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もっとおいしいお話し

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土日は、バスツアー

今日は、バスツアーの御予約があったので、

仕事を始めたのは、7時過ぎだったこともあり、6時半過ぎに起きたのでした。

ただ、水、木、金と3日連続で魚市場に行くため、早起きをしたことを考えれば、寝坊したような錯覚になり、慣れとは恐ろしいものですが、寝不足だけは慣れないのは、致し方がありません。

ひととおりの準備が整い、

御予約時間まで余裕があったのですが、添乗員から御来店時間を早めて欲しいとの連絡があり、御来店前にしてバタバタモードとなり、そんなこともあり、

出汁を取るため、昨日仕入れた鱧のあらを焼いていたのですが、うっかりしてしまい、こんがりを過ぎ、焦がしてしまいました。

また、今日は、ホールスタッフの都合もつかず、気を揉んでいたのですが、土曜日ということもあり、次女が手伝ってくれたので、

事なきを得、ひととおりの段取りを、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに指示してもらい、程なくすると、

バスが到着。

テーブル席での御食事だっただけでなく、次女のお手伝いもあり、滞りなく料理をお出しすることが出来、お帰りの際には、

お見送り。

お客様がお帰りになったら、後片付けが待っているのは常のことで、

明日もバスのお客様もお見えになるだけでなく、献立も全く一緒なので、器も仕舞いませんでした。

そして、夜の営業の準備が終わったら、

器出しをし、心置きなく夜の営業をこなし、明日に備えたのでした。

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な『西京漬』をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

バスツアーの日の鱧(はも)

普段、沼津魚市場に仕入れに行く時は、4時過ぎに起きるのですが、今朝は、3時半に起きたこともあり、

着いたのは、4時半過ぎでした。

普段よりも早かったのは、

西伊豆・仁科の漁師さんが、

鰤(ぶり)の若魚であるわらさをくれることになっていたことも一つの理由でした。

わらさをもらうことになっていたので、自分は、

お返しに、賄い用のカレーなどを色々と渡したのですが、「もらう喜びとくれる喜び」という言葉があり、こういうお付き合いが出来るのは、非常に有難いことで、この漁師さんから、これまでにも、色んな魚をもらったことがあります。

そもそも、この漁師さんとお付き合いさせて頂くことの始まりは、奥さんとFacebookで知り合いになったことで、世の中、色んな縁があり、「縁は異なもの、味なもの」とはよく言ったものです。

ちなみに、この諺は元々、男女の仲のことを言ったものですが、最近では、色んな意味で使われることが多くなっているのは、ご存じかもしれません。

また、3時半起きのもう一つの理由は、今日は、団体のバスツアーのお客様が来ることになっていたからですが、こういう時は、余程のことが無い限り、仕入れに来ることはありません。

そんな状況で仕入れに来たのは、明日、鱧料理の御予約を頂き、そのために、鱧の仕入れをしなくてはならなかったからです。

漁師さんと別れたら、

活魚売場に行き、

2本の和歌山産と、

地物の1本の鱧を仕入れたのですが、これらは、落ち鱧と呼ばれ、途中で死んでしまったものです。

しばらくすると、他の陸送便で送られてきた鱧の中に、

選別をしていると、

落ち鱧がいたので、

山口産の2本と、

大分産の4本も仕入れ、先程の3本と合わせると、合計9本の鱧を仕入れることになりました。

先程お話ししたように、バスツアーのお客様の御予約があるので、

注文しておいた小肌(佐賀産)だけを仕入れ、魚市場から帰ることにしました。

【佳肴 季凛】に戻り、仕事を始めたのは、

6時過ぎで、出汁を引くなどのひととおりの仕込みをしたら、

バスツアーのお客様の料理の盛り付けをし、

刺身を最後に盛り付けたら、

小肌の仕込みをすることにし、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

小鍋を盛り付け、

お座敷にセットしてくれました。

その後、真由美さんは、

鱧のぬめりを取ってくれたら、自分がはらわたを抜き、

手直しをしたら、鱧の仕込みは水入りとなり、バスツアーのお客様のご来店時間も近づいていたので、

打ち水をし、程なくすると、

お見えになり、御食事をされました。

そして、御食事を終えると、

皆でお見送りをしたのですが、今日は、第一木曜日ということもあり、旬の魚というか、魚介類についてお話しする電話インタビューの日で、

朝からのバタバタからシフト。

打ち合わせ通り、無事にこなしたのですが、今日お話ししたのは、海鞘(ほや)でした。

その後、中断していた鱧の仕込みの再開となり、

卸し終えたら、

鱧の下拵えには不可欠な骨切りをし、

明日の鱧料理でお出しするため、天ぷらや鱧しゃぶ用に包丁したり、

お茶漬にする照焼用の鱧に串を打っておき、

頭などのあらの部分は、焼いてから出しを取るため、掃除しておきました。

鱧以外にも、様々な仕込みや準備に追われ、夜の営業も出来ず、お断りしまったお客様には、この場を借りて、お詫びさせて頂きます。

明日も、魚市場に行くので、この辺りで失礼させて頂きますが、魚市場3連荘ゆえ、いつも以上に、アラームをセットしておきます。

2600回目の更新日は、休日出勤

今回のお話しで、当ブログ『もっと美味しいお話し』は、2600回目の更新となり、足掛け10年半強。

遅れることはあっても、ここ3,4年の間は、連続で更新しており、自らの奇特ぶりに感心するやら、呆れるやら・・・。

ところで、月曜日の今日は、定休日でしたが、明日の火曜日が沼津魚市場が休みということもあり、

魚市場に仕入れに行って来たので、自ずと休日出勤。

大分産と山口産の鱧(はも)などを仕入れ、

『佳肴 季凛』に戻り、仕込みをしたのですが、運良く、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕込みを手伝ってくれ、

その後、真由美さんは、

明日のランチの御席の準備や、

明後日のお弁当の折の準備をしてくれました。

それまでに、自分は、

佐賀産の小肌や島根産の鯵、そして、

鱧を卸しておきました。

普段なら、鱧の下拵えで欠かせない骨切りもするのですが、早めに切り上げたいこともあり、骨切りが明日することにし、

その頃には、真由美さんがカウンター内の床掃除や、

洗い場の掃除もしてくれ、

自分も包丁を砥ぎ終え、

全ての片付けが終わり、休日出勤も終わりました。

冒頭でお話ししたように、今日の更新で、2600回目となり、これからも、お付き合いのほど、宜しくお願い致します。

★★★ 佳肴季凛謹製 鰯の丸煮 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

『胡麻だれ』と『ぽん酢』のページ

これまでに、何度かお話ししている『胡麻だれ』と、

『ぽん酢』ですが、両方を合わせたページを公開し、そのページがこちらです。

また、そのページからは、

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『西京漬』と、

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『鰯の丸煮』が購入出来る通販サイトの『そのまんま通販』にも繋がるようになっていますが、通販サイトからだけでなく、直接ご連絡頂いても、ご購入することが出来ます。

『胡麻だれ』と『ぽん酢』のどちらも、1本ずつはもちろんのこと、セットにして、御中元や御歳暮などのギフト用にも御用意が可能です。詳細については、直接お問い合せ下さい。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

2019年5月の鮪(まぐろ)コレクション

今日から6月で、今月が終われば、半年終わったことになりますが、それはそれとして、今日のお話しは、月1恒例の鮪コレクションについてです。

今年の5月の始まりは、10連休ということもあり、5月最初の鮪が入荷したのはゴールデンウィーク明けの10日で、その時の鮪は、

和歌山県那智勝浦産の本鮪で、豊洲の鮪屋の社長が絶賛するほどで、その時のことについては、こちらをお読み下さい。

この次に入荷したのが、

宮崎県油津産の生の本鮪で、前回のものと遜色ないというよりも、同じくらいで、入荷した時に、「前の勝浦よりも、いいんんじゃない?個人的には、こっちの方がいいかも・・・。」と、豊洲の鮪屋の社長に伝えたほどでした。

極上クラスの本鮪が続いた後に仕入れたのは、

千葉県銚子産の目鉢(めばち)鮪で、川崎北部市場から入荷しました。

目鉢鮪の旬は、秋ということもあり、時季外れという言葉を当てはめたくなるのですが、そんなこともなく、なかなかのものでした。

そして、5月の〆は、

宮崎県油津産の本鮪で、前回の油津産と同レベルのものでしたが、油津は、同じ宮崎県の川南と並び、大正から戦前にかけて、マグロ類が豊漁で賑わった漁港で、マグロ類のことを語る上では避けて通れない漁港でもあります。

ですので、川南と油津を知らなければ、モグリと言っても過言ではなく、油津、川南は、マグロ界の老舗で、大間なんぞ、まだまだペーペーの若僧に過ぎません。

5月は、銚子産の目鉢鮪以外の本鮪が非常に良く、年間ランキング入り必至レベルでした。

6月も、5月のようなものが入荷してくるのを期待してやみません。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、6月6日(木)の予定です。

s-ラジオエフ
s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

3本の活かしの大分産の鱧(はも)

昨日のお話しの最後でお話したように、今朝は、絶対に寝坊をするわけにはいかず、無事というか、何とかというか、4時に起き、 沼津魚市場に仕入れに行って来ました。

最初に活魚売場に行くと、

既に活かしの鱧が入った発泡スチロールがあり、

その中から、

大分産の3本(1,5キロ)を選り、秤にかけてもらったら、

買い番の【47-9】という札をはり、他の仕入れをするため、水槽においておきました。

ひととおりの仕入れを終え、活魚売場に戻り、活かしの鱧を持ち帰るため、

発泡スチロールに海水を入れ、

鱧を移し、

魚市場から帰ることにしました。

【佳肴 季凛】に戻ったら、

夕方まで、

水槽に入れておいたのですが、籠ごと入れておいたのは、取り出しやすくするためです。

夕方になったら、水槽から取り出し、締めてから、神経を抜き、

ぬめりを取り、卸したら、

鱧料理のマストアイテムでもある落としに仕立てるため、骨切りをしたら、

それ用に包丁しておき、冷蔵庫へ。

落としは湯引きとも呼ばれており、落としに仕立てるには、活かしの鱧でなくならないのは、落としに仕立て時に、きれいに花が咲いたようにならないだけででく、肝心の美味しさに欠けるからです。

また、落としに仕立てる時は、お客様が御来店してからで、早めに仕立てて、冷やし過ぎると、皮のゼラチン質が固まり、結果的に、美味しさを損ねてしまいます。

ですので、落としに仕立てたら、

氷水で粗熱を取り、氷水から上げたら、

常温のまま、乾かぬようにしておき、

他の刺身(生の本鮪、小肌、湯葉)と盛り付けてから、

お出ししており、今日は、2組の御客様に鱧の落としをお出しし、生の本鮪の産地は宮崎・油津、小肌のそれは佐賀でした。

5月も今日で終わりということもあり、いよいよ鱧のシーズンも本格化します。

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な『西京漬』をご用意いたしております。

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バスツアーの日の仕入れは、鱧(はも)と小肌(こはだ)

今日のように、バスツアーの団体のお客様がお見えになる時は、余程のことがない限り、魚市場に仕入れに来ることはないのですが、

明日、明後日の御予約の都合で、 昨日に引き続き、仕入れに来ました。

最初に、活魚売場に行くと、

落ち鱧と呼ばれ、

輸送中に死んでしまった鱧があり、その中から良さげなものを選り、

山口県産の2本と、

大分県産の4本の合計6本を仕入れることにし、

予め注文しておいた小肌(佐賀産)も受取り、他の仕入れはせずに、

魚市場から帰ることにしました。

そして、【佳肴 季凛】に戻ったら、ルーチンの段取りを終えたら、

バスのお客様の料理の盛り付け に取り掛かったのですが、

今日は、

テーブル、カウンターだけでなく、

御座敷での御用意ということもあり、準備をする前から、

玄関先に、お詫びを掲げておきました。

そして、料理の盛り付けの目途がつき、小鍋の盛り付けを女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せたら、

小肌の仕込みをすることにしました。

そうこうしていると、小鍋の盛り付け、御席に配膳した真由美さんは、

鱧のぬめり取りをしてくれ、

自分が卸し、

骨切りまでしたかったものの、御予約時間も迫っていたので、とりあえず冷蔵庫へ。

全ての準備が整い、添乗員から連絡が入ったら、

打ち水をし、程なくすると、

バスが、

到着すると、晴天ながらも、店内には嵐が吹き荒れたものの、滞りなく料理をお出しし、お帰りの際には、

いつものように、お見送り・・・♬

お帰りになられたら、再び嵐が訪れたのですが、中学が半ドンだったこともあり、

二週間ぶりに、次女が参戦してくれ、

大助かり。

そんなこともあり、自分は仕込みに専念することが出来、

先付のうすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)や、デザートの苺のムースと、中断していた鱧の仕込みをしました。

鱧は骨切りをし終えたら、

明日の『特別会席』にお出しするため、串を打っておき、その頃、真由美さんは、

小鍋用の野菜の仕込みをしていました。

こんな状況ゆえ、仕込みが終わらず、夜の営業を急遽お休みさせて頂き、お断りしてしまったお客様には、この場を借りて、お詫びさせて頂きます。

仕込み、片付け、明日の器出しと、全ての仕事も無事終わったのですが、明日も市場へ行かなくてはならず、しかも三連荘。

絶対に起きなくてはならないので、起きられることを祈りつつ、この辺りで・・・。

★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★

当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。

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明日のバスツアーのお客様に備えて・・・

明日は、バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、その仕込みに追われており、その殆どが、野菜中心の仕込みでした。

先ずは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

小鍋用の野菜の仕込みを始めてくれ、

この中には、玉葱、長葱、えのき、しめじ、人参が入っています。

一方の自分は、

サラダ素麺の野菜と、

刺身のつまを仕込みました。

サラダ素麺の野菜には、長葱、茗荷、茗荷竹、アーリーレッド、ピーマン(赤、緑)、人参、レッドキャベツ、パプリカ(黄)が入っており、刺身のつまには、大根、人参、胡瓜、アーリーレッドが入っています。

小鍋の野菜を仕込み終えた真由美さんに、

デザートの苺のムースにする苺の掃除をしてもらったら、その苺を、

フードプロセッサーにかけたのですが、

週末にも仕込むため、半分に分けておき、

その頃までに、

マスカットのアイスの仕込みも始めました。

その後、真由美さんは、

揚物用の鯵に打粉をしてくれ、終える頃には、ランチの営業時間も近づいて来たので、仕込みは一時中断。

そして、ランチの営業が終わったら、

うすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)と苺のムースを仕込んだのですが、明日のバスツアーのお客様は、約40名ということもあり、

テーブル席と、

御座敷に御席のセットをしたことともあり、夜の営業をお休みさせて頂いただけでなく、このような状況ゆえ、

この時点で、メニュースタンドにお詫びを掲げておき、

器出しをし、今日の仕事が終わりました。

ただ、明日は、こんな状況ながらも、沼津魚市場に仕入れに行かなくてはならず、週末の仕込みも重なり、ハードな一日を覚悟しています。

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ふぐの無免許調理

今朝、

【朝日新聞】の朝刊の静岡版のページを見ると、

素人の調理によるふぐ中毒、つまり、ふぐの無免許調理の記事が、

載っており、最悪の事態は避けられたようで、それこそ、不幸中の幸いでした。

また、今日は、自分も所属している【静岡県ふぐ協会】の総会が行われ、

その席でも、

早速取り上げられ、 新聞各紙の記事のコピーが配布されたようで、この2枚の写真は、出席したから拝借したものです。

今更ですが、自分も、

ふぐ免許を持っており、静岡県の呼称では、ふぐ処理師で、ふぐ処理師免許証として、交付されています。

また、【佳肴 季凛】でふぐ料理をご提供するため、

ふぐ営業所としての登録をしてあり、下部には、

自分の氏名と免許証番号も記載されています。

ふぐ免許を持っている自分でも、知らないこともあり、そのようなことに気付いた時は、必ず専門家の指示を仰いだり、質問することもありますし、最近では、このようなこともありました。

いずれにせよ、ふぐ類の無免許調理だけは、絶対にしないようにして欲しい限りでなりません。

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日本料理文化を体験したオーストラリア人留学生

昨日お話ししたように、定休日の今日は、オーストラリアから長女の高校に来ている留学生(以後 彼女)が、【佳肴 季凛】に来ることになっていたので、

放課後、娘と彼女を高校へ迎えに行って来たのですが、昨日会っていたこともあり、すぐに分かり、仮に会っていなくても、欧米人らしい容姿ゆえ、すぐに分かったかもしれません。

2人を車に乗せたら、道中は、彼女との“英会話教室”の時間となったのですが、楽しい時間が過ぎるのは早く、あっという間に、【佳肴 季凛】に着いてしまいました。

着いたら、制服から私服に着替えるよう促すと、偶然にも、実母と祖母と遭遇し、「My grandma is over 90 years ! (うちのおばあさんは、90歳以上だよ。)」と伝えると、

「Wow great,big grandma looks young!(凄い、大お祖母ちゃん、若い!)」と、彼女は予期せぬ出会いを喜んでいました。

今日は、日本料理文化つまり、異文化体験をしてもらうので、すぐにその準備をし始めることにしたのですが、今日の課題は、見るものと作るものの二本立ての企画の豪華版です。

見るものは、厚焼玉子と桂剥きですが、焼くことは出来なくても、

卵と出汁(一番出汁、てん菜糖、薄口醤油、日本酒、味醂、赤酒)を菜箸で、よく混ぜ合わせてもらうことにしました。

玉子焼を焼き終えたら、出来立てを試食させてあげたら、「ヤワラカァ~イ、オイシイ!」と、大絶賛。

その次に桂剥きをし、刺身用の妻を作ったら、

その薄さと細さに、「ワー、 ウスイ、ホソーイ!」と、これまた大絶賛。

そして、この妻を使い、手巻き寿司用の寿司種というか、刺身を盛り付けると、

「オイシソー、タベタァーイ♬」と、ニコニコの表情。

そして、今度は、作るというか、体験するもので、今日のメインともいうべき期企画で、彼女が楽しみにしていたものでした。

作るものは、巻物と天ぷらで、巻物とは、巻き簀で、巻寿司を作ることです。

巻寿司と言うと、海苔巻と思われているのですが、海苔巻というのは、本来、干瓢(かんぴょう)巻を指し、寿司屋卒というか、中退の自分としては、この呼び方は、今でも違和感極まりなく、どこまで言っても巻物でしかありません。

また、寿司というと、握り寿司というのが一般的で、寿司体験にはもっともらしいのですが、握り寿司というのは、実を言うと、一週間も練習すれば、素人でも、それなりの形になるもので、自分としては、面白味が欠けるので、巻物を選んだのです。

というのも、握り寿司に対して、巻物は、一年以上、毎日練習しても、なかなか上達しないからで、その難しさを具体的に言うと、真ん中に寿司ねたを乗せ、ちゃんと巻いて、6切に包丁することで、かつては、寿司屋の仕事の基本でもありました。

先程お話ししたように、寿司屋のキャリアがあるので、やはり寿司は巻物で、その難しさが、体験としての面白味があり、後述しますが、そこに自国と他国の違いを見ることになったのです。

先ず、自分が見本を巻くことにし、

巻き簀に海苔をおき、

真ん中に鮪があり、ちゃんとした形であるだけでなく、6つに包丁し、とりあえず見本が出来ました。

ちなみに、酢飯は、

黒米を混ぜてあるので、鮮やかな紫色をしているのですが、このような色になるのは、黒米のアントシアニン色素と酢が反応するからで、そんなこともあり、あえて黒米を入れて酢飯を作ることにしています。

見本が出来たら、彼女に「You try?(やってみる)」と訊くと、即座に、「ヤリタァーイ、ヤリタァーイ♬」

ということで、見様見真似でやり始めたのですが、酢飯を手に取ると、分量も和からなかっただけでなく、手に酢飯がついてしまい、

どうにもこうにもならなくなってしまい、泣きそうな表情をしたのには、可笑しくてなりませんでした。

素手で御飯を触ると、手についてしまうのは、日本人なら、子供でも分かっているのですが、そこはオーストラリア人ゆえ、想像だに出来なかったことで、文化の違いというものは、ほんの些細なことに現れるのを実感せざるを得ませんでした。

さて、巻き始めると、

案の定、悪銭苦闘し、

どうにかこうにか巻いたのですが、それに対し、拙い英語力ゆえ、説明するのに、悪戦苦闘するも、

辞書と事典を駆使し、そこはどうにかこうにかクリアし、彼女も、予定の3本をクリアし、

奥が最初に巻いたもので、真ん中が2番目、手前が最後の3本目で、3本巻いただけで、それなりの進歩というか上達したような感じがしました。

怪我をすると困るので、包丁をすると、

こんな仕上がりでしたが、見比べると、

違いは一目瞭然ですが、初めてにしては上出来で、彼女も大満足のようでした。

そして、作る体験のもう一つが天ぷらで、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが見本を見せた後、

手取り足取りというか、手を添え、

天種の海老を油の中に入れてくれたのですが、通訳は欠かせないゆえ、自分がその説明をしていると、

同窓である長女が写メ。

ちなみに、長女は日本料理店の娘ではあるものの、調理に関しては、未体験のことが殆どですが、食レポに関しては、一家言もあり、頭を悩まされるということも過去に何度もあり、誰に似たのかというか、恐るべしDNA。

天ぷらを揚げ終えたら、

彼女が盛りつけてくれ、

体験企画のメインイベントである晩餐会の準備が整い、

先ずは、

皆で乾杯♬

ところで、自分には2人の娘がいるのですが、次女は林間学校に行っているので、今日は、次女抜きでの夕食です。

手巻き寿司と天ぷらだけでは、日本料理の一部でしかなく、色んなものを味わって欲しいこともあり、会席料理などの先付でお出ししているうすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)や、

蒸物の鰯つみれ錦糸蒸しも、

食べさせてあげました。

もちろん、どちらの料理も作り方などについて、説明したところ、非常に興味深く聞いてくれ、それが、さらなる美味しさに繋がったようでした。

また、手巻き寿司の作り方も教えてあげたのですが、先程の巻物同様、酢飯の分量の加減が分からず、一番最初のものは、手巻き寿司では、寿司サンドになってしまい、「Like a sushi sandwich!(寿司サンドみたいだよ)」と言うと、「ムズカシイネェ~。」と苦笑い。

食事中は、色んなことについて、訊いたり、訊かれたりだけでなく、真由美さんたちの通訳もしたりと、普段とは違う食事を、皆で楽しむことが出来ました。

楽しい時間はあっという間で、彼女をホストファミリー宅まで送らなくてはならないので、自分と真由美さんは片付けをし、その間、長女と彼女は、デザートのマスカットのアイスを食べながら、

今時の女子高生らしく、

ポーズを決めては、2人で自撮り。

それでも、アイスのことが気になった彼女は、「Oh,good taste.Did you make this ice?(美味しいですけど、アイスは、手作りなの。)」と訊いてくれ、「Yeah,of course handmade !(もちろん、自家製だよ。)」と答えると、驚くとともに、ニッコリ。

そうこうしていると、後片付けも終わり、彼女をホストファミリー宅まで送り、自分にとっても、久々に貴重な体験をすることが出来ましたが、久々というよぷうに、3年前、2人のドイツ人のカメラマンに、ふぐの卸し方を見せてやって以来のことです。

日本料理文化がユネスコの世界文化遺産に登録されて時間が経ちましたが、日本料理を生業とする以上、国内外の人達に、日本料理の素晴らしさを伝えられるよう努力し、その担い手でありたいことを、改めて感じたのでした。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、6月6日(木)の予定です。

s-ラジオエフ
s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

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