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もっとおいしいお話し

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本日解禁!

 今日、11月20日は、赤ワインの”ボージョレヌーボー”の解禁日です。
 箱にも、こんな風に書かれています。
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 表のデザインは、こんな感じで華やかです。
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 さらに、中はこんな感じです。
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 さらに、さらに、瓶を取り出してみました。
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 ここまでくると、開けたくなるのが人情というものです。というよりも、飲んでみたくなるのが、本音です。
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 ということで、グラスに注いでみました。
 ご存知のように、”ボージョレヌーボー”は新酒なので、味わいが淡白です。自分としては、あまり好みではありません。ただ、「アルコール類は何でもござれ」の呑み助ゆえ、飲み始めれば、これはこれで良いものです。
 ただ、呑み助である前に料理人ですので、淡白な味を何とかしたいと思っていると、豆電球が灯りました。
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 グラスに氷をいれ、”ボージョレ”を注ぎます。さらに、”樽ハイ”を入れます。”ボージョレの樽ハイ割り”の出来上がりです。ちなみに、”樽ハイ”とは、ウォッカベースのサワーです。詳しくは、こちらを
 味はカクテルそのものです。こうすると、飲みやすいことこの上ありません。ただ、どちらもアルコールなので、度数も高いです。と言うことは、酔いやすいのです。
 ご家庭では、”樽ハイ”は無いでしょうから、市販の”サワー”で割っても、楽しめるはずです。もっと飲みやすくするには、”サイダー”なんか、いいかもしれません。
 この時季限定の味わいの”ボージョレヌーボー”を、”佳肴 季凛”にいらして、是非飲んでみて下さい。
 何はともあれ、飲みすぎには、注意しませう。もちろん自戒の意を込めて・・・。
    志村

サラダ大根

 今日の”もっと美味しいお話し”は、一昨日、買ってきたサラダ大根のお話しです。
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 赤いサラダ大根を、包丁で切ってみると、こんな感じです。ラレシ(ラディッシュ)の大根バージョンって感じです。
 サラダ向きの大根だけあって、辛くありません。自分は皮の色を生かしたいので、このように、包丁して、天日で2,3日干してから、漬物にしました。まだ出来ていないので、写真はありません。あしからず。
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 こちらが、紫のサラダ大根です。こちらは中も、うっすらと色がついているので、自分は刺身のつまにします。
 ”紫”も”赤”同様、辛くありません。漬物、とりわけ酢漬けにすると、紫色が鮮明になります。
 大根に限らず、野菜全般に言えることですが、年々新しい種類のものが出てきます。新しい食材に触れる機会が増えるのは、料理人としてうれしい限りです。
 ただ品種改良することで、野菜本来の味が、失われていくことも事実です。例えば今のトマトは甘いものが主流となっていますが、自分としては、昔ながらの品種である”ファースト”のようなトマトのほうが、美味しいと思います。
 野菜に限らず、”甘い=食べやすい=美味しい”という図式というのは、自分としては、疑問符を付けたくなります。また”とろける=美味しい”というのも、同様です。
 味というものは、もっと複雑で、五味(甘い、しょっぱい、苦い、辛い、酸っぱい)があってこそのものだと思います。
 そういうことを常に持ち続け、新しい素材に向き合い、日本料理の伝統を失わないよう、料理を作り続けたいと思います。
   志村

休日返上

 昨日は、”佳肴 季凛”はお休みでしたが、自分は”お約束通り”の休日出勤でした。
 営業をしない日は、時間の制約がないので、思う存分仕込みに集中できますす。と言うよりも、こういう時にしか、出来ない仕事をするしかないのが、本当のところです。
 一番最初に、とりかかった仕事が、”ふぐ”でした。
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 一昨日、仕入れてきたふぐを、水槽ならぬ、 ”私設富士市ふぐ水族舘”から持ってきました。合計六本です。
 卸してから、水洗い、まで終えたら、時計は九時を指す手前でした。
 九時になると、富士市大渕にある、”大渕ふる里村”が開店するので、店を出ました。
 ”大渕ふる里村”というのは、いわゆる農民市場で、富士市大渕の農家で作られた農作物を中心に販売しています。
 ご存知のように、”佳肴 季凛”は、マクロビオティックを基本コンセプトとしているので、こういう場所は、ありがたい存在です。
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 店内の様子です。九時開店と同時に、お客さんが来るので、野菜も瞬く間に売れてしまいます。一時間もすると、完売してしまいます。
 ちなみに、お昼の一時まで、営業していますが、それこそ”開店休業”状態です。
 ここで売られている野菜は、ともかく鮮度が抜群です。そのため、下茹でするにも、時間が短くて済みます。また風味も、抜群です。
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 これが、買って来た野菜です。
 大根、セレベス(里芋の仲間)、椎茸、サラダ大根、蕪、白菜です。
 真ん中の、真っ赤なものと、その隣の紫のものがサラダ大根です。サラダ大根については、また次回お話しします。
 店に戻って、これらの野菜を仕込み、その後もいろいろと仕込みを終えた頃には、いつもの如く、陽はとっぷりと暮れていました。
 それでも、昨日は市場に行かなかったので、魚の仕込みは、ふぐだけで済みましたが、もし市場に行ってたら、とんでもないことになっていたはずです。
 来週は、”佳肴 季凛”は連休させていただきます。なので、”心を鬼にして”お休みを取ります。予定が未定にならないよう、一緒に祈っていて下さい。
    志村
 

半年ぶりです。

 今日も、ふぐを仕入れてきました。もちろん、とらふぐです。
 ただ今日は、珍しいふぐの入荷もありました。
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 ”赤目ふぐ”と言います。以前も仕入れたことがあります。
 普通は、春先に出回ることが多いのですが、たまたま、定置網にかかったようです。
 当然活きたままで、入荷してくるのですが、今朝はあいにく、デジカメを、沼津の魚市場に、持って行くのを忘れたので、”佳肴 季凛”に戻ってから、写真に収めました。
 
 当然活きていたものを、市場で締めたので、頭のところには、こんな風に、包丁を入れた痕があります。
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 当然、本日の”季の魚”として、お客さんに出します。値段は、とらふぐの刺身の約半分の一人前、2,800円です。
 ふぐの刺身の味比べをする機会など、めったにありません。東京のふぐ専門店では、いろんな種類のふぐを使うところもありますが、富士市や富士宮市では、恐らく”佳肴 季凛”だけのはずです。
 ここ2、3日の間の特別企画とでも、言いましょうか。是非、味比べをしてみて下さい。
   志村
追伸 一度でいいから、最低でも、3種類くらいのふぐを置いてみたいものです。
  
 

ふぐの白子 (その2)

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 ふぐを卸し終えたところです。今日のふぐも、オスでした。ご覧のように、白子が入っていました。
先日お話ししたように、十一月も半ばを過ぎると、ふぐの白子も段々と成長してきます。
 ここ最近、沼津の魚市場で、ふぐを選る時は、白子が入っていそうなふぐを、仕入れるようにしています。
 どうやって?
 言うまでもありませんが、自分は男です。ですから、女性が近寄ってきてくれると、うれしいことこの上ありません。
 ふぐも同じはずです。
 自分が生簀に手を入れると、オスのふぐは、逃げるのです。
 !? !? !?
 なんてことはありません。
 お腹の部分を触ると、なんとなく膨らんでいるふぐを、見つけるだけのことです。はっきり言えば、”当てずっぽう”ってやつです。
 ただ、ここ最近は、”白子入りのふぐ”の的中率が高いので、自分としては、してやったりの気分です。
 そんな時は、つい白子を手に取り、神棚があれば、奉りたくなる気分です。
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 神棚に奉るわけにもいかないので、あとはお客さんが、召し上がってくれるのを、待つだけです。
    志村

ふぐのとげ

 ふぐは、怒ったり、相手を威嚇する時、お腹を膨らますのは、ご存知かと思います。
 ふぐを卸す時も、お腹を膨らますことも、よくあります。
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 こんな感じに、膨らまします。さながら、”ふぐ風船”とでも言いましょうか。
 この時、ふぐはただお腹を膨らましているだけではありません。何をしているかというと、背中と腹部にある”とげ”を立たしているのです。
 近寄って見てみると、お分かり頂けると思います。
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 こんな状態になっているのです。同じ仲間の”はりせんぼん”が、とげを出しているのと、全く同じ状態です。
 このとげが、いくつあるのかは分かりませんが、”針千本”と言うだけのことはあると思います。
 このとげを取る作業が、ふぐを下拵えする上で、厄介な仕事の一つです。この様子は、こちらを、お読み下さい。
 これから、十二月にかけて、ますますふぐの味が良くなっていきます。ふぐは水洗い、とげ取りなど、手間のかかる仕事が多い魚ですが、自称”富士市で一番のふぐ好き”を名乗っている以上、そんなヤワなことは、言ってられません。
 ということで、今からふぐを卸しますので、本日はこれにて。
    志村

お粥

 先日お話したランチメニューの食事を、昨日から、”発芽玄米と麦のお粥”にしました。
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 こちらが、そのお粥ですが、少し見にくいのは、お許し下さい。
 自分としては、玄米のお粥にしたいのですが、他の仕込みの関係から、発芽玄米を使うことにしました。
 いうまでもありませんが、その辺で売られている発芽玄米とは違います。
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 これがそのパッケージです。特別変わってはいません。次の写真をご覧下さい。
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 除草剤を一回だけしか使っていません。この種のものは、一般的に”減農薬”と呼ばれています。
 玄米(発芽玄米を含む)は、”皮”ごと食べるので、当然安全なものでなくてはなりません。つまり農薬不使用ということになります。
 普段、”佳肴 季凛”で使っている玄米は当然、無農薬のものです。ただ、この玄米をランチメニューで使うには、コスト面で難しいのが事実です。
 その点から見て、玄米を使うには、難しいかと思っていましたが、富士宮市にある、自然食品のお店の”富士グリーン”さんが、自分のために探してくれたのです。
 ただ、発芽玄米と麦だけだと、食べにくいと思われるので、白米ともち米を半分弱入れています。本当はこのまま召し上がって欲しいのですが、この状態ですと、玄米を食べなれていない方には、「芯が残っている。」、「硬い。」と思われるので、あえてお粥にしたのです。
 ”佳肴 季凛”でこのお粥を召し上がってみて、玄米を食べる機会に触れてもらえれば、自分としては、ありがたいですし、もっと言えば、マクロビオティックに関心を持つ人が、地元の富士市、富士宮市でも増えてくれれば、なおうれしい限りです。
   志村
 
 
 

書店並みです。

 我が家の本棚です。
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 全て、料理の本です。それこそ、ほんの一部です。当然、日本料理の本が大部分です。その次に多いのが、デザートに関する本です。
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 和菓子に始まり、ケーキなどの洋菓子、和食のデザート、マクロビオティックのデザートなど、デザートのジャンルは、ほぼ網羅しています。
 また、日本料理とは畑違いの本も幾つかあります。
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 イタリアンの本と、臓物(いわゆる”モツ”)の本です。イタリアンの本を買った理由は、”ソース”を幾つか覚えたかったのと、イタリアンは、フレンチに比べ、とっつきやすいと感じていることによります。
 また、臓物は和食では殆ど扱わない素材ゆえ、料理の仕方を知りたかったことが、購入の理由です。ちなみに、和食で臓物料理と言えば、せいぜい、”モツの煮込み”ぐらいではないでしょうか?
 これらの専門分野の本だけでも、50冊くらいはあるはずです。また、定期購読している本が、毎月3冊あります。
 これらの本から、覚えた料理は数え切れません。自分としては、元は取ったと思っています。
 また、この手のプロ向けの本だけでなく、家庭の主婦向けの雑誌も買うこともたまにあります。意外とこの手の本は、プロの盲点をつくことが書かれているので、読むと”目から鱗”状態になることもしばしばです。
 これからも本を通じて、ヒントを得て、自らの経験とカンを頼りに、お客さんに喜んでもらえる新しい料理を、一つでも作れるよう、”読書の秋”を満喫します。
   志村
 
 

和牛

 ”佳肴 季凛”はマクロビオティックを、基本コンセプトとしていますが、だからと言って、肉料理がないわけではありません。
 自分自身は肉を食べないのですが、お客さんにそれを強要するつもりは、まったくありませんし、好きなものを好きなようにに召し上がっていただくのが、料理人として、この上ない喜びです。
 ”佳肴 季凛”の肉料理といえば、”温牛”(おんぎゅう)です。当店の前身である”魚魚家”のメニューにも、ありました。
 現在使っている、牛肉がこちらです。
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 もも肉になります。”さし”がほど良く入っています。正真正銘”和牛”です。
 その証拠に、このような和牛が入荷する時は、血統書のコピーつきです。
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 この牛の性別、親牛、産地、生年月日などが記されています。また人間でいうところの指紋にあたる、鼻の写しである ”鼻紋”も載っています。ちなみに、この牛肉の産地は宮崎県です。
 ちなみに、魚魚家の時の牛肉は、交雑種のものでした。交雑種については、こちらを
 言うまでもありませんが、味には差がありますし、当然値段も同様です。また、包丁を入れる時も、入り方が違います。また、フライパンで焼き目をつける時に立ち上る脂の香りも全然違います。
 唯一同じなのが、作りかたです。作り方は、こちらを
 ”佳肴 季凛”の温牛を召し上がったお客様のなかには、「前のと味が違うんだけど・・・。」とか、「肉変えた?」と、仰ってくれる方も何人かいました。
 「変えました。そのかわり、値段も上げました。」と、自分は答えています。違いが分かってもらえると、自分は料理人として、非常にうれしくなりますし、”料理は素材”ということを、再認識せざるを得ません。
 料理人である以上、牛肉に限らず、可能な限り、もっと良い素材を求めて止みません。そして、美味しい料理を召し上がってもらいたいということを、いつまでも持ち続けたいものです。
         志村
 
 

朝ごはん

 「親方って、普段何食べてるの?」
 「肉も食べないんですよね?」
 ・・・・・。よく訊かれる質問です。
 「基本的には、玄米を中心とした雑穀が主食です。」と答えています。ご存知のように、”佳肴 季凛”はマクロビオティックを料理の基本に据えているので、店主である自分もそれが基本です。
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 これが、今日の朝食です。というより、こんな感じの食生活です。
 今朝は、味噌仕立ての雑穀粥でした。玄米、丸麦、粒そば、黒米、小豆、大豆、あわ、ひえ、きびが入っています。
 驚かれるかもしれませんが、おかずはありません。雑穀には、さまざまな栄養素が含まれるので、あえておかずを食べようとは思いませんし、もっと言うと体自体が、おかずを欲しがらないというのが、本当のところです。
 ただ、たんぱく質が不足がちになりやすいので、豆類を入れるようにしています。
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 今朝は豆乳も一緒に飲みました。
 特に朝は忙しいので、これでおしまいです。昼食もほぼ同様です。夜は、仕事後に、軽く一杯ということが多いので、刺身のはんぱと野菜の煮物を少々です。
 「よくこんな食生活で体持つよね?」と言われますが、こういう食事だからこそ、体が疲れにくいのです。
 なかなかこういう食生活は、難しいのですが、興味のある方は”佳肴 季凛”にいらして、お尋ねください。
 志村
 追伸 ”佳肴 季凛”のランチメニューの食事(=御飯もの)を、来週から発芽玄米を使った御飯に変える予定です。是非、召し上がってみて下さい。

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