今日の鱧(はも)は、和歌山&大分産
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来たのですが、構内の売場に行く前に、注文しておいた鱧を受け取るため、
時々立ち寄る問屋に立ち寄りました。
そこには、
【47-9】という自分の買い番が書かれた発泡スチロールがあり、
保冷剤が乗せられたビニール袋の中に、鱧が入っていましたが、産地は、
和歌山県でした。
ちなみに、このような形で、ビニール袋の中に、海水、酸素、活魚が入っているものを、魚市場などでは、その形状から、風船と呼んでいます。
その後、構内の活魚売場に行くと、
注文しておいた鱧(大分産)がありましたが、
先程とは異なり、落ち鱧と呼ばれ、輸送中などで、死んでしまったものです。
売場には、
何本か残っていたので、
この1本の鱧(大分産)が良さげでしたので、
合計で4本の落ち鱧を仕入れることにしました。
落ち鱧は、お腹の中にエサが残ったまま死んでしまっているので、その臭いが回らないようにするため、
その場で、はらわたを抜いておきました。
ひととおりの仕入れを終えたので、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ると、
活かしの鱧を、
水槽に入れておき、仕込みを始めることにしました。
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、
落ち鱧のヌメリを取ってもらったら、残っているはらわたを取り除き、水洗いしたら、
卸すことにし、
卸し終えたら、
鱧の下拵えには欠かせない骨切りをすることにし、
夜の御予約用に、
準備をしておきました。
ランチの営業が終わり、休憩後、
水槽の鱧を取り出し、
締めてから、卸すことにしたのですが、獰猛な性格な鱧ですが、産地により、その性格には、かなりの違いがあり、とりわけ和歌山産の鱧は、かなり獰猛ですので、いつも以上に注意しながら、締めました。
卸してから、骨切りをし、
鱧料理のマストアイテムとも言うべき落としに仕立てるため、包丁し、お客様がご来店されたら、頃合いも見計らい、落としに仕立て、
本鮪(アイルランド)、小肌(佐賀)、湯葉と共にお出ししました。
明日の鱧の仕入れは、未定ですが、3連休中の土曜日(15日)と日曜日(16日)は、魚市場も休みですので、活かしの鱧の入荷はないので、落としのご用意も出来ません。
また、鱧料理のコースそのものも、お約束は出来ませんし、3連休に限ったことではありませんが、週末は、魚市場の休みなどの都合により、そのような状況になるざるを得ません。
特殊な食材であるだけでなく、丁寧な仕事をした上で、料理をご提供した以上、不都合な部分もあろうかと思いますが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
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