グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ

早仕舞いで、お弁当

昨日は、

s-P9026446

ランチのラストオーダーを、1時間早めさせて頂きました。というのも、夕方までに、お弁当を仕上げなくてはならなかったからでした。

 

ラストオーダーの時間が過ぎる頃から、少しずつ準備を始め、

s-P9026427

先ず、揚物から、取り掛かり、

s-P9026429

烏賊の新挽揚げ、

s-P9026431

鶏の唐揚げと、

s-P9026434

揚げました。揚物の合間を見ながら、

s-P9026433

サーモンの西京焼も、焼き上げておきました。その頃、洗い場では、

s-P9026425

まだ片付けをしている最中で、片付け終わると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

s-P9026430

お弁当の器の準備を始めました。その頃には、

s-P9026436

煮物も仕上り、

s-P9026438

ようやく盛り付け始めました。

s-P9026439

昨日は、バイトにも居残ってもらったこともあり、

s-P9026440

思ったよりも、

s-P9026443

早く仕上げることが、出来ました。二段になっているので、

s-P9026445

重ねてから、蓋と紐をして、

s-P9026449

箱詰めして、

s-P9026453

お客様が取りに見えるのを、待つだけとなり、少し休憩を取り、夜の営業時間となりました。

 

営業終了後、今日のお昼のお品書きを、メニュースタンドに準備したのですが、御覧のように、

s-P9026456

昨日同様、今日も、夕方にお弁当のご注文を頂いていたので、同じものを掲げました。

 

そして、今日も、ランチの営業をしながら、

s-P9036457

お弁当の準備を始め、昨日よりも、洗い物の片付けを早めに終えた真由美さんたちは、

s-P9036458

折を並べ始めました。1本目の玉子焼を焼き終えた頃、

s-P9036459

煮物の蒟蒻も仕上り、その頃には、

s-P9036460

折も並べ終わっていました。ただ、今日は、この大口のお弁当とは別に、

s-P9036461

揚物の入らない3マスのお弁当のご注文もありました。

 

そんな様子を尻目に、自分は、

s-P9036462

2本目の玉子焼きを、焼き終え、包丁した頃には、

s-P9036464

煮物の盛り付けは、終わっており、今度は、焼物の盛り付けを、真由美さん達が、こなしてくれました。

 

揚物無しのお弁当は、

s-P9036466

このような内容で、この後、蓋と紐をして、仕上がりました。

 

一方、大口のお弁当は、

s-P9036467

昨日と全く同じものに、仕上がりました。ここからの仕事も、全く同じで、結果として、二日連続で、全く同じような一日は、無事終わったのでした。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

地物のさばふぐ

定休日明けの今日は、

s-P9016398

沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。この売場には、沼津近郊で水揚げされる魚が、並べられることが多く、

s-P9016400

このごま鯖のように、荷主である船の名前が、書かれた札が置かれています。色々と物色していると、

s-P9016399

さばふぐが並んでいるのに、気が付きました。先程のごま鯖同様、地物です。ここ最近の相場からして、さほど高くならないような感じがしたところ、案の定の相場で、

s-P9016401

10キロ入りのものを、2ケースセリ落としてもらうことが出来ました。その後、

s-P9016402

発泡スチロールに移し替え、持ち帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、ひと通りの段取りを終え、卸し始めましたが、さばふぐなどのふぐを卸す時は、背びれと尻びれを落としてから、

s-P9016407

頭の付け根の部分に、包丁で切込みを入れます。切込みを入れ終えたら、

s-P9016410

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番です。

s-P9016412

“ぐる剥き”と呼ばれる方法で、頭ごと皮を引っ張り、剥き身の状態にしたら、水洗いをします。真由美さんが、簡単に水洗いをし、

s-P9016414

それを、

s-P9016415

自分が手直ししていきます。洗い終えたら、

s-P9016416

水分と残った汚れなどを拭き取れば、終了です。

s-P9016418

結局、全部で、87本ありました。このさばふぐは、唐揚用に仕入れたので、

s-P9016419

骨ごとぶつ切りして、一度には使い切れないので、

s-P9016420

日付と個数を書き、真空パックして、冷凍しておくことにしたのですが、全部で、約120個ありました。

 

こうしておけば、味を落とさず、お出し出来るだけでなく、これからの時季、台風などで、揚物用の魚が無い時に、使うことも出来ます。ちなみに、当店のふぐ料理は、天然のとらふぐしか使わないので、さばふぐの唐揚は、単品ものや、会席料理の揚物で、お出ししています。

 

さばふぐが、天然のとらふぐの味には、及ばないのは、否定出来ませんが、十分旨味があり、リーズナブルなお値段で、召し上がれるのも、さばふぐの良いところでもあります。このことは、さばふぐだけでなく、しょうさいふぐ、ひがんふぐについても、同様です。

 

“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、天然のとらふぐが、やはり一番なのですが、それを確かなものにさせてくれるのは、さばふぐなどの脇役のふぐでもあります。脇役の美味しさも、これまた、ふぐの魅力でもあります。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

お弁当の煮物材料の包丁

定休日の今日、夕方になり、

s-P8316375

仕込みをするため、調理場に行きました。ただ、今日は、仕込みというよりは、ちょっとした包丁仕事といった感じでした。

 

包丁したのは、お弁当の煮物の材料で、数も、ちょっと多かったので、

s-P8316376

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、手伝ってもらいました。真由美さんが、人参の皮を剥いている間、自分は、

s-P8316377

蒟蒻を用意し、

s-P8316378

蒟蒻に包丁目を、入れていました。包丁目を入れるのは、

s-P8316379

味を染み込みやすくするためです。包丁目を入れたら、

s-P8316380

決めた大きさに、包丁しました。そうこうしていると、人参の皮剥きも、半分以上終わっていたので、、

s-P8316382

自分は、人参を包丁し始め、人参の皮剥きを終えた真由美さんは、

s-P8316383

牛蒡の皮を、剥き始めました。ご存じの方もいるかもしれませんが、皮を剥いた牛房は、アクがまわり、変色してしまうので、水を流しながら、しなくてはなりません。剥き終えた牛房は、

s-P8316384

水をはった容器に入れておき、人参の包丁を終えた自分は、

s-P8316385

牛蒡を、包丁し始めましたが、皮剥きの時と同様、水を流しながらの仕事で、ある程度、数がまとまったら、

s-P8316387

バットに移していきました。牛蒡の次が、

s-P8316390

最後のさつま揚げでした。人参、

s-P8316391

牛蒡、

s-P8316394

蒟蒻、

s-P8316393

さつま揚げを、

s-P8316392

冷蔵庫にしまうため、それぞれバットに入れました。

 

そして、煮物材料を包丁し終えた後、

s-P8316389

白米、ひじきご飯用の御飯、雑穀と3種類の米を準備しておき、仕込みとは言えない仕込みというか、仕事は終わりました。

 

今日のような包丁仕事は、所謂“数仕事”ですので、一度にすることが出来るものではなく、多ければ、自ずと時間がかかってしまいます。

 

だからと言って、時間に余裕がある時に、仕事をすることが出来ないこともありませんが、あまりに早くすれば、断面が乾いたり、変色してしまうだけでなく、最終的には、仕上がった料理の味が落ちてしまうので、ギリギリのところを、見極めながら、仕事をしなくてはなりません。

 

手作り、自家製を頑なに貫き、手間と時間がかかるのを覚悟して、一人仕事を選んだだけでなく、それこそが、料理人としての自分の立ち位置である以上、この道を、今まで同様、愚直に歩くのみです。

 

★☆★ 鱧(はも)料理 ☆★☆

秋の気配を感じられますが、まだまだ、鱧料理をご堪能いただけます。

hammosaisai.jpg

『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打った美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

 

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

8月版“鮪コレクション”

明日で、8月も終わりということで、恒例の“鮪コレクション”の8月版が、今日のお話しです。どれも、いつものように、東京・築地から入荷した天然ものです。

 

8月最初に入荷したのが、

s-P8136174

青森県・大間産のもので、この次も、

s-P8136175

同じく、“大間の鮪”でした。大間、三厩(みんまや)、戸井などの津軽海峡で、本鮪が水揚げされる時季は、夏から、年明けぐらいまでです。

 

その次に入荷したのが、

s-P8216250

ボストン産のものでした。外国産というと、国産、ましてや、もっとも有名な産地の大間に比べると、劣ると思われがちですが、そんなことは全くありませんし、鮪のような魚体の大きい魚は、産地よりも、個体差が肝心なのです。

 

大間は有名な産地ですが、必ずしも、一番ではありません。巨人は、球界の盟主とされていますが、毎年、優勝するとは限らないということと、同じことなのです。

 

ただ、このボストン産のものは、御覧のように、赤身の部分がありませんでした。先ほどお話ししたことと、重複してしますが、このボストン産の本鮪については、こちらをお読み下さい。

 

そして、昨日(29日)に入荷したのが、

s-P8296355

最初の2回と同じく、青森県大間産のもので、脂の乗りは薄かったものの、ようやく夏から秋の鮪を思わせる身質でした。

 

一年を通じて、回遊魚である鮪は、どこかしらで、水揚げされますが、旬というのは、これからの時季でもある秋から冬です。また、秋になると、三陸で、良質の目鉢(めばち)鮪が、水揚げされ、自分も、仕入れたりすることもあります。

 

日中暑い時もありますが、朝晩は、かなり涼しくなってきました。秋は、少しずつ近づいて来ています。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

フルーツな一日

今日は、一昨日に引き続き、アイスに仕込むシャインマスカットが、

s-P8286328

届いたので、下拵えをすることにしました。いつものように、房から外し、

s-P8286329

綺麗に水洗いをし、

s-P8286331

ざるに上げておきました。営業の合間を見ながら、

s-P8286337

女将兼愛妻(!?)の真由美さんとバイトに、皮剥きと種取りを、やってもらっていると、

s-P8286338

下の娘もやって来て、

s-P8286339

手伝ってくれました。そんな様子を尻目に、

s-P8286343

自分は、

s-P8286334

桃のアイスを仕込んでいました。また、今日は、西瓜も貰ったので、

s-P8286340

フードプロセッサーに掛け、ジュースにしておき、果肉以外の部分は、

s-P8286344

白い部分と皮に分けてから、

s-P8286345

糠床に漬けておくことにしました。仕上がったら、賄い行きになるのですが、一番の目的は、自然な水分を加えるためです。

 

そうこうしていると、マスカットの下拵えが、

s-P8286346

終わったので、分量を量り、

s-P8286349

実の部分を、

s-P8286350

冷凍するため、真空しておきました。さらに、今日は、

s-P8286351

マスクメロンも頂いたのですが、硬かったので、追熟させるために、

s-P8286353

そのまま、おいて置きました。

 

結局、今日は、デザート関連で、

s-P8286354

シャインマスカット、西瓜、マスクメロン、桃の4種類のフルーツを扱い、“フルーツな一日”となりました。

 

★☆★ 鱧(はも)料理 ☆★☆

秋の気配を感じられますが、まだまだ、鱧料理をご堪能いただけます。

hammosaisai.jpg

『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打った美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

 

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

アイス用のシャインマスカットの下拵え

今日は、

s-P8266306

アイスにするための“シャインマスカット”の下拵えをしました。マスカットのアイスの作り方は、こちらを御覧下さい。

 

一つずつ房から外し、

s-P8266307

綺麗に水洗いをしてから、

s-P8266308

ざるに、

s-P8266309

上げておきました。ランチの営業の合間を見ながら、

s-P8266311

女将兼愛妻(!?)の真由美さん達に、皮を剥き、

s-P8266312

種を取り除いてもらいました。剥き終えたマスカットの実は、

s-P8266315

このような感じで、

s-P8266316

果肉が少し残る程度に、

s-P8266317

フードプロセッサーにかけておきました。ただ、アイス用に下拵えした桃が、ストックしてあるので、真空して、冷凍しておくことにしました。いくらか色が、変わってしまっていますが、

s-P8266319

仕上りには全く問題はありません。ちなみに、アイスの素を仕込む時に使うマスカットのリキュールと、

s-P8266320

同じような色をしています。

 

マスカットのアイスを、お出しするのは、桃のアイスの後になるので、もう少し後になりそうですので、しばしお待ち下さい。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

雑穀粥で、夏バテ防止

8月も終わりに近づき、ようやく朝晩、涼しく感じられるようになってきましたが、暑い日が続くと、どうしても、冷たいものを飲むようになり、食欲も落ちてしまいます。

 

料理人である自分は、そんなことになると、仕事にさし支えるので、夏場の暑い時の食事は、出来るだけ、動物性の食品を少なくし、いつも以上に、自分の料理のスタイルの一つでもあるマクロビオティック(玄米菜食)をメインにしたものにしています。

 

7種類の雑穀(玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きび)に、様々な野菜を入れたお粥が多く、その時の気分で、作り、食べています。ということで、ここから、雑穀御飯とお粥の写真とその説明です。

 

中身は、日替わりですが、味付けは、普段使っている魚のアラをこんがり焼いたものと、一番出汁に使った昆布、干し椎茸、鰹節、宗田節に、野菜の皮や手くずを、長時間かけて、煮出した出汁に、塩、醤油(濃口、薄口)、日本酒、味醂など調味したものです。

 

この雑穀粥に入っているのは、

s-P8106109

トマト、モロヘイヤ、大根、豆腐、油揚げ、ひじきです。別の日は、

s-P8126160

南瓜、ズッキーニ、モロヘイヤ、トマト、ひじき入りで、胡瓜と大根の糠漬けと、トマトサラダでした。トマトサラダは、レモン汁に粗塩をかけたシンプルなものです。

 

お昼御飯だけでなく、晩酌の時にも、雑穀粥を食べることもあり、

s-P8156190

この時は、トマト、セロリ、若布、ひじきを入れたものでした。お粥にしない時は、

s-P8166193

雑穀御飯に、モロヘイヤ、もずくを入れた納豆をかけた“ネバネバ丼”を食べることもありますが、基本的には、お粥が多く、この日は、

s-P8186207

豆腐、ひじき、大根、トマトを入れました。時には、味に変化を持たせるため、

s-P8196216

モロヘイヤ、玉葱、えのきを入れた雑穀に、キムチを乗せたりもします。雑穀を食べていると、動物性のおかずを欲しがらなくなるので、野菜がおかずというか、ご飯の友といった感じになり、

s-P8196232

先程お話ししたシンプルなトマトサラダと胡瓜の糠漬けと共に食べたお粥は、玉葱、えのき、万能ねぎ、もずく、ひじき、庄内麩入りのものでした。

 

先程と同じく、晩酌に登場することもしばしばで、

s-P8206235

この時は、もずく、じゃが芋、豆腐入りのお粥で、例のトマトサラダ、茄子のオランダ煮、糠漬け付きでした。

 

トマトは、普通のものを包丁することが多いのですが、

s-P8216266

マイクロトマトを入れたこともあり、これ以外の野菜は、湿地、モロヘイヤ、もずくでした。

 

これら以外にも、色んな雑穀粥を作り、食べていますが、お気付きかもしれませんが、一度の食事で、10種類以上の食材を食べていることになります。

 

また、夏野菜を食べることで、夏バテしにくいと、自分は思います。というのも、30度を超える気温の中でも、野菜は枯れることなく、畑にあり、それだけ、生命力がある野菜と考えられるからです。それらを、食べれば、暑さに負けないような身体になるのは、想像に難くありません。

 

食べるものの好みは、人それぞれですし、どれが正しいかどうかは、断言出来ませんが、伝統を受け継ぎながら、“身体に優しい、美味しい日本料理”を作るのが、自分の信条で、歪んだ考えで、変に突き詰めることなく、食事をすることを楽しんで頂けることが、料理人冥利に尽きること、この上ありません。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

s- すずしげ.jpg

当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

赤身なしのボストン産の本鮪

今朝は、沼津の魚市場の帰りに、

s-P8216248

宅配便の営業所に立ち寄り、

s-P8216249

東京・築地から、鮪が入った発泡スチロールを、受け取り、『佳肴 季凛』に戻りました。中から取り出したのは、

s-P8216250

アメリカ・ボストン産の生の本鮪(天然)でした。ご覧のように、赤身の部分が殆どなく、

s-P8216251

四角の塊をしていました。

 

赤身の部分を外したままでの注文も可能なのですが、そのような注文をしたわけではなく、昨日、発注した時点で、赤身が、病で使えないということを、鮪屋の社長に言われたので、このような塊になったのです。

 

このようなことは、ごくまれにあり、卸してみないと、全く分からず、博打のようなもので、鮪に限ったことだけでなく、どんな魚についても、有り得ることで、前、自分も西京漬に仕込む銀鱈が、どうにもこうにもならなかったことをお話ししたことがあります。

 

皮を外したとろの部分は、

s-P8216252

シミ(血の斑点)は一切なく、完璧そのもので、僅かな赤身も、

s-P8216255

典型的な赤身そのものと言った感じで、これだけのものですと、あるはずだった赤身が、気になって仕方がありませんでした。

 

また、今日のボストン産の前に仕入れた本鮪は、3回連続で、青森県大間産のものでしたが、それらよりも、このボストン産の方が、桁違いに良く、“大間の鮪”を召し上がったお客様には、この場を借りて、お詫びをしたい気持ちです。

 

ただ、これまでに、何度もお話ししていますが、大間は、有名な産地ですが、一番ではありません。回遊魚である鮪は、時季により、産地が異なるだけでなく、漁法、個体差など、多くの要因が、その良し悪しを決めるのです。

 

大間は、有名で、トップブランドですので、お客様には、喜ばれるのは事実です。このボストンを、どんなに褒めても、偏見と先入観ゆえ、素直な評価を得難いのも、同様です。

 

悪く言えば、マスコミなどの情報に溺れているので、このようになってしまうと思います。でなければ、何年か前のように、偽装や誤表示のような問題は、起こり得ませんし、どこまで言っても、本物とまがい物を見極める目があれば、思う壺にはならなかったはずです。

 

現在、色んなジャンルの料理が増えただけでなく、それ以上に、情報が氾濫しているので、このようなことは、避けられないのかもしれませんが、そのためには、情報や知識を集め、比較する前に、自分で、経験する機会が増えれば、日本料理だけでなく、本物を美味しさを感じて頂けるはずです。

 

どんな時代になろうとも、本物の良さ、輝きだけは、失われることはないでしょうし、自分の場合、日本料理、そして和食文化の素晴らしさを、一朝一夕には、いかなくとも、少しでも多くの人に伝えらるよう、日々、精進し続けます。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

お盆休み明け

16日(日)から、昨日の18日(火)まで、

s-P8186205

お盆休みということで、三連休をさせて頂きました。

 

ただ、昨日は、先付の“もろこし豆腐”を仕込んだり、

s-P8186202

刺身の妻を剥き、

s-P8186203

包丁したりと、この他にも、少しだけ仕事をしました。

 

あくる日の今日は、

s-P8196215

約一週間ぶりに、沼津の魚市場に仕入れに行き、写真の金目鯛(御前崎)をはじめ、色々と仕入れて来ました。

 

また、前回お話ししたように、

s-P8196230

7周年記念ということで、期間限定の会席料理『秋ごよみ』も、今日から始まったこともあり、テーブル席には、お品書きを置き、

s-P8196220

単品のお品書きにも、

s-P8196226

書き、玄関前のメニュースタンドにも、

s-P8196228

掲げておき、かくして、お盆休み明けの『佳肴 季凛』は、始まったのでした。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

s- すずしげ.jpg

当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

期間限定・会席料理『秋ごよみ』

『佳肴 季凛』は、

s-P8126157

16日(日)のランチは、営業しますが、18日(火)まで、お休みさせて頂きます。明けて、19日(水)から、

s-P8146185

7周年ということで、期間限定の会席料理『秋ごよみ』を、例年のように、御用意致します。召し上がれる期間は、

s-P8146186

10月4日(日)までの約1ヵ月半で、おひとり3,000円(全9品)のお値打ちのコースとなっております。

 

まだまだ、日中の暑さは、収まる気配はなさそうですが、それでも、朝晩はいくらか、やわらいでいるようで、秋の気配を感じられるようにもなって来ました。

 

秋は、夏と冬の端境ということもあり、特に目を引くような食材はありませんが、夏の暑さに疲れた身体が、ようやく復調し、料理を美味しく、味わえるようにもなります。

 

そんな折に、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えた当店の“身体に優しい、美味しい日本料理”を、ご堪能いただき、身体を労わってあげて頂けると、嬉しい限りです。

 

★☆★ 鱧(はも)料理 ☆★☆

秋の気配を感じられますが、まだまだ、鱧料理をご堪能いただけます。

hammosaisai.jpg

『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打った美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

 

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

このページの上へ戻る