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もっとおいしいお話し

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サラダ大根

 今日の”もっと美味しいお話し”は、一昨日、買ってきたサラダ大根のお話しです。
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 赤いサラダ大根を、包丁で切ってみると、こんな感じです。ラレシ(ラディッシュ)の大根バージョンって感じです。
 サラダ向きの大根だけあって、辛くありません。自分は皮の色を生かしたいので、このように、包丁して、天日で2,3日干してから、漬物にしました。まだ出来ていないので、写真はありません。あしからず。
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 こちらが、紫のサラダ大根です。こちらは中も、うっすらと色がついているので、自分は刺身のつまにします。
 ”紫”も”赤”同様、辛くありません。漬物、とりわけ酢漬けにすると、紫色が鮮明になります。
 大根に限らず、野菜全般に言えることですが、年々新しい種類のものが出てきます。新しい食材に触れる機会が増えるのは、料理人としてうれしい限りです。
 ただ品種改良することで、野菜本来の味が、失われていくことも事実です。例えば今のトマトは甘いものが主流となっていますが、自分としては、昔ながらの品種である”ファースト”のようなトマトのほうが、美味しいと思います。
 野菜に限らず、”甘い=食べやすい=美味しい”という図式というのは、自分としては、疑問符を付けたくなります。また”とろける=美味しい”というのも、同様です。
 味というものは、もっと複雑で、五味(甘い、しょっぱい、苦い、辛い、酸っぱい)があってこそのものだと思います。
 そういうことを常に持ち続け、新しい素材に向き合い、日本料理の伝統を失わないよう、料理を作り続けたいと思います。
   志村

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