西京焼用の鯖&唐揚用のさばふぐ
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3668回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今朝、沼津魚市場に行くと、
昨日注文しておいた由比産のさばふぐが、
用意されていました。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、由比(ゆい)は、桜海老で有名なところで、目下のところ、桜海老の春漁が行われています。
中を確認したら、
他の売場で仕入れをしたのち、魚市場から帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻ったら、
週末用の西京焼にするため、
鯖をバットの上に出したら、 さばふぐの下拵えをしようとすると、ミニふぐ達がやって来て、
「親方、おはようございます♬」
「おはよう。」
「今日はさばふぐを仕入れて来たんだね。いつものように、唐揚用?」
「そうだよ。」
「あと、さば繋がりで、鯖も西京漬に仕込むの?」
「週末の予約用だから、今日仕込めば、ちょうど仕上るよ。少しバタバタしちゃうから、下がっていてね。」
「はぁ~い。」
さばふぐは、
尻びれ(しろ)、背びれ(黄褐色)を切り落としたら、
頭の付根に包丁を入れたら、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
頭を掴んだら、皮を剥(む)いてくれ、この方法をぐる剥きと呼んでいます。
さばふぐの包丁を終えた自分は、
裏返しておいた鯖に包丁が入るようになったので、
腹骨の一部を欠き、
半分に包丁したら、
脱水シートに挟んでいったのですが、
この1枚だけは、そのままにしておくと、ミニふぐ達がやって来て、
「親方、これって、どういうこと?」
「先ずは、
これを見てごらん。」
「うんうん。」
「一枚のまんまのものは、普通のものと比べると、
身が崩れているような感じがしない?」
「なんか、変だね。」
「こういう身質のものは、ジェリーミートと呼ばれていて、加熱すると、溶けたり、溶けなくても、美味しくないんだよ。」
「そんなのあるの!?」
「海水温の上昇だったり、寄生虫などが、その原因なんだよ。」
「食べられるの?」
「食べられるかもしれないけど、美味しくないし、寄生虫となると、加熱しても、何か・・・。だから、ごみ箱行きだよ。でも、完全に解凍するまでは、何とも言えないから、とりあえず、一緒にしておくよ。」
この間に、 真由美さんがさばふぐの水洗いをしてくれ、
その後、
自分が手直しをしたら、
真由美さんが、
拭き上げてくれ、その数44本。
そして、
唐揚用に包丁したら、真空パック用の袋に入れ、一時、冷蔵庫へ。
唐揚用と書きましたが、お弁当や会席料理などに使い、ふぐ料理でお出ししているふぐは、天然のとらふぐのみです。
魚の下拵えが終わったら、
掃除を始め、
これからの時季は、
入念な掃除が欠かせません。
さらに言うと、魚の仕込みをしない時でも、まめに掃除をする必要があります。
そして、ランチの営業が終わり、
鯖を冷蔵庫から出すと、
「親方が言ったように、使えないね。」
「こればかりは、仕方がないよ。鯖はまだしも、同じように、【西京漬】にする銀鱈で、こうなると、半泣きだよ。」
「え゛~っ、銀鱈でもあるの!?」
「うん、あるんだよ。こればかりは、一気にテンションが下がるから、勘弁して欲しいね。」
「そんな銀鱈にあたらないように、僕たちも祈るけど、そのことは、また教えてね。」
「はいよ~。」
真空パックしたさばふぐのうち、
冷凍するものには、
日付と個数を書いておき、書いていないものは、
週末のお弁当に使うので、冷蔵庫へ。
一方の鯖は、
ギフト用にも使うだけでなく、枚数はすぐに分かるので、
無記入のまま、冷蔵庫にしまい、休憩することにしたのでした。
サーモンの半身は【西京漬】、残りの半身はお弁当の西京焼
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3667回目の今日も認(したた)めます。
休み明けの今日、沼津魚市場に着いたら、
最初に向かった売場で、
『西京漬』に仕込むため、
ノルウェー産のサーモン(5,3キロ)を、
仕入れました。
仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻ったら、仕込みを始めることにし、鱗が細かいサーモンは、
すき引きと言って、包丁を使って、鱗を取り除くのですが、角度がずれて、包丁が身に入らないように、注意しなくてはなりません。
鱗を取り除き、
頭を落とし、水洗いしたら、半身を卸し、身を返すと、チビとらがやって来て、
「おはようございます、親方。」
「おはよう。」
「皮が無く、身が見えているってことは、もしかして、もしかして・・・。」
「そのもしかしてで、さっき言ってたけど、
うっかりして、身に入っちゃったんだよ。」
「弘法も筆の誤りってやつ?」
「そこまでの名人じゃないよ。弘法と言えば、自分の名前は、弘信(ひろのぶ)でしょ。名前を説明する時に、弓偏(ゆみへん)にムだと、つまらないから、弘法大師の弘って言うと、やんごとなき感じがしない?」
「言われてみれば、そうだけど、長くね?」
「まぁ、確かに・・・。ところで、名人と言えば、若い頃に勤めていた店で、かなりの包丁名人がいたんだよ。」
「へぇ~。どれくらい、凄いの?」
「とりあえず、サーモンの仕込みを終えたら、話すから、一時撤収。」
「はぁ~い。」
卸した身のうち、半身は、
ギフトや単品用に包丁し、残りの半身は、
お弁当用に包丁し、お弁当用は、
焼きやすいように、同じ部位ごとにしておきます。
有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、切身を袋に入れたら、冷蔵庫にしまい、片付をし、ランチの営業に備えました。
殆どの仕込みを終えたので、チビふぐ達を呼び寄せ、
「これって、万能葱(ばんのうねぎ)って言うんだけど、
さっきの包丁名人の話をするね。」
「うん。でも、どういうこと?」
「その包丁名人なる人は、自分より20歳以上も年上の人でね、万能葱を一度に、10束以上まとめてて、包丁することが出来たんだよ。」
「え゛っ~、マジで!?」
「マジだよ。しかも、一つも繋がったままじゃないんだな。」
「想像もつかない。」
「自分も初めて見た時、びっくりしたもん。それだけでなく、桂剥(かつらむ)きの薄さも別格で、魚を卸すのもそうだけど、きれいで速かったよ。」
「へぇ~!動画でも、見つかるかな。」
「嘘か本当かは分からないけど、鰻(うなぎ)を卸す大会で、全国3位になったことがあるって言ってたよ。」
「凄過ぎ・・・。」
「かつては、何でも手作り、手作業だったから、伝説的な包丁の達人が沢山いたようだよ。便利もいいけど、やはり手仕事には勝るものはないね。」
「一度でいいから、見てみたいね。」
「 色々探したけど、無いみたい。 その人は、もう亡くなったから、自分も見ることが出来ないし、そう思うと、残念だなぁ。料理に限らず、昔の職人にはかなわないよ。」
「ふぅ~ん。」
「そろそろ、ランチの営業時間だから、この辺にしておくね。」
「はぁ~い。また教えてね、親方。」
そして、ランチの営業時間の合間を見ながら、
真空パックしておき、お弁当用の方には、
日付と入数を書いておき、書いてないのは、今週末のお弁当に使うものです。
そんなこんなで、一週間が始まり、今週もお付き合いのほど、宜しくお願いします。
定休日に、お弁当用の鶏肉の照焼の仕込み
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3666回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日は定休日でしたが、 お弁当用の鶏肉の照焼の仕込みをすることにし、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、鶏のもも肉の掃除をしてもらいました。
掃除というのは、雑巾やモップを使っての掃除ではなく、日本料理の場合、余分なものを取り除くことを言います。
ただ、日本料理以外のジャンルでは、そのように言うのかどうかは、全くもって、分かりません。
鶏のもも肉の余分なものとは、残っている毛、血痕などのことです。
掃除を終えたら、
盆ざるの上で、バーナーで焼目を付けたら、
掃除を終えたものと交換しながら、
焼目を付けていきます。
全て終わったら、
沸騰したお湯で、
霜降りをしたら、
氷水に落としたのち、盆ざるに上げ、
水気を切ったら、
薄口醤油と日本酒を同割したものと共に、真空パックしておきましたが、鶏肉の照焼について、詳しいことはこちらをお読み下さい。
すると、ジャンボちゃんとふぐ子ちゃんがやって来て、
「親方、休日出勤、お疲れ様です。」
「今日の仕込みは、これだけだから、お疲れってほどでもないよ。」
「そうなの?」
「魚の仕込みが無ければ、かなり楽だからね。」
「へぇ~。」
「でも、来週の月曜日は、お昼にバスツアーのお客さんが来るから、しっかり仕事だよ。」
「そっかぁ~、じゃあ、来週は頑張ってね。」
「はいよ。」
ということで、来週は、ランチのみ営業しますが、バスツアーのお客様ということもあり、貸切とさせて頂きますので、くれぐれも宜しくお願い致します。
ミックスフライ定食&お子様ランチ
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3665回目の今日も認(したた)めます。
昨日のお話ししたように、法事やお祝いの御席には、
お子様も同席されるケースもしばしばです。
お子様料理は、年齢やお好みに応じて、色々と対応させて頂いており、
先日ご用意したものは、ミックスフライ定食でした。
昨日も、ミックスフライ定食を御用意したのですが、
小学校低学年のお子様だったこともあり、先日のものに比べると、いくぶん軽めです。
フライの定番の海老フライにはじまり、
ハムカツ、鯵(あじ)フライ、
鶏の唐揚げ、フライドポテトで、
これらを揚げたら、
生野菜と共に、
盛付けたら、
白御飯と味噌汁と共に、お出ししました。
ところで、法事の御席のお子様には、
いわゆる、お子様ランチを御用意すると、チビとら達がやって来て、
「ミックスフライ定食もいいけど、これも良さそうだねぇ。でも、ちょっと少ないかなぁ。」
「お客さんが見えたばかりだから、下がっていて。」
「はぁ~い。」
そして、ピークが過ぎると、「親方、今度、お子様ランチ作ってくれる?」と、チビふぐ達。
「お客様としてで、よろしいでしょうか?(笑)」
「いやぁ~。そのぉ~。・・・・・。」
「じゃあ、お手伝いしてくれるかな。それで、いいかい?」
「やったぁ!今度、お子様料理を作る時に、お願いね。」
「はいはい。その前に、お手伝いね。」
「はぁ~い♬」
冒頭でも、お子様料理は、年齢やお好みなどを伺った上で、ご用意させて頂いておりますので、詳細については、お気軽にお問い合わせ下さい。
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当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、
【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
特別会席とふぐコース用のふぐ刺
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3664回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日のお昼は、個室に、
法事の御席、 オープンスペースのテーブル席に、
お祝いの御席がありました。
お客様にもよりますが、法事の御席では、
陰膳を設けることもあり、 陰膳とは、個人の遺影を置き、その人の分の食事を準備したもので、正式な方法もあるようですが、御飯と料理を簡単に用意しています。
一般のお客様にもお出しする料理であるだけでなく、お持ち帰りしても差支えがないようにするため、
揚物(海老の彩揚げ、鯵のしんびき揚げ)
御飯(昆布御飯)を御用意し、白米、押麦、もち米が入っており、お客様が見えたら、お出ししました。
ところで、今日の法事のコース料理の刺身は、
ふぐ刺のMサイズを御用意しました。
引き終えると、ミニふぐがやって来て、
「おはようございます、親方♬ふぐ刺が付くなんて、豪華だね。」
「おはよう。それなりのご予算だからね。ふぐ刺なのに、赤い色をしているのはが、分かる?」
「分かるよ。大きいとらふぐだと、こうなるんだよね。小さいと、皮目に色が出ないって、親方が言ってた。」
「たいへん良く出来ました!」
「葱(ねぎ)を盛付けたら、乾かないようにラップするから、下がっていてくれる?」
「はぁ~い」と、返事は良いものの、
番重(ばんじゅう)に入って、「ふぐ刺、ふぐ刺♬」
「そのまま、冷蔵庫にしまっちゃうよ。」
「そりゃ、ヤバい。親方、頑張って!」
どちらのお客様も、お帰りになったら、
夜のふぐ刺を引くと、再び、ミニふぐ達がやって来て、
「この縞々の器と、
こっちのサイズは違うけど、どうして?」
「縞々の方は、ふぐ料理のフルコース(おひとり 11,000円)のふぐ刺で、六角の器の方は、特別会席の刺身だよ。」
「どっちも、いつものように、天然のとらふぐでしょ?」
「左様でございます。昼のも、夜のも、三重県熊野産で、5キロくらいの大きいものだよ。」
「5キロくらいっていうと、
ジャンボちゃんとふぐ子ちゃんよりも、大きいね。どっちも4129(良いふぐ)グラムだからね。」
「そうそう。予約の時間まで、余裕があるから、少し休憩するね。」
「ハードだけど、ファイト!」
ラップをし、
冷蔵庫にしまい、休憩を取り、夜の営業に備えたのでした。
ところで、冒頭のテーブル席に、半月盆が置いてあるのは、
お子様用の御席で、その料理については、改めてお話しさせて頂きます。
神津島産の大姫(オオヒメ)
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3663回目の今日も認(したた)めます。
今朝、
沼津魚市場に行くと、
伊豆七島の一つ、神津島産の大姫(オオヒメ)が、
入荷しており、4本の中から、
この1本を、
仕入れることにしました。
仕入れを終え、 『佳肴 季凛』に戻り、仕込みをしようとすると、 チビふぐ達がやって来て、
「おはようございます、親方。仕入れ、ご苦労様でした。この魚は、何て名前なの?仕入れて来たのも、あんまり見たことないような・・・。」
「大姫っていう魚だよ。沼津では、オゴとかオゴダイと呼ばれているよ。」
「へぇ~。」
「でもね、オゴダイという名前の魚もいて、
オゴダイの標準和名っていうか、正式名は、姫鯛(ヒメダイ)なんだけどね、ちょっと複雑かな。」
「要は、オオヒメとヒメダイがいて、別の魚ってことで、いいのかな?」
「BINGO!沼津では、区別されることが少ないね。オオヒメの写真と見比べると、
分かりやすいかな?」
「うん。ヒメダイの背びれは、黄色っぽいね。あと、尾びれの形が違うね。」
「仕入れる機会が少ない魚で、うっかり名前を間違えるちゃうけど、
尾びれと頭で、区別が出来るよ。」
「へぇ~。時季とか、旬ってあるの?」
「梅雨前から夏の終わりぐらいかな~。秋から春にかけては、あんまり見ないね。」
「ふぅ~ん。味は?」
「白身だから、美味しいよ。」
「今度、味見させて。」
「はいよ~。じゃあ、仕込みを始めるから、またね。」
「はぁ~い♬」
一般的な魚と同じ様に、
鱗を取ったら、頭を落とし、はらわたを抜き、水洗いしたら、
三枚に卸しました。
その後、柵取りしたら、三枚
皮目に包丁を入れたら、
氷を敷いたバットに乗せ、
バーナーで炙ったら、
すぐに返し、
粗熱が取れたら、
余分な水分を拭き取り、キッチンペーパーに挟み、冷蔵庫へ。
ランチの営業が終わったら、
葉血引(ハチビキ)、蛍烏賊、釜揚げしらすと共に、四種類ということで、クワトロ丼に仕立てて、クオリティチェック。
これ以外には、今日は日の目を見ることなかった大姫ですが、明日のお祝いの御席の刺身に仕立てます。
その様子は、自分のSNSの投稿を御覧下さい。
油日和(あぶらびより)
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3662回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
第三木曜日の今日は、【佳肴 季凛】で使った廃食品用油を、
リサイクルするため、近所の小学校に持って行く日です。
これらを、
軽トラの荷台に積み、女将兼愛妻(!?)の真由美さんを待っていると、
チビふぐ達がやって来て、「僕たちも、行きた~い。連れてって~。」
「軽トラは二人しか乗れないから、ダメ~。」
真由美さんがやって来ると、「真由美さんの膝の上で、おとなしくしているから、いいよね?」
「どうぞ、お好きに・・・。」と、言うや否や、
助手席に。
校門をくぐり、指定場所に行くと、
職員の方が、幟(のぼり)を出し、準備しているところで、持参した油を下ろしていると、
登校して来た生徒も、置いていきました。
重い油を持てないチビふぐ達は、
眺めているだけでしたが、
「この小学校って、親方と真由美さんちのお姉ちゃん達が通っていたところ?」と、訊いてきました。
「そうだよ。この油の回収も、二人が通っている時からだから、5,6年になるかな?もしかしたら、それ以上かも・・・。」
「そうだねぇ~。」と、真由美さん。
「え゛~っ!?そんなに長いの。僕たちが生まれる前からじゃん。」
「そういうことになるね。商売をやっているからこそ、地域に貢献出来ることってあるでしょ。だから、続けているんだよ。」
「へぇ~。」
「車に乗って、戻るよ。」
「はぁ~い。」
【佳肴 季凛】に戻ったら、フライヤーの油も温まっていたので、
処分するため、鍋に入れたら、
フライヤーの掃除の開始です。
先ずは真由美さんが洗ったら、
汚れをチェックするため、自分が手直しをし、素手でやるのは、汚れが確認しやすいからで、少しぐらいなら、油汚れ用の洗剤も、問題はありません。
また、そんな時の決まり文句が、「面の皮と同じくらい手の皮も厚いから。」です。
すると、「納得、納得!」のチビふぐ達。
「いやいや、
きれいになったねぇ~。親方!」
「きれいな厨房や道具からしか、美味しい料理は出来ないから、衛生面も含めて、大事なことだよ。」
「ふぅ~ん。それって、親方の考えなの?」
「浜松にいた時の親方に教わったんだよ。」
「あっ、この前も、浜松の親方のことを話してくれたよね。」
「そうだったね。まだ、掃除の続きがあるから、離れていてね。」
真由美さんが、床と側溝の掃除を始めると、
「ファイト、真由美さん!」
厨房の掃除をしている間に、冷凍庫にしまっておいた油も冷めたので、
ペットボトルに入れ替えていると、
「リサイクル用って言ってたけど、どんな使い道があるの?」
「かなり前は洗剤にしたりしていたけど、今は、家畜の飼料、農作物の肥料、燃料など、いろんな使い道があり、引き取り価格も高めだから、リサイクル可能な産業廃棄物の中では、かなり優秀なんだよ。」
「へぇ~。」
詰め終わったら、
来月の回収日まで、
外に出しておき、フライヤーには、
新しい油を注ぎ、油日和(あぶらびより)とも言うべき朝が、終わったのでした。
お子様用のミックスフライ定食
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3661回目の今日も認(したた)めます。
要予約のお料理のひとつが、お子様料理で、その内容は、お子様の年齢、好みを伺った上で御用意しています。
唯一、お品書きと言えるのが、
“昼席(ランチ)”のページに載っているもので、所謂(いわゆる)お子様ランチです。
お子様ランチということもあり、召し上がるお子様にも制限があることもあり、それなり年齢のお子様の場合、年齢や学年を伺った上で、色々な形でお出ししています。
先日お出ししたものは、
ミックスフライ定食でした。
内容は、
海老フライ、
ヒレカツ、
鯵(あじ)フライ、
鶏の唐揚げです。
これらを揚げたら、
器に、
生野菜(キャベツ、レタス、大根、人参、胡瓜、水菜、レッドキャベツ)を盛付けたら、
白御飯、
味噌汁と共にお出ししました。
味噌汁の具は、
蜆(しじみ)です。
最後に、デザートをお出ししたのですが、フライが仕上ると、チビふぐ達がやって来て、「親方、美味しそう!」
「とりあえず、お出しするから、あとにして・・・。」
ひと段落すると、再びやって来て、「『お子様の年齢で内容が変わる。』って、書いてあったけど、好き嫌いも言えるの?」
「もちろん、熱烈歓迎!お子様はアレルギーの有無もあるから、それも訊くようにしているよ。」
「それなら、いいね。」
「お客さんがいるから、この辺でね。」
「あの~、え~っと・・・。僕たちにも、作ってくれる?」
「お客さんとして?」
「・・・・・。」
「じゃあ、お手伝いしてくれる?それなら、考えるよ。」
「やったぁ~!じゃあ、今度ね。」
「はいはい。」
冒頭でもお話ししたように、お子様料理のお品書きはございませんが、当ブログの【お子様料理】というカテゴリーが、それに類するものですので、ご参考にして頂けると、幸いです。
お世話になった方への『西京漬』
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3660回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
オンラインショップで、
『西京漬』のご注文を頂くと、
必須事項として、熨斗(のし)の有無を伺っているのですが、
その他をチェックされた場合、可能な限り、対応させて頂いており、先日は、
ご用意しました。
ところで、今日ご用意した『西京漬』は、
3種2入と呼んでいるもので、御覧のように、銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入ったもので、一番人気のものです。
蓋をし、ラベルを貼ったら、
熨斗というか、
帯紙をし、御覧のように、
という文言が書いてあります。
「お母さん ありがとう」も、「いつもお世話になっております」のどちらも、ネットのフリー(無料)素材で、A4の紙に簡単にプリントアウトが可能です。
また、先程の2点の『西京漬』だけでなく、
サーモンと鯖が各2枚入ったものの御注文を頂いたのですが、全て、同じ所への配送でしたので、
袋に入れ、
一つにして、
発送することにしました。
当店用の希望のサイズに作ったものとはいえ、無地にしてあるので、
左下には、 【佳肴 季凛】の季のロゴの落款(らっかん)を押してあります。
すると、ミニふぐがやって来て、
「親方、お疲れ様♬最近、色んな包装の仕方で、発送しているよね。」
「 化粧箱をリニューアルしてから、ラッピングの方法を色々と試しているんだよ。飽きっぽい自分だから、楽しんでいるよ。」
「飽きっぽいの親方?」
「地道な部分もあるけど、かなり飽きっぽいね。 」
「へぇ~。」
「それはそれとして、冷凍庫にしまうから、この辺でね。」
「はぁ~い。」
熨斗やラッピングの方法については、可能な限り対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
二週連続で、定休日に『西京漬』の発送
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3659回目の今日も認(したた)めます。
今日は定休日だったのですが、
箱詰しておいた『西京漬』を、宅配便の営業所に持ち込み、発送するため、
冷凍庫から出すと、
チビふぐ達がやって来て、「親方、雨が降っていなければ、連れて行ってくれるんでしょ?」
「そういう約束にしてあったけど、降っているんじゃない?」
そして、外に出ると、
「降っていないね。早く、連れてって~。行こう、行こう!」
「そうだね。」
車で10分程度とは言え、
雨が降っても構わないように、養生し、出かけることにしました。
「軽トラで行くんだぁ~。」
「そうだよ、濡れると困るから、中に乗って。」
「はぁ~い。」
営業所に着くと、
「親方、降りてもいい?」
「事務所の中に入ることが人数に制限があるから、無理だから、ここで待っていてね。」
「あぁ~、しょうがいないね。」
荷物を発送し、戻って来ると、「もう、出してきたの?」
「そうだけど。送り状のQRコードを読み込むだけだから、ものの1分もあれば、出来ちゃうよ。」
「へぇ~。凄いね。集荷に来てもらう時に、見たいから、その時は、いいでしょ?」
「はいよ。」
「やったぁ~!」
先週同様、無事、定休日(月曜日)の発送が終わったのですが、当店のオンラインショップは、基本的に、
ほぼ無休で営業しているので、出来る限りの対応が可能です。
ただ、到着の日時に関しては、ご注文した時の時刻により、遅れが生じる場合もございますので、ご理解のほど、くれぐれも宜しくお願いします。