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もっとおいしいお話し

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始動

 平成21年の”佳肴 季凛”の営業は、1月6日(火)からですが、今日から、始動します。
 とりあえず、買出しに出掛け、明日は出汁を引き、煮物には味を含めなければならないので、その準備です。
 市場(野菜、魚共)は、明日から開きます。ただ沼津の魚市場は例外で、6日(火)からです。
 まだ、冬真っ只中ですが、春の食材、特に野菜類は、出始めているので、献立の中身も、思案中です。
 ただ、あまりに”旬”を先取りするのは、最近では、自分自身、?をつけています。というのも、そういう食材は、美味しさに欠けることは、どうしても否定できません。
 ただ、日本料理店である以上、家庭では食べられない”はしり”の食材を、お出しするのも一つの役目ですから、その辺のバランスも、自分自身の課題でもあります。
 ということで、料理人は、パソコンとにらめっこより、食材とにらめっこすべく生き物。いざ厨房へ向かいます。
 と、その前に買出しに行ってきます。どんな凄腕の料理人も食材なしでは料理は作れませんから・・・。
   志村
 
 
 
 

お出掛け

 明けまして、おめでとうございます。真由美です。
 お蔭様で、お正月休みをとることも出来、子供達と一緒に過ごせ、”お子様”孝行しています。
 昨日は、家族揃って、静岡までお出掛けしてきました。普段は、車で行くのですが、昨日は、子供達の社会勉強も兼ねて、電車で行ってきました。
 予想よりも、電車は混雑していましたが、ラッキーなことに、娘たちは椅子に座ることが出来ました。電車の中では、二人して、変に緊張していました。家でも、たまにはこんな感じでいて欲しいものです。他人と同じ空間で過ごすという緊張感を覚えさせるためにも、こういう経験は大切なことですね。
 静岡に着いたら、志村さんがスーツを買うので、デパートへ行きました。私以上に、志村さんはデパートが大好きで、本人が一番好きなのは、1階の化粧品売り場だと言うのです。
 本人曰く、「あの匂いがたまらない。」。
 今更ですが、やっぱり、変わってます。
 志村さんがスーツを選んでいる間、もちろん、私たちも、お買い物です。女性と買い物は切っても、切り離せません。
 その後は、お正月ということもあり、ホテルで御食事です。行ったのは、駅のすぐ近くの、ホテルセンチュリー静岡です。
 志村さんが、和食の料理長と知り合いのも、行く理由の一つですが、料理が美味しいのはいうまでもありません。ちなみに、昨日は中華を食べました。
 また、それだけでなく、ちゃんとした格好をして、こういう場所で食事をすることを子供達に覚えさせることも、親としての役目だと思っています。
 本当は和食を食べたいのですが、子供連れとなると、面倒な部分もあるので、中華にしています。
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 二人は席に着くと、待ち遠しくてたまらないようでした。
 
 中華の良いところは、アラカルトで頼めるのが、家族連れには、いいですね。
 上の娘のお気に入りは、”クラゲの冷菜”です。
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 私のお気に入りは、”鶏ささ身の紙包み揚げ”です。
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 この包んだ紙の中に、ささ身と野菜が入っていて、これを破って開けるのが、なんとも楽しみです。
 これだけでなく、いろんなものを食べました。こういう時のお会計は、志村さんに、おんぶに抱っこに肩車なので、好きなものを好きなだけ、食べてしまいます。
 お会計は志村さん任せなので、志村家女三人衆は、一足先に静岡駅へ。
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 だからと言って、このまま志村さんを置いてけぼりにすると、両替町方面の夜のネオンに、吸い寄せられてしまうので、”縄”を縛り付けて、女三人で、電車に乗せなくてはなりません。
 後はおとなしいもので、電車が発車したとたんに、夢の中。本日の財務大臣なので、勘弁してあげます。
 志村さん、今度はいつ連れてってくれる?
   真由美
 

箱入り

 以前、新年最初の”もっと美味しいお話し”の予告をしました。覚えていますか?
 蒲鉾のお話しです。
 暮れの29日に届いたのですが、この商品の詳しい説明はこちらをお読み下さい。
 写真のように、風呂敷に包まれていました。そうは言っても、たかが蒲鉾ですよ。
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 その風呂敷を開けると、こんな感じの箱に入っています。しつこいようですが、たかが蒲鉾です。
 さらにそれを開けます。
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 こんな風に、”能書き”付きです。
 その”能書き”には、原料に関するこだわりが書かれています。
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 一通り読んだのですが、「ふ~ん。」といった感じです。
 さて、肝心のその味です。一番違うのが、味よりも、食感というか、歯ごたえです。
 その歯ごたえは、普通に売られている蒲鉾に比べ、固いというか、”プリ”っとした食感です。
 美味しいと言えば、美味しいのですが、こんなもんと思えば、こんなもんです。
 また、箱入りだけあって、値段も聞けば、耳を疑います。何と2本セットで、壱万円也。
 !?!?!?!?!?
 しかも、300セット限定です。
 何度もお話ししていますが、どんなものであれ、一度は買って、食べないと気が済まない性分。とりあえず、納得しました。
 今年の暮れですか?
 買うつもりはありません。ただ、今度はこのメーカーで出している300本限定の伊達巻にしようと思っています。
 ちなみに、一本5、000円です。
 個人的には、伊達巻は、あまり好きではないのですが、そういう性分ですから、致し方ありません。
   志村
 

平成21年を迎えて

 何はともあれ、新年明けまして、おめでとうございます。
 
 今年も”佳肴 季凛”、ブログ”もっと美味しいお話し”共々、宜しくお願いします。
 昨年は、”佳肴 季凛”を開店することができ、日々自らの”想い”のまま、料理を作ることができ、それをお客様に召し上がって頂ける喜びを、再認識できました。
 というよりも、そんな自分の”想い”におつき合い頂いてくれたお客様に、何よりも感謝しています。
 今年がどんな一年になるか、全く分かりませんが、熱血料理人として、日々獅子奮迅いたします。
 どうぞ、皆様、後ろから、仰ぎたててください。
 最後になりましたが、皆様にとって、今年が実り多き一年になるよう、お祈り致します。
  志村
 

国産のあんきも

12月の旬の素材は、”あんきも”です。
 実を言うと、この”あんきも”の産地は、中国です。その中でも、自分は可能な限り、良いものを仕入れてきます。
 中国産と言っても、値段もそれこそ”ピンキリ”です。中国産より、劣るのがアメリカ・ボストン産です。では、国産の”あんきも”は?
 残念ながら、国産の”あんきも”は、全て東京・築地行きです。
 先日、沼津の魚市場で、国産の”うに”の話をしていたらか”あんきも”の話題になり、築地から高値を承知で仕入れました。ちなみに、国産の”あんきも”に触れるのは、約10年ぶりです。
 いわゆる”別ルート”というやつです。
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 ご覧のように、”北海道産”と書かれています。
 中を開けると、こんな感じで入っています。
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 氷詰めにされています。
 仕上がった”あんきも”は、先程の写真と、それほど変わらないので、”生”の状態での違いをお話しします。
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 薄くピンクというか、オレンジ色をしているのが、”脂”の部分で、この”脂”が”あんきも”の味を左右します。
 薄皮や血をきれいに取り除くのが、”あんきも”の下ごしらえです。
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 写真の右側にある、赤いのが血の部分です。これを取り除かないと、食べたときに、生臭い感じがします。
 下ごしらえしていて、自分が一番感じたのが、触っている時から、すでに”脂”がまとわりついてくるのです。肉の脂身を手で触っている感じです.とろけるような、やわらかさです。
 試食してみても、その食感は、触ったときの感覚と全く同様です。
 まさに、”食感”=”触感”。
 召し上がったお客さんの感想は、「何このあんきも?」、「全然違う!」といったものばかりです。
 中には、「親方、どう違うの?」と聞かれたりもします。
 答えは、一言です。「国産だから。」
 先程、高値とお話ししましたが、”佳肴 季凛”で使っている”大間のまぐろ”よりも、ずっと高いです。
 自分自身も、その値段には驚きました。正確なことは言えませんが、築地での値段もトップクラスです。ということは、日本でもトップクラスの”あんきも”と、胸を張って言えます。
 おそらく、日本全国で、50番以内に入るはずです。
 ”大間のまぐろ”のお話しと同様ですが、こういう本物こそを、地元の富士市や富士宮市の人たちに少しでも食べて欲しいのです。
 はっきり言いますが、採算度外視です。ただ、コース料理の一品としてお出ししているので、こんなことも出来るのです。
 ご存知のように、”佳肴”とは、辞書にも載っているれっきとした熟語です。それこそ看板にふさわしい仕事を、とにかくしたいのが本音でもあります。
 また、”佳肴 季凛”開店の最初の暮れということもあるので、自分としては、わずかばかりの感謝の気持ちの一片です。
 多目に仕込んで、しかも伝家の宝刀の真空調理をしてありますので、年明けにも、お出しできそうです。
 なくなったら、また仕入れるつもりです。
 ちなみに、”佳肴 季凛”の年内の営業は明日30日までです。年明けは、1月6日(火)からです。宜しくお願いします。
   志村
 
 

誕生日

 今日、12月27日をもって、不肖・志村は38歳になりました。
 自分としては、まだ20代のつもりですが、やはり不惑を手前にすると、体力の衰えを感じます。
 一番感じるのが、”飲み過ぎ”た時です。若い頃(20代の頃)は、二日酔いになっても、復活するのに、時間はかからなかったのですが、今では、復活どころか、そのままのことが多いので、お酒の量も自然と少なくなってきました。
 これからは、お酒を飲むというよりは、たしなむことが出来るように、なりたいものです。
 ところで、自分は38歳になりましたが、我が身の分身である”佳肴 季凛”は、生後3ヶ月です。
 それゆえ、自分以上に、”佳肴 季凛”の成長が楽しみです。
 ”佳肴 季凛”の成長には、何よりも、お客様の存在が不可欠です。これからも、志村同様、目をかけて頂ければ、幸いです。
 今年もあとわずかです。どうぞ、ご自愛下さい。
  志村
 
 

先生

 今年もまだ半月あるのですが、来年のお知らせです。
 ”佳肴 季凛”の改装工事をしてくれたマクスさん主催の料理教室の講習会の講師として、”先生”デビューすることになりました。
 詳細はここで、お話しするよりも、マクスさんのお知らせを、ご覧下さい。
 実を言うと、開店前から企画されていた講習会で、8月の終わり頃、下見に行って来ました。その様子は、こちらをご覧下さい。
 現在、その講習会のメニューをいろいろと考えています。
 プロらしく、簡単に出来て、体にやさしい、美味しく出来る家庭料理を、考えていますが、これが、なかなか浮かびません。
 周りの人は、「何でもいいじゃん。」と言うのですが、人にものを教えるのは、なかなか難しい部分があります。
 ただ、目下思案中なのが、マクロビオティックのイロハのような料理です。とりあえず、玄米や雑穀の炊き方が、無難なような気がします。
 というのも、”佳肴 季凛”でお出ししている雑穀を使った御飯を召し上がったお客さんの反応を見ているからです。
 まだ時間もあるので、あわてず考えます。
 興味のある方は是非、参加してみて下さい。詳しくは、先のマクスさんまで。
   志村
 

”ふぐ処理師”予備軍

 12月も半分過ぎました。ということは、あと半月で今年も終わりです。
 今日も”お決まり”の休日出勤でした。仕込みの内容は多岐にわたります。ふぐを卸したり、焼物用の魚を漬けたり、煮物の野菜を含めたり、明日の準備をしたり、といった感じです。
 また、「どうでも良い」と言ったら語弊があるのですが、簡単な仕事はつい後回しにしてしまいます。
 でも今日は、下の娘(3歳)が、そんな仕事を手伝ってくれました。
 その仕事は、”ふぐのひれ”
を、板に貼り付ける仕事です。
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 水に漬けておいたふぐのひれを、手に取ります。
 
 次に、これを、板に貼り付けます。
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 本人は、貼り紙遊びのように、楽しんでいます。
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 全て張り終えたら、本人は自慢したいらしく、写真を撮るように、”命令”してきました。
 ちょっと前までは、ふぐにひれを見ると、怖がって逃げていましたが、ここ最近は、全くヘッチャラです。
 ふぐに抵抗が、一切なくなったのかもしれません。
 ていうことは、あと何年かしたら、本人ふぐ免許を取るつもりなのでは・・・。
 ふぐ処理師”予備軍”といった感じです。でも、まだまだ先の話ですが・・・。
       志村
 

寒鰤

 寒さが日々増してきます。それに合わせるかのように、ふぐなどの冬が旬の魚の美味しさも、増してきます。
 そんな魚の一つが鰤(ぶり)です。寒鰤という言葉があるくらい冬の代表的な魚です。
 鰤といえば、富山県氷見産のものが有名です。鰤漁の様子はこちらを、ご覧下さい。
 もちろん、氷見以外の各地で、鰤は水揚げされます。
 自分が通う沼津の魚市場にも、各地から入荷してきますが、残念ながら、氷見の鰤は入荷してきません。やはり、良い物は全てではありませんが、殆どが築地行きです。
 ただ、今朝市場に行った時、なかなかの鰤があったので、仕入れてきました。
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 京都・舞鶴産です。舞鶴産の魚は、比較的ものが良く、夏が旬の”岩がき”などがその例ですし、個人的には、”東の鹿島灘、西の舞鶴”と思っています。
 この鰤だけでなく、今日は九州産の鰤も、入荷していました。
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 確かに同じ鰤なのですが、自分が仕入れたものに比べ、イマイチでした。値段も約半値でした。
 自分が仕入れた鰤は鮮度も良いので、刺身でも使えるのですが、鰤は色がすぐ変わるので、刺身には不向きです。自分はこの鰤を焼物用に、仕入れてきました。
 鰤の焼物といえば、照焼が定番です。また、かまなどのあらは、大根と一緒
に煮て、”鰤大根”として食べるのも美味しいです。
 この二つの料理は、ただいま仕込み中です。週末の会席コースの焼物、煮物として、お出しします。
 自分で言うのもなんですが、今週末は作り手から、食べ手に代わりたいぐらいです。
  志村

今日は私も・・・。

 こんにちは、真由美です。
 今日(月曜日)は、本来なら”佳肴 季凛”の定休日ですが、12月ということもあり、休日返上で、志村さんの仕込みを、手伝いました。アルバイトも、今日は来ないので、志村さんと二人での仕事でした。
 ちなみに、志村さんの ”休日返上”ぶりは、皆さんご存知かと思います。
 こちらのお話しも、以下同文です。
 いくら、志村さんと一緒に仕事しているからと言って、志村さんのように料理は作れません。
 そんな私の仕事は、もっぱら”手元”というより、”使いっぱしり”という感じです。日本料理の世界では、”追廻し”と言うそうです。
 仕事のほとんどは、洗いものなのですが、素人の私でも、ちょっとぐらいは包丁を使えるので、(一応、”佳肴 季凛”を離れれば、主婦ですから・・・。)それこそ簡単なものは、私がやっています。
 今日は、”りんごのコンポート”を作るというので、私は皮向きを任されました。
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 私としては、精一杯がんばっているのですが、なかなか速くむけません。志村さんが三個むく間に、私はなんとか一個。
 待てど暮らせど、りんごの数はいっこうに、減る気配はありません。
 それでも、何とか終わりました。むいている間は、ただひたすらでしたが、時計の針は予想以上に、先を指していました。
 というより、外は暗くなっていました。それでも、今日のやるべき仕事は、終わったので、ほっとしました。
 が、志村さんにはまだ仕事が、いくつか残っていたので、”独り”仕事をしていました。こんな形の”夫婦水いらず”も、日本料理店の年の瀬ならでは、なのかなぁ~?
        真由美
 
 
 

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