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もっとおいしいお話し

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ミニふぐ料理

一日の締めは、やはり晩酌という方も多いかもしれませんが、自分もその一人で、晩酌のことを、“お疲れちゃん♪”と、呼んでいます。

 

“お疲れちゃん♪”の肴は、その時の気分で、あり合わせのものだったり、作ったりと様々で、昨日は、

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いか下足と春菊のチゲ鍋で、一昨日は、

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刺身の手くずの盛り合わせでした。手くずとは、切り落としなどの半端の部分のことです。

 

別の日の“お疲れちゃん♪”の肴は、手くずでも、

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生の本鮪だけだったり、生の本鮪でも、

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血合いの部分を醤油漬にして、焼いたものが、肴になることもあります。

 

そんな“お疲れちゃん♪”ですが、定休日前の今日は、

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ふぐ刺、ふぐ皮、白子の半端が少しあったので、ミニふぐ料理が、“お疲れちゃん♪”の肴となりました。

 

ビールで喉を軽く潤してから、

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純米酒の熱燗へ。

 

自分は、一年365日、熱燗で、冷酒は全く飲むことはなく、自宅などでお燗する時は、錫(すず)の銚釐(ちろり)を使い、猪口ではなく、湯呑みでないと、飲んだ気がしません。

 

ふぐ刺、

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焼白子、

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半端とは言えども、その味わいは、半端というより、ど真ん中以外の何ものでなく、

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嫌が応にも、酒は進み、箸の使い方も覚束なくなりつつあり、ふぐ皮が、湯呑みの中に・・・・・。

 

ふぐ刺に、焼白子とふぐ皮を乗せたものは、

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悶絶ものでした。

 

そして、器に残ったふぐ刺とふぐ皮に、

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ポン酢をそのままかけ、最後の肴として、堪能しました。

 

これに、ふぐちりがあれば、完璧なのですが、さすがに、“お疲れちゃん♪”で、そこまでは・・・・・。

BIGちゃんが、ダブル

自分が通う沼津魚市場は、基本的に土曜日が休みですが、築地、静岡などの中央市場が、開いていることもあり、荷物が送られてきます。

 

そんな今日ですが、昨日お話ししたように、三重県から、

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この2本のとらふぐ(天然)が送られて来ることになっていたので、

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魚市場に行って来ました。

 

着くと、

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到着した荷物を確認している人もいましたが、隅のほうに、

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自分宛ての発泡スチロールがあり、

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中を確認すると、

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2本とも無事で、ひと安心すると共に、萌え燃え・・・

 

先程お話ししたように、魚市場は休みですので、このまま帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ると、

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取り出し、

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締め、

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血抜きのため、海水を入れておきました。

 

普段なら、この後、卸すことにするのですが、

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今日は、昼ふぐのご予約を頂いていたこともあり、昼だけでなく、夜お出しするふぐちりも、盛り付けておきました。

 

その他の準備も出来たので、卸すことにしたのですが、その前に、それぞれの目方を量ると、

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1本が、

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2,85キロで、

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もう1本が、

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2,6キロで、どちらも、BIGちゃんと呼んでいる特大サイズでした。

 

ということで、両手に花ならぬ、

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両手にBIGちゃん・・・

 

BIGちゃんとは、2,5キロ以上4,0キロ未満のもので、それ以上の超特大サイズのものが、ジャンボちゃんで、どちらも、“ふぐに魅せられし料理人”の自分の萌え燃え・・・の想いを込めて、勝手に名付けているもので、さらに言うと、0,5キロ以下のものを、チビとらと呼んでいます。

 

それ以外のものは、普通のサイズですので、特に、呼び名はありませんが、あえて言うなら、並とらということになるでしょうか・・・。

 

その後、卸すことにしたのですが、最初の1本(2,85キロ)は、メスでしたので、

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真子と呼ばれる卵巣が入っており、真子は猛毒なので、食べることは出来ませんが、食べると、痺れてしまいます。

 

もう1本(2,6キロ)は、

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オスでしたので、十分に成長した白子(精巣)が入っており、BIGちゃんだけに、白子も特大でした。

 

白子は真子と違い、無毒なので、食べることが出来、その美味しさから、白いダイヤとも言われ、美食の極みとも言うべき食材です。

 

卸し終えたら、いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

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水洗いしてくれ、

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それを、

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自分が手直しし、

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2本のBIGちゃんの仕込みが、終わりました。

 

久々に大きな白子でしたので、

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それぞれの目方を量ると、

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片方の白子が、

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240グラムで、

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もう片方は、

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300グラムでした。

 

両方の合計が540グラムということになり、全体重の2,6キロの2割強ですので、まさに”泳ぐ生殖腺”です。

 

その後、“昼ふぐ”のご予約用のふぐ刺を引き、

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冷蔵庫へ。

 

このふぐ刺のふぐは、今日のBIGちゃんではありません。というのも、天然のとらふぐは、卸してから、最低でも2日、場合によっては、4日ぐらい経たないと、まともな刺身に仕立てることが出来ないからです。

 

程なくすると、お昼の営業時間となり、

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先程のふぐ刺をお出しし、昼の営業を終えると、午後になって頂いたふぐ料理のお客様の

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ふぐちりを盛り付け、

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ふぐ刺を引き、夜の営業時間となりました。

 

ところで、今日は、

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米国で、トランプ氏が、大統領に就任しましたが、そんな日にちなみ、自称“ふぐ大統領”を名乗らせて頂くことにしました。

 

となれば、【星条旗よ永遠なれ】ならぬ【萌え燃え・・・よ永遠なれ】が、『佳肴 季凛』の国歌ということになるかもしれません。(笑)

案の定の撃沈

今朝は、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。

 

最強寒波の影響で、魚の入荷も少ないと思っていたにもかかわらず、思いの外、入荷があり、

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この売場の生簀には、これまた思いの外、

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1本だけでしたが、静岡県焼津産の天然のとらふぐ(1,3キロ)が、入荷していました。

 

先程もお話ししたように、最強寒波の影響で、とらふぐの水揚げも少なく、入荷があっても、手も足も出ない相場が続いており、途方に暮れかかっていたので、一筋の光が差したような気分になりました。

 

ただ、築地、下関、三重、静岡など、とらふぐの仕入れ先の相場からして、ほぼ無理だと思っていとは言え、番狂わせも無いとは言えないので、仲買人と作戦を立てたものの、案の定の撃沈となり、やはり手も足も出ない相場でした。

 

そんな結果に終わり、魚市場を後にしたのですが、仕入れ先の一つでもある三重県の魚屋さんから、

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水揚げがあるという連絡があったので、ダメ元のつもりでいたのですが、この2本を、

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セリ落としてもらうことが出来、

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明日、入荷することになり、まさに、捨てる神あれば、拾う神ありとは、このことで、ひと安心すると共に、萌え燃え・・・とはいえ、明日、無事到着するまでは、やはり気が気でなりません。

 

そして、後片付けが終わったら、

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まな板周りを、新聞紙で、養生しておきました。

 

ということで、明日は休市ですが、魚市場に、この2本のとらふぐを仕入れというより、受け取りに行って来ます。

アフロでもかどは痛いんじゃ

先週の土曜日から、大学入試センター試験が始まり、

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いよいよ、受験シーズンとなりました。

 

ところで、受験生と言えば、暗記物を語呂合わせで覚えることも多いかもしれませんが、先日の『朝日新聞』の一面にある【折々のことば】という連載記事に、

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こんな言葉というか、語呂が、

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載っており、その語呂とは、“アフロでもかどは痛いんじゃ”というものでした。

 

この語呂が、意味するのは、

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G8と呼ばれる主要8ヵ国で、(ア)がアメリカ、(フ)がフランス、(ロ)がロシア、(か)がカナダ、(ど)がドイツ、(痛)がイタリア、(い)がイギリス、(じゃ)が日本です。

 

語呂と言えば、歴史の年号を覚えるのに、色々とありましたが、高校時代、世界史を選択したので、日本史のそれとは、縁遠いものがあり、この文面の最後に、

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本能寺の変の年号(1582年)の語呂の“苺パンツの明智光秀”も、載っていました。

 

何はともあれ、受験生の皆さん、身体に気をつけて、頑張って下さい。

薪の差し入れ

月曜日の夕方のことです。

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富士宮市に住んでいる実父が、

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薪ストーブ用の薪を、持って来てくれたのですが、この薪は、実家の近所のお宅の柿の木です。

 

これを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、

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下の娘が、

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運んでから、

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軒下の薪置き場に、運んでくれました。

 

先日もらって来た半端材も沢山あるだけでなく、

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乾いていないようなので、しばらくこのままにしておくことにしました。

 

薪ストーブユーザーにとっては、何よりで、さらに安心して、薪ストーブを使うことが出来ます。

今夜のふぐ料理のふぐ

今夜は、ふぐ料理のご予約を頂いていたので、休憩前に、

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ふぐちりを盛り付け、冷蔵庫へ。

 

どちらのふぐも、天然のとらふぐですが、先週仕入れたジャンボちゃん(静岡県清水産 4,9キロ)と、BIGちゃん(三重県熊野産 3,4キロ)のあらの部分を使っているので、その旨味は格別で、特に、

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くちばしの部分は、

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加熱すると、ゼラチン質のとろけるような美味しさは、たまりませんし、お客様になりたい気分で、盛り付けをしていました。

 

これまでにお話ししていますが、ジャンボちゃんは、4,0キロ以上のもので、BIGちゃんは、2,5キロ以上、4,0キロ未満のもので、自分が、天然のとらふぐへの萌え燃え・・・の想いを込めて、勝手に名付けたものです。

 

夜の営業時間となり、ご予約のお客様がお見えになる頃、別のお客様が、ご予約なしで来店し、ふぐ料理をご注文をされたので、

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分量のふぐちり用のあらを準備し、

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盛り付けましたが、これも、ジャンボちゃんとBIGちゃんのもので、そのまま、厨房のガス台に乗せ、

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火にかけました。

 

先程お話ししたように、冬季は、基本的にご予約なしでも、ふぐ料理をお召し上がり頂けるのですが、ご予約をお勧め致しておりますので、ご理解頂けると、幸いです。

 

また、今夜のふぐ刺は、

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例のBIGちゃんのもので、

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卸してから、5日目ですので、水分も程よく抜け、甘味と歯応えの黄金比率に達した状態でした。

 

ふぐ刺を美味しく召し上がれる状態は、大きさにもよりますが、卸してから、3日目から、5日目ぐらいが、理想的で、大きいものほど、美味しく召し上がれる期間も長いので、明日あたりも、良さそうな感じでした。

 

また、お出ししたふぐの唐揚げですが、3名のお客様には、

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例のジャンボちゃんのほっぺの部分をお出しし、2名のお客様には、

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同じジャンボちゃんのかまの部分で、別の2名のお客様には、

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例のBIGちゃんのほっぺとかまの部分を、お出ししましたが、ふぐちり同様、大きいサイズのとらふぐですので、その味わいは格別です。

 

ジャンボちゃんやBIGちゃんは、入荷量も少ないので、これらを召し上がれることが出来るお客様は、ラッキーとも言え、“ふぐで、福を呼ぶ”とは、まさにこのことかもしれません。

運転免許証の更新

定休日でしたが、今日は、

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7時前に厨房に行き、仕込みをしました。

 

仕込みは、

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先付の南京豆腐(南瓜で作った豆腐)と、

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米を研いだだけで、

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20分程度で、仕込みとは言えない仕込みが、終わりました。

 

その後、運転免許証を更新するため、

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沼津市にある『静岡県警察東部運転免許センター』に、

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行きました。

 

4年前に、

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運転中の携帯電話の使用の違反をしているので、5年の有効期間があるにもかかわらず、ゴールド免許とはならず・・・・・。(半泣)

 

ということもあり、

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1時間の講習を受けました。

 

1時間ですので、睡魔には襲われることなく、

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無事に終了し、新しい免許証を受け取り、

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『静岡県警察東部運転免許センター』を、後にしたのでした。

 

次回の更新の際には、ゴールド・ドライバーとなれるよう、これまで以上に、安全運転に努めたいものです。

薪ストーブ用の半端材の調達

最強の寒波が襲来ということで、“熱血料理人”の自分としても、如何ともしがたく、当店の薪ストーブもフル回転しており、先日、

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知り合いの建材屋さんに出向き、薪ストーブ用の半端材をもらって来ました。

 

薪スト-ブユーザーにとっては、まさに宝の山で、

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コンテナに登り、

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手当たり次第に、積み込みました。

 

最初は、上着を着ていたのですが、すぐに汗ばむくらいになってしまい、

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上着を脱いで、作業をしました。

 

その後、『佳肴 季凛』に戻り、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さん達に、

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薪を整理してもらったり、

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運んでもらいました。

 

これで、しばらくの間、心置きなく、薪を使うことが出来そうです。

ふぐ料理をメインにした『特別会席』

今日は、『特別会席』のご予約を頂いたのですが、

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『特別会席』は、

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要予約となっているだけでなく、献立も、お客様のご希望を伺った上で、決めさせて頂いていることもあり、

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お値段も、8500円よりとなっているように、料理内容によって、変化がございます。

 

また、時季ということもあり、今日の『特別会席』の献立は、ふぐ料理をメインにしたものでしたが、ふぐは、もちろん、天然のとらふぐです。

 

先付は、

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南京豆腐(南瓜で作った豆腐)でした。

 

この次が、刺身の第一弾ということで、

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生の本鮪(銚子)を、お出ししましたが、手前が中とろで、奥が赤身でした。

 

揚物が、

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ふぐの唐揚げで、愛知県一色産のとらふぐの胴体の部分を、ぶつ切りにしてから、下味をつけてあるので、十分な食べ応えがあります。

 

ここからは、ふぐ料理がメインということで、

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ふぐ刺、

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ふぐちり、

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焼白子と、続きました。

 

ふぐ刺は、三重県産のもので、 ふぐちりは、

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厨房で、温めてから、お出ししました。

 

その後、

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焼物の第二弾として、銀鱈の西京焼をお出しし、締めのふぐ雑炊の前に、

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酢の物の温牛(おんぎゅう)を、お出ししました。

 

温牛とは、ローストビーフのような料理で、今日は、宮崎県産の和牛の外ももを、

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使いました。

 

温牛をお出ししたら、雑炊の取り皿と、

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お新香をお出し、その頃には、

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ふぐ雑炊も仕上がり、お客様のもとへ。

 

お食事も終わり、最後のデザートは、

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マスカットのアイスでした。

 

冒頭にもお話ししたように、料理内容は、全てお客様のご用望によるものですので、色々と仰って頂ければ、可能な限り対応致します。詳細については、直接お問い合わせ下さい。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は、2月2日(木)の予定です。

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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

新年初の生の本鮪は、千葉県銚子産

今朝、宅配便で、

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築地から、鮪が届きました。

 

先週も仕入れたのですが、その時は、冷凍もので、今日は、生の本鮪でしたので、中を開けると、

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袋詰めされた氷が、入っていました。

 

そして、取り出したのが、

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千葉県銚子産の本鮪でした。

 

また、生の本鮪を仕入れたのは、暮れの12月23日以来ですので、ちょうど3週間振りのことです。その時も、銚子と同じ千葉県の勝浦産のものでした。

 

血合いを外し、

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使う分を柵取りしたのですが、なかなかのものでしたので、否が応でも、モチベーションが上がりますし、素材こそが全てであり、それ以上は、語るまでもありません。

 

そして、久々に、生の本鮪が入荷しただけでなく、寒波の影響もあり、魚全体の入荷が心配されますが、その邪気を払うため、

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その手くずで、今夜は、”お疲れちゃん♪”と、相成りました。

 

少ないながらも、滞りなく入荷があるだけでなく、漁師の方達が、無事に、漁から戻ってこれるのを、祈るばかりですし、彼らがいないと、どうやっても、料理が出来ませんし、食を根底で支えてくれる以上、感謝せずにはいられません。

 

さらに言えば、一次産業に携わる人達を、何らかの形で、優遇というか、メリットがあるようにしてあげないと、食というものが、成り立たなくなることを、もっと沢山の人が、気付くべきです。

 

一介の料理人である自分の声なんぞ、たかが知れていますが、自分は、声を出し続けていきます。

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