沼津魚市場で仕入れた5種類のふぐ
一般的に
ふぐと言えば
とらふぐを指しますが
とらふぐ以外にも
ふぐは数多くいて
“ふぐに魅せられし料理人”の
自分としては
とらふぐ以外のふぐも
よく仕入れています
2026年4月15日
Vol.4873

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
志村弘信が認(したた)めます

今朝、沼津魚市場で
仕入れたフグ類です
これらを見た熱血君曰く
「ヤバっ!

フグ命の親方の
本領発揮じゃん
当然、全部の名前
分かるんだよね?」
「そりゃ、そうだよ
全部で5種類だよ」
「ミニミニふぐ水族館じゃん!」
「5種類もいれば
そうかもね
仕入れた5種類は
食べられるのは
分かるんだけど
食べられるフグって
どれくらいいるの?」
「日本近海には
約50種類のフグがいて
そのうちの
22種類が
食用可能なんだよ」
「意外と多いんだぁ」
ということで
5種類のフグ類は
以下の通りです
①トラフグ

②マフグ

③ショウサイフグ

④サバフグ

⑤シマフグ

「5種類全部
沼津産なの?」
「いや、沼津産は
一つもいないよ」
「え゛~っ
地フグじゃないんだぁ
なんか残念」
「シマフグは
熱海・網代(あじろ)の
活かしので

他の4種類の6本は
由比(ゆい)ので

昨日、水揚げされたものだよ」
「そうなんだぁ」
「沼津には
地元だけじゃなく
伊豆半島、由比みたいな
県内の各地から
漁師や魚屋さんが
魚を持って来てくれるんだよ
それだけじゃなく
全国からも
色んな魚が入荷するんだけど
漁師や魚屋さんが
持って来る魚は
地物や準地物
ってことになるね」
「そっかぁ
じゃあ、どっちが
いいの?」
「どっちとも言えないよ」
「どういうこと?」
「沼津を含めた伊豆半島のものは
朝獲れの魚が多いから
鮮度ってことなら
地物だね
ただ、沼津だけじゃ
色んな魚を揃えられないから
そういう時は
送りって呼んでいるんだけど
これらを頼りにするしかないね」
「だから
どっちとも
言えないんだね」
「そうだよ」

卸し終えた後の
水洗いをしてくれるのは
いつものように

女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです

「おはよう、真由美さん🐡
いろんなフグがいるけど
名前分かる?」
「おはよう🐡
トラフグ、サバフグ、シマフグの
3種類は分かるけど
残りの2つは
言われなきゃ
分かんないよ」
「親方の手元をしていても
そこまでは
無理なんだぁ」
「ふぐオタクには
かなわいなよ」
「あはは・・・♬」

水洗いを終えた
5種類のフグです

「この状態になっても
種類は分かるの?」
「そりゃ、分かるよ
元の姿を知っているし
そうじゃないと
困るじゃん」
「そうだよねぇ」
「これが

トラフグで

この上の方が
マフグで

サバフグが2本に

この2本が
ショウサイフグ

最後が、シマフグだよ」
「使い道は
どれも同じなの?」
「シマフグは
活〆のだから

三枚に卸して
刺身用なんだけど

この大きさじゃ
使い勝手が悪いから
冷凍しておいて
刺身用の魚が無い時に
キープしておくんだよ」
「冷凍しても
平気なの?」
「フグ類の身は
水分が多く
繊維質が強いから
冷凍しても
大して
味が落ちないんだよ」
「へぇ~」
「他のは
唐揚げに使うんだけど

トラフグだけは
基本的に、ふぐ料理とか
特別会席用で
残りは
お弁当とか
会席料理の揚物だよ」
「さすが、ふぐオタクの
親方だけあって
使い道も色々なんだね」
「ほめられているのか
貶(けな)されでいるのか
よくわかんないけど・・・」
「ほめるの一択に
決まっているじゃん」
「そういうことに
しておくよ」
こういうフグ類を
仕入れることが出来るのは
自ら、沼津魚市場へ
出向いているからです
また、とらふぐが
ふぐの王様にして
美食中の美食であるのは
間違いありません
しかしながら
トラフグ以外のフグ類も
十分美味しい魚ですし
日本料理が
魚菜食文化である以上
魚の美味しさを追い求めるため
沼津魚市場に通い続け
魚菜食文化を支えてくれる
漁師の代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命なのです

「あじさいの葉っぱも
ワシャワシャしてきたね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
















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