仕事を早く終えることが出来るので、真由美さんとの2個1で仕事を熟(こな)す自分にとっては、どんな些細なことも、無視することは出来ません。
ただ、こういう時ほど、当日の御予約を頂くもので、お断りをしてしまった方々には、改めてお詫びさせて頂きます。
その後も仕込みは続き、どうにかこうにか休憩を取ることも出来、ハードな半日が終わったのでした。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、
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2021.10.8|西京漬 ふぐ 鱧(はも) 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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