グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ

お弁当の準備を少々

今日は、定休日でしたが、

s-P3093604

先付の“南京豆腐”を仕込んだ後、

s-P3093605

お弁当の御飯のお新香をカップにつめ、焼物のあしらいのはじかみを用意しました。ご覧のように、これらは、【佳肴 季凛】で使っている唯一といっていいほどの既製品です。そんなことについて、以前お話ししたことがあります。

 

その後、

s-P3093606

本鮪の南蛮漬も、カップに盛り付けたら、揚物の豚かつにパン粉をつけ、

s-P3093607

お米を研いで、仕込みは終わりました。

 

これらの仕込みは、昨日でも可能なのですが、出来立ての料理こそが、一番美味しく感じられるので、あえて、今日仕込みました。仕上りまでの時間を、ギリギリまで縮めれば、否が応でも、美味しさは増しますし、料理の生命線は、どこまでいっても、美味しいことに尽きるのです。

 

若かりし頃、というより、20代の頃、自分が師事した親方に言われたのは、料理人の仕事は、料理を作ることではなくて、美味しい料理を作ることだということでした。自分のように、一人仕事をしていれば、いくらでも、手抜きや楽が出来ますし、全てが自分次第です。

 

だからといって、本当の意味での料理人の本分だけは失いたくないし、それこそが、自分の立ち位置にして、拠り処なのです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

下関産の“ジャンボちゃん”こと、特大の天然のとらふぐ

昨日、ランチの営業時間が終わると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

s-P3073581

宅配便の営業所まで、荷物を取りに行ってもらいました。下関から、

s-P3073582

送られてきたものです。中を開けると、

s-P3073583

天然のとらふぐが、入っていました。目方は、

s-P3073584

5,8キロでした。かなり大きいもので、自分は、これぐらいのものを、“ジャンボちゃん”と呼んでいます。

 

久々の“ジャンボちゃん”ですので、

s-P3073589

一緒に、記念撮影しました。否が応でも、萌え燃え・・・❤

 

その後、まな板に乗せ、

s-P3073585

卸すことにしました。頭の部分には、

s-P3073590

締めた後があり、出荷前は、

s-11025814_756639641109812_2193095348971594808_n

このような状態でした。

 

卸すと、予想通り、

s-P3073592

メスで、このような真子(卵巣)が入っていました。予想通りと書いたのは、4キロ以上の天然のとらふぐは、メスが多いからです。

 

卸して、水洗いを終えたのが、

s-P3073595

こちらです。

 

これまで何度もお話ししていますが、大きいからと言って、大味と思われるかもしれませんが、その味わいは、天然のとらふぐの繊細さを束ねたようなもので、“ジャンボちゃん”を食したら、天然のとらふぐが、魚を超えるものだと、感じることが出来ます。

 

ただ、“ジャンボちゃん”の入荷する時季は、春先から梅雨までが多く、ふぐ料理のオフシーズンですが、天然のとらふぐの真の美味しさを味わうなら、“ジャンボちゃん”しかありませんし、一度でも食せば、本物のふぐの虜になることは、確実です。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

今シーズン初入荷の岩牡蠣は、宮崎県産

今朝は、沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。

s-P3053545

構内にある貝専門の売場に行くと、

s-P3053546

三重県鳥羽産の牡蠣をはじめ、

s-P3053549

蜆(しじみ)や、蛤(はまぐり)、

s-P3053547

北海道産の北寄(ほっき)貝、

s-P3053548

“カラホ”と呼ばれている殻付の帆立や、“ムキホ”と呼ばれる殻を外した帆立が、並んでいました。どちらも、産地は、三陸や北海道です。

 

これらは、この時季の定番のものですが、その中に、あるものが、

s-P3053552

目に留まりました。

s-P3053555

御覧のように、宮崎県産の岩牡蠣です。

 

例年、3月になると、九州などから入荷してくるのですが、今シーズン初めてということもあり、自分好みの良さそうなものを、

s-P3053554

選り抜き、この5個を仕入れることにしました。

 

そんな今夜、お品書きには書きませんでしたが、5個のうちの2個を剥き、

s-P3053561

常連のお客様に、

s-P3053562

お出ししました。剥いた時点で、大体の様子は分かっていましたが、営業終了後に、

s-P3053563

残りの3個を剥きました。“走り”とはいえ、3個とも、

s-P3053564

このような感じでした。写真のような乳白色が、濃いほど、味も濃厚になります。

 

試食したところ、幾分早いような感じはしましたが、岩牡蠣特有の風味と旨味を味わうことが出来ました。自分が市場に行って、良さそうなものがあれば、仕入れてくるつもりですが、恥ずかしくないものとなると、夏が旬の鱧(はも)の入荷が、増えてくる頃になりそうです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

五十肩ノ痛ミニモマケズ

今日の仕込みは、昨日入荷した三重県産のとらふぐ(天然)を、最初に、卸す予定でしたが、ここ最近、右肩の辺りに、痛みを感じていたので、近所の整形外科に行きました。

 

行く前に、ネットで、“予習”をしていったので、大方の予想はついており、診断結果は、

s-P3033521

五十肩で、痛み止めの注射をしてもらっただけでなく、肩周辺を温めるリハビリを受けました。

 

ふぐの卸し過ぎなのが、原因の一つだとは、自分は思っており、facebookの友達からは、お酒の飲み過ぎだとか、ふぐの崇りだとかのコメントをもらったりしましたが、実際のところは、どうなんでしょう・・・。五十肩と言っても、自分は、まだ44歳なので、この名前に、老いを感じてしまうのは、妙な寂しさがあります。

 

診察、リハビリの後、

s-P3033530

痛み止めのくすりと、

s-P3033535

湿布をもらいました。また、これらと一緒に、五十肩の説明と、

s-P3033534

症状を改善する体操のやり方が、

s-P3033533

書かれたリーフレットをもらい、【佳肴 季凛】に戻り、ランチの営業の準備をしました。

 

ランチの営業が終わったので、

s-P3033522

まな板周りを養生し、

s-P3033524

水槽から、3本全て取り出し、

s-P3033527

卸すと、2本がオスで、十分に成長した白子が、入っており、五十肩の痛みに、耐えた自分は、こんな詩を詠んでいました。

 

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

五十肩ノ痛ミニモマケズ

・・・・・

天然ノトラフグヲ愛シ 卸シ続ケル料理人デアリタイ

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

今シーズン最終便

今日は、定休日でしたが、

s-P3023507

7時前に、宅配便の営業所に行きました。というのも、三重県から、天然のとらふぐが、届くからで、いつも以上に早く、目が覚めてしまったのは、言うまでもありません。

 

着くと、

s-P3023508

荷物の仕分けの真っ最中で、ブクブク付きですので、音を頼りに、

s-P3023509

探り当てました。

s-P3023510

そのまま受け取り、【佳肴 季凛】に戻り、

s-P3023511

中を開けると、3本共無事でした。何度見ても、この姿には、萌え燃え・・・。

 

そのまま取り出し、

s-P3023512

状態を確認したところ、明日まで、十分元気でいてくれそうでしたので、

s-P3023513

水槽に入れておきました。

 

ところで、一昨日の28日が、静岡、愛知、三重の東海三県の天然のとらふぐの延縄漁の最終日でしたので、この3本が、10月からのシーズンの最終便ということになりますが、ふぐ料理は、お彼岸前後までは、ご予約なしも、お召し上がり頂けます。

 

春が近付き、気分も浮かれがちになるのが、人情なのかもしれませんが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、春の訪れは、寂しいこと、この上ありません。

 

とは言っても、天然のとらふぐの入荷がなくなることはなく、梅雨前までは、自分が“ジャンボちゃん”と呼んでいる、4キロ以上の大型のとらふぐが、定置網などにかかって、入荷することもあり、シーズン中の入荷よりも、楽しみではあります。

 

そして、そんな今日、

s-P3023517

庭先の梅と共に、ふぐのひれを写真に、収めました。

 

走り、盛り、名残りと、季節の移り変わりがあるからこそ、四季の風情を愛でることが出来、それが、日本人の趣であるのは、確かなはずです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

2月に入荷した生の鮪いろいろ

今日から、

s-P3013505

3月ですが、今日のお話しは、昨日の続編で、2月に入荷した鮪の数々で、どれも、東京・築地から入荷したものです。

 

例年、2月は、時化模様となることもあり、生の鮪の入荷は芳しくないのですが、今年は、泣きたくなるような2月でした。

 

そんな2月、一番最初に入荷したのが、

s-P2063532

静岡県南伊豆・妻良産の生の本鮪(天然)でした。定置網漁のもので、普段なら、築地には行かず、自分が普段通う沼津の魚市場で、取り引きされるレベルのものでした。というのは、築地への入荷が、あまりにも少なかったからです。

 

昨今では、地産池消が、一つのうたい文句のようになっていますが、本当に良いものや高値がつくものは、東京をはじめとする大量消費地に、行ってしまうのが、実状で、地元に残るものは、それなりのものや、鮮度の落ちやすく、生産地で、消費した方が、美味しく食べれるものだけなのです。

 

さらに、そんな入荷状況に追い打ちをかけて、泣く泣く仕入れたのが、

s-P2133640

京都・伊根産の養殖の本鮪でした。それについては、こちらをお読み下さい。

 

その次に入荷したのが、

s-P2183714

高知県産の本鮪で、その週末に入荷したのも、

s-P2213763

同じ鮪の“連れ”でした。妻良、伊根とは、比べものにならないもので、天然というよりも、本物の良さにして、有難さを再認識せざるを得ませんでした。

 

そして、2月の最終日の昨日入荷したのが、

s-P2283858

和歌山県那智勝浦産の目鉢鮪(めばちまぐろ)でした。

 

例年、3月になると、地中海産のものが入荷して来ますすが、今年は、どうなるのか、気が気でありませんが、月が替わって、ツキも変わって欲しいものです。

久々の目鉢鮪(めばちまぐろ)は、和歌山県那智勝浦産

今朝、東京・築地から入荷した鮪は、

s-P2283858

和歌山県那智勝浦産の目鉢鮪(めばちまぐろ)でした。目鉢鮪が入荷するのは、かなり久しぶりのことで、自分の記憶の中では、2年以上経っているはずです。

 

また、目鉢鮪は、一年を通じて、水揚げされますが、美味しいとされる時季は、秋頃ですので、春先に入荷するのは、初めてのことでした。

 

淡い味わいながらも、鮮やかな色合いは、鮪らしい鮪とも言えます。今夜の【ふぐ料理】のコースの先付で、お出しした中とろの部分は、

s-P2283492

こんな感じで、【会席料理】では、

s-P2283494

このような四種盛りとして、お出ししました。目鉢鮪以外のものは、帆立(北海道)、小肌(佐賀)、湯葉です。

 

時季外れとはいえ、ちゃんとしたものは、間違いないということを、今日の目鉢鮪で、再認識することが出来ました。自然素材は、どこまでいっても、奥深いものです。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。

harushitaku.jpg

先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

沼津産のあぶらぼうず

二日連続で、今朝も、

s-P2273843

沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。構内を歩いていると、

s-P2273840

かなり大きい魚が4本、並んでいました。近付いて、見てみると、

s-P2273842

このうちの3本は、

s-P2273841

30キロ前後のもので、もう1本は、

s-P2273839

85キロの超特大サイズのものでした。この魚は、“あぶらぼうず”と呼ばれる魚で、南伊豆産のものでした。

 

これだけ大きい魚ですので、【佳肴 季凛】のようなところでは、使い切ることが出来ませんので、入荷があっても、普段は素通りするのですが、どんな食材でも、知りたがりの自分ですので、色々と調べてみることにしました。

 

その名の通り、身にかなりの脂肪分があるのが特徴です。また、沼津近辺では、“おしつけ”と呼ばれてもいます。“おしつけ”という名前を、初めて聞いたのは、とある飲食店だったのですが、その店のお勧めの一品を、強くセールスしたいがための名前だと、自分は思ったことがあります。

 

色々と調べてみると、元々、おしつけという言葉は、宮中などのお屋敷で、女中が毒見をすることを意味し、脂が多い“あぶらぼうず”が、食べると、お腹がGuruGuruをする場合もあることから、毒見を要する魚の意味が、一つの説のようです。

 

GuruGuruの意味するところは、このブログには相応しくない言葉ですので、ご察し下さい。

 

“あぶらぼうず”は、当店のでもお出ししている【西京漬】の“銀鱈”と同じギンダラ科の魚であるので、脂が多いのも、納得がいきます。

 

ただ、そのような“あぶらぼうず”ですが、食品衛生法によって、市場や魚屋では販売禁止となっている“ばらむつ”や“あぶらそこむつ”のワックスエステル(蝋)とは違う脂質のトリグリセリドなので、流通が可能なのです。

 

また、“あぶらぼうず”は、神奈川県小田原市で多く消費されることもあり、“小田原のソウルフード”とも呼ばれており、スーパーなどの鮮魚コーナーでも、売られているようです。刺身だけでなく、脂もあるので、煮たり、焼いたりするには、恰好の魚で、近い将来、もっとメジャーになる可能性もあるかもしれません。

今日のお昼の賄いは、沼津産の歯鰹(はがつお)の丼

今朝、沼津の魚市場に行くと、

s-P2263818

市場専用のコンテナに、

s-P2263820

地物の歯鰹(はがつお)が、入荷していました。昨日の午後水揚げされたので、今朝のセリにかけられました。また、この売場だけでなく、

s-P2263822

別の売場にも、かなりの数の歯鰹が、入荷していました。これだけ入荷していたので、お値打ち価格で、仕入れることが出来ました。

 

【佳肴 季凛】に戻り、

s-P2263825

まな板に乗せ、卸すことにしました。このように、顔が長いことから、“キツネ”とも呼ばれていますが、歯鰹という名前は、歯が犬歯状で鋭いことから、付けられたようです。

 

卸すと、

s-P2263826

身は、このような淡いピンク色をしています。

s-P2263829

お腹の部分は、バーナーで炙り、

s-P2263836

背の部分と、盛り付けました。淡い色と変わらない味わいは、春の訪れの気配を、感じぜずにはいられません。

 

また、今朝は、予想外のお値打ち価格で、仕入れることが出来たので、

s-P2263837

お昼の賄いを、はがつお丼にしました。赤身の魚でありながらも、淡白な味わいですので、酢飯と合うこと、この上なく、こんな賄いが出来るのも、市場に通う者の特権ですし、“早起きは三文の得”とは、よく言ったものです。

 

また、頭などのアラの部分は、

s-P2263830

こんがり焼いて、出汁を取るように、しておきました。

 

明日も、市場に行きます。思う魚が仕入れられ、今日のような賄いにありつけられたら、三文が倍でなく、2乗となり、九文となるでしょう。

3打数2安打のうちの1安打は、内野安打

今朝は、三重県から、天然のとらふぐが、

s-225

届くことになっていたので、宅配便の営業所に、

s-P2253809

取りに行きました。最初の写真は、発送前に、送り主の魚屋さんが、撮影したものです。荷物を受け取り、

s-P2253810

【佳肴 季凛】に戻り、

s-P2253812

3本の無事を確認し、そのまま卸しました。3本のうち、

s-P2253814

2本がオスで、こんな白子が入っていましたが、そのうちの1本は、小さめでした。結果として、3打数2安打ということにはなりましたが、

s-P2253815

2安打のうちの1安打は、内野安打のような感じでした。

 

静岡、愛知、三重の東海三県のふぐの延縄漁も、今月末までですが、5月半ばまで、定置網などにかかるものの中には、十分過ぎるほどまでに、成長した白子をお目にかかることも、例年あり、産地は、全国各地ですが、今年はどうなることでしょう?

 

このページの上へ戻る