カウンターで、昼ふぐ
今日は、昼ふぐの御予約を頂いており、常連のお客様ということで、
カウンターに、御席をご用意しました。
また、夜もふぐ料理の御予約を頂いていたので、
夜のふぐちりも、盛り付けることにしましたが、昼ふぐの方は、3種類あるコースのうち、『佳肴』というコースで、
お品書きにも書いてあるように、通常の仕立て方と違う料理を幾つかお出しするものです。
また、昼も夜もお二人の御予約でしたが、土鍋の大きさが違うのは、ふぐのあらの大きさや量だけでなく、『佳肴』の方は、ふぐしゃぶをお出しするからです。
昼ふぐの方は、
こちらで、夜の方は、
こちらで、同じ様な感じはするのですが、くちばし一つとっても、
このような違いがあるのです。
『佳肴』のふぐちりや唐揚げでお出しするふぐは、言うまでもなく天然のとらふぐなのですが、その中でも、2,5キロ以上4キロ未満のBIGちゃん、もしくは、4キロ以上のジャンボちゃんの大型のもので、大きいからと言って、大味ということは決してなく、繊細さを束ねたような深みのある味わいがあります。
ちなみに、BIGちゃんもジャンボちゃんも、自分が天然のとらふぐへの萌え燃え・・・❤の想いを込めて、名前をつけたものです。
ふぐ刺を引き終え、
乾かぬようラップをし、冷蔵庫にしまい、お客様を待つばかりとなり、程なくすると、お客様が御席につき、料理をお出しすることにしました。
最初に先付を二品お出ししたのですが、
一品が南京豆腐(南瓜で作った豆腐)で、もう一品が、
金目鯛の刺身で、金目鯛は、静岡県下田産のもので、藁で燻してあるので、その風味が何とも言えません。
そして、ふぐ料理となり、
ふぐ刺をお出したのですが、量もフルコースのものの1,5倍くらいあり、今日のふぐは、三重県熊野産の天然のとらふぐでした。
そして、
唐揚げ、
ふぐちりをお出ししましたが、どちらも、福井県敦賀産のBIGちゃんのあらでした。
そして、
焼白子をお出しし、ここまでは、ごくごく普通の仕立て方でしたが、ここからは、「こんな食べ方があるの!?」と思われるような料理です。
ふぐしゃぶにするため、身皮と呼ばれる薄皮をつけたまま、厚めに引いたふぐの身と共に、
焼いた白子を、
添えてあります。
召し上がり方は、白子をつぶしてから、ポン酢、もみじ卸し、葱を合わせ、白子のソースを作り、そこに、しゃぶしゃぶしたふぐの身を絡めて、召し上がって頂くものです。
今風に言えば、それこそ“インスタ映え”しないものの、その味わいは、まさに“King of ふぐ料理”としか、言い様がなく、“King of ふぐ料理”については、こちらをお読みください。
今度は、“King of ふぐ料理”をマイナーチェンジしたものをお出しすることにしたのですが、
海苔の上に、焼いた餅、白子を乗せ、ふぐ皮を添えてお客様にお出しし、その後、お客様自ら、しゃぶしゃぶしたふぐの身を乗せて巻いて、召し上がって頂くものをお出ししました。
餅は、マクロビオティックを基本に据えている当店らしく、もち米の玄米の餅ですので、茶色なのです。
先程同様、これまた“インスタ映え”しないのですが、味わいは格別で、以前自分は、
このようにして食べたことがあり、さらに、
ふぐちりの出汁で、焼白子、ふぐ皮、しゃぶしゃぶした身を入れたふぐ雑煮にして、食べたことがあります。
やはり、これも“インスタ映え”しませんが、どれもこれも、悶絶の彼方に葬られるほどのものでした。
そして、ふぐちりの土鍋を下げ、雑炊を作っている間に、
お新香と取皿を御用意し、雑炊が出来上がり、
お客様の元へ。
通常よりも、ふぐの出汁が濃厚ですので、その味わいは、天然のとらふぐの旨味を凝縮したようなものあるのは、言うまでもありません。
そして、デザートは、
マスカットのアイスをお出しし、コースは終了しました。
『佳肴』でお出ししたことのないふぐ料理は、まだまだあるだけでなく、今日のように、2,3人の少人数で、頃合いを見ながら、料理をお出しするのが、自分としては理想的です。
『佳肴』については、お客様のご要望を取り入れながら、料理をアレンジするので、出来るだけ御予約をお願いしているだけでなく、詳細については、直接お問い合せ下さい。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
ふぐに始まり、お弁当、そして『西京漬』&『鰯の丸煮』
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ましたが、
この売場に、
自分宛ての天然のとらふぐ(三重県熊野産)が、届いていました。
中を確認すると、
4本全てスイスイとなれば、もちろん自分は、萌え燃え・・・❤
その後、活魚をはじめ、地物の魚を中心に扱う売場に行くと、
天然のとらふぐ(静岡県焼津産)が、合計で13本入荷していました。
それぞれの目方ですが、
0,9キロ(3本)にはじまり、
0,7キロ(3本)、
0,8キロ(3本)、
1,3キロと0,7キロ(各1本)、
0,9キロと0,7キロ(各1本)と、このような感じでした。
既に、4本仕入れてあるので、強気にも弱気もならない作戦を、仲買人と立て、セリに臨むと、
0,7キロのものを、3本セリ落としてもらうことが出来、魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻ると、
7本全て締めておきました。
その後、お弁当の仕上げから、取り掛かることにし、
煮物、
揚物、
焼物と仕上げたら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、
盛り付けを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、
自分は、ふぐを卸すことにしました。
そして、
お弁当は、
このように仕上がり、
箱に詰め、お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
それまでに、
7本全て卸し終えた自分は、
御歳暮用の『西京漬』に仕込む銀鱈(アラスカ産)の下拵えを始め、その頃までには、
真由美さんが、ふぐの水洗いを始めてくれました。
銀鱈を切身にし、脱水シートに挟んで、
冷蔵庫にしまったら、
真由美さんが水洗いしたものを、
手直しし終えました。
そして、ランチの営業の合間を見ながら、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みが、終わりました。
そして、夜の営業の合間を見ながら、
銀鱈の『西京漬』と、
今日仕上がった『鰯の丸煮』を、真空パックし、明日も、今日と同じく銀鱈を『西京漬』に仕込むので、
冷凍庫から出し、今日も無事に終わりました。
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
当店では、大晦日お持ち帰り“ふぐ料理”として、『ふくはうち』を、御用意致しております。
ふぐ刺、ふぐちり(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の二人前のセットで、16,000円となっております。皆様のご注文、お待ちしております。
午後の天然とらふぐは、静岡県清水産
ランチタイムの営業が終わる頃、
富士市内の魚屋さんが、
静岡県清水産の天然のとらふぐを、3本届けてくれました。
後片付けも、
大体終わっていたので、
シンクでご対面にして、萌え燃え・・・❤
そのまま締めて、
血抜きのため、
海水へ。
そして、お客様がお帰りになったら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
まな板周りを養生してくれ、卸すと、
立冬を過ぎたこともあり、オスの生殖腺である白子(精巣)も、成長し始めており、残りの2本のうちの1本にも、
同じような白子が、入っていました。
とらふぐの白子は、無毒であるだけでなく、白いダイヤとも言われ、美食中の美食でもあるのに対し、メスの生殖腺(卵巣)は、猛毒ゆえ、食べることは出来ません。
というよりも、食べると、痺れてしまいますので、言うまでもなく、真子は、食用不可の部位です。
卸し終えると、
真由美さんが水洗いしてくれ、
自分が手直しをし、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みが終わったのですが、この前の月曜日に、一から十まで、自分だけで、ふぐの仕込みをしたこともあり、今日の真由美さんの手伝いの有り難さを、改めて感じました。
当の真由美さんは、「3本ぐらいだと、ふぐの仕込みをした感じがしないけど・・・。そう思わない?」と言う始末に、自称“ふぐに魅せられし料理人”の自分は、絶句状態。
もしかすると、自分以上に、ふぐに魅せられていたとすると、嬉しいと言えば嬉しいのですが、以前テレビ番組の取材を受けた時に、
「ふぐ命 ふぐを愛している」に始まり、
「ふぐになりたい❤」と言ったことは、今更ながら、紛れもない本心のような気がしてならず、心置きなくふぐを仕入れ、料理に仕立てられると思うと、何だか萌え燃え・・・❤
明日は、
この4本の天然のとらふぐが、三重から入荷するので、
まな板周りを養生しておきましたが、ふぐの仕込みの前に、お弁当を仕上げなてはならないので、真由美さんは、
明日のお弁当の折を並べてくれました。
ということで、日が替る前に、この辺りで・・・。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
ダブルヘッダーで、ふぐRUSH
月曜日の今日は、定休日でしたが、
沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。
仕入れと言っても、今朝の仕入れは、
三重県から届いた天然のとらふぐだけの予定で、中を確認すると、
長旅の疲れもありながらもスイスイとなれば、萌え燃え・・・❤
実は、その予定は、結果として予期せぬ決定となるのですが、その展開については、読み進めれば、お分かりになります。
魚市場に来た以上、入荷状況は気になるもので、活魚売場に行くと、
三重県産のとらふぐが、写真こそありませんが、5本入荷していました。
また、今日は、先日お話ししたように、地元の小学校で職業講話をすることになっていたので、このまま帰ろうかと思ったのですが、天然のとらふぐの姿を見た以上、素通りするわけにもいかず、かなりアバウトな作戦を、仲買人と立て、セリに臨むことにしました。
かなりアバウトな作戦になったのは、静岡の魚市場に通う富士市内の魚屋さんから連絡が入り、6本仕入れることになっていたからで、予定は、予期せぬ決定の始まりとなり、訳のわからぬまま、結果的に、5本全てGETにして、萌え燃え・・・❤
ですが、2本を他の仲買人に譲ってあげたので、
3本の追加。
それぞれの目方は、
0,8キロ、0,7キロ、0,95キロで、
そのまま締めて、持ち帰ることにし、当初4本の仕入れの予定が、7本となり、さらに6本追加され、最終的には13本と、予期せぬ決定となりました。
『佳肴 季凛』に戻ると、
最初の4本を締め、
放血。
そして、7本並べ、
卸すことにしたのですが、定休日ということもあり、いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの手伝いを求めるわけにもいかず、
孤高の職人として、ふぐの仕込みを黙々と・・・。
水洗いを終えたら、
夕方用に、
スペースを空けておき、まな板周りも、片付けることはせず、
冷蔵庫へ。
その後、
地元の富士市立第一小学校で依頼されている職業講話の準備をし、
小学校に向かいましたが、職業講話の様子については、明日お話しする予定です。
職業講話が終わると、
陽は傾いており、
朝の時点で仕入れることになっていた6本の静岡県産の天然のとらふぐを仕入れるため、市内の魚屋さんに向かい、
その場で締めてから、
卸すことにしました。
4時起きをして、魚市場に行き、戻ってからの仕込み、そして慣れない職業講話と、かなりハードなスケジュールでありながらも、天然のとらふぐをみた以上、萌え燃え・・・❤
集中力も欠けつつあるような感じでしたので、けがをしないように注意しながら、
卸し終え、
水洗いしましたが、水洗いしている最中、もしかすると真由美さんが手伝ってくれるのではという淡い期待は、やはり雲散霧消・・・。
それでも、拭き上げてくれるかもと再び思うものの、これまた雲散霧消となれば、
一人で拭き上げ、
合計13本のふぐの仕込みは、朝夕のダブルヘッダーにして、変則とは言え、一度に10本以上卸すふぐRUSHとなりました。
その後、
包丁を砥ぎ、全ての洗い物を終えたのは、
7時前で、長い一日がようやく終わり、明日の予定では、天然のとらふぐを仕入れませんし、というよりも、既に決定事項です。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
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今月の始まりは、三重県産のとらふぐ(天然)
今日から、11月です。この後の文章は、想像に難くないので、割愛させて頂きます。
今朝は、
沼津魚市場に仕入れに行き、三重県から届くことになっていた天然のとらふぐを受け取るため、
最初に、この売場に向かいました。
活きたまま送られてくるので、気が気ではならないのは言うまでもなく、中を確認すると、
水曜日だけに、スイスイにして、自分の気分は、萌え燃え・・・❤
その後、ひととおりの仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻り、ひととおりの段取ると、真打ちの仕込みです。
まな板に乗せ、
締めてから、
血抜きのため、
海水へ。
卸し終えたら、
いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしたものを、
自分が手直しをし、
真由美さんが拭き上げてくれ、
ふぐの仕込みを終えることが出来たのですが、先月最初に魚市場へ行った日(10月2日)も、三重県産の天然のとらふぐを、仕入れて来ました。
季節柄、そういうこともあるのですが、自称“ふぐに魅せられし料理人“の自分にとっては、その月の初荷に天然のとらふぐがあると、嫌が応にも萌え燃え・・・❤となります。
来月もそうあって欲しいのですが、こればかりは自然相手ゆえ、何とも言えません。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
今日のふぐの仕込みは、皮&ひれ
昨日は、天然のとらふぐ(天然)を仕入れ、その仕込みをしたのですが、今日は、
そのついでに、棘取りをしたふぐ皮の仕込みをすることにしました。
部位ごとに、
仕分けたら、
それぞれを、
塩を少し入れた熱湯で、
湯通ししたら、
氷水で冷ましていくのですが、部位ごとにするのは、火の通り方が違うからです。
粗熱が取れたら、
ザルに上げるのですが、【佳肴 季凛】の場合、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの手助けが不可欠ですので、真由美さんの分と、自分の分に分ける必要があります。
自分は、
棘取りをした部分の皮を包丁し、真由美さんは、
それ以外のものを包丁しするのですが、基本的に、この段取りは変わることはありませんが、重複する部分もありますが、ふぐ皮の湯引きについての詳しいことについては、こちらをお読み下さい。
包丁し終え、
それぞれを合わせたら、
水を入れ、
むらの無いようにかき混ぜたら、
ザルに上げ、水を切っておきました。
また、今日は、ひれ酒用にするための天然のとらふぐのひれが乾いたので、
ふぐ皮同様、真由美さんに手伝ってもらい、
はがし終えたら、真由美さんが、
水に晒しておいたひれを、
貼り付けておいてくれました。
そうこうしていると、夜の営業となり、合間を見ながら、
真由美さんと、昨日卸した4本の三重県産のとらふぐ(天然)の皮の粘膜を取ることにし、
お客様がお帰りになったら、
棘取りをし、
終わったら、
そのひれも、
包丁し、皮と共に、水につけておき、ふぐを卸した後の仕込みのツケも無くなりました。
片付けをしながら、
包丁したふぐ皮を真空パックし、冷凍庫にしまい、片付けをしたのですが、明日は、昨日同様、
この3本の三重県産のとらふぐ(天然)が入荷するので、
まな板周りを養生し、片付けも終了。
そして、皮やひれの仕込みをしたこともあり、今夜は、
今日仕込んだふぐ皮で、“お疲れちゃん♪”
そして、明日の3本の入荷を心待ちにしながら、今日はこの辺りで・・・。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【とらふぐの日】の明くる日
昨日は、10月29日でしたが、
自称“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然のとらふぐへの❤を込めて、その語呂から、独断と偏見で【とらふぐの日】と名付けています。
また、日曜日ということで、昨日の入荷はなかったものの、【とらふぐの日】に三重県熊野灘で、天然のとらふぐの水揚げがあり、
この4本が届くことになっていたので、定休日でしたが、沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
ちなみに、去年の【とらふぐの日】の様子は、こんな感じで、翌日は翌日で、【とらふぐの日】の後夜祭というべき“ふぐRUSH”となり、このような一日でした。
魚市場に着くと、最初に、
この売場に行き、
自分宛ての荷物を開けると、
4本全てスイスイとなれば、もちろん萌え燃え・・・❤
その後、別の売場に行くと、
島根県産の鯵が入荷しており、
状態を確認し、仕入れることにしました。
ちなみに、1ケースに3キロで、
26~27本入っている大きさのものです。
これ以外の仕入れはなく、活魚売場に向かうため、構内を移動したのですが、台風22号の影響はそれほどでもなく、
全国各地から、
そこそこ魚が送られて来ており、日本列島の長さというか、大きさを改めて感じました。
しかしながら、
地物の活魚が並ぶ生簀は、ガラ~ン・・・。
そして、活魚売場に着くと、
送りの活魚はあったものの、地物は殆どなく、送りのものの中に、
三重県産の天然のとらふぐが、
5本入荷していました。
それぞれを確認したところ、
“白内障”を患い、虫の息状態だったり、
スリムなものがいたりと、全体として、イマイチだったので、後ろ髪引かれる思いで、活魚売場を後にし、魚市場から帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻ると、仕込みの前に、
ひれ酒用の天然のとらふぐのひれを干しておき、その後、
鯵の仕込みから始めることにしました。
頭は、
焼いてから、出汁を取るため、
半分に包丁しておきました。
いつもなら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに水洗いなどをお願いするのですが、今日は、
全て自分でやらねばならず、頭もえらと内臓を外し、
簡単に掃除しておき、とりあえず冷蔵庫へ。
鯵の後は、
登場です。
締めてから、
血抜きのため、海水へ。
卸し終えたら、
鯵同様、
自ら水洗いし、
拭き上げ、
ふぐの仕込みが終わり、ふぐと入れ替えに、
冷蔵庫から、鯵を出し、
卸し、
キッチンペーパーに挟んでおき、中骨は、
明日、真由美さんに掃除してもらうため、一緒にしておきました。
鯵の仕込みの後は、先週の木曜日(26日)と、
一昨日(28日)に卸した合計12本のとらふぐ(天然)の皮の棘取りを、
始めることにしました。
20本を越えると、心が折れかかることもあるのですが、
12本ですので、多少時間がかかっても、そこまではなることなく、
終わらせることが出来、
元と同じ様に、
水につけておきました。
また、今日の4本の皮とひれは、
そのままにして、12本分の皮と共に、冷蔵庫へしまい、仕込みが終わりました。
その後、
包丁を研ぎ、
シンクを洗い、
片付けを終え、最後に、
卸した鯵の身は、揚物用に使うのですが、一度に使い切ることが出来ないので、真空パックし、冷凍庫へしまい、昼前までに、仕込みを終えることが出来ました。
完全オフの定休日もあれば、今日のように、半ドンの定休日もありますし、丸一日、仕込みの定休日もあります。
理想を言えば、完全オフなのですが、親方無しの子分無しの一人仕事ゆえ、望み通りとはいきません。
来週の定休日は、以前お話ししたように、午後から地元の小学校で職業講話をすることになっているだけでなく、明くる日の火曜日(7日)が、
沼津魚市場の休市日となっているので、
仕込みの可能性もあります。
それはそれですし、当の本人は、意外と楽しんでいる部分もないわけではないので、ご心配ご無用です。
★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
7本の野締めのとらふぐ(天然)は、三重県産
今朝は仕込みをする前に、
宅配便の営業所に行き、
三重県から届くことになっていた天然のとらふぐを、受取りに行って来ました。
『佳肴 季凛』に戻り、
中から取り出すと、
大小様々な大きさのとらふぐが7本あり、活きてはいなくても、やっぱり萌え燃え・・・❤
この7本のとらふぐは、生簀など死んでしまったものですが、鮮度を保つため、
頭の付け根には、血抜きのため、包丁を入れてもらってあります。
何本か卸し終え、この1本を卸そうとすると、
口元から、鉤素(はりす)の先端が出ており、注意しながら包丁を入れたところ、
案の定、このような釣針が出て来ました。
卸したとらふぐは、いつものように、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしてくれ、
自分が手直し、
洗い上げたのですが、ランチの開店時間も近づいていたので、とりあえず冷蔵庫へ。
そして、ランチの営業時間が終わったら、
真由美さんが拭き上げてくれ、
今日のふぐの仕込みが終わりました。
先週に引き続き、今週も台風が接近していることもあり、次回萌え燃え・・・❤の気分に浸れるのは、早くても今週末か、来週の初めかもしれません。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、11月2日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
2000回目の更新は、大間の鮪&ふぐ料理と共に・・・
今日で、当ブログ『もっと美味しいお話し』が、2000回目の更新となりました。足掛け9年1ヵ月、これからも懲りずに、地道に更新して行きますので、改めて宜しくお願いします。
そんな今日は、2000回を祝福しているような一日で、仕込みを終えたら、ランチと夜のふぐ料理のお客様の盛り付けを始めました。
先ず、デザートのブルーベリーのムース、
お新香と、
盛り付けたのですが、盛り付ける順序は、冷蔵庫にしまっておくため、最後にお出しするものから、取り掛かります。
そうこうしていると、
宅配便の車が止まると、
ドライバーが、
東京・築地から届いた生の本鮪を配達してくれたのですが、
取り出すと、
予定通り青森県大間産の生の本鮪で、とりあえず冷蔵庫にしまっておき、再び盛り付けを始めることにしました。
ふぐ料理の薬味などを盛り付け、
冷蔵庫にしまう頃には、ランチの営業時間も近づいていました。
ランチの営業時間の合間を見ながら、
ふぐちりを盛り付け、
冷蔵庫にしまい、片付けも終わったので、休憩を取ることにし、休憩後、
ふぐ刺を引き、ラップをし、ふぐちりと入れ替えに冷蔵庫へしまったら、
先付の生の本鮪(大間)の中とろを盛り付け、ふぐ刺同様、冷蔵庫にしまっておき、お客様がご来店するのを待つばかりとなりました。
お客様がご来店され、最初のお飲み物をお出ししたら、
先付の鱧の子の煮凝り、
生の本鮪をお出ししました。
そして、
薬味と共に、
ふぐ刺をお出ししましたが、刺身の後は、唐揚となるのですが、
20人近い御席でしたので、ふぐちりをお出ししました。
その後、
唐揚、
焼白子と続いたのですが、今夜お出ししたふぐは、全て三重県熊野灘産の天然のとらふぐでした。
頃合いを見て、土鍋を下げ、出汁を漉したら、
ふぐ雑炊を作り始め、
お新香と取皿をお出ししたのですが、お新香は、キャベツの浅漬け、大根、人参、千成瓜(隼人瓜)の糠漬、キムチを盛り付けてあります。
キムチを盛り付けてあるのは、雑炊に少し入れると、アクセントが生まれ、違った味わいを楽しめるからです。
雑炊の後に、
ブルーベリーのムースをお出し、
コースの締めとなりました。
片付けも終わったのですが、明日は、三重県から天然のとらふぐが届くので、
まな板周りを養生しておき、今日の仕事が終わりました。
タイトルにあるように、2000回目の更新でしたので、
大間の鮪の手くずと、ふぐの白子の切り落としを焼いたもので、“お疲れちゃん♪”と相成り、一日の労をねぎらうと共に、2000回の更新の余韻に浸ったのでした。
次回の更新が2001回目となりますが、これからも、お付き合いの程、くれぐれも宜しくお願いします。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、11月2日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
一週間ぶりの天然とらふぐは、三重県産
今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、
この売場にあったのは、
三重県から届いた自分宛ての荷物だけで、普段この売場では、他所から送られてくる金目鯛、鰆(さわら)、鰤(ぶり)などが並んでいるのですが、先日の台風21号の影響もあり、入荷無しの状態でした。
そんな様子はさておき、発泡スチロールを開けると、
4本の天然のとらふぐがスイスイとなれば、一週間振りに天然のとらふぐに出会えた以上、自分は萌え燃え・・・❤
その後、活魚売場に向かうと、
生簀には、三重県産の天然のとらふぐが4本入荷しており、生簀の前には、
野締めのものが、1本ありました。
既に4本仕入れてあるので、セリの状況次第では、仕入れる作戦を仲買人と立て、セリに臨んだところ、思いの外の高値で、手も足も出なかったものの、
野締めの1本だけGETにして、再び萌え燃え・・・❤
他の仕入れも済んでいたので、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ると、
活かしのとらふぐを取り出し、
締めてから、
放血。
血抜きが出来たら、
5本並べて、うっとり・・・❤
萌え燃え・・・❤の気持ちを抑え、他の仕込みを終わらせたら、
真打ち登場です。
卸し始める頃、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
島根県産の鯵とその頭のした処理をしてくれていました。
鯵の下処理を終えた真由美さんは、
卸したとらふぐの水洗いを、
始めてくれ、
自分が手直しをし、
洗い上げる頃には、ランチの営業時間も間近となっていたものの、
真由美さんが拭き上げてくれ、
とらふぐの仕込みを終えることが出来ました。
ところで、天然のとらふぐの明日の入荷はありませんが、明日更新すれば、公式ブログ【もっと美味しいお話し】の2000回の更新となり、言わば名球会入りとなります。
奇しくも今日は、プロ野球のドラフト会議が行われ、もしかすると名球会する選手がいるかもしれませんし、そういう逸材が現れるかもしれません。
私的なブログとはいえ、日々の更新が、ここまで来て、大きな区切りを迎え、それこそ目の前となりましたが、これからも懲りずにお付き合いして頂けると、有り難い限りです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、11月2日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。